店長竹田の

「大後悔日誌」


'05 諦めが肝心
'06 無駄な抵抗
'07 今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ
'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
'19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
'20 速度を上げるばかりが、人生ではない。
'21 休息とは回復であり、何もしないことではない。
'22 目的を見つけよ。手段は後からついてくる。
'23 人生から返ってくるのは、いつかあなたが投げた球。
'24 人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。
'25 私は失敗したことが無い。ただ、一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ
'26 自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。

2026/03/13 TOPPING D900 定価 295,020円(税込) 

弊社のリファレンス DAC は 2021年から今までずっと molamola Tambaqui DAC です。
このDACを高く評価している理由は色々あるのですが、その最大の魅力は情報量です。
情報量を音の数と言い換えても良いですが、とにかくその圧倒的な情報量はICチッブ使用の他社DACでは出せないと思います。

情報量という評価基準において、Tambaqui DAC のようなディスクリートDAC(ICチップを使用せずに、トランジスタ、抵抗、コンデンサ
などの、単機能素子を組み合わせて設計されたアナログ変換回路)搭載モデルはICチップ搭載モデルより優秀だと感じております。

そして、この情報量は空気の再現に非常に重要です。
情報量が少ないと、平面的で力の無い表現となります。
ネットワークオーディオにおいて、空間再現性は重要なポイントですので、情報量の多い Tambaqui DAC を高く評価し
リファレンスDACとして5年間も使用し続けているのです。

この優秀なディスクリートDACですが、致命的な弱点があります。
回路規模が大きくなり、コストが上がる点です。
そのため、高額モデルにしか採用例がありませんでした。

Tambaqui DAC も5年前は 152万円だったのですが、現在は228万円と大きく値上げしてしまい、おいそれと手が出せなくなってしまいました。

リファレンスシステムとして Tambaqui DAC は継続使用しますが、経験的に 200万円オーバーの製品はほとんど売れません。
ここが、一つの壁になっていると感じております。
そのためもっと現実的な、頑張れば購入できる価格帯のモデルを集めて、一気に試聴しました。

その一環として、先日ご紹介したのが SHANLING さんのネットワークプレーヤーでした。
今回は、USB/DAC です。

SHANLING さんをご紹介した時にも触れましたが、今回も中国製です。
しかも、TOPPING というある意味、最もイメージの悪いメーカーさんです。

中国製の安価なDACやアンプというと、真っ先に頭に浮かぶメーカーがこの TOPPING ではないでしょうか。
ある意味、安かろう悪かろうの代名詞のようなイメージが定着しているメーカーだと思います。

この悪いイメージを払拭するのは並大抵のことではありません。
いくら良いですよと、おすすめしても抵抗されることは容易に想像が出来ます。

ですが、安くて良い物をおすすめすることに喜びを感じる私はあきらめません。
皆様、この DAC は安いです。圧倒的なハイコストパフォーマンスモデルです。
なんと、フルディスクリートDACなのです。

ブランドのことは考えずに、音だけを見て(聞いて)いただけませんでしょうか。
音楽を聴く道具と割り切っていただき、ブランドには目をつぶってください。
その先に幸福が待っていると思います。

 
 

横幅 330mm と小振りです。
メーカー発表はありませんが、アルミ製の筐体だと思います。

 
 
アナログ出力が XLR バランス出力しかありません。
内部回路がバランス設計ですので、RCA(アンバランス)出力を付けたくなかったのかもしれませんが、少し不便ですね。
RCA入力のアンプをご使用の方は XLR-RCA変換ケーブルをご使用ください。

まず、使いこなし上の注意点からです。

購入したら、真っ先に設定の変更を2カ所お願いします。

まず 「Input settings」内の「Inputo option」を「Manual」へ変更してください。
これを行わないと、曲の頭が切れます。

次に、そのすぐ下の「USB Select」を「Auto」から、ご使用のUSB(BかC)ポートへ変更してください。
これを行わないと、曲間で勝手に電源が切れます。

さすが中国製というところですが、最初に一度だけこれを行えばあとは問題無く使用可能です。


さて、音質です。
TOPPING さんは創業 2008年ですので、既に 18年経過しています。
その間、ひたすらアンプとDACを作り続けています。
これだけ作れば、ノウハウの蓄積はかなりの物だと思いいます。
オーディオ設計は経験が重要ですので、その経験に関しては十分だと思います。

その設計陣が満を持して開発したのが、TOPPING 最高峰モデル D900です。
フルディスクリートDACという困難な道をあえて選択した点に、設計陣の自信が見て取れます。

他にも、半ディクリートのI/V変換回路、驚くほどS/N比の高い電源部等、独自技術で勝負しています。

30万円で購入できるレベルの音ではありません。
Tambaqui DAC と比較試聴出来るレベルです。
もちろん、Tambaqui DAC の勝ちなのですが、同じ土俵で比較試聴を行う事が出来るレベルです。
100万円以内では断トツではないでしょうか。

ディスクリートDACだからこそ可能な高い情報量を支えに、高いS/N比、解像度、上下共にナチュラルに伸びるレンジ
付帯音の少なさ、等、文句の付けようがありません。


TOPPING 製品に30万円は確かに抵抗があるかもしれませんが、本気で音楽と向き会うための投資と考えれば、高くは無いと思います。
しかも、出てくる音は超一流です。
現実的な価格で、一流の音を手に入れることが可能なおすすめDACです。



 

2026/03/06

2026/03/06 EDISCREATION NET SILENT JPSM 定価 330,000円(税込) NET SILENT JPEM 定価 616,000円(税込) 

TOP WING さんが突然発売した、オーディオグレードルーター は、その価格から想像できない大きな音質改善効果を持ち
ネットワークオーディオの世界を大きく前進させてくれました。
これ以上の物は、発売されないのでは・・・と考えていたのですが、去年の横浜試聴会準備中に EDISCREATION さんから
ルーターが発売になると聞き、急遽試聴会でお披露目させていただきました。

ルーター単体で考えると、TOP WING さんのルーターは 55,000円(税込)とコストパフォーマンス最強なのは揺るぎません。
ですが、今回発売になる EDISCREATION NET SILENT は音質で凌駕します。
33万円という価格に納得できる音質向上が得られますので、DATA ISO BOX ご使用中の方にもおすすめです。

 
 

上段が JPSM 下段が JPEM です。
外観上の違いは、底板と脚だけです。

 
 

WAN(既存ルーターとの接続用)の他に、通常ポート 2個 と SFPポートが一つあります。
SFPポートは夢が広がりますね。様々な用途が想像できます。
ハブと接続すれば、別途光絶縁装置を準備しなくても光絶縁可能となります。
TOP WING さんのオーディオ専用アクセスポイント OPT AP と接続する使い方が一番おすすめでしょうか。

メーカーさんもその用途を想定しているようで、33,000円(税込)追加で、TOP WING OPT AP + SilentFidelity SFP セットが
付いてきます。
定価で計算するとセットで 77,000円(税込)ですので、お買い得感がありますね。


試聴は DATA ISO BOX との比較で行いました。まずは JPSM からです。
開梱直後の冷えた状態では、ひどい音がします。
DATA ISO BOX の方が良いくらいですので、音出ししながら暖まるのをお待ちください。
24時間ほどで、安定しますので本格的な運用はそれからお願いします。
開梱したての最も期待している瞬間の音は絶望的ですので、24時間は我慢の時間です。

安定してからの音は素晴らしいです。
DATA ISO BOX と比較しても、さらにS/N比が上がります。
そして音の粒子が細かくなります。テレビで例えると4Kが8Kになるイメージでしょうか。
DATA ISO BOX でも十分以上に良い音がしているのですが、NET SILENT と比較すると
粒子が荒く感じます。
もう一点、奥行き方向の再現度が上がります。
DATA ISO BOX よりさらに奥まで空間が広がります。

次に JPSM と JPEM の比較を行いました。
約30万円の価格差がありますので、可能であれば 「JPSM で十分ですよ!」とお伝えしたかったのですが・・・
ご予算に余裕がある場合は JPEM まで頑張りましょう。

EDISCREATION のハブ、光絶縁装置も同様の 30/60 万円のモデル展開ですが、この NET SILENT が最も
その差が大きいです。

JPSM よりさらに粒子が細かくなり、空気分子が見えそうです。
奥行きはさらに深くなり、実在感が上がります。


使いこなしについてですが、背面 WAN ポートのグランドスイッチが効果的です。
既存ルーターからのノイズがグランドラインから入ってくる事をカット出来ますので
このスイッチはアイソレート推奨です。


 

2026/03/02

2026/03/02 SHANLING SM1.3 定価 207,900円(税込) SMT1.3 定価 138,600円(税込) 

先日店頭にて開催した Fundamental 試聴会の音質で、Roon を使用したネットワークオーディオは、一つの到達点に
達したと考えております。
まだ上はあると思いますが、総額 1,800万円ともなると、もはや雲の上の話となってしまい、これ以上の追求は
現実的では無いと考えております。

次は、このクオリティを出来るだけ落とさずに、どこまで現実味のある価格へ落とし込むかです。
頂点は見えましたので、これからは現実的な価格での最高を目指していきます。

以上の目的を持って、現在多数の機材を視聴中です。
コスパの良いおすすめ機材をいくつか見つけたので、順次ご紹介していきます。

今回は、ネットワークプレーヤーとトランスポートの2モデルのご紹介です。

皆様は、中国製品に対してあまり良いイメージをお持ちではないのではないでしょうか。
私自身、安かろう、悪かろう、というイメージが染みついており、良いイメージを持っていませんでした。

ですが、ここ2年ほどでしょうか。
製品品質が安定してきて、クオリティの高い製品が発表されるようになってきました。

今回は、中国 SHANLING 社の製品です。
SHANLING 社は1988年に設立された、38年の歴史を持つオーディオメーカーです。
特にポータブルオーディオへ力を入れており、携帯プレーヤーやイヤホンに強いメーカーです。
ポータブルオーディオとは、DAC と ヘッドホンアンプの融合体ですので、DACとアンプの設計技術は
手堅いものを持っているのです。

そして、最近は製品品質も安定してきていますので、今回のご紹介となりました。
もう、安かろう、悪かろうの時代は終わったと思います。

最初に、ネットワークプレーヤー SM1.3 定価 207,900円(税込)のご紹介です。

 
 

アルミ合金製の筐体で、高級感があります。 
5.8インチの大型タッチスクリーン搭載で、スマホ感覚で操作可能です。
もちろん Roon Ready にも対応しています。
電源は、トロイダルトランス 2基搭載のアナログ電源が搭載されています。

 

このクラスでは珍しいXLR出力端子も搭載されています。

注意点
外部DACを接続する際は、USBポートの上(USB AUDIO)をご使用ください。
下に接続すると、認識せずに音が出ません。
視聴時に下側へ接続してしまい、音が出なくてかなりの時間を無駄にしてしまいました。

 
 

このモデルの最大の特徴がこの底面にある SSD スロットです。
ここへ M.2 SSD を増設して、データベースとして使用可能です。
別途、外付けストレージを用意しなくても、ここへ M.2 SSD を増設すれば、ストレージとして使用可能となります。 

超注意点
使用するM.2 SSD はフォーマットが必要です。
この機材にはフォーマット機能がありませんので、PC等へ接続してフォーマット作業が必要です。
新品の SSD をそのまま接続しても認識しませんのでご注意ください。



筐体構造、大型タッチパネル、ストレージスロット搭載等、価格から考えられない充実した内容で
お買い得感満載です。

そして、最も重要な音質も、大変良好です。

 

まずは Roon Ready 接続で、Roon を試聴しました。
実に素直な音がします。
個性で聞かせるタイプでは無く、音源をそのまま出してきます。
一昔前の中国製プレーヤーは、濃厚な個性を乗せてくるモデルが多かったのですが、このSM1.3シリーズは
ストレートです。

このストレートに音を出すのは、実は難しいのです。
回路にクセがあるとその個性が出ますし、ストレートに出すと音数が少ない場合、スカスカの音になり
貧弱な音になります。

変な個性が出ない回路設計技術
スカスカにならない高い情報量

この2つがクリアできない限り、この音作りは出来ません。
この音が出せる時点で SHANLING社の技術力の証明でもあります。

20万円までで購入できる ネットワークプレーヤー 中最高峰の1台だと思います。

中国製というネガティブなイメージを、思考外へ追いやるだけの説得力を持つ音質を持っています。

さらに、専用アプリを使用した再生も大変クオリティが高いです。
Roon の運用コストを考えると、専用アプリでの使用も十分考慮に入ります。

Roon 導入の前に、ネットワーク再生を試してみたい場合にもぴったりです。
ひょっとしたら Roon まで行かなくてもご満足いただけるかもしれません。


次に、ネットワークトランスポート SMT1.3 のご紹介です。

 
 
ネットワークプレーヤー SM1.3 より薄くなり、縦横比が美しくなりました。
タッチパネルも 4.96インチと少し小さくなっています。

 

こちらも SM1.3 と同様に DAC と接続する際は USBポートの上側をご使用ください。
下側は認識しません。

 
 

こちらにも、SSD スロットがございます。
14万円弱のモデルに、SSD増設スロットが付いているのは本当にお買い得感がありますね。

繰り返しで申し訳ございませんが、重要な情報ですので再掲です。

超注意点
使用するM.2 SSD はフォーマットが必要です。
この機材にはフォーマット機能がありませんので、PC等へ接続してフォーマット作業が必要です。
新品の SSD をそのまま接続しても認識しませんのでご注意ください。

SMT1.3 はトランスポートですので、別途 DAC が必要です。
良質なDACをお持ちの場合は、そのまま接続すれば良いので問題ありませんが、これから購入するとなると
同価格帯に良いものが見当たりません。
DACをお持ちで無い場合は、DAC内蔵の SM1.3 がおすすめです。

今回の大量試聴で見つけた、30万円クラスのおすすめUSB/DAC ががございますので、今回はそのDACと組み合わせて
試聴しました。
このDACは次回ご紹介予定です。

このモデルも凄いです。
14万円弱で、このクオリティのモデルはありません。
プレーヤーの SM1.3 と同様、ストレートな音で、付帯音がありません。
情報量も多く、緻密な空間表現力を持ちます。
組み合わせるDAC次第ではありますが、ハイエンドシステムに比肩する能力を持ちます。
弊社リファレンスDAC molamola Tambaqui DAC 定価 2,280,000円 と接続してみましたが
物足りなさを全く感じません。

ここまでは Roon Ready 接続での感想です。

次に、Roon を使用せずに専用アプリで試聴しました。
驚きの高音質です。
Roon を超えることはありませんが、専用アプリでの再生とは思えない、密度感とS/N比、空間再現性を持っています。


このようなプログラムが重要な機材は、香港や中国製品がコストパフォーマンス抜群の良品を開発しています。
中国製品は、ものまねの時代は終わり、独自技術で勝負できるようになっています。
先入観を捨て、真摯に向き合うだけの価値を提示してきているように感じます。


 
 

2026/02/28

2026/02/28 Tecnologia e Cuore DS-TC52B 定価 437,800円(税込)展示導入しました 

DIATON の血を引くスピーカー DS-TC52B の展示機が到着しました。
実は、ご予約をかなりいただいており、既に第二ロット分まで完売しております。
そのため弊社展示機も実売分へ回したため、展示機が入手できずメーカーデモ機をお借りしてしのぐ事となりました。

ですので、現在店頭でご試聴可能な個体は、前回の試聴会で使用した個体と同じです。
試聴会の時点では、エージングがほとんど進行しておらず、かなりやかましいイメージでしたが
現在はエージングが少し進み、良い感じに角が取れており聞きやすくなっています。

DS-TC52B のベースモデルである DIATONE DS-4NB70 はエージングに3年かかりましたので、このモデルも
ある程度時間がかかると予想しております。
ですが、ある程度の当たりが出さえすれば、良い感じにこなれることが分かりました。
比較的短時間で実用範囲までエージングが進む事が分かりましたので、DS-4NB70 ほど厳しい運用はしなくて済みそうです。

DS-4NB70 はエージングが進むまで我慢できず、1年ほどで手放す方がかなりいらっしゃいました。
ですが、その苦行の期間を耐えて、エージングが進行した個体をお持ちの方は、まず手放しません。
そのため中古市場にほとんど流れない幻のモデルとなっています。

現在、店頭で試聴可能な個体は、試聴会の時よりかなり滑らかになり、聞きやすくなっております。
試聴会においでいただき 「うるさい」と感じた方は、もう一度ご来店いただきご試聴いただけませんでしょうか。
かなりイメージが変わると思います。

 
 

良いスピーカーです。
入力された信号が、そのままストレートに音になるイメージで、まさに変換器です。
スピーカーに個性を求める方には向きませんが、音源をそのまま正確に音へ変換したい場合は、これに勝るものは
見当たりません。

変換器としての能力が高く、位相特製、スピード、正確性、情報量、解像度、S/N比、の全てにおいて一流の能力を持ちます。
 
 

シンプルな背面です。
背面にバスレスポートがある事を嫌がる方がいらっしゃいますが、最近のスピーカーはよく設計されていますので
あまり気にならないと思います。
このモデルは低域がタイトで聴感上の量感が控えめですので、あえて壁に近づけ低域の量感を稼ぐのも一つのテクニックだと思います。

このスピーカーを試聴する際の注意点がございます。
あまりに変換器として優秀なため、前段に接続された機材群の影響をもろに受けます。
DS-4NB70 の時もそうでしたが、スピーカーでは無く、前段機器の影響でおかしな音が出ているのにも関わらず
スピーカーが悪いと判断されているケースが散見されました。 
特に位相特製の悪い機材との相性は良くありませんので、視聴時に使用する機材には気を遣ってあげてください。

逆に言うと、前段機器の音が良く分かりますので、お気に入りのアンプの音を最大限に楽しみたい等の使用も可能です。

良くも悪くも、変換器として大変優秀なスピーカーです。
万人に受けるモデルではございませんので、ご試聴の上でご判断ください。

音楽に癒やしを求める方には向かないと思います。
音楽と正面から向き会い、戦う気概が必要かと思います。


 
 

2026/02/26

2026/02/26 DALI SONIK シリーズ発売です。 

入門クラススピーカーにコストパフォーマンスの高いモデルを輩出している、デンマークのDALIさんより
Oberon シリーズの後継機 SONIC シリーズが 3月3日(火) 発売となります。

SONIK 1 定価 90,200円(税込)
SONIK 3 定価 129,800円(税込)
SONIK 5 定価 181,500円(税込)
SONIK 7 定価 272,800円(税込)
SONIK 9 定価 431,200円(税込)

今回も、コストパフォーマンス抜群のおすすめスピーカーとなっています。

 

中央から外側に向かって 1 / 3 / 5 / 7 と並んでいます。

SONIK 1 から 7 までを一気に試聴しました。

時代に対応した見事な、ワイドレンジ、高解像度、ハイスピードな空間型スピーカーとなっています。

今までのDALI さんから現代風に大きく変化しており
ネットワーク再生時代にふさわしい能力を身につけています。
逆に言うと、今までのDALIさんの音色がお好みの方からすると、高域がうるさく感じると思います。

しっかりと、やかましい音が出ます。
高域を潰して聴きやすくしたりはしませんので、好き嫌いが分かれるとは思いますが
楽器の音を正確に再現したい場合は必要な能力ですので、これからは少しずつこういう音のスピーカーが
増えていくと思います。

オーディオもきちんと進化しています。

試聴した 4モデルとも、すべて良質です。
位相特性良好で、広い空間模写能力を持ちます。
価格以上の情報量を持ち、どのモデルもコスパ抜群です。
情報量が多いため、音を滲ませる必要が無く、エッジの立った鮮明な空間を再現可能で
定位も良いので、広い空間に各楽器がきれいに並びます。
スピーカーの個性で聴かせるタイプではありません。個性を付けたい場合は
アンプやセッテイング、ケーブル等で工夫をするタイプです。

スピーカーの場合、同一シリーズでもモデルごとに音が違う事も良くあるのですが、今回のこのシリーズに関しては
見事に音色の統一が出来ています。
SONIK 1 を試聴して気に入ったら 3~7 まで、どのモデルを購入しても、ご満足いただけると思います。

どのモデルもおすすめですが、特に SONIK 5 がおすすめです。
1 と 3 はコンパクトタイプですので、別途スタンドが必要です。
5 はトールボーイですので、スタンドが必要ありません。
コンパクトタイプに別途スタンドを追加すると 5 が購入できる価格になるので、最初から 5 狙いがおすすめです。

普段はコンパクトスピーカーには、小さいならではのメリットがあるので。このようなおすすめの仕方はしませんが
このシリーズに関して言えば、大きくなることのデメリットをほぼ感じません。
大変珍しいですが、大きくなることによる音の滲みや、定位の曖昧さをほぼ感じませんので
SONIK 5 が最もコスパの良いおすすめモデルです。
だからといって、他のモデルが悪いわけではありません。
良質なスタンドをお持ちの場合はコンパクトモデルでも十分に音楽を楽しめます。

SONIK 7 はこの価格では珍しいリボンツィーター搭載です。
高域の滑らかさがさらに上がりますので、ご予算に余裕がある場合はねらっても良いと思います。




 
おまけです。

博多座で公演された「ガムラン祭り」へ行ってきました。

 
 
前回のライブは横浜アリーナでしたので、その音質差に愕然としました。
ただでさえ、ホールの中でも音が良いと言われる博多座です。
音楽を聴く箱としての能力は、やはりホールが圧倒的ですね。
ただ、旧福岡市民会館のように、絶望的に音響の悪いホールもありました。
大好きなアーティストの公演が「旧福岡市民会館」とアナウンスされた時の絶望感と言ったら・・・

幸い、建て替えられた新福岡市民会館の音響は良いらしいので、もうあの絶望を味合わなくて良くなりました。

今回はインドネシアの伝統楽器ガムラン。その中でも「竹のガムラン」と呼ばれる「ジェゴグ」の演奏を楽しんできました。
「ジェゴグ」?という方は多いと思います。
ですが、皆様は知らずに何度も聞いていると思います。
映画「AKIRA」のオープニング曲で、メインの旋律部分で流れる「ポコポコポコポコ」の楽器です。
私は、「AKIRA」を見て映像にも驚きましたが、その音楽に衝撃を受けて、すぐにその演奏者である
「芸能山城組」を調べ、その流れで本国インドネシア音楽にも興味を持ちました。
以後、実際に2度バリ島まで直接公演を聞きに行き、今年 3回目も計画しています。

その「ジェゴグ」最高峰楽団「スアル・アグン」の来日公演とあり、大変楽しめました。

このバリ島の伝統音楽は、ダイナミックで高速、激しい音色で知られ、現地では「ケチャ」と共に観光客に人気です。

スアル・アグン公演ダイジェスト

バリ島、もう一つのおすすめが「ケチャックダンス」です。
「チャチャチャ」という声のみで構成された音楽で、その独特のリズムがクセになります。
4拍子(16ビート)なのですが、その4拍子に対して、5回、6回、7回 の「チャ」を刻むグループがあり
それらが組み合わさることで複雑なリズムを生み出します。
定期的に聞きたくなり、バリ島旅行の原動力となっています。

ケチャックダンスダイジェスト
 

2026/02/12

2026/02/12 速報です。  TECNOLGIA e CUORE DS-TC52B  ご試聴可能です。
 
本日より 2月15日(日) 午後 15時 まで、Tecnologia e Cuore さんの新製品 DS-TC52B を
店頭にてご試聴可能です。

メーカーさんへお願いして、日本で一番早く最終製品版デモ機をお借りできました。
日本初公開です。

発売日は 3月5日(木)
定価 437,800円(税込)

現在ご予約受付中です。

 

小さいことの優位性を遺憾なく発揮して、完全にスピーカーが消え、広いステージを表現します。
音数(情報量)も多く、緻密で正確な空間を模写可能です。
DS-4NB70 は大型だったため、放射されるエネルギーが大きく、狭い部屋では制御不能になる事がありましたが
こちらは小さいため、6畳間でもその能力を遺憾なく発揮可能です。

名機誕生の予感がします。

ぜひご試聴にお越しください。


 

2026/02/02

2026/02/02 速報です。 TECNOLGIA e CUORE DS-TC52B 

Paradigm 製品が弊社リファレンススピーカーとなる前は DIATONE DS-4NB70 というスピーカーが
弊社リファレンススピーカーでした。
接続された機材の性能を赤裸々に暴き出す暴力的スピーカーでしたが、正しい機材を選択して
組合せた際に見せる再現性は唯一無二のもので、製造完了が惜しまれました。

DIATONE は2023年に製品ブランドとしての歴史に幕を下ろし、製品開発は行われなくなりました。
ですが、オーディオは「人」です。
技術の継承さえ出来れば、別ブランドでもその魂は継承可能です。

Sharp のオーディオ事業部廃止に伴い、独立開業して1bitアンプの命脈を保ち続けてくれた
布村氏のように。

そして、DIATONE の血を継ぐメーカーの誕生です。
DS-4NB70 開発の中心的役割を果たした、佐藤様と DIATONE 設計者 原様
で起こした Tecnologia e Cuore 社 です。

そして、そのデビュー作である DS-TC52B を試聴しました。

 
 

色が黒から木目に変わり、サイズが小さくなった DS-4NB70 のようです。

新型スピーカーはDIATONE 時代と同じ名称システムである DS の名を冠しています。
DIATONE の DS は DIATONE Speaker の頭文字です。
「DIATONE じゃないのに型番は DS なんですね?」 と問うと DIATONE Spirit なのだそうです。

その DIATONE の魂 がこもった新型スピーカーを試聴させていただきました。

第一印象は「やかましい!」です。
誤解しないでいただきたいのは、この「やかましい」は最大級の褒め言葉です。
音楽にはやかましい音が入っています。
バイオリンのひっかく音や、ピアノのハンマーの音、ギターのひずみ等、音楽には「やかましい」と感じる音が
入っています。
既存のオーディオはそれを悪しきものとして排除するのが当たり前でした。
「やかましい」帯域は高域に多いため、高域を減衰させてその部分を聞こえなくするのです。
そうすれば、確かに「やかましい」は聞こえなくなりますが、その帯域には「やかましい」以外の
重要な音楽信号も含まれています。
それまで含めて消し去ってしまうのが、一般的に音が良いといわれるスピーカーの特徴でした。

マーケティングを考慮すると、それが正しい選択なのだと思います。

ですが、このスピーカーはオリジナル DS-4NB70 と同じく、そのような忖度を一切行いません。
「やかましい」音をそのまま正確に再現してくれます。
音楽をそのまま体験したい、真の音楽ファンのためのスピーカーです。

3曲だけしか視聴する時間がとれませんでしたが、DIATONEの魂が確かに継承されていることを
感じました。

発売日は3月頃とのことです。
販売価格はまだ未発表ですが、詳細が公表され次第お知らせいたします。


2026/01/30

2026/01/30 試聴会準備完了です。 2/2 追記しました。

2/2追記

試聴会終了いたしました。
たくさんのご来場ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。
オーディオの一つの到達点を感じていただけたのではないでしょうか。

今回の試聴会の音質は、私のオーディオ人生における最高音質でした。
これ以上の音をオーディオで聴いたことがありません。
それほど、隔絶した音・・いや音楽が鳴っていました。

まさに、音楽だけがそこにある。
私が数十年かけて目指してきた、到達点が見えた気がします。
ついに、オーディオは音楽になりました。
機械ではありません。ただ、音楽がそこにある。
再生が始まった瞬間に、そこに音楽が生まれると感じるほどの生々しさ、実在感。
自宅を音楽ホールにしたいという夢をかなえることが可能となった瞬間です。

今までは、いくらお金を出してもかなえることが出来なかった夢が
非常識な高額ではありますが、可能となった事は一つの革命だと思います。

宝くじに当選しましたら、ぜひご相談ください。
音楽をお届けさせていただきます。


今回の試聴会の模様は、後日ステレオサウンドさんのYou tube チャンネルで公開予定です。

追記、ここまでです。



明日、明後日、で開催する Fundamental aina / EDISCREATION 新型 ルーター 試聴会の準備が完了しました。

 
 
 
接続完了したばかりの、暖気も出来ていない状況で凄い音がしております。
弊社試聴室の歴代最高音質で間違いありません。

このクオリティはなかなか聞ける機会はないと思います。
ぜひご来店いただき、体験してみてください。

ご来店お待ちしております。

 

2026/01/19

2026/01/19 横浜旅行記 

ここ3年ほど、毎年 11月頃に横浜で試聴会を行っております。
私自身も楽しんでいるのですが、これは一応仕事ですので到着日に設営を行い、本番終了後
撤収してそのまま戻るため、観光は全く行えませんでした。

ですが、毎年行っていると興味が出る場所も多数あり、機会があれば仕事を離れて観光してみたいと
常々思っておりました。

そんな中、初音ミクさんのローソン50周年記念ライブが、横浜アリーナで行われると聞き、良い機会だと
横浜観光へ行ってきました。

みなとみらい等、有名所はご存じでしょうから少しマニアックな場所を含めてご紹介します。
私の趣味全開ですので、興味が無い方は読み飛ばしてください。

横浜試聴会へお越しいただくお客様は、地元の方が多いので参考にならないと思いますが
遠方から足を運んでいただけるお客様もいらっしゃいますので、吉田苑試聴会をかねて
横浜観光もお楽しみいただけたらと思います。

原鉄道模型博物館

子供向けでは無い、大人向けの鉄道模型博物館です。

 

予想以上に立派な場所にあり驚きました。
大変失礼ですが、原さんという個人の自宅を改修した私設博物館を想像していたので、現地について唖然としました。

 
 

1番ゲージという一般的な鉄道模型では一番大きな規格で、ジオラマ面積としては世界最大級です。
線路は鉄製で、列車が通過する際の「カタン、コトン」音が見事に再現されていて、耳に心地よいです。
音マニアとしては、この線路の音が一番刺さりました。
このジオラマだけで1時間は見ていたと思います。
好き好きはあると思いますが、メカ好きな方であればお楽しみいただけると思います。


帆船日本丸 横浜みなと博物館

原鉄道模型博物館から1.5キロですので歩いても行けます。
地下鉄でも行けますが、横浜駅まで戻るので歩く距離は 700メートルほどしか変わりません。
歩いた方が良いかもしれません。

 

大きいです。
とにかくそのサイズに圧倒されました。
こちらもメカ好きの方おすすめです。
巨大なディーゼルエンジンに太いマスト、磨き抜かれた調度品に巨大な舵輪。
すべてのスケールが大きく美しいです。

乗船してすぐの所に、ボランティアガイドさんがいるのでお願いして解説していただくとより深く楽しめるので
おすすめです。


横浜中華街 はついでで 本命は 日本郵船氷川丸 です。

 

横浜中華街は、大通り沿いも良いですがこのような路地探索が楽しいです。
探検気分でぶらつくだけで楽しいです。
ただ、実際に食事をする際は入念なリサーチをおすすめします。
あまり評判の良くない店もありますのでご注意ください。

食事が済んだら、近くの山下公園を散策しつつ氷川丸を目指しましょう。
ステンドグラスや照明、美しい調度品や壁の装飾等、気分はタイタニックです。

おすすめは B&W 社のディーゼルエンジン です。
直列8気筒 5,500馬力という美しいエンジンです。

B&Wといってもスピーカーメーカーではありません。
BURMEISTER&WAIN社です。

通常のエンジンと違い、燃焼室が上下にありピストンの上下で燃焼が起こる
「ダブルアクティング・ディーゼルエンジン」という複雑なエンジンです。

その複雑さが美しく、ずらりと並ぶプッシュロッドやコントロールアームは眺めているだけでわくわくします。
一体どんな駆動音がしていたのか、音が聞けないのが本当に残念でした。

眺めるのに夢中なあまり写真を撮り忘れました。


つけめん桜の如く

 

1年ごとの横浜試聴会のたびに必ず食べるつけめんです。
福岡でこのレベルのつけめんは無いと思います。
魚介スープの濃厚なつけダレが好きで、毎年欠かさず通っており、今回も脚を伸ばしました。

試聴会会場のすぐ近くですので、試聴会の際におすすめです。




 
 

初めての横浜アリーナです。
今回は、土曜日 2公演、日曜日1公演 のすべてに参加しました。
1回目でセトリ(曲順)を覚え、2回目で調整(ペンライトの振り方やコールのタイミング)、3回目が本番ですね。 

 

1回目公演の座席です。
ステージ向かって左側スタンドのかなり前方寄りです。
ステージまでの距離が近く、かつスタンドですので前の人が邪魔にならず大変見やすいです。
通常であれば当たり席ですが、私はいやな予感がしました。

画像上部からぶら下がっている黒く長いものが大型会場用のラインアレイスピーカーです。
このタイプのスピーカーは比較的指向性が広いのですが、それでもせいぜい 120度程です。
どう見ても、この場所はその範囲から外れています。

案の定、高域がほとんど聞こえず音響的には微妙な位置でした。

 
 

2回目公演の位置です。
ステージ向かって右側スタンド席のやや後方となります。
ここまで下がると、スピーカーリスニングエリア内に入りますので、先ほどよりはかなり良くなりましたが
完全ではありませんでした。

 
 

そして最終公演はステージほぼ正面の後方スタンド席です。
ステージから最も遠方の席となり、普通に考えると外れ席です。
ですが、私はこの席が最も期待値が高かったです。
何よりPA席のほぼ後ろという、音響的に最も期待出来る位置でした。
画像右手前の機材が多数置いてあるところがPA席ですね。
基本的に、ここで音響と照明の調整をするため、音と照明に関してはこの場所がベストポジションです。

実際、この最終公演が音響的にも照明的にもベストでした。
音が良いのは最初から予想できていましたが、照明の良さはこの位置からでないと
把握出来ないですね。
広いステージを端まで使用した照明はよく練り込まれており、曲のイメージに合わせて大変美しかったです。

また、2万本を超えるペンライトの海が一糸乱れず振れる様もこの位置からでこそ分かる美しさでした。

この規模のコンサートとなると、席位置の指定は出来ずに神様頼りとなりますが、複数のチケットが取れたりして
席の位置が選べる場合は、PA席の位置を考慮して選ぶのがおすすめです。

 

2026/01/12

2026/01/12 Fundamental aina / EDISCREATION 新型ルーター 試聴会のお知らせです。 
 
吉田苑 店頭にて 1月31日(土) 2月1日(日) の2日間 Fundamental さんの新型超高級アンプ aina と
EDISCREATION さん新型ルーターの試聴会を行います。

両日共に Fundamental の鈴木様がご来店いただき、解説していただきます。

1月31日(土) 午前 11時 から 午後 2時から の2回
2月1日(日) 午前 11時 から
各、1時間~2時間弱を予定しております。


使用機材は現時点の弊社リファレンスシステムとなっております。

S/N比という見方をすると、現時点の世界一に近い音が出せると思いますので、S/N比の良いステレオが
どのような世界を表現するか体験していただけると思います。

ご来店、お待ちしております。