店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
’19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
’20 速度を上げるばかりが、人生ではない。
’21 休息とは回復であり、何もしないことではない。



2021/12/25

2021/12/25 Taiko Audio SGM Extreme 5,445,000円(税込) 
 
今年最後の日誌は超大物です。
ここでご紹介した機材の中では最高額ではないでしょうか。

オランダ Taiko Audio さんの ハイエンドサーバー です。
Windowsのカスタム品を搭載しており Roon 及び Jplay 専用設計となっております。
実際にデモ機をお借りするまで Jplay 対応とは知りませんでしたので、驚きつつも納得でした。
ここまで、拘り抜いたサーバーを設計する方ですから Jplay を外すことは出来なかったようです。

 

写真を撮る時間が取れないため画像はメーカーさんからいただきました。

横幅 483mm 奥行き 455mm 高さ 180mm とフルサイズ規格で、重量も45Kgと重たいです。

 
 

重たいはずで、中身はぎっしり詰まっています。

試聴は Roon Ready接続 と USB接続を試しました。

使用機材は
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200ultraNEO SE
DAC Nmode X-DP7
を使用しました。

これだけの重量級ハイエンドサーバーですので、凄い音がするだろうと身構えての試聴でしたが
良い意味で裏切られました。
凄味も何も無い、普通の音が軽々と出てきます。
音作りとは無縁の正統派で、ただただ正確に音が出てきます。

あまりに軽く音が出てくるので拍子抜けしましたが、聞き込むにつれその普通の凄さが理解出来てきました。
特筆すべきは静かさ(S/N比)です。
Silent Angel Z1 でもデータ再生のS/N比はここまで進化したかと感心しましたが 、これはさらにその先を
聴かせてくれます。
先日試聴したパワーアンプ Fundamental MA10V も圧倒的な高S/N比の世界を再現しましたから
ぜひとも組み合わせたいという欲求が湧き上がりました。

さらに聞き込むと、高域の滑らかさや、低域方向の沈み込み等に不満を感じてきました。
もっと出せるよ!と Taiko Audio から聞こる気がしてきました。
Taiko Audio のクオリティに sMS-200ultraNEO や X-DP7 が追いついていません。
もっと良質な機材を要求してきます。

夢のシステムとして予算を考えずに組むと以下となります。

Roon サーバー
Taiko Audio SGM Extreme

ネットワークDAC
Mola Mola Tambaqui DAC

プリアンプ
Fundamental LA10Ver2

パワーアンプ
Fundamental MA10V 2台

ハブ
日本テレガードナー M12 Switch IE GOLD

ハブはEdiscreation と悩みましたが、ハイエンド的な雰囲気まで含めて M12 Switch IE GOLD
を選択しました。

このような夢システムを脳内で組んだのは本当に久しぶりです。
思わず脳内システムを構築してしまうだけの魅力を持つ機材でした。

これにお好みのスピーカーを組み合わせれば、現時点でのゴールではないでしょうか。


 

2021/12/18

2021/12/18 2021年 ベストバイモデル 
 
年末恒例のベストバイモデルの発表です。
12月25日(土)に最後の大物 Taiko Audio SGM Extreme の試聴が控えておりますので、あと一回更新が
有るかもしれません。
一日だけデモ機をお借りしますので、気になる方は試聴にお越しください。
評判が大変高く、内容から考えても音が良いことは想像できますが、価格が価格ですので
なかなか試聴の機会は無いと思います。

株式会社太陽インターナショナル | 製品情報 | Taiko Audio (taiyoinc.jp)


ベストバイ選択基準は、コストパフォーマンス(支払った金額に対する満足度)を優先しておりますので
上位モデルが下位モデルより音が良いと言うことはございません。
あくまでも、コストパフォーマンスでの順位付けとなっております。

今年は、大幅に片寄ってしまいました。
世界的なパーツ不足の影響か、アンプ類の新作発表が極端に少ない事もありますが、それ以上に
データ再生の本命ソフトが確定した影響が大きく、各メーカーともその再生ソフトに照準を合わせて
新作を発表してきたため、片寄った新製品ラッシュとなり、結果としてベストバイに選ばれる機材も
片寄ってしまいました。

データ再生に興味がない方には、少し面白くない内容となってしまいました。

1位 iFi Audio ZEN Stream 49,500円(税込)



コストパフォーマンスという見方をした場合、このモデル以上の物は無いのではないでしょうか。
このモデルが発売されるまでは Roon Ready 対応機 で音質の良い物は 20万円以上しました。
それを、一気に身近な物にしてくれた ZEN Stream には感謝しか有りません。
音質も5万円のモデルとは思えない正統派で、ピュアオーディオシステムに組み込んでも
問題無い仕事をしてくれます。

 
2位 Paradigm Founder40B 385,000円(税込



こちらもコストパフォーマンス抜群です。
音からすると 100万円 と言われても私は納得します。
価格設定を間違えたのでは?と感じるほどの名スピーカーです。

 
3位 Silent Angel Z1 220,000円(税込)



今までRoonサーバーは高額モデルしか無く、仕方無くPCを使用するしか無かったのですが
このモデルならば少し高価なPCレベルの投資で良くなりました。
PCを使用するより音質も良く、モニターやキーボードが必要無いためオーディオラックに
違和感なく設置する事も可能です。
Roonをより身近な物としてくれた優秀なサーバーです。

 
4位 Nmode X-PM9 440,000円(税込) 



Nmodeと技術提携したFundamental 鈴木さんが開発初期より関わったアンプです。
X-PM3FT や X-CD3 にも関わっておりましたが、開発初期から関わったのではありませんので
このアンプが最初の Nmode&Fundamental アンプなのかも知れません。
そのため、以前のNmode色は影を潜め鈴木色全開のアンプとなっております。
もちろん 1bit アンプの良さを継承しつつ、鈴木色を組み込んでありますので
今までの良さも残しつつ、中域の密度感やS/N比を上げています。
鈴木さんファンの方には Fundamental 製品は手が届かないとお嘆きの方が、たくさんいらっしゃいましたが
このアンプであれば頑張れば手が届くのではないでしょうか。
PHILLIPSやmarantz PROFESSIONAL から SOULNOTE 初期モデルの音色を継承する
手の届く鈴木アンプとしておすすめです。
Nmode は音がきれいすぎて苦手だという方にもおすすめできる、新生 Nmode サウンド です。

5位 Ediscreation Silent Switch OCXO 187,000円(税込) 



日本テレガートナーの独壇場であった オーディオグレードハブ の牙城を脅かす新星として
突如発売されたオーディオグレードハブです。
日本テレガートナー が値上げして40万円になった直後の発売というタイミングも味方して
入荷、即完売を繰り返す人気モデルとなりました。
現時点で次回入荷分は予約分だけで完売しており、予想以上の人気に驚いております。

重厚感溢れる日本テレガードナーに対して、軽快さと高S/N比が魅力です。

6位 Silent Angel M1T 110,000円(税込) 



貴重な日本正式サービスのハイレゾストリーミングサービスである AmazonMusicHD ですが
それをオーディオグレードで再生可能な機材が存在しないという、大変勿体ない状態が続いておりました。
苦肉の策として、bluesound NODE2i の別電源を海外から取り寄せて組み替えて使用するという
事が一部で流行っておりました。
そんな状況に終止符を打ってくれたのがこのモデルです。
操作アプリがまだベータ版で(完成は来年2月予定)まだ完全ではありませんが、現時点で普通に音は出せます。

見た目にコストは掛けず中身で勝負という機材で、音だけで判断すると10万円のネットワークトランスポート
として一流だと思います。
もちろん AmazonMusicHD だけでなく Roon Ready 対応ですので、どちらにも対応可能な点も安心です。

7位 Fundamental MA10V 1,078,000円(税込) 



去年発売となった PA10 開発等で得たノウハウで再設計された MA10 後継機です。
MA10 も十分に素晴らしいアンプでしたが、Vが付きさらに2歩ほど進化しました。
1歩の前進で無く、2歩と形容したくなるほどの大幅な音質向上です。

100万円というハイエンドモデルですが、ベストバイに迷わず推薦できるクオリティを備えており
音を聴いていただければ、この価格は安いと感じていただけるのでは無いでしょうか。

空気の再現性という事に関して、このアンプは世界トップレベルだと思います。
今まで再現出来なかった空気を再生可能な、恐ろしいまでのS/N比を持ち
ノイズに埋もれていた気配を掘り出して提示してきます。
音楽再生における、空気再生の重要性を突きつけてくる再現性は他の追随を許しません。

8位 ARCAM SOLO UNO  77,000円(税込)



レコードからCDとなり、そしてこれからはデータ再生が主流となると思います。
そんな時代の入門機として最適なモデルです。
ネットワークプレーヤーとアンプの合体機で、これ一台あれば
あとはスピーカーだけでシステムが完結します。

入門クラスとは思えない、充実した再生が可能で技術の進歩を感じさせる
モデルでもあります。

CDプレーヤーは必要無いと決断しさえすれば、ここまでシンプルにする事が
可能である事を提示してくれたモデルでもあり、これからオーディオを始める人に
とって最適解になり得ると思います。

9位 Ediscreation FIBER BOX2 198,000円(税込) 



データ再生を行う上で避けて通れない問題であったルーターというノイズ源。
これを遮断することが可能となる画期的なモデルです。
今までも先進的なデータ再生を行うユーザー様の間では、SFP光モジュールを使用した
光絶縁が効果的なことは証明されておりましたが、それらを使いこなすにはある程度の知識が必要と
なり一般的ではありませんでした。
それを、これ一台で解決してくれたモデルです。

PCオーディオから始まったデータ再生の流れは、十数年を経て結論が見えるところまで来ていると思います。
そんな中で、どうしても外せないルーターからのノイズ混入を遮断できる機材の登場は
必然なのかも知れません。

10位 Silent Angel N8  49,940円(税込)



データ再生のキモで有りながら、購入するにはためらわれる機材の筆頭が オーディオグレードハブでは
ないでしょうか。
ですが、このモデルのおかげでハブの重要性が少しずつご理解いただけるようになったと感じております。
今までのオーディオグレードハブは高価でしたから、いくら私がハブは大事ですとお伝えしても
そう簡単に購入出来ませんでした。
こちらであれば、少し頑張っていただければ購入出来るのではないでしょうか。

11位 ESOTERIC N-05XD 825,000円(税込) 



今回はどうしても絞り込めず、11位までとなりました。
早い時期からネットワーク再生機器を開発していた ESOTERIC さんの最新モデルです。
サウンドマネージャーが変わり、以前と音作りが大きく変わりました。
脚や天板を固定せず、緩めるところは緩める設計は巧みで素直で伸びのある再生音です。
筐体にもしっかりコストが掛けてある、正統派オーディオ機器でもあり
所有する喜びまで含めて、ベストバイに相応しいと思います。

番外編 Mola Mola Tambaqui DAC 1,520,640円(税込)



ベストバイとしてご紹介するには、少し高価ですので番外ではありますが、今年試聴したDACの中で
最も強く心に残っている一台です。
1台でハイエンドオーディオの世界と、生音追求の世界の両方を再生可能という貴重なモデルでもあり
そういう意味では、2台のDACと考えることも出来ます。
であれば、1台76万円ですので十分ベストバイに入ります。

入ってきたデータを一粒残らず正確に音へ変換し出力していると感じるほどの、緻密な情報再現力が
あり、情報量という意味ではトップクラスだと思います。
出力アンプもディスクリート設計で丁寧に作り込まれており、この価格が高いと感じさせないだけの
説得力のある音が出てきます。



今回のベストバイは半数以上がRoon関連(データ再生)製品という、極端な結果となりました。
時代の流れを感じる結果ですね。




 
 

2021/12/13

2021/12/13 Ferrum Audio HYPSOS 12月末発売予定。ご予約受付中です。 

電源をACアダプターより給電するオーディオ機器が増えたため、良質な交換用電源も増えてきました。
有名なところでは iFi iPower や iPower ELITE 等でしょうか。

一般的にACアダプター(スイッチング電源)はノイズを発生するため、オーディオ用途には向かない
とされています。
ですが、効率が良く小型化出来る点や、瞬間的な電流容量変化への追随性等
無視出来ないメリットもあります。

対してトランスを使用した通称アナログ電源は大型化しやすく発熱問題、トランス唸り音の問題等
必ずしもメリットばかりではありません。

今回ご紹介する Ferrum Audio HYPSOS はスイッチング電源とアナログ電源の良いとこ取りをした
ハイブリッド電源です。

 

横幅 217mm と程よいサイズです。

 
 

出力は1系統のみですので、複数機材への同時給電は出来ません。
これは、DC入力端子位置での電圧を常時監視し、正確な電圧レベルを確保するために必要な処置です。

 
 

0.1V単位での微調整も可能です。

 
 

DCケーブルは別売りとなっておりますので、本体ご注文の際に合わせてご注文ください。
5.5mm/2.1mm 50cm 100cm   5.5mm/2.5mm 50cm 100cm からお選びください。

供給電圧は 5V~30Vまでから任意に選択可能で、最大連続出力 6A(瞬間最大 9A) と
大抵の機材へ使用可能な大出力モデルです。

ACアダプター給電の機材ですが、店頭にたくさんありますので、
その中から、Silent Angel M1T と SOtM tX-USBultra さらに、Nmode X-PM3FT で試聴しました。

どのケースでも大きな改善効果がありました。
基本的に同様の改善効果が有り S/N比の向上、エネルギー密度の向上が顕著です。
結果として、見通しが良くなりリアリティが向上します。
平面的な表現だった部分が立体的な表現へ変化し、不自然さが取れる部分が特に気持ち良いです。

同様な機能を持つ他社製品と比較しても、そこからさらに1グレードは向上しますので
付属品のACアダプターからの変更であればさらに大きな改善効果が得られます。

高価ですが、お気に入りのACアダプター駆動の機材をお持ちの方は、導入を検討する価値が十分にある
電源だと思います。
デモ機をご用意する予定ですので、ご自宅での試聴ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。


 

2021/12/04

2021/12/04 Fundamental & Nmode 試聴会開催中です。 速報ですので、内容は薄いです・・・

明日まで店頭にて Fundamental と Nmode の合同試聴会を開催中です。

 
 

Fundamental の新製品 MA10V と Nmodeの新製品 X-PM9 のお披露目です。

Fundamental MA10V 定価 1,078,000円(税込) はモノラル/ステレオ パワーアンプです。
今回は贅沢に2台使用します。
プリアンプ LA10 Ver2 との組合せは、さすがの安定感ですね。
前モデルMA10からのヴァージョンアップ 385,000円(税込) も可能です。

Nmode X-PM9 は鈴木さんがNmodeにサウンドマネージャーとして正式就任して初の、開発初期から
関わったアンプとなります。
X-PM3-FT と X-CD3 にも関わっておりますが、開発途中からの参加となっており
最初からの参加はこのモデルが初となります。
まだじっくり聴けておりませんが、かなり鈴木さんの色が強く出た音で
今までの Nmode アンプとはかなり違います。
だからこそでしょうが X-PM7mk2 は継続で、併売となるそうです。

既存の Nmode サウンドがお好みの方は X-PM7mk2 を
鈴木サウンドをまとった 新生Nmode サウンドをお好みの方は X-PM9 をと
選択する楽しみが増えました。

試聴会の空席はまだございますので、気になる方はぜひご来店ください。

 

2021/11/19

2021/11/19 Silent Angel N8 販売価格 49,940円(税込) 

Silent Angel 新製品、最後のご紹介です。
今回ご紹介するモデルはハブとなります。

繰り返しとなって申し訳ございませんが、敢えてもう一度お伝えさせていただきます。

データ再生を行う上で最も最初に購入するべき製品はオーディオグレードハブです。
これが無いと始まらないとお考えください。
それほど、ハブが音質に与える影響は絶大です。

どれだけ良いネットワークプレーヤーを使用しても、ハブが汎用品ではその実力の2割ほどしか
発揮出来ません。

ご予算が厳しいのであれば、まずハブだけ購入してネットワークプレーヤーは後日購入するべきです。
 
問題はそのハブが大変高価であるという点です。
今回ご紹介するモデルはハブとしては高価ですが、オーディオグレードハブとしてはリーズナブルな価格設定
となっておりますので、まずはここから始めてみてはいかがでしょうか。

 

下段が今回ご紹介する Silent Angel N8 です。
上段は比較試聴に使用した汎用ハブです。

 
 
 
8ポート有りますので、足りない事は無いと思います。
注意点がございます。
このモデルに限らず、ハブは接続機材が増えるほど音質は劣化していきますので、接続する機材は最小限にしてください。
ポートが開いているからといって、テレビやプレステを接続するのは御法度です。
AV用途であれば積極的に活用すべき(映像にも効果絶大です)ですが、ピュアオーディオとの同居はおすすめできません。

試聴は汎用ハブとの比較試聴で行いました。
使用機材は以下となります。

Roonサーバー Silent Angel Z1
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200ultraNEO SE-C
USBリジェネレーター SOtM tX-USBultra SE-C

無線子機とZ1、sMS-200ultraNEO の3台をハブへ接続して試聴を行いました。

汎用ハブ
音の色彩感が失われ、平面的で狭い窮屈な再生となります。
スピーカーの中央に音像が集中し、団子状態となります。
分離が悪く、ステレオイメージが出ません。

Silent Angel N8
色が戻ってきました。
色彩感豊かで、ステレオイメージも正確に再現出来ます。
空間はスピーカーの外側まで広がり高さの表現力も出ます。

あらためてオーディオグレードハブの重要性を痛感させられた視聴となりました。

1,000円で購入出来るハブに大金を投入することに抵抗を感じるお気持ちは
大変良く理解出来ます。
「たかがハブ」ですよね。
ですが、それでもデータ再生を行うと決めたのであれば、何よりも先にオーディオグレードハブの導入を
ご検討ください。

今回の例を元に点数化してみます。

Roonサーバー Silent Angel Z1
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200ultraNEO SE-C
USBリジェネレーター SOtM tX-USBultra SE-C
総額 731,500円(税込)です。

このシステムを汎用ハブで接続した音質を100点と仮定します。

Roonサーバー Silent Angel Z1
ネットワークトランスポート iFi ZEN Stream
総額 269,500円(税込)です。

このシステムを Silent Angel N8 で接続した場合 150点の音が出せます。
使用するオーディオグレードハブはN8にこだわる必要はありませんが
汎用ハブをオーディオに使用するのはあまりに勿体ないと感じます。





 

2021/11/14

2021/11/14 Silent Angel M1 販売価格 209,000円(税込)M1T 110,000円(税込) 
 
昨日に引き続き Silent Angel さんの新製品です。
今回はネットワークプレーヤー M1 とネットワークトランスポート M1T のご紹介です。

今回は Roon Ready 接続対応にプラスして AmazonMusicHD にも対応しているのが目玉です。
AmazonMusicHD 対応ネットワークプレーヤーは今まで DENON / marantz / bluesound の3社しか無く
入門クラスばかりでしたので、音質は入門クラス止まりでした。
さらにその操作アプリは時代遅れ感が強く、大変不評でした。

AmazonMusicHDは、日本で正式サービスされている貴重なハイレゾ対応ストリーミングサービスなのですが
対応した高音質ネットワークプレーヤーが存在しなかったため、今まではピュアオーディオ用途には不向きでした。

ですが、それも今日までです。
ようやく AmazonMusicHD をピュアオーディオレベルで再生出来る機材が誕生しました。

それが今回ご紹介する Silent Angel M1 シリーズです。

 

画像は M1 です。
横幅 155mm 奥行き 110mm 高さ 50mm と大変コンパクトです。
小さいですが 1.6Kg と身の詰まった重量で、硬いLANケーブルを接続しても浮いたりしません。

 
 
 
外観上のM1T との違いはRCA出力の有る無しだけです。

今回のテストは M1 を使用し、M1T(トランスポート)のテストの代わりに、M1 のUSB出力を
使用します。
DACという余計な負荷がある分 M1T より音質上不利ですが、参考になると思います。

まずは M1 アナログ出力の試聴です。実力を探るために最初は Roon Ready接続での試聴です。
20万円の高級ネットワークプレーヤーですが、外観はとてもその価格に見えません。
中身で勝負というモデルです。
そして、その中身はきっちりと20万円の価値がありました。

良いネットワークプレーヤーです。
ナチュラルで誇張感無く、ストレートに音が出てきます。
レンジも広く、情報量もしっかり拾えています。

見た目はともかく、20万円が惜しくないだけの音質を持っています。

次に、目玉機能である AmazonMusicHD を試聴しました。
こちらも良く出来ています。
現時点で AmazonMusicHD を最も高音質再生出来る機材では無いでしょうか。

気になるアプリの操作感ですが、ジャケット表示や選曲等ボタンを押してから反応するまでに3秒ほど掛かるのが
気になりますが、操作性やジャケット表示等は DENONさん等のアプリから大幅に現代的になり
普通に使えます。
反応速度はアプリの改良で良くなるでしょうから、未来に期待です。

今までのAmazonMusicHD再生における欠点である、音質とアプリの操作性を大幅に改善してくれただけでも
この機材の存在価値は高いです。


次にUSB出力からDACへ接続して、トランスポートとしての実力を検証しました。

これも良いです。
DACが無くなり 99,000円 も安くなりお買い得感も高いです。
ネットワークトランスポートとしては高級機の SOtM sMS-200ultraNEO SE 275,000円(税込)
と iFi ZEN Stream 49,500円(税込)の間の価格帯となり、音質も価格差通りとなりました。

ZEN Stream と比較すると、空間再現性が広がり左右、奥行きともに広くなります。
情報量も増え、レンジも広くなります。

さすがに sMS-200ultraNEO には敵いませんが、半額以下の価格である事を考えると
頑張っています。

そして何より、外部DACに良い物を使用した場合の AmazonMusicHD のクオリティが見事です。
本気で AmazonMusicHD に取り組む場合は、この M1T が最有力候補となると思います。

AmazonMusicHD が高音質再生出来るようになったことが何よりもありがたいです。

問題は Roon Ready接続可能な機材で、あえて AmazonMusicHD を使用するかですが
現実的な導入順序を考えた場合、十分に価値があると思います。

まずはこの M1(M1T)を導入して AmazonMusicHD を楽しみます。
次の段階として Silent Angel Z1 を導入して Roon へと進めば、無駄なく機材を使用出来ます。

いきなりの Roon 導入はコスト的に厳しいので、このように段階を踏むと一度の出費が抑えられて
お財布に優しくなります。


 
 

2021/11/13

2021/11/13 Silent Angel Z1 販売価格 220,000円(税込) 

立て続けで申し訳ございませんが、またもや Roon 関連新製品のご紹介です。

ヨーロッパのデータ再生がほぼ Roon 使用で固まりつつあるため、驚くほどの速度で
Roon 関連商品が開発されてきており、 Roon関連製品の発売ラッシュとなっております。

今までは、データ再生方法の本命が無かったので各社共お茶を濁したような対応でしたが
本命が確定した今、そこへ開発力を全て投入して渾身のモデルを開発しているようです。

Roon専用サーバー 544万円!なんてモデルまで出てきましたから、データ再生はRoonで確定となりそうです。
この544万円のRoonサーバー、凄く音は良さそうなのですが・・・現実的ではありませんので
試聴は保留にしております。
もし購入の意思がある方がございましたらご一報ください。
あらためて試聴機を取り寄せてみます。

今まで様子見をしていた方も、本命が決まりましたので本腰をいれて良い時期になったと思います。

そんな、今からRoonを始めるぞ!という方にぴったりの新製品のご紹介です。

今回ご紹介するのは Silent Angel というブランドの製品です。
中国の新興メーカーで、母体は業務用通信機器の開発をおこなっている会社です。

今まで中国製というと、安い代わりに品質は今一、というイメージでしたがその意識を変えざるを得ない
新製品達を立て続けに発売してきました。
モノマネでは無いオリジナリティを持った製品群で、きっちりと音を聞きながら作り込んである事が
音からしっかりと伝わります。

その中かから今回は ネットワークオーディオサーバー Z1 のご紹介です。

また難しい単語が出てきました。
ネットワークオーディオサーバー とは、PCの代わりに音源の管理を行う機材です。
サーバーを使用するメリットは以下となります。

モニター、マウス、キーボード不要
Windows や mac のような定期的なメンテナンス不要
シンプルな構造故の故障率の低さ
音楽再生のみに特化された設計のため音が良い。
可動部が無いため無音
家電製品のように気軽に、電源の入り切りが可能

等々、PCと比較するとはるかに手軽に使用出来ます。

何より、オーディオラックにPCを入れたくない方にとっては最高の機材です。

正式名称はネットワークオーディオサーバー ですが、実際に Roon 以外でこれを使用することは
無いと思いますので、実質 Roon サーバーと言って良いと思います。

実際の使用方法ですが、PCの代わりにこのサーバーを使用する事となります。

Z1 と Roon Ready 対応ネットワークプレーヤーを同一ネットワーク上に設置するだけで準備完了です。
この同一ネットワーク上というのが、また難しいですね。

例えば一軒家の中で PCを有線LANで繋いでいて、ノートPCやスマートフォンを無線で繋いでいるとします。
これら3つの機材は、同じルーターへ繋がっていますから、同一ネットワーク上にあるとなります。
同じルーターに繋がっている機材が同一ネットワーク上にあるとお考えください。

つまり、同一ネットワーク上に存在するのであれば、この Z1 と Roon Ready 対応機は別々の部屋に
設置しても全く問題無いということです。

Roon 導入のハードルが今回の機材のおかげで大幅に下がりましたので、残る障害はこのネットワーク関連
の知識だけとなります。

少し強引ですが 「同じルーターに接続すれば良い。」とお考えください。
最終的に同じルーターに接続されるのであれば、その経路は問いません。
間にハブや中継器が入っても同様に同一ネットワークと見なされます。


 
 
横幅 200mm 奥行き 200mm 高さ 65mm とコンパクトですが、アルミブロックからの削り出しシャーシのため
3.75Kg としっかり重たいです。

PCの場合、この本体とは別にモニター、マウス、キーボードが必要となりますから、かなり大袈裟なシステムとなりますが
サーバーの場合、この1台だけで完結しますので他に必要な物は操作のためのタブレット(スマホ)だけあれば大丈夫です。

 

対比物としてCDジャケットを載せてみました。
このサイズであれば置き場所に困りません。

 
 

接続するのは、ネットワークへ接続するための LAN ケーブル と電源だけです。
USBポートは増設記憶装置のためのポートです。
HDMI端子はサービス用ですので使いません。

吉田苑リファレンスRoonシステムのエスプレッシーボPCをこの Z1 へ変更して試聴しました。

始めて電源を入れたとき、何も起こらず困惑しました。
通常であればタブレット上で動作させている Roon に Z1 が表示されるはずなのですが
いくら待っても表示されません。
しばらく待っても何も起こらないため、ようやくマニュアルに目を通します。

マニュアルに目を通して、この機材特有のメリットが分かりました。
このモデルは新品時、何も出来ないのです。
脳みそに何も入っていないとお考えください。
購入後、何を行いたいかを決めて、その行いたいことのみ動作するように後からその専用プログラムを
覚えてもらうのです。

先日ご紹介した Mola Mola DAC と同様の狙いですね。
狙った事しか出来ない単機能追求型なのです。

ですので、何もしなければネットワーク機器とすら認識されず、同一ネットワーク上のPCからも見えません。

今回は Roon サーバーとしての運用ですので、Roon サーバー機能を専用アプリより選択しインストールします。

インストール作業が完了すると、すぐにタブレット上に Z1 が現れました。
必要な作業はこれだけです。

さて、音質ですが大変良いです。
削り出しシャーシとノイズ対策による効果でしょうか S/N比が高くバックグランドが静かで深いです。
電源がACアダプター使用ですので、その影響で低域方向の沈み込みがもう一歩足りませんが
専用アナログ電源が間もなく発売されるので、それで解決出来そうです。

少なくとも、並みのPCでは到底及ばない情報量と、解像度、を持ち Roon の良さを見事に再現出来ています。
動作も軽く、選曲作業にストレスがありません。
数百枚のアルバムアートを瞬時に表示し、詰まること無くスクロール可能です。

PCと比較すると少々高価ですが、オーディオ機器と考えればミドルクラスCDプレーヤークラスですので
CDプレーヤー買い換えの際に Roon への移行を検討されてはいかがでしょうか。
CDでは体験出来ない、新たな世界を見ることが出来ると思います。


Silent Angel 製品一覧

 
 

2021/11/12

2021/11/12 Mola Mola Tambaqui DAC 定価 1,520,640円(税込) 

久しぶりに100万円オーバーのハイエンドモデルのご紹介です。

Mola Mola(モラモラ)がメーカー名となります。
2012年創業のオランダのメーカーです。

歴史はそれ程ありませんが、デジタル関連モデルで良い物を開発しているかメーカーは
新興メーカーが多く Mola Mola もそんな一社です。

今回ご紹介する Tambaqui DAC (タンバキ)はDACですが、少し特殊なDACとなります。
それは、ネットワーク接続可能なのにDACという点です。

これは、ネットワーク接続しても通常のネットワークプレーヤーとしては使用出来ないことを意味します。
ネットワークプレーヤーはDLNAという汎用通信規格を使用して、データのやり取りを行う
一般的なネットワーク機器です。
そのため、ネットワークプレーヤーはネットワークへ接続するとPCから認識可能です。
ですが、このDACはネットワークへ接続してもPCから認識することが出来ません。

では、このネットワーク接続は何をするのかというと Roon Ready 接続専用なのです。
余計な負荷となる、DLNA/OpenHome を最初から排除して Roon 再生に特化してあるのです。

この方式を始めて見たときは、ついにこの時代が来たかと興奮しました。
Roon Ready接続しか受け付けない、ネットワークプレーヤー(もはやネットワークプレーヤー
とは呼ばないと思いますが)の誕生です。

オーディオは基本的にシンプルが一番です。
何でも接続出来るより、それしか出来ない(今回はRoon Ready接続)機材の方が
その一点に関しては有利となります。

そこまで割り切った機材は、他に知りません。
(直後に似たコンセプトの機材がもう一台発売になったのですが・・・この話は次回に取っておきます)


 
 

横幅 200mm 高さ 110mm 奥行き 320mm とコンパクトですが 5.2Kg と見た目以上に重たいです。

 
 

さすがハイエンドモデルだけあって、デザインにも凝っています。

 
 
 
アナログ出力にはRCA出力が無く、バランス(XLR)出力のみという、こちらも割り切った設計です。

このDACのD/Aコンバーター部は完全ディスクリートで組んであり、DACチップは使用されておりません。
さらに、アナログ出力部にもオペアンプは使用されておらず、DAC部同様にディスクリートで組んであります。

このように、拘りの塊のDACとなっており、設計者の執念が感じられる仕上がりとなっています。

私は、音さえ良ければオペアンプだろうがDACチップだろうが否定派ではありませんが、このように完成された
ディスクリート機器を見ると、オーディオマニアの部分が疼きワクワクします。

試聴はこのDACのボリューム機能を使用したDACプリから始め、次に音量を固定したダイレクトモードにて
試聴しました。

このDACプリモードと、ダイレクトモードの音作りは大きく違い、全く別物として考える必要があると感じました。
ある意味、1台のDACで2台分の音色が楽しめてお徳です。
さらに各入力ごとに個性を持つため、試聴は大変でした。

このDACは出力電圧を 0.6V / 2V / 6V から選択可能です。
通常のオーディオ製品は 2V 出力で設計されている物が多かったのですが
最近は2V以上の出力を持つモデルが多く出てきました。
経験的に出力電圧は高い方が音が良いので、アンプ側が受けることが出来るのであれば
6Vでの出力がおすすめです。
試聴は6V出力で行いました。

基本として、全ての入力/モードで、位相特性良好ですので、それに関しては触れません。

DACプリモード

DAC側のデジタルボリュームで音量調整を行い、パワーアンプやプリメインアンプのボリュームを固定して
使用します。

同軸デジタル入力

全てのモード中最大の個性を持つ入力で、もはや原音は存在せずこのDACの個性のみで成り立つ世界です。
たっぷりと色付けされた世界で、ゆったりとした甘い世界を再現します。
エッジは程よく丸くなり、刺激的な音は出ませんが、不思議とそれが不満に感じません。
通常ここまで丸くしてしまうと、欲求不満になるのですがこの世界観に丸め込まれてしまい、このままで良いかな
という気分にさせてくれます。
まさに、オーディオの音の行き着く先という感じで、情報量がどうの、解像度がどうのと、文句を言う気が起こりません。

USB入力

同軸デジタル入力と比較すると、かなり正統派に近くなりますが、やはり強い個性を感じます。
やや輪郭を強調された、低域、甘みを増した中域、耳当たりの良い高域と、高い次元でバランスが取ってあり
聞いていて、疲れません。

Roon Ready接続

3入力中最も原音に近くなりますが、やはり個性を感じます。
低域と、高域は個性が薄くなりますが、中域にまだまだ砂糖がまぶしてあります。

DACプリモードは、完全にハイエンドオーディオの世界で、オーディオの音を楽しむモードとなっています。


ダイレクトモード

DAC側のボリュームをバイパスして、ダイレクトに出力されるモードです。

同軸デジタル入力

DACプリモードで使用したときと同じ機材とは思えません。
個性は薄くなり、きっちりと音源に忠実な再生音が出てきます。
それでも薄化粧を感じますが、DACプリモードの印象が強烈なためほとんど気になりません。

エッジも程よく立ち、うるさい音もそれなりに出てくるようになりました。
密度感のある充実した音で 150万円のCD再生用DACとしてのクオリティをしっかり持っています。

USB入力

同軸デジタル入力と比較して、さらに個性が薄くなります。
エッジは立ち、滑らかさも出てきます。うるさい音もきっちりうるさくなり、曖昧さが薄くなります。
USB/DACとして最高峰のクオリティを持つと思います。

Roon Ready接続

このモード、この接続で本領発揮したと感じました。
6Vという出力の高さをフルに使ったダイナミックレンジの広さを生かした、ダイナミックかつ躍動感溢れる
再生は見事です。
どこまでもナチュラルかつ滑らかに伸びる高域はこのDACならではの魅力で、高域の再生に関して
今まで聞いたどのモデルより好印象を持ちました。
中域も見事な再生で、エネルギー密度が高く緻密で滑らかです。
低域は肥大する事無く、引き締まったエネルギーが塊で出てきます。
低域方向のレンジも十分広く、ナチュラルに沈み込んでいきます。


どのモード、どの入力でも一貫して良好な位相特性を持ち、情報量もデータ全てを正確に音へ変換しているのでは
と感じるほど多いです。
特に空間の再現性能が高く、ノイズに埋まり聞こえなかった空間ノイズ(空調音やアンプのファンノイズ等)が
そこにいるかのようにリアルに聞こえたのは新鮮な驚きでした。

150万円と驚くほど高価ですが、その価格に見合う実力を持った、高性能DACだと思います。

現時点で Roon を最も良い音で再生出来る機材の1台ではないでしょうか。



 
 

2021/11/04

2021/11/04  LUMIN M1 販売価格 シルバー 176,000円(税込)ブラック193,600円(税込)

またもや Roon Ready 対応モデルの新製品です。
LUMINとしては低価格での発売で、戦略モデルとしての側面もあるようです。

アンプ内蔵ネットワークプレーヤーです。

 
 

LUMINとしては低価格とはいえ、フロントパネルは10mm厚のアルミヘアライン仕上げとなっており高級感があります。
 
 

入力はLAN端子とUSB端子(PCは接続出来ません)のみで、ネットワーク再生専用機です。
機能としては先日ご紹介した ARCAM SOLO UNO と同じで、Roon Ready 対応ネットワークプレーヤーアンプとなります。

Roon Ready 接続して視聴しました。
最近のRoon Ready対応機は設定が楽で、何の苦労も無く接続してすぐに音が出せます。
この手軽さは、以前の複雑怪奇なPCオーディオとは比べものになりません。
家電製品として練り上げられてきており、設定での苦労は昔の話となりました。

音質は見事にLUMINでした。
一聴して LUMIN 製と分かる独特の世界を持っており、低価格モデルといえども手を抜かずに
しっかりと音作りを行ったことが分かります。

明確な意思を持って音作りが行われており、その方向性は一貫していてブレがありません。

原音忠実とは違い、オーディオ再生としての快感を追求した完成した世界観を持ちます。
レンジは上下とも素直に伸びており、窮屈な感じはありません。
低域方向は素直な音色で、肥大化する事無く等身大で表現します。
中域から高域にかけて、個性を持ち高い解像度を維持したまま色気をプラスしてきます。
このあたりのバランス感覚が絶妙で、これ以上色付けが濃くなるとクドくなるという直前で止めてあり
美味しい味付けがしてあります。
位相特性は良好ですので、空間表現力も高いです。

スピードを維持したまま、エッジを少し落とし高域の刺激的な部分を上手く隠してあり
音作りの巧みさが光ります。

通常、上位モデルとの差別化を図るために下位モデルの音作りは、良い意味での普通に落ち着く
場合が多いですが、このモデルに関しては本気で音作りを行ったと感じます。
密度感やエネルギー再現性に差はあれども、音色に関しては見事に LUMIN を貫いています。

LUMIN ファンの方は、安心して導入できると思います。
さらに価格が原因で今まで導入できなかった方も、頑張れば手が届く価格でもあり LUMIN ユーザーを
増やしたいという戦略モデルとしても機能しそうです。


 
 

2021/11/01

2021/11/01 Roon 講座初級編 
 
今日は記事をもう一本上げております。
未読の方は、下のもう一本の記事を先にお読みください。
その上で、こちらをご覧いただければと思います。

最近ここで取り上げることの多い「Roon」とは何だ?と疑問に思われている方が多いと思います。
ここで一度おさらいをしておこうと思います。
既にご存じの方には面白くないコーナーですので、読み飛ばしてください。

「Roon」とはPC上で動作させる総合音楽再生ソフトです。
PCはWindows、mac、どちらにも対応しておりますので、どちらでも動作させることが可能です。
そのため、PCもしくは専用サーバーが必須となります。
PCが苦手な方は専用サーバーがおすすめです。

再生ソフトとしてはPCの能力を多く要求するため、少し古いPCの場合音飛びしたり
動作停止したりして、正常に動作しません。
可能であれば、ミドルクラス以上のPCを使用してください。

「Roon」で出来る事の一例です。
音楽再生
その音楽を再生している他の人が、良く聞いている音楽の紹介
その音楽を演奏しているミュージシャンが、参加している別の音楽の紹介
その音楽と同一音楽を演奏している別のアーティストの紹介
その音楽に似た曲の紹介
ヴォーカル曲の場合は歌詞の表示

他にも出来る事はたくさんありますが特に重要なのは、音楽の紹介機能だと思います。
お好みの曲から様々な関連音楽を辿っていくことが可能で、簡単お手軽に未知の音楽と
それも好みの音楽と出会うことが可能です。

amazon でお買い物をされたことがある方は amazon に行くと
この商品を購入した方はこれも購入しています。
と、関連商品を紹介されると思います。
それと同じイメージで、この音楽を聞いている人はこんな曲を聞いているよ!と紹介してくれます。

その音楽データベースは日々更新され続け、8000万曲以上の膨大な音楽データへ
気軽にアクセス可能となります。

通常、ここまで膨大なデータ量となると、そこから必要な音楽を探し出すだけで大変な作業
となりますが、それは全て「Roon」が行ってくれますので、我々はただボタンを押すだけで
新しい音楽と出会うことが可能です。

この、夢のような音楽検索紹介システムだけでも素晴らしいですが、さらに音質まで良いという
隙の無いシステムが「Roon」システムとなります。

この「Roon」を使用可能とするために必要な機材は以下となります。
アンプとスピーカーは全てにおいて別途必要ですのでそれ以前のシステムとなります。

入門用の最低条件システム

「Roon」を動作させるPC
USB/DAC

この組合せで「Roon」を楽しむ事が可能です。
ですが、「Roon」本来の高音質再生はこのシステムでは出来ません。

ここから一歩進んだ高音質再生システム

「Roon」を動作させるPC
「Roon Ready」対応ネットワークプレーヤー

新しい単語が2つ出てきましたので解説です。

ネットワークプレーヤー
ご家庭のインターネットへ接続して、インターネット(ネットワーク)上の音楽を
再生するためのプレーヤーです。
CDプレーヤーのCDがインターネットになったとイメージしてください。
CDプレーヤーのディスクに8000万曲入っているとお考えいただくのが分かりやすいかも知れません。
その膨大な楽曲からお好みの曲が選曲可能となります。

「Roon Ready」対応
「Roon」という再生ソフトを高音質再生するために開発された、専用通信規格となります。
PCとネットワークプレーヤー間の通信に使われます。
つまり音楽データの伝送に使用する重要な部分となります。

既存のシステムは一般的な通信規格であるDLNAという汎用通信規格を用いて
PCとネットワークプレーヤー間のデータやり取りを行います。
音楽再生のための通信規格では無い汎用規格のため、無駄なノイズがデータを汚染して音質劣化を伴います。
(正確な説明ではありませんが、わかりやすさを優先していますのでご容赦ください。)

このDLNAをベースとして、機能性を音楽再生に適したように改造したのが OpenHome という通信規格で
使いやすくなりましたが、音質向上はありません。
(こちらも同様にわかりやすさを優先しております)

これら DLNA/OpenHome に対して、Roon Ready は通信規格その物を音楽専用に開発しています。
そのため Roon Ready に対応した専用機器が無いと Roon Ready 接続出来ませんが、その音質上の
優位性は圧倒的で、ピュアオーディオで使用する上でこの規格に勝る物は無いと思います。
同様にDirettaという音楽専用通信規格が開発されましたが、こちらは普及する事無く終わりそうな気配ですので
現時点で、音楽再生用高音質通信規格としては Roon Ready のみが普及している状況で、現在加速的に
その対応機材が増えているところです。

つまり、「Roon」という再生ソフトで高音質再生を行うためには「Roon Ready」対応機器が必須とお考えください。

そして、その「Roon Ready」対応機器が下でご紹介したモデル達となります。

データ再生を高音質で行いたい。
設定で苦労したくない。
再生中に、音飛びしたり停止すること無く、安心して音楽に浸りたい。

これら全てに対応した、システムが「Roon」システムとなります。

入門クラスからハイエンドまで幅広く揃ってきましたので、ご予算に応じて様々なご提案が可能です。
データ再生を高音質で行いたいとお考えの方、やってみたいけど設定等の自信が無い方等
可能な限りサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 
 

2021/11/01

2021/11/01 ARCAM SOLO UNO 定価 77,000円(税込) 

先日ご紹介した ZEN Stream に続き、入門クラス Roon Ready 対応モデルが発売になりました。
ヨーロッパを中心に Roon がデータ再生の中核を担いはじめたように感じます。
まだテストしておりませんが、あるヨーロッパメーカーさんのネットワークプレーヤーは
DLAN/OpenHome 非対応で Roon Ready にのみ対応するという意欲的なモデルも出始めました。
近日中に試聴予定ですので、こちらもご紹介するかもしれません。

このようにデータ再生は 「Roon」を使用するという流れが完全に出来つつあるようで
Roon Ready 対応プレーヤーの新製品が凄い勢いで開発されています。

Cambridge Audio もそうでしたが、イギリスは入門クラスを得意とするメーカーが多いです。
今回ご紹介する ARCAM SOLO UNO もそんな1台です。
ARCAM はイギリスのメーカーで、創業40年ほどの入門クラスを中心としたメーカーです。

ARCAM SOLO UNO はネットワークプレーヤーとアンプが合体した
ネットワークアンプというジャンルになりますでしょうか。
今までは、アンプにDACやネットワークプレーヤーを搭載するというイメージでしたが
最近は逆でネットワークプレーヤーにアンプを搭載したと言った方がしっくりくるモデルが多くなりました。

これもオーディオの新しい進化の一つでしょうか。
以前はキワモノの域を出ていませんでしたが、ここへ来て完全に一つのジャンルとして確立し
さらに進化を加速させています。

そのきっかけはやはり「Roon」というソフトの存在が大きいと思います。
「Roon」は、ただの再生ソフトの枠を超えた新しい発明品と言って良いと思います。
それほど「Roon」が音楽再生に与えた衝撃は大きく、新しい音楽との向き合い方を提示してくれました。
気軽に未知の音楽と出会うことが可能となる「Roon」の世界をぜひ体験してみてください。

今回ご紹介する ARCAM SOLO UNO は、その一歩を手助けしてくれる頼もしい相棒になれると思います。

 

横幅140mmとコンパクトです。
本体には電源スイッチとボリューム、ミュートの4ボタンしかありません。
操作は基本的にスマホやタブレットで行う事を前提とした設計です。

 
 

CDケースを載せてみました。
技術の進歩は素晴らしいですね。
本格的なオーディオ機器がここまで小さく出来る時代となりました。
軽く、小さく、音も良い!
オーディオは確実に進化していますよ。

 
 

コンパクトなため、背面は少し窮屈です。
入力はUSB B すらありません。これも時代の流れでしょうか。
辛うじてミニジャックのAUX入力があるだけで、基本的にはネットワーク接続専用とお考えください。

PCに「Roon」をインストールして、そのPCと同一ネットワーク上にこの SOLO UNO を接続して使用します。
「Roon」の準備さえ出来ていれば、出力先に SOLO UNO を指定するだけで、特に設定は必要ありません。
ネットワークプレーヤーとアンプがセットとなっていますので、あとはスピーカーを接続するだけで準備完了です。

価格的にアンバランスですが DIATONE DS-4NB70 を接続して Roon Ready 接続で試聴しました。

入門クラスとは思えない充実した再生が可能で、オーディオ入門にも最適な1台だと感じました。
レンジは高域方向に十分伸びる反面、低域方向には伸びが一歩足りないように感じますが
このクラスとしては十分なレンジ感が確保されています。
解像度、情報量とも十分に確保されており物足りなさがありません。
位相特性良好で、スピードも速めで空間をきれいに描き出す事も可能です。
素直な音色で、色付けは薄めです。

同価格帯のアンプとCDプレーヤーセットと十分以上に戦えるクオリティを持っています。
これからオーディオをはじめる方は、CDプレーヤーでは無く「Roon」再生を検討するべきと感じるほど
完成度の高い再生が可能です。


このモデルを使用すると「Roon」の魅力的な機能の一つであるマルチルームにも簡単に対応可能ですので
既にメインシステムに「Roon」を組み込み済みの方のサブシステム候補としてもおすすめです。

マルチルーム機能とはRoon用PC(Roonコア)が1台あれば、Roon Ready 対応機器を増設するだけで
家庭内ネットワークを介して、別の部屋でも「Roon」を楽しむ事が可能となる機能です。
オーディオルームのメインシステムでJAZZを鳴らしつつ、リビングで別の曲を再生する事が
この1台とスピーカーを導入するだけで可能となります。


「Roon」入門用、オーディオ入門用、サブシステム用、マルチルーム用と、様々な用途におすすめできる
ハイコストパフォーマンスモデルとしておすすめです。


ご注文はこちらよりお願いします。

ARCAM SOLO UNO


2021/10/15

2021/10/15 iFi audio ZEN STREAM 販売価格 49,500円(税込) 

コンパクトでリーズナブル、それでいて侮れない実力を持つモデルを多数製造している iFi audio さんから
期待の新製品が発売となりました。
ネットワークトランスポート ZEN Stream です。

ネットワークトランスポートとは、CDトランスポートのネットワーク版とお考えください。
ネットワーク信号を音楽信号へ変換する仕事を行いますが、D/A変換は行わずに
デジタルデータを出力します。
ですので、別途D/Aコンバーターが必要となります。

そのデジタルデータは、USBのみでは無く同軸デジタル出力も可能ですので
少し古いUSB入力を持たないDACでも受けることが可能です。


 

横幅 158mm 奥行き 100mm 高さ 35mm とコンパクトに出来ており、隙間にも設置可能な点がうれしいです。

 
 

Wi-Fi もしくは 有線LANケーブルによりネットワークへ接続します。

機能面で特筆すべき点は Roon Ready 対応という点です。
再生ソフト Roon はRoon Ready 接続する事により最高のパフォーマンスを発揮しますが
そのRoon Ready 対応機はどれも高価で Roon 普及の大きな障害となっておりました。 
そこへ救世主のごとく現れたのがこの Zen Stream です。
何と 5万円 ! 今までは 20万円以上の投資を要求していたのがいきなり4分の1になりました。

もちろんこれだけでは音が出せませんので、DAC等別途投資が必要ですが、音が出るまでに必要な
経費が大幅に安くなりました。

ネットワークトランスポートですので Roon に拘ること無く、お手持ちのデータ再生にも使用可能ですが
やはり本領発揮は Roon Ready モードだと思いますので、Roon Ready 接続での視聴を行いました。

有線LANケーブル接続での視聴です。

価格が信じられない完成度です。
Roon の持つ楽しさ、可能性を大いに感じることが出来るクオリティに仕上げてあります。
この価格であれば、比較的気軽にチャレンジ可能ですので、この機会にぜひ Roon に触れてみてください。

 

まずは、価格的に最も安価なDACの一つである ZEN DAC 販売価格 22,000円(税込)と組み合わせて視聴しました。
総額(ZEN Stream + ZEN DAC)71,500円(税込)のシステムです。

やや平面的な表現となり、解像度ももう一歩欲しいですが、価格を考えると良く出来ています。
レンジは標準的に取れており、情報量もやや少なめとは言えかなり拾えています。
音色は素直で色付けは感じません。

はじめの一歩としては十分だと思います。

 
 

次に少し高級な ZEN DAC Signature 41,800円(税込) と組み合わせました。
総額 91,300円(税込)のシステムです。

音色は上記システムと同じでクセの無いストレートな音です。
ZEN DAC と比較すると、ほんのわずかに色気を感じますが微妙な違いです。
レンジ、情報量ともやや増え、解像度も少し上がります。
純粋にZEN DAC の上位互換ですね。
価格差分(2万円分)は良くなっていると思います。

こちらは、少し贅沢なはじめの一歩ですね。

 
 
次に、価格的にはややアンバランスですが Zen Stream の実力を測るために Nmode X-DU3 定価 184,800円(税込)
と組み合わせました。

これは素晴らしい組合せです。
ようやく ZEN Stream の実力が発揮出来ました。

レンジは上下ともストレートに良く伸び、詰まった感じがありません。
情報量に少し不満がありますが、ZEN Stream の価格を考えると、十分以上に許容範囲です。
解像度は高く、位相特性も良好です。
スピードも速く、広い空間を表現可能です。

ZEN Stream 自身は入門クラスの価格帯ですが、実力を発揮させるためにはミドルクラス帯のDACと
組み合わせる必要がありそうです。
それほどに ZEN Stream は高いコストパフォーマンスを誇っていると思います。

既にDACをお持ちの方は、ZEN Stream を導入するだけで Roon という新しい音楽体験が可能となります。
音質も、ピュアオーディオとして十分なクオリティを発揮可能ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

Roon 大好きな私としては、これでようやく一般ユーザー様にもRoonがおすすめできるようになり
大変嬉しいです。
今までは
「良い音が出せますが、かなり大きな投資が必要となります。」
と紹介するしか無かったのですが ZEN Stream のおかげで入門者の方にもおすすめできるほど
敷居が低くなりました。

音楽がお好きな方であれば Roon の魅力をお分かりいただけると思いますので
この機会にぜひご検討ください。

ネットワーク機器ですので、最初の導入に少してこずるかも知れません。
初期設定の方法は You Tube に動画で上がっていますので、そちらもご参考ください。

いくつか音質向上のポイントがございますので、こちらでも導入手順をご紹介いたします。
これからご紹介する導入方法は、ZEN Stream で最高音質を目指す場合の参考となるようにしております。

せっかくですので、良い音で楽しみたいですから一手間かけてみてください。




再生ソフト Roon に関しては今まで設定方法や、使い方等をここでお伝えしておりますので
Roon導入方法はそちらをご覧ください。

一点だけ問題がございまして Roon と組み合わせて使用するストリーミングサービス TIDAL が
現在、日本でのサービス開始準備中という微妙なタイミングです。

その関係で、日本からの TIDAL 契約が上手くいかないというご報告を何件か受けております。

現時点で分かっている問題点と回避方法は以下となります。

まず、登録メールアドレスですが、最後に jp と付くメールアドレスははじかれるようです。
Gmail 等の最後が com で終わるメールアドレスをお使いください。

実際の登録作業で使用する経由国ですが、カナダ以外は受け付けてくれないようです。
カナダ経由でご契約ください。

お支払い方法はクレジットカードでの直接決済を行うと、郵便番号の入力を求められ
決済出来ません。
クレジットカード決済の下にある、Pay Pal 決済であれば可能である事を確認しておりますので
Pay Pal 決済をお使いください。




今回は ZEN Stream で Roon Ready 接続する方法をご紹介します。

せっっかくですので、最高音質を目指しましょう。

最初に行うべき事は、ネットワーク環境の確認です。
このモデルは、ネットワーク接続をWi-Fi 接続と有線LAN接続から選べます。
両方を比較試聴しましたが、かなり有線LAN接続の方が高音質です。

可能であれば有線接続での使用を強くおすすめします。
今回は、この機材の最高音質を目指すので有線LAN接続を行う方法をご紹介します。

このモデルに限らず内蔵無線装置が動作していると音質が劣化します。
無線装置が内蔵された機材を使用する場合、無線装置をオフにするスイッチが無いか探しましょう。
オーディオ機器であればかなりの確率で付いておりますので真っ先にオフにしましょう。

これはPC本体にも言えます。
ノートPCはオフに出来ない場合が多いですが、デスクトップPCは無線装置をオフに出来る
場合が多いです。
可能であればオフにしてしまいましょう。大きな音質アップが期待出来ます。 




それでは、実際の設定作業に入ります。
本体へ、有線LANケーブル、と電源を接続します。
USBケーブルでDACと接続します。
全部で3本のケーブルが接続されたら準備完了です。

気が早い方は、この時点で背面左端の 「EXCLUSIVE MODES」 セレクターを Roon モード(2番)に
セットしてしまうと思います(私がそうでした)。
ですが、それを行うと設定画面が表示されなくなり手詰まりとなります。
ここにはまだ触れないようにしましょう。

ここまで出来たら、本体の電源を入れてください。
左側のインジケーターが白く点灯するまで1分ほどお持ちください。
白く点灯したら次の手順へ進みます。

まずは、本体の Wi-Fi 機能を停止させます。

設定作業は同一ネットワーク上に接続してあるPCから行います。
PCでブラウザ(Edge や Chrome)を起動してください。

アドレス欄(下記画像の上部赤丸部分)へ  http://ifi.local  と記入(コピペでも良いです)して
Enter を押してください。

下記画面が出れば成功です。

 

日本語化を行うために、左欄から「Settings」をクリックします。

 

「Apperance」をクリックします。

 
 

「Select Language」 より 日本語 を選択してからそのすぐ下の 「Save」をクリックします。

 
 

日本語になりましたら設定画面へ戻り「ネットワーク」をクリックします。

 
 

ネットワーク欄の下部(スクロールしてください)にある「無線ネットワーク」を「オフ」にしてから下部の「保存」をクリックします。

これで設定画面で行う作業は完了ですので、設定画面を閉じてください。

最後に、本体背面左端にあるセレクトスイッチ「EXCLUSIVE MODES」を2番の位置に合わせます。

 

ドライバー等で2番へ回してください。

以上で、全ての設定作業は完了です。

組み合わせるDACにもよりますが、十分にCDプレーヤーの代わりを務めることが可能なクオリティです。
ぜひチャレンジしてみてください。

 
 
 
 
2021/10/09 インターネット引き込み線(光/メタル)についてと、データ再生の現時点でのまとめ 

緊急事態宣言の解除に伴い、皆様外に遊びに行かれているようで少し時間が出来ました。
滅多に無いチャンスですので、吉田苑店内のネット環境を最新システムへ入れ換えました。

少し古い無線ルーターを最新高速の物へ変更し、ルーター周辺で使用していた(オーディオには使わないライン)
ハブも複数使用していた物を大型1台にまとめシンプルにしました。

この時点での音質変化は比較的小さいですが、改善効果がありました。
これは、ハブを整理した効果ではないかと想像しております。
積極的に行うほどのことはありませんが、複数のハブをお使いの方は次の機材更新時に1台にまとめると良い
と思います。

そして、今回の最大の目的であるインターネット引き込み線の比較試聴を行いました。
吉田苑には光回線と、ケーブルテレビ(メタル回線)の2回線が引き込んであります。
光絶縁の効果が大きな事は、光アイソレーターの使用により十分分かっておりますので
引き込み線の部分での効果も無視出来ないはずだと考えておりました。
以前も比較試聴を行い、光の方が有利という結論は出しておりましたが
今回、無線ルーターを含めて機材が一新しましたので、確認の意味を込めて再度
光回線と、メタル回線の比較視聴を行いました。

吉田苑のデータ再生環境は考えられる限りのノイズ対策が施してあります。
具体的には以下のような環境となっております。

引き込み線---終端装置(光/メタル各1台)---無線ルーター

ここまでは事務所に置いてあります。
無線で飛ばして試聴室の無線子機で受け取ります。

無線子機---Ediscreation FIBER BOX2(光絶縁装置)---ハブ---
SONORE Optical Module Deluxe(光絶縁装置)---ネットワークプレーヤー

以上のように、ネットワークプレーヤーまでに2カ所で光絶縁装置を通過します。
これだけ対策しているので、引き込み線による変化は無いもしくは、無視出来るほど小さい
のではないかと想像しておりました。

ですが、予想に反して無視出来ないほど大きな変化がありました。
光回線の方が高音質です。
想像通りS/N比に違いが出まして、空間の広さに違いが出ます。
もう一点予想外でしたが、エネルギー再現性にも差が出ました。

吉田苑の環境でこれだけ大きな差が出るということは、光絶縁を導入していない環境では
もっと大きな差となって現れると思います。
マンション等で光回線の導入が難しい環境もあると思いますが、ネットワーク再生を行う上で
音質に大きく影響を与える部分です。
現在メタル回線をお使いの方は、光回線への変更をおすすめいたします。


上で機材の話が出ましたので 2021年10月9日現在の吉田苑リファレンスデータ再生システムを
まとめてみました。

PCオーディオに関しては JPLAY FEMTO システムが数年前より変更になっておりませんので
ネットワークオーディオシステムの一覧となります。

使用ソフト Roon
PC エスプレッシーボPC Roon 仕様
ハブ Ediscreation Silent Switch OCXO
光絶縁 Ediscreation FIBER BOX2
光絶縁 SONORE Optical Module Deluxe
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200ultraNEO SE (銅線仕様)
USBリジェネレーター SOtM tX-USBultra SE (銅線仕様)

一覧にして気が付きましたが、PCとネットワークトランスポート以外は全てノイズ(ジッター)対策ですね。
データ再生はノイズとの戦いが重要なようです。


 
 
 
2021/10/03 TEAC NT-505-X 定価 206,800円(税込) / UD-505-X 定価 173,800円(税込)
               PE-505 定価 184,800円(税込)
 

先日ご紹介したESOTERIC N-05XD は、それ以前のESOTERICとは全く違う音作りとなっており、生まれ変わったようでした。
そうなると、元は同じ会社であったTEACの新製品も気になります。
早速取り寄せて視聴しました。
ESOTERIC N-05XDとほぼ同時期に発売となった新500シリーズから、ネットワークプレーヤーとDACとフォノイコライザー
を視聴しました。

 
 

上から順番に ネットワークプレーヤー NT-505-X / DAC UD-505-X / フォノイコライザー PE-505 です。

 
 

期待通りに、全てのモデルが以前のTEAC製品とは全く違う音作りになっています。
ESOTERICもそうですが、このTEACも以前の音がお好みの方にはおすすめできないほどの大きな変化となっておりますので
以前の音作りがお好みの方は、新製品への買い換えはご試聴後に行う事をおすすめします。
以前のモデルに共通する、脚色としての色気や温かみ、独特の空間表現、耳当たりの良さ、は新シリーズではほぼ無くなっております。

 
NT-505-X
まずは、ネットワークプレーヤーから視聴しました。

Roon Ready 接続での視聴です。

基本的には ESOTERIC N-05XD をグレードダウンさせたイメージです。
レンジは欲張らず、やや遅めのスピードで、 特に個性を持たせる事無く、良い意味で普通の音がします。
位相特性良好で、空間をきちんと再現出来る点が素晴らしいです。
さすがに、情報量やエネルギー再現性、再現される空間の広さは N-05XD に及びませんが
価格差を考えると頑張っていると思います。

コントロール系はESOTERICと共同開発のようで、設定や操作感はほぼ N-05XDと同じでした。

20万円クラスネットワークプレーヤーとしては、納得のいくクオリティを持っていると思います。


UD-505-X
次にUSB/DACを視聴しました。

PCからのUSB接続と、CDからの同軸デジタル入力での視聴です。

音は、ほぼ NT-505-X と同じでした。
バックパネルをご覧いただくと分かりますが、ほぼ同じ回路基板が使用されています。
入力基板のネットワーク回路が、RCA入力へ変更され、フロントパネル側のUSB接続部が
ヘッドホンアンプへ変更されているのだと思います。

ヘッドホンアンプとして使用するのであれば、こちらの方が良いでしょうが
逆に言うと、それ以外のメリットがあまり感じられません。

確かに定価で 33,000円(税込)安いというのもメリットですが、将来的にネットワークオーディオを試してみたいと
考えたときに買い換えなくてはならなくなりますので、ここでの33,000円(実売価格差はもっと小さくなるでしょう)
の節約は、微妙な判断となる気がします。

こちらを購入するのであれば、将来性まで考えてネットワークプレーヤーを検討するのも良いかもしれません。


PE-505
最後にフォノイコライザーの視聴です。

フォノイコライザーとして欲しい機能がほぼ網羅されており、隙がありません。

 

ゲイン選択可能で、MC負荷インピーダンスを 7個から選択可能、さらにMM負荷インピーダンスまで4個から選択可能です。
MC負荷インピーダンスが選択出来るのは良く見かけますが、MM負荷インピーダンスまで選択可能なモデルはあまり多くありません。

 
 

さらにイコライザーカーブが3種類から選択可能で、今流行のバランス入力まで対応と、多機能モデルとなっております。

ターンテーブル Brinkmann Bardo Performance
アーム GLANZ MH-9Bt
カートリッジ audio-technica AT-ART1000

の組合せでRCA接続として視聴しました。

現代型フォノイコライザーらしいS/N比の高さと、透明度の高い音です。 
兄弟機と同様に位相特性良好な点が素晴らしいです。
ややエネルギー密度が薄く、平坦な表現となりましたがこれはケーブル類の選択で改善できそうです。


時代の変化に合わせて、流行の音質は変化してきましたがここまで大きな変化は
レコードからCDへと変わった 1980年代以来ではないでしょうか。

メーカーさんが、自社の音質を変化させることには大きな抵抗があると思います。
昔ながらの音質を守りつつ、その時代に合わせて少しずつ変化していくメーカーが多い中
DENONさんに続きTEACさんまでが大幅に音質を変化させてきました。

これはハイレゾ音源への対応という必要に迫られてなのかも知れませんが、歓迎すべき変化で有り
スピーカーがなぜ2本なのか、ステレオ再生とは何か、という事をメーカーが本気で考えはじめたのかもしれません。

ここまでの大きな変化を行うためには大きな決断が必要だったと思います。
オーディオの新しい世界を切り開いてくれるであろう DENON さん、ESOTERICさん、TEAC さんの決断には
心より感謝いたします。
そして、かなうならばこの路線で切磋琢磨していただき、さらなる向上を目指していただきますよう願います。


ご注文はこちらよりお願いします。

TEAC NT-505-X
TEAC UD-505-X
TEAC PE-505
 
2021/10/01 ESOTERIC N-05XD 定価 825,000円(税込) 

時代の流れでしょうか。
最近はCDプレーヤーの新製品がほとんど発売されなくなってしまった代わりに
ネットワークプレーヤーが充実してきました。
日本では今でもCDがメインソースですが、海外ではネット上の音源再生(ストリーミング再生)が主流となり
CDプレーヤーの新規開発はあまり行われなくなりつつあるようです。

日本のオーディオメーカーは各社対応がまちまちで、積極的なメーカーもあれば
我関せずと孤高を貫くメーカーもあり、 各社の対応に幅があります。

そんな中、日本のハイエンドメーカーで最もネットワーク再生に積極的なESOTERICさんから
新製品が発売となりました。

 

ハイエンド製品らしい風格を持つ、正統派ハイエンドネットワークプレーヤーです。

機能も充実しており、プリアンプとしても使用可能です。
さらにヘッドホンアンプとしてもしっかり作り込まれており、ハイエンドヘッドホンアンプとしての
需要もあると思います。

当たり前のように Roon Ready と MQA に対応している点が海外での販売を強く意識していることを
伺わせます。

 
 

アナログ入力はRCAとバランス各1系統と少なめですが、ネットワークプレーヤーを使い始めると
それ以外の機器(CDプレーヤー等)を使う機会は大幅に減るので、それほど困ることはないかもしれません。
その分デジタル系の入力は必要十分な量が確保されており、このあたりにも時代の変化を感じます。
ハイエンドモデルには珍しく、Bluetoothも接続出来るのが便利ですね。

肝心の音質ですが、驚きの結果となりました。
有線LANケーブルでネットワークへ接続して Roon Ready として視聴を行いました。

音が出た瞬間にあっけにとられました。
普通の音がするのです。
音が出るまでは、いかにもESOTERICらしい重厚で煌びやかな世界が展開されるのを予想していたのですが
ややスピードが遅めではある物の、色付けの少ないストレートで素直な音が出てきます。

DENONさんも突然音作りを変えてきて驚きましたが、今度はESOTERICさんまで変わりました。
DENONさんは新製品全てで新しい音に変わりましたが、ESOTERICさんは最新のこのモデルだけ
変わるのか、これからもこの路線で行くのか大変興味深いです。

ハイレゾの情報量をきちんと再生しようとすると、この路線に行かざるを得ないのかも知れません。
そういう意味では、ハイレゾはオーディオに大きな変化を引き起こす起爆剤として機能してくれているようです。

ハイレゾの情報量は理論値ではありますが、CDの8倍ほどあります。
その情報のほとんどは空間情報で有り、空気感や気配を伝えてくれます。
その空気を正確に再生しようとすると、そのための音作りが必要となり今までと同じではいられなくなります。

今回発売になった ESOTERIC N-05XD はその空気をきちんと再現することが可能となりました。
これは既存のESOTERIC路線とは全く違う、新しい世界を再現します。
ESOTERICさんとしては新しいチャレンジでもあり、このモデルへの評価次第でこれからの
音作りを決めるのかもしれません。
ぜひこの路線を維持していただきたいので、応援の意味も込めて展示導入する事にしました。
店頭にてご試聴可能です。

音質ですが、レンジが広く、色付けの少ない素直な音色です。
エネルギーがしっかり再現される点も美点です。
空間表現は奥行き方向には少なめで、やや前に出てきます。
これは、珍しい表現で空間型スピーカーから前にエネルギーが出てきます。
音が引っ込んでつまらないと感じていた方には、おすすめできる表現力を持っています。
スピードはやや遅めですが、位相特性は良好です。

ネットワークプレーヤーは SFORZATO や LUMIN が先行しており、ネットワーク再生は
少しマニアックな世界でしたが、そこへ一般的なESOTERICが参入したことは
大変喜ばしいことで、ここからさらにネットワーク再生の世界が広がる事を期待しております。


ご注文はこちらよりお願いします。

ESOTERIC N-05XD

 
 
 
2021/09/27 hina Clock BOX 販売価格 110,000円(税込) 

久しぶりにオリジナルモデルを製作しました。
といっても、箱を作って中身を詰めただけだけですが・・・

データ再生に本腰を入れると、ジッターの影響が無視出来なくなります。
しかし、市販されているクロックは高価で簡単に手を出すことが出来ません。
そこで、何とか手の出せる範囲のクロックを作ってみました。
といっても10万円オーバーですので、高価な事には変わり有りませんが、音質に妥協することなく
可能な限り安価な設定にしております。

データ再生普及のために、原価から考えると信じられないほど価格設定はお安くしておりますので
クロックに興味はあっても価格的な要因で諦めていた方は、ぜひご検討ください。


 

コストダウンのために外装はただの箱です。

 

サイズは 142 X 200 X 60 mm とコンパクトですので、隙間に設置可能です。

 
 
 
中身はデンマークのクロックメーカー NewClassD 社製 Neutron Star 3 と 専用電源 というシンプルな構成となっています。
このクロックだけで 80,000円(税込)ほどしますので、それをケースに収めて出力端子や電源を組み込んで
11万円というのは、かなりお買い得だと思います。

出力は標準的な BNC端子で50Ω~75Ωまで対応します。

対応周波数は Neutron Star 3 が対応している、全ての周波数 6MHz~50MHz までで
ご注文時にご希望の周波数をご指定ください。

おすすめ周波数はマスタークロック周波数である 10MHz や Nmode アンプ用の 24.5MHzです。

このクロックは1つの周波数しか出力できませんが、単機能ならではのメリットである音の良さがあります。

ご注文を承ってから、メーカーへクロックを発注します。
デンマークからですので、到着まで3週間ほど掛かりますからお届けまで1ヶ月程掛かります。

マスタークロック用 10MHz と Nmodeアンプ用 24.5MHz モデルはデモ機がございますので貸出視聴も可能です。
大変申し訳ございませんが、利益がほとんどないモデルですので、貸出の際は往復とも
送料のご負担をお願いします。

 
2021/09/19 Paradigm MONITOR SE 3000F 定価 110,000円(ペア/税込) 6000F 定価 143,000円(ペア/税込) 

カナダのParadigmより新製品が輸入開始されました。
入門クラスシリーズのトールボーイ型である 3000F/6000F/8000F の3モデルです。

同シリーズのコンパクト2ウェイモデルである MONITOR SE ATOM は吉田苑でも人気があり
同モデルの鈴木氏チューニングモデルと合わせて、入門クラスの一番人気モデルとなっております。

入門クラストールボーイスピーカーは、コストの制約のためにキャビネットの強度が低くなり
ブックシェルフタイプと比較して、箱鳴りが大きく乗ってしまうため、個性の強い音になるのが普通です。
対して、ブックシェルフタイプは小さいため、キャビネネット強度が高く、結果として質の高い再生が
可能となるため、同価格モデルの場合、小型スピーカーの方が高音質な場合がほとんどです。
この新製品もペア10万円台と、トールボーイスピーカーとしてはかなり安価な部類に入るため
箱鳴りの影響から逃れられず、残念な音になるのではないかと考えておりました。

ですが、結果は予想に反して高い完成度を持つおすすめスピーカーに仕上がっておりました。
ATOM も5万円 とは思えない、高いクオリティを持つスピーカーでしたが
今回ご紹介する 3000F は設計の難しいトールボーイかつ3ウェイスピーカーという難問を2つも抱えた
モデルにあるにもかかわらず、高い完成度を誇る価格破壊モデルに仕上がっておりました。

 
 

内側が 3000F 外側が 6000F です。

仕上げは塩ビシートでしょうか?この部分で大きくコストダウンを図っているようです。
色は光沢白と艶消し黒の2種類です。

脚はスパイクを装着できるようになっており、手抜きはありません。

Paradigm MONITOR SE 3000F ペア/定価 110,000円(税込)

まずはトールボーイシリーズの中で一番小さな 3000F から試聴しました。
音は見事に小型モデル ATOM と同じです。
同一シリーズですから同じ音がして当たり前、と皆様お考えではありませんか?
実は、コンパクト2ウェイモデルとトールボーイスピーカーの音色を統一するのは至難の業で
そう簡単に出来る事ではありません。
一般的には、同一シリーズでも小型モデルと、トールボーイモデルでは音が違うのが普通です。
その困難な音色の統一を、入門クラスで軽々とやってみせる Paradigm 開発陣には脱帽です。

もう一つ驚いたのが、トールボーイとは思えない引き締まった低域です。
箱鳴りの悪影響をほとんど感じさせずに、ナチュラルに低域が出てきます。
目をつむると、コンパクト2ウェイモデルが鳴っているのではと錯覚しそうなほど
見事に制御された低音が出てきます。

通常、入門クラススピーカーを購入されるお客様のご要望は、たっぷり低音が出るスピーカーを
ご希望される場合がほとんどです。
私自身、初心者の頃は低域をブーストさせて喜んでおりましたから、お気持ちは良く分かります。
その初心者をターゲットとした価格帯のスピーカーの音作りとは全く違い、低域を膨らませず
有るだけをそのまま出してきます。
高域も同様で、色気をプラスしたり等の演出をほとんど感じません。
ある意味、マーケットを完全に無視した音作りとも言える異色モデルでもあります。
価格は入門クラスですが、出てくる音は玄人好みの渋い音作りとなっており
音楽を聞く道具としての高い完成度を持ちます。

もちろん弱点もございます。
50万円クラスの高級モデルと比較すると、高域の抜けが物足りませんし
低域も、ある程度のところですっぱりと諦めてあり、欲張らないレンジ感となっております。
情報量も、上位モデルと比較すると少なくなっており、入門クラスとしての体裁をこのあたりで
取っているように感じます。

仕上げは、塩ビシート貼りのただの四角い箱で、高級感はありません。
派手な音が出る訳でもありませんので、量販店等でスピーカーを大量に並べて
比較試聴すると、埋没してしまい良さを発揮する事は難しいでしょう。
ですが、音楽を鳴らす道具として追求された質素な美しさという意味で、このスピーカーは
光る物をもっていると思います。

入門者の方にももちろんおすすめしますが、音楽が好きな全ての方に聴いて欲しいスピーカーです。

 
Paradigm MONITOR SE 6000F ペア/定価 143,000円(税込)

次は、一サイズ大きくなりユニットも1個追加され 3ウェイ 5スピーカーという贅沢な構成の
6000F です。

このモデルも良く出来ていますが、3000Fを修行僧とするとこちらは普通の人のようなイメージです。
入門者の方には、こちらの方が好ましく感じるのではないでしょうか。
見た目通りに、低音が多目に出て3000Fのようなストイックなイメージはほとんど無くなります。
中高域もややマイルドになり、聞きやすくなります。

初心者さんや、AV用途、にはこちらがおすすめです。

8000Fはまだ試聴出来ておりませんので、試聴出来ましたらお知らせいたします。
 
 
 
2021/08/23 Kaiser Sound / Sound Revolver 77,000円(税込) Stream Reviver 154,000円(税込) 

今回はご紹介するかどうか大変悩みました。

最初にお断りしておきますが、今回ご紹介する商品は一般的にオカルトに分類されると思います。
ご気分を害する方もいらっしゃると思いますので、オカルト製品が苦手な方はここで読むのを
止めていただくようお願いします。

Kaiser Sound さんは歴史の長いメーカーで、吉田苑とは30年近いお付き合いがございます。
そうでありながら、今まで Kaiser Sound 製品をご紹介したことはほとんどありません。
唯一、インシュレーターは通信販売ページに掲載してもおりますし、記憶があやふやですが
随分昔にご紹介した事があったと思います。

これには理由がございまして、独自理論を前面に押し出した個性的なホームページと
その理論により設計された製品群が一般的に「オカルト」に分類されかねない危うさを秘めているためです。

Kaiser Sound さんのホームページにご自身の発言をまとめたページがございます。
これが、Kaiser Sound さんの目指す物、考え方を端的に表しておりますので、ご紹介します。

  • 大方の人が理解出来ないからと言って、
    それが間違ってるとか科学的でないと、
    決めつける方がむしろ科学的ではない。

 
おそらく、ご自身の理論を否定され続けたために出た発言だと思います。

  • オーディオの再生音楽は科学と芸術の融合です
    数・理・科に於ける間違いから始まっていれば
    情・気・術を語るに値するものではありません
    好き嫌いや好みは、音楽の体を成したる後の話


これが、Kaiser Sound さんの根底に流れる考え方でしょうか。
この言葉に少しでも感じるもががある方はこの先を読み進めてください。
それ以外の方は「フィクション」だという前提で読み物として捉えていただくようお願いします。


Kaiser Sound さんというよりブランド名である ローゼンクランツ と言った方が通りは良いかもしれません。
ローゼンクランツのインシュレーターといえば、オーディオ歴の長い方ならばご存じかも知れません。

インシュレーターの重要性(効果の高さ)を世に知らしめるきっかけとなったのが
ローゼンクランツのインシュレーター群であったと思います。
それほど、ローゼンクランツのインシュレーターは効果が高く、吉田苑でもコンスタントに売れ続けている
息の長い製品です。

このインシュレーター一つ取っても、Kaiser Soundさんの開発力の高さは感じますので
その他の製品群もきっと良いのだろうと考えておりましたが、その独特な理論と、価格により
実際の試聴まで踏み込むことはありませんでした。

ですが、先日ついに試聴の機会に恵まれ、その効果を知ってしまいました。
これは皆様に紹介すべきと思いましたが、同時に「オカルト」製品をすすめる怪しい店との
レッテルを貼られてしまう怖さもあり、これを書いている今でも止めるべきでは・・・との思いがございます。

製品開発者である貝崎氏から理論を聞かせていただきましたが、大変難解でそれをお伝えする
能力は私にはありません。
要約すると、音楽を音楽として捉えるためには「電気」「振動」「気流」を整える必要がある。
今回ご紹介する製品はその「気流」を整えるために開発された物だそうです。


この「気流」を整える、というキーワードは私自身全面的に同意する部分です。
極論すると、スピーカーから発生する音波を鼓膜まで伝えるケーブルがこの空気(気流)ですから
この部分を無視する事は出来ません。

各スピーカーメーカーもその点は理解しており、バスレフポートの設計に気流制御を意識したモデルが
多数発表されております。
有名なところでは B&W のディンプルでしょうか。


その気流を整えるための製品が今回ご紹介する2モデルとなります。

 

まずは Sound Revolver 77,000円(税込)からご紹介です。

高さ 94mm とコンパクトです。
材質は非公開ですが、ステンレスでしょうか。
このサイズでステンレス製、販売価格 77,000円(税込)・・・
絵画や宝飾品と同じで、原価計算をしてはいけない製品ですね。
その効果にこの価値があるかどうかだけが勝負です。

そしてここで紹介する以上、私はその価値があると判断しております。

このアクセサリーをスピーカーの中央奥側に設置すると、再現される空間が整えられ定位が明確になります。
部屋(空気)の影響により、微妙にぶれていた音が整えられ滲みが減り定位が明確になります。
左右、奥行き、高さ全ての方向で定位が明瞭となり楽器の位置関係が見えるようになります。

店頭で試聴した際、その効果に驚き他の環境で試すため自宅に持ち帰り、自宅でも試してみましたが
同様の効果がありました。
自宅は左側に窓が有り、右側は押し入れという環境のため周波数帯域によって音像が左右にぶれる傾向がありました。
ですが、このアクセサリーを設置すると定位がぶれなくなりました。
不思議ですが、どうやら本物のようです。

申し訳ございません。なんだか怪しい通信販売ページみたいな文言になってきましたが
偽らざる私の感想です。

このアクセサリーの効果は、定位の明確化という分かりやすい変化をするため、最初の一歩としておすすめです。

 
 

次は Stream Reviver 154,000円(税込)です。
こちらは少し大きく、高さ 348mm あります。

材質は少し厚めの鉄でしょうか。 
こちらも先ほど同様、原価計算をしてはいけませんね。

こちらの効果は先ほどのモデルとは違い、部屋の空気その物を制御する感じです。
聴感上のS/N比が向上し静かになります。
それ以外の変化を文字にするのは難しいです。
音が音楽に生まれ変わるという表現で伝わるでしょうか。
テレビの向こう側の音楽が、生演奏に変わるという表現でも良いかもしれません。
何を大袈裟な、とお感じになると思いますがこの変化を文字にするとこうなります。

解像度が上がるとか、厚みが出るとか、オーディオ的な評価をするとそんな感じなのでしょうが
そういうオーディオ的な変化とは少し違う変化です。
説得力が向上するというのが一番しっくりくるかも知れません。
ああ、音楽ってこうだよね!という変化です。

文字では伝えきりませんので、ぜひ体験してみてください。
こればかりは体験していただくしか無いと思います。
吉田苑試聴室にて体験可能です。

1本でも十分効果がありますが、2本入れるとさらに効果が上がります。

 

吉田苑試聴室への設置状況です。
小さくて分かりにくいので、赤丸で囲んでおります。

Sound Revolver はスピーカーの中央奥側に設置となっております。
Stream Reviver はどこでも良いそうです。

ここまでお付き合いいただききありがとうございます。
自分で読み返しても怪しさ満載の記事ですね。

こんな怪しい記事を読んで、試聴せずにご注文いただくチャレンジャーな方はいらっしゃらないと思いますが
お願いがございます。
試聴機を用意しましたので、ご注文は必ず試聴後にお願いします。
本当に高価なアクセサリーです。
必ずご試聴いただき、納得の上でご注文をお願いします。

効果の出方から想像して、現代型(空間型)スピーカーでこそ真価を発揮すると思います。
環境による効果の差も出るでしょう。
試聴無しでのご購入はリスクが高いので、ご注意下さい。


2021/08/13 SOtM tX-USBultra スペシャルエディションモデル発売 

先日ご紹介しました SOtM ネットワークトランスポート スペシャルエディションモデルに続き
USBリジェネレーター tX-USBultra スペシャルエディションモデルが発売されました。

内容は前回と全く同じで
通常版へ電磁波シールドを追加し、内部配線材を7N UPOCC銅線もしくは銀線へ変更。
さらに、コンデンサーをEvox Rifa 製へ交換してあります。

この USBリジェネレーター という製品は、USBラインのクロック打ち直しという地味な仕事を受け持つのですが
その効果は高く、吉田苑データ再生リファレンスシステムの中核を永く務めてくれています。
ノーマルでも十分満足行く効果を持つのですが、前回の sMS-200ultraNEO スペシャルエディションモデルの
試聴を体験してしまうと、こちらのスペシャルエディションモデルにも期待が高まります。

今か今かと待ち焦がれた試聴機がようやく届きましたので、早速比較試聴です。

 

前回の画像の使い回しではありません。
左が 銅線モデル、右が銀線モデルですが、相変わらず外見では見分けが付きません。

tX-USBultra 12V 10MHz入力付き 銅線仕様 236,500円(税込)
tX-USBultra 12V 10MHz入力付き 銀線仕様 242,000円(税込)

通常モデルからの ヴァージョンアップも可能です。

バージョンアップ費用

銅線モデル 60,500円(税込)
銀線モデル 66,000円(税込)

今回の試聴は苦労しました。
どちらもとても良いのです。
高いレベルでの比較試聴となり、いつもより時間がかかってしまいました。
その分、この2モデルの違いも良く分かりました。

今回は前回以上に悩ましい選択となります。

銅線モデル

ノーマルモデルと比較して S/N比 が向上し、情報量とエネルギー密度が向上します。
スピードも上がり、音像が絞り込まれまれ定位が明確になります。
空間もさらに広く表現されるようになり、スピーカーの外側まで広がります。
銅線モデルはこの空間の広さが特に優秀で、奥行き高さもノーマルモデルより広く再現されます。
音色はノーマルモデルから変化しませんので、単純にクオリティが上がり再現される空間が広がり
情報量が上がり、エネルギーが向上します。

銀線モデル

前回ご紹介した sMS-200ultraNEO 銀線モデルと違い、ゴージャスさを前面に押し出してくることはありません。
ノーマル機に近い音色を持ち、ほんの少し色気を演出する音作りです。
絶妙のさじ加減で、物足りなくならない程度にほんの少しだけ色気がプラスされるため
銅線モデルとの音色差が小さく、今回の試聴を困難な物とした原因でもあります。

ノーマルモデルと比較して、S/N比が向上し、情報量とエネルギー密度が向上します。
スピードが上がるところまでは同じですが、空間表現が少し違います。
銅線モデルより凝縮され、空間自体は銅線モデルより少し狭くなります。
ですが、ノーマルモデルよりは広いので、ノーマルモデルの上位である事に違いはありません。
音像は銅線モデルよりやや大きめで、厚みがあります。
定位は銅線モデル同様ピタリと決まります。
銀線モデルは分厚く、ほんのり漂う色気が特徴で、ゴージャスと言うほど色付けは強くありません。
躍動感が強く、銀線モデルを聴いた後だと、銅線モデルはおとなしく感じます。

この2モデルは本当に悩ましく、どちらか片方をおすすめするのは難しいです。

楽器の音色に忠実で、よりリアル志向な方は銅線モデルで間違いありません。

ですが、愚直なほどにストレートな再生音は時として物足りなく感じることもあるでしょう。
そんな時は銀線モデルが魅力的に感じます。

試聴時もこの葛藤で苦しみました。

sMS-200ultraNEO 銅線 モデルを導入し、tX-USBultra 銀線モデルと組み合わせるのが
楽しい音楽ライフには向いているかもしれません。
この 銅線 + 銀線 システムは、リアル志向に躍動感と一滴だけ垂らした色気を加味した絶妙なバランスのシステムです。


ここまで書いてそれは無いだろうと思われるかも知れませんが、吉田苑では 銅線 + 銅線 システムを
リファレンスシステムとして導入します。
正確な再生は吉田苑の究極の目標です。
その目標に最も近いのは 銅線 + 銅線 システムですので、リファレンスシステムは銅線セットとなります。

どちらを選択しても十分ご満足いただけると思いますので、これから検討される方はスペシャルエディションモデルを
おすすめします。
もちろんヴァージョンアップもおすすめです。


 
 
2021/08/06 JBL 4309 定価 198,000円(ペア/税込) 
 
久しぶりにJBLスピーカーのご紹介です。
165mmパルプコーンウーハーにコンプレッションドライバー + ホーン という、いかにも JBL らしい組合せが
うれしい新製品です。

 

一目でJBLと分かるデザインは健在で安心できます。
43シリーズとしてはコンパクトな設計で、少し大きめのコンパクトスピーカーサイズで設置場所の苦労は少なそうです。

 
 

キャビネットはJBLとしては丁寧な仕上げで、価格なりの高級感があります。

JBL導入の際に問題となる、独特な形状故の適合スタンドの無さがありますが、このモデルには
前回ご紹介しました TiGLON MGT-Y60S が、専用スタンドかというほどぴったり収まります。
スピーカー導入の際はセットでご検討ください。

音質ですが、久しぶりの オールドJBL サウンドです。
スピードは欲張らず、ゆったりとした低音と厚みのある中域、やかましくない程度にかつ物足りなくならない程度に
丸められた高域と、名機4301 の流れを汲む懐かしい音がします。
それでいて 4301 ほど我が儘では無く、ある程度広い範囲の音楽への適合能力も備えています。

位相特性良好で空間もしっかり描き出します。
奥行き方向の再現力が弱いですが JBL にそれを求めてはいけないのでしょう。
その分しっかりとエネルギーは前へ出てきますので、今となっては逆に珍しい空間表現をするスピーカーです。
昔は、これが標準でしたから時代の変化を感じます。

 

43シリーズ必須機能である、アッテネーターも搭載されており手抜きがありません。

 
 

底部にはプラスチック製の袴が装着されており、設置難易度を下げることに貢献しております。
通常のスピーカーは設置の際、インシュレーター等で接地面から持ち上げる方が音質面で好ましいことが多いのですが
最初からインシュレーターが付属しているような状態で、そのまま置いても特に大きな問題はありません。
もちろん、インシュレーターを挟めばより良い結果が得られる可能性もございますが、ポン置きで使えるのは
楽で良いと思います。

空間をきっちりと再現する現代型スピーカーでは無く、今では少数派となってしまったエネルギーを前面へ押し出すタイプの
スピーカーをお探しの方にはぴったりの良質なスピーカーです。


 
2021/08/01 PCオーディオとUSB機器 
 
今日は日曜日ですが、お客様のご来店が少なくじっくりと検証する時間が取れたので、以前から気になっていた事を
確かめてみました。

吉田苑リファレンスPCオーディオシステム(Roonシステム)の核であるエスプレッシーボPCには
USB接続の外付けハードディスクが接続されています。
これは、JPLAY FEMTO用データベースなのですが Roon と JPLAY FEMTO の比較試聴が出来るよう
接続しております。
先日 Roon を再生しながら、その外付けハードディスクを外したところS/N比が上がったように感じました。
今日はその現象を確認したのですが、やはりUSB ハードディスクを接続すると S/N比が悪化する事が
確認出来ました。

こうなると、USB端子に接続されている別の機材も影響するのではないかと気になりだしました。
店頭の環境では、USBハードディクス の他に マウス と キーボードがUSB接続です。
早速この2つを取り外したところ、さらにS/N比が上がりました。

マウスとキーボードが無いと不便ですので、現実的ではありませんが
音質最優先で考えると、USBポートには何も接続せずに全てUSBターミネーターで塞いでしまうのが
ベストでした。

ここまですると、さらに先を聞いてみたくなり HDMI 接続されている モニター も取り外しました。
ここまですると、全てが接続されていたときと比較すると 2割は音質向上しています。
全くお金を掛けずに 2割も音質アップが可能な方法ではありますが・・・現実的ではありませんね。

ですが、この音質は捨てがたいです。
Roon専用PCとして運用するのであれば、PC起動後にRoonを立ち上げてしまえば
それ以降、マウスもキーボードもモニターも必要ありません。
PC起動後に全て取り外す手間は、それ程ではありませんので
本気で音楽を聞くときには有効な手段だと思います。
もしくは、Roon起動後全て取り外して電源を落とさずに常時通電するという荒技も有りだと思います。

少し極端な運用法ではありますが、音質向上の有効な方法ですので実現可能な環境の方は
ぜひ試して見てください。
何よりお金が全くかからないのが良いですね。

 
2021/07/31 SOtM sMS-200ultraNEO スペシャルエディション発売  

吉田苑のリファレンスネットワークトランスポートである SOtM sMS-200ultraNEO にスペシャルエディションモデルが
追加されました。

通常版へ電磁波シールドを追加し、内部配線材を7N UPOCC銅線もしくは銀線へ変更。
さらに、コンデンサーをEvox Rifa 製へ交換してあります。
Evox Rifa は現在別名となっており、過去の名パーツです。
大メーカーですと、このような新規入手が出来ないパーツを使用することは出来ませんが
SOtM さんのような比較的小さな会社の場合、新規入手不能なパーツでも、ある程度まとまった数が
入手出来れば製品化出来ますので、普通使えないマニアックなパーツが使えるのが良いですね。
 
 

右が銅線モデルで左が銀線モデルですが、外観で見分けは付きません。

スペシャルエディションモデルは内部配線に銅線を使うか銀線を使うかの 2モデルから選択可能です。

sMS-200ultraNEO 12V 10MHz入力付き 銅線モデル 275,000円(税込)
sMS-200ultraNEO 12V 10MHz入力付き 銀線モデル 280,500円(税込)

通常モデルからの ヴァージョンアップも可能です。

バージョンアップ費用

銅線モデル 60,500円(税込)
銀線モデル 66,000円(税込)

実は、最初このスペシャルエディションモデルの話を聞いた時あまり期待しておりませんでした。
通常モデルより 38,500円(銅モデル/税込)アップの効果があるかどうか、内容を聞いただけでは
判断出来ず、経験的に多少音色が変化するだけで、クオリティアップの余地は小さいのではないかと
考えておりました。

ですが、実際にスペシャルエディションモデルを聴いてみると、予想以上の効果に驚きました。
十分に 38,500円(税込)を追加投資する価値のある改善効果がございます。
バージョンアップですと 60,500円(税込)ですが、それでもその価値はありますので
今お持ちの方も是非ヴァージョンアップをご検討下さい。

店頭デモ機も早速ヴァージョンアップを依頼しました。

銅線モデルと銀線モデルの2つが選択できるのも、悩ましい選択で良いと思います。
内部配線材が違うだけですが、この両モデルの音質差は大きく、どちらも魅力的です。

銅線モデル
オリジナルモデルをそのままクオリティアップしたイメージです。
オリジナルモデルと比較してS/N比が向上し、解像度が上がります。
そして、一番大きく変化するのがエネルギー密度の向上です。
音の粒子に込められるエネルギーが上がるイメージで、実体感が向上します。
データ再生とレコード再生の大きな違いの一つに、データ再生はエネルギー再現性が弱いという点がありますが
そのエネルギー再現性が向上するのは、データ再生の弱点克服に繋がりリアリティ向上に大きく貢献します。

銀線モデル
オリジナルモデルや銅線モデルとは違い、ゴージャスかつエネルギッシュなサウンドとなります。
エネルギー密度の向上は銅線モデルと同様ですが、良くも悪くも直球勝負な銅線モデルと違い
ふくよかさと、豪華さが追加されオーディオ的な快感に浸れるモデルとなりました。

どちらにするかは悩ましいですが、楽器の音を正確に再現したい場合は「銅線モデル」を
オーディオ的な快感を追求する場合は「銀線モデル」がおすすめです。


SOtM tX-USBultra も同様の スペシャルエディションモデル が発表されております。
こちらは現在試聴機を手配中ですので、効果が確認出来ましたら再度お知らせいたします。

 
 
2021/07/26 TiGLON MGT-Y60S 販売価格 69,800円(税込) 
 
久しぶりの吉田苑オリジナルモデル発売のご報告です。

スピーカースタンドの重要性は先日お伝えしましたが、そのスピーカースタンドの新製品となります。

 

通常は TiGLON さんのスタンドをおすすめしておりました。
すっきりとした見通しの良いスタンドで、5万円クラスのスタンドとして積極的におすすめしていたのですが
天板が 16cm * 21 cm と微妙に小さいのです。

現在主流のコンパクトスピーカーサイズは、幅 18cm ほど奥行きは深い物が多く 25cm 以上有るモデルも
少なくありません。
天板からスピーカーがはみ出しても音質上のデメリットはありませんが、落下の可能性が上がり安心できません。

ですので TiGLON さんにお願いして天板サイズの大きなモデルを製造していただきました。

 
 

白い紙がオリジナルサイズ(16cm * 21cm)です。
オリジナルより3cmずつ大きくして 19cm * 24cm となりました。

 
 

入門クラスおすすめスピーカー Paradigm ATOM-FT を載せてみました。
横幅はほぼぴったり、奥行きは少し足りませんがこれくらいのはみ出しであれば落下の可能性は低くなると思います。

スピーカースタンドは一度購入すると、なかなか買い直す機会はありません。
最初に購入したモデルを永く使う傾向がございますので、最初に奮発して良質なスタンドを購入されることをおすすめします。
 

 
2021/06/25 Polk Audio Reserve R100 77,000円(ペア/税込) 
 
アメリカの Polk Audio が久しぶりに輸入再開です。記憶があやふやですが20年振りくらいでしょうか。
1972年創業のアメリカ老舗スピーカーメーカーで、サラウンド用やサウンドバー等入門クラスに強いメーカーです。

今回は入門クラスの Reserve シリーズのご紹介です。

 

価格の割には高級感のある外観で、安っぽくありません。

 
 

ツィーターはリングラジエータータイプで、中央に樹脂製の鋭い物が装着されています。

 
 

もう一つの特徴がこのジェットエンジンのようなバスレフポートです。
バスレフポートの気流制御では各社様々なアプローチを行っています。
B&Wのディンプルは有名ですよね。
このポートはそこからさらに一歩踏み込んで積極的に気流制御を行おうと開発された
特許技術です。
音を出しながら、ポートに耳を近づけても中域の雑味がほぼ感じられず、低めにチューニングされた低音だけが
素直に出てており、この技術が有効に作用している事が感じられます。

10万円以下のスピーカーとしては優秀なモデルで、位相特性は良好です。
スピードは標準クラスですが、遅いとは感じません。
情報量はクラス標準より少し多いくらいです。

音作りとしては、やや多目の低域と欲張らない高音でイメージ通りの正統派アメリカンサウンドだと思います。
中高域がやや甘めに音作りされており、刺激的な音が耳に刺さることがありません。
それでいて、物足りない感じは無くバランス良く音楽を楽しめます。

同価格帯でライバルとなる Paradigm ATOM がもっと直球でストレートに表現しますので
ATOMがうるさいと感じる方にぴったりだと思います。

使いこなしのポイントはバスレフポートから出る大量の低域の制御でしょうか。
背面にウーハーが付いているかのようにたっぷりとポートから低音が出ますので
背面の壁との距離には注意が必要です。

スタンドに良質な物を組み合わせてあげれば、価格以上の立体的な空間を再現することも可能な
実力も秘めています。

少し乱暴に向き不向きで分けるとすると、楽器の再現性に優れた ATOM に対して女性ヴォーカル等を
色気たっぷりに楽しめる Polk Audio となります。

素材としても魅力的ですので、どう改造しようかと検討中です。
大きな欠点がありませんので、良い点である魅力的な低音の量感と中高域の色気を残したまま
解像度と情報量をもう少し出せるようになると良いな・・・と考えております。

 
 
2021/06/24 おすすめセット Roon + TIDAL 入門セット 

おすすめセットの Roon 編を書いていたのですが、ここに書き込む量では無くなったので
PCオーディオコーナーに専用ページを新たに作成しました。

 
 

PC + iFi ZEN DAC 販売価格 22,000円(税込) という低価格ながら、侮れない実力を持つシステムです。
面倒な設定や難解な操作も無く、初心者の方にも気軽にチャレンジ出来るシステムとなっておりますので
今までデータ再生と距離を置いていた方も、ぜひチャレンジしてみてください。
投資額はハードで22,000円(税込) ソフトは月額 3,400円 ほどでお試し可能です。

データ再生の持つ可能性を感じていただければ! という願いを込めてページを作成いたしました。

可能な限りサポートさせていただきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

Roon + TIDAL 初心者入門セット

 
2021/06/11 Ediscreation FIBER BOX2 定価 198,000円(税込) Silent Switch OCXO 187,000円(税込) 
 
香港の新しいブランド Ediscreation の取扱いを始めました。
現在輸入されているモデルは2種類だけですが、本国サイトを見てみると他にも魅力溢れる製品が並んでいて
ワクワクします。
特にオリジナルPCはいかにも音が良さそうで、輸入代理店さんにすぐ輸入してくれるようお願いしたほどです。
最も、サポートや実売数を考えると輸入の実現は厳しそうですが・・・

全ての製品を開発者自らの手で製造し、最終チェックまで行うという徹底した生産体制はFundamentalと同じで
オーディオに対する真摯な思いを感じます。

これからも目を離せない、楽しみなメーカーの誕生です。

日本輸入のトップバッターは、ハブと光アイソレーターの2モデルとなります。

光アイソレーター FIBER BOX2 JAPAN STANDARD MODEL

 
 
 
光アイソレーターとは、前回ご紹介した SONORE Optical Module と同様の機能を1台で済ませることが可能な機材です。

 

使い方は簡単で、オーディオグレードハブをお持ちの場合はルーター(無線装置)とハブの間にLANケーブルで接続します。
オーディオグレードハブをお持ちで無い場合は、ハブとPC(ネットワークプレーヤー)の間に接続します。
それにより、ルーター等で発生するノイズを遮断することが可能です。

その効果は大きく、ルーターがここまで音に悪影響を与えていたのかと驚かされます。

 
 
 
Ediscreation の大きな特徴の一つに必ずアナログ電源を使用する点があります。
この機材にも大型のトロイダルトランスが使われており、丁寧な電源回路が構築されています。

 
 
もう一つの特徴が贅沢なクロックを搭載している点です。
この価格帯の製品では通常搭載されない、OCXO(恒温槽付水晶発振器)が贅沢に使われており、この発振器より
2枚の光変換基板へクロックの供給がされて同期運転が行われています。

 
 
その2枚の光変換基板同士を接続する光ケーブルは、最適な長さを徹底した試聴によって決めた長めの光ファイバーによって
接続されています。

徹底した試聴と、丁寧な作り込みにより完成したアクセサリーで、少し高価ですがそれ以上の価値がある
コストパフォーマンスの高いおすすめ機材です。

S/N比の悪化、エネルギー密度の低下、情報量の低下、解像度の低下、再生空間が狭い、音に実体感が無い、等
お悩みの方は、お気軽にデモ機をご依頼下さい。
その効果をぜひ体験していただければと思います。

オーディオグレードハブ SILENT SWITCH OCXO JAPAN STANDARD MODEL
 
もう一機種はハブです。

 
 
オーディオグレードハブとしては、今まで日本テレガードナー M12 Switch IE GOLD をおすすめしておりました。
M12 Switch IE GOLD も素晴らしいハブですが、その価格と高価な専用LANケーブル必須という弱点がありました。

 

このハブは、通常のLANケーブルが使用可能で、高価な専用LANケーブルを必要としません。
そのため、より気軽に導入することが可能です。

音質も素晴らしく、エネルギー再現性に関してはM12 Switch IE GOLD以上だと感じました。

 
 
LANポートの下にある小さなスイッチは、LANケーブルのグランドを電気的に遮断するための物です。
オーディオ以外での使用の場合、LANケーブルのグランド(シールド)はノイズ対策として有効ですが
オーディオ用途となると、グランドループの発生というやっかいな問題を起こす事があります。
そのため、このスイッチによりグランドカットのオン/オフが切り替えられるようになっています。
私が試した範囲では、全てのラインでグランドカットした方が好ましい音が出ました。
LANケーブルのシールドをカットするのは大変な作業ですので、スイッチ一つでオン/オフ出来るこのスイッチは
大変有効だと感じました。

 
 
こちらも電源にトロイダルトランスを使用したアナログ電源が組んであり、ACアダプター使用の他社製品と一線を画す部分です。
心臓部の回路は中央の青いシールドケースに収められ、ノイズ対策がなされています。

 
 
クロックもOCXOが贅沢に使用されており、この一点だけでもコストパフォーマンス抜群です。

 
 
手作りならではの半田の乗りです。
ここを見ただけで、丁寧に手作りされているのが分かります。

使用されているパーツも吟味された良い物ばかりで、きちんと音を聞きながらパーツ選定されていることを感じます。

データ再生の大きな壁であった、高価なハブが大幅に低価格となりました。
それでも高価なんですが、今までがあまりに高価でしたので相対的にとても安くなったように感じてしまいます・・・
今まで、価格が原因で手が出せなかった方には朗報だと思います。

こちらもデモ機がを用意しておりますので(可能であれば光アイソレーターとセットで)お気軽にデモ機をご依頼下さい。

 
2021/06/05 おすすめセット データ再生編 
 
今回はデータ再生編です。
久しぶりですので、基本的な部分から書いていきます。
ご存じの方は読み飛ばして下さい。

現代ピュアオーディオの音の出発点は3種類ございます。

アナログレコード

3種中最も古くから存在し、本気で取り組むと最もコストがかかる方法ですが、その頂点は未だに見えません。
最も、腕を要求される方法でも有り全く同じ機材を使用しても、使い方でかなり違う音が出る方法でもあります。
一生掛けて追求するだけの懐の深さを持ちますが、投資額もかなりの額となります。
さらに、ただお金を掛けてもよい音を出す事は難しく、良い音を出すためのたゆまぬ努力を必要とします。
趣味としての奥深さはまさに「趣味の王様」に相応しいと思います。

CDプレーヤー

最も安価かつ手軽によい音を手に入れることが可能で、現在の主流でもあります。
特に、限られた予算でよい音を手に入れたい場合は、他の選択肢より大きなアドバンテージがあります。
箱から出して、設置するだけで80%くらいの性能は簡単に引き出せますので
初心者にも優しく、オーディオと格闘したくない方にもおすすめです。
逆に、購入後の伸びしろが小さく創意工夫による音質向上の手段が限られているのが弱点です。

データ再生

一昔前はPCオーディオという呼び方をしておりましたが、現在はPCを使わない方法が
主流となりつつあるため、データ再生と呼んだ方がしっくりきます。
アナログレーコード程ではありませんが、本気で取り組むとある程度のコストがかかります。
ですが、比較的安価にそれなりのシステムを構築することも可能です。
大きく分けて2つの方法が有り、PCを使用する方法と、ネットワークプレーヤーを使用する方法がございます。

PCを使用する方法は、既にお持ちのPCを使用することで手軽に始められる反面
PC知識を要求される場面があり、少し敷居が高いです。

ですが、ネットワークプレーヤーの初期設定でも、ネットワーク関連の知識が要求されることが有り
データ再生を行う上では、このPC関連知識がどうしても必要となります。

AMAZON 等の大手が配信しているデータ再生を行う場合は、専用機を購入する事で
ほぼ知識が無い状態でも音を出す事が可能ですが、家電製品以上の音質での再生が出来ないのが
弱点です。

そのため、現状ではピュアオーディオレベルの音質を確保するためには、PCかネットワークプレーヤー
が必須の状況です。

ネットワークプレーヤーは前回 DENON PMA-800NE をおすすめしましたので
今回はPCを使用する場合の入門クラスおすすめシステムとなります。

この場合、最も重要なハードウェアはPC本体です。
お持ちのPCを流用するのが始めの一歩としてはおすすめですが、その先はPCの買い換えを視野に入れておくことを
おすすめします。

PC本体
USB DAC iFi ZEN DAC 22,000円(税込)
再生ソフト JRiver27 約7,000円(税込)
別途AMAZON等のストリーミング再生業者と契約する事もおすすめです。

ストリーミング再生専用であれば、再生ソフトは必要ありません。
これからは、ストリーミング再生が主流となると思いますので、再生ソフトは必須ではありません。

約3万円ほどで、データ再生の基礎を勉強しつつその楽しさの片鱗を感じていただけたらと思います。

特に初心者の方には、AmazonMusicHD をおすすめします。
PC本体 + USB DAC だけで始めることが出来、投資額から考えられないほどの
深い音楽体験が可能です。
設定も簡単で、7000万曲が最低でもCDクオリティで聴き放題となり
音楽好きであれば夢のような環境が手に入ります。

ここまで試していただき、その上を目指そうと考えた場合はまず、PC本体の買い換えを検討されることを
おすすめします。

PC本体が音質に与える影響は絶大です。
入門クラスCDプレーヤーとハイエンドCDプレーヤーの音質差以上の差が発生します。

PC本体と音質の関係ですが、10年以上様々なPCを試聴してきた経験を元に順位付けしてみます。

Windows ノートPC
mac
Windows デスクトップPC
オーディオ専用PC

下に行くほど高音質となります。

ピュアオーディオ用途としては、ノートPCは厳しいと考えております。
ほとんどの方はノートPCをお持ちだと思いますので、始めの一歩はノートPCで問題ございません。
ですが、次のステップへ進む場合、まず最初にPC本体の買い換えを強くおすすめします。

デスクトップ型のPC、それもスリム型では無く通常サイズの物がおすすめです。
この理由は、発熱させないためです。
PCは発熱に比例して音質が劣化していきます。
可能な限り大型で冷却性能の高いモデルがおすすめです。

メーカー製(SONY等)PCは余計なソフトが大量に入っている上に無駄に高価となるため
おすすめできません。
BTOパソコン(パソコン工房等)がおすすめです。
PC発注の際に、大事なポイントをお伝えしておきます。

SSDはシリアルATA(SATA)モデルを選択して下さい。 最近は M.2 SSD が増えてきましたが
経験上 M.2 SSD は音がかなり悪いです。

OSインストールSSDへは再生ソフト以外をインストールしないでください。
パーテーションを切ってもダメです。128GB~256GB程のSSDへパーテーションを切らずに
OSと再生ソフトのみをインストールして運用してください。
音源データは必ず、物理的に別の記憶装置へ格納してください。

この2点をクリアするタワー型PCであれば5万円程で購入可能ですので、CDプレーヤーを
1台購入するくらいの投資で大丈夫です。
ピュアオーディオ機器としては、入門クラスの投資ですみますのでぜひご検討ください。

今回おすすめした PC + ZEN DAC + AmazonMusicHD システムはかなりの高音質再生が可能です。
データ再生未経験者の方も、是非チャレンジしてみてください。



2021/05/29 おすすめセット その1 
 
世の中が大変な状態となり、新製品の発売が止まってしまっためネタがありません。
そのため、更新が止まってしまい申し訳ございません。

あまりに更新が無いと面白くありませんので、これから数日置きに私の考えるおすすめセットを
価格帯別にご紹介しようと思います。
基本的にはベストバイでおすすめしているモデルが中心となり、目新しさは無いかも知れませんが
単品でのおすすめとは違い、セットでのおすすめですので少し違った切り口が見えるかも知れません。

まずは、入門クラスのおすすめセットです。

アンプ DENON PMA-800NE 定価 77,000円(税込)
CDプレーヤー DENON DCD-800NE 66,000円(税込)
スピーカー Paradigm Monitor Atom 定価 55,000円(税込)

実売総額15万円ほどで、このクオリティのセットが組める時代になりました。
良い時代になったと思います。
一昔前であれば、このレベルの音を出すためには倍以上の投資が必要でした。
最強のハイコストパフォーマンスセットだと思います。

このセットに、ネットワークプレーヤーである DENON DNP-800NE 定価 66,000円(税込)
を組み合わせれば、ストリーミング再生からBluetooth再生まで可能なほぼ全ての
デジタルメディアに対応可能なシステムとなります。

音色はストレートなモニター調で、ジャンルを問わずどんな音楽も楽しめる万能システムでもあります。
良質なスピーカースタンドと組み合わせれば、ミドルクラスシステムに匹敵するハイクオリティシステムの完成です。

おすすめスタンド
TiGLON MGT-60S 定価 74,800円(税込)

せっかくですのでスピーカースタンドのお話しを少し。
私も昔は普通のオーディオマニアでしたから、音が直接出る訳では無いただの置き台である
スピーカースタンドに予算を割り振ることに大きな抵抗を感じるお気持ちはよく理解出来ます。
今回のケースではスピーカーが5万円ほどですので、おすすめのスピーカースタンドが5万円です
と言われると、とても許容できないと思います。

ですが、スピーカーを生かすも殺すもスタンド次第です。
今出ている音の半分はスタンドの音だとお考えください。
それほど、スピーカースタンドが音質に与える影響は大きいです。

極端な言い方をすると、10万円のスピーカーを3万円のスタンドに乗せるよりも
5万円のスピーカーを5万円のスタンドに乗せた方が、よい音が出る可能性は高いと思います。

コンパクトスピーカをご検討される際は、スタンド込みで検討されることをおすすめします。


 
 
2021/03/25 Paradigm Founder 40B 定価 385,000円(税込)

2021/04/25 展示機導入しました。店頭にてご試聴可能です。
在庫、1台のみございます。

前回ご紹介出来る新製品がありませんと嘆いていましたが、光メディアコンバーターに続いて良い物が入ってきました。
カナダのスピーカーメーカー Paradigm の新製品です。
Paradigm 製品は入門クラスの ATOM が Fundamental 鈴木氏の目にとまり ATOM-FT として
販売されていますし、最上位モデルの PERSONA シリーズも吉田苑のハイエンドおすすめスピーカーとして
紹介しております。
ですが、日本に輸入が始まるタイミングで、上から2番目のシリーズがモデルチェンジ期に入ってしまい
最も面白い価格帯のモデルが輸入されていませんでした。
その上から2番目のシリーズがようやく発売されます。
発売日は5月末頃の予定ですが、先行機としてデモ機が届きましたのでご紹介です。
商品のお渡しは入荷後となりますが、ご予約は受け付けております。

 
 

見た目以上に重量のあるキャビネットです。
フロントバッフルはキャビネットから独立したアルミ板のようです。
この方式はDYNAUDIO の上級機シリーズが採用していましたね。 

 

立方体では無く凝った形状をしています。
この重量ですから、内部の補強材もしっかり入っていそうです。

 
 

塗装はラッカーの厚塗りで、高級感があります。
色は、黒と木目の2色展開のようですが、このモデルは木目です。
黒に近い木目というイメージで、木目は黒に沈んで昔の突き板のようにはっきりと
木目を主張はしません。 

音質は良いです。
この価格帯におすすめスピーカーがありませんでしたので嬉しい登場です。

試聴しての第一印象は昔のDYNAUDIOを思い出しました。
SP25以前の四角い箱の頃のDYNAUDIOで、当時はContour1.1 や 1.3 の時代でした。
あのイメージを現代的に高性能ワイドレンジ化して明るく爽やかにした感じでしょうか。
当時のDYNAUDIOが持っていた、良い意味での暗く重たいイメージは全くありませんので
暗重たい当時のDYNAUDIOの音をお求めの方にはおすすめできませんが・・・
それでもDYNAUDIOを思い起こさせるのは、高域から中域にかけての密度感と滑らかさでしょうか。

解像度や情報量はこの価格帯ではトップクラスだと思います。
エネルギー再現性が高く音に力があり、空間表現力も高く見事にスピーカーが消えます。
レンジは上下ともナチュラルに伸びており、詰まった感じがありません。
最上位モデルほど色付けが強くなく、ナチュラルな音作りで入力に素直に反応します。
2ウェイスピーカーは中抜けして中域が薄くなる事がありますが、良いユニットを搭載しているようで
中域の密度感もしっかりとあり、中抜け感がありません。
キャビネットの強度もしっかり取れており、耳障りな付帯音を感じません。

褒めることしか出来ない欠点が見当たらない優秀なスピーカーです。

あえて、弱点を上げるとすると高域のエネルギーが強い上に脚色せずストレートに
音が出てくるため、録音によっては高域がキツく感じます。
録音を正確にモニター出来るという言い方も出来ますが、誤魔化しは効かないスピーカーだと思います。

個人的には大絶賛と言って良い近年まれに見る超優良スピーカーだと思います。

今週末までは店頭にございますのでご試聴可能ですが、月曜日にはメーカーへ返却しないといけないので
ご試聴のチャンスは今週末だけとなります。
正式に発売されれば常設展示を行います。

Founder 40B FAKiE.wav へのリンク

Founder 40B JAZZ.wav へのリンク


 
 
2021/03/22 SONORE Optical Module Deluxe 定価 68,000円(税別)
及び吉田苑Roon用リファレンスシステム更新のお知らせ
 

更新が開いてしまい申し訳ございません。
色々と新製品を試聴してはいるのですが、ご紹介したいと感じる物が無く更新が開いてしまいました。
そんな中、随分前に発注していた SONORE Optical Module Deluxe が入荷してきました。
SFORZATOさんの新製品も一向に届く気配がありませんし(11月に発注したのですが・・・)
完全な私事で恐縮ですが、去年の5月に注文した自転車も未だに入荷連絡がありません。
間もなく1年経過してしまいます・・・注文したことすら忘れてしまいそうです。
コロナの影響を様々な所に感じます。

この Optical Module Deluxe の仕事は、銅線のLANケーブルを光ケーブルへ変換する事です。
銅線のLANケーブルは電気的な接続となるため、ノイズも一緒に伝送してしまいます。
ですので、電気信号を光信号へ変換することによりノイズから切り離すことを目的とします。

 
 

基本的に2台セットで運用するため2段重ねで撮影しております。
商品代金は1台のお値段ですので、2台購入するとそれなりの投資となります。

実際の接続方法は以下のようになります。

 
 
 
上の画像は吉田苑Roon用リファレンスシステムの一部となります。
左から ネットワークトランスポートの SOtM sMS-200 ultra NEO
中央がハブの 日本テレガードナー M12 Switch IE GOLD
右端が無線LANを受けるための無線装置です。
吉田苑の試聴室にはLANポートが無いため、隣の部屋にある無線ルーターから電波を飛ばしてこの装置で受けております。
一昔前はその大元の無線ルータの性能が悪く、音飛びの原因となっておりましたが無線ルータを新型の高性能な物に
交換してからは、音飛びも無くなり快適に使用出来るようになりました。
安定すると、次は音質が気になりだします。
オーディオグレードの無線装置は世界中探しても販売されていないため、ネットワークシステムの唯一にして最後の弱点
となっておりました。

 

しかし、その弱点もついに克服出来る日がやってきました。
このように、ハブと無線装置の間に挟み込むことにより、無線装置から混入するノイズをシャットアウトする事が
可能となります。

接続方法は以下のような変化となります。

今までの状況
ハブ---銅線LANケーブル---無線装置 
この接続では銅線LANケーブルを伝わり無線装置からノイズが混入します。

Optical Module Deluxe を間に挟むと以下のようになります。

ハブ---銅線LANケーブル---Optical Module Deluxe---光ケーブル---Optical Module Deluxe---銅線LANケーブル
---無線装置

間に光伝送が入る事により、電気的接続が途中で無くなるためノイズが遮断されるようになります。

その結果は、今まで以上の静寂が得られるようになりました。
今までも十分なS/N比が確保出来ており、これ以上静かになることは無いのではないかと考えていたのですが
さらに静かになります。
ノイズに埋もれていた情報が今まで以上に聞こえるようになり、エコー成分が空間へ消えていく様がより長く聞こえます。

さて、効果抜群なことは分かりましたので、次のステップです。

 
 

前回、検証した光接続方法の違いによる音質チェックです。
上の紫ケーブルが シングルモード 下のオレンジケーブルがマルチモードです。
基本的に前回の検証と全く同じ変化を感じました。
シングルモード接続は滲みの無い、ダイレクトな音で、マルチモードは角を落とした優しいタッチの表現となります。

マルチモードとシングルモードの音質差は大きく、積極的に音質を追求する部分だと感じます。

マルチモードからシングルモードへ変更すると、一瞬音数が減り空間が狭くなったように感じました。
ですが、良く聞くとマルチモードの音は滲む事によって空間感を演出しており、個々の音の粒子エネルギーは
落ちているように感じます。
シングルモードは、音が滲むことなく塊として存在するため、一瞬音が減ったように錯覚しますが
正しい位置に正しいエネルギーを保持したまま存在しているように感じます。
空間情報の豊富(情報量の多い)なソフトを再生するとこの両者の違いは顕著に表れます。
現実以上に広い空間表現を行いつつ、厳しくならない程度にわずかに角を落とした優しい音色を広げる
マルチモード。
まさに「生」という生きた「音」を再現するシングルモード。
きつい録音はそのままダイレクトに耳に刺さってくるその再生はまさに、生の音だと感じます。

オーディオに癒やしを求める方にはおすすめできませんが、音楽をそのまま味わいたい方には
シングルモードをおすすめします。
逆に、ストレス発散や癒やしを求める場合はマルチモードが心地良くおすすめです。

モード違いの検証が終わりましたので、次はストリーミング音源(光ケーブル内をデータが通過します)
とNAS格納音源(光ケーブル内をデータは通過しません)の違いを確認しました。
このテストの意味は、光ケーブルを通過することにより音質改善が行われているのか
無線装置が隔離されたことにより音質改善が行われているのかを確認するためです。

結果はNAS格納音源再生時にもストリーミング再生時と同等の効果がありました。
ですので、無線装置を隔離することの重要性が確認出来ました。

以上を踏まえて、吉田苑 Roon用リファレンスシステムへOptical Module Deluxeを組み込む事としました。

吉田苑システムの場合、ハブにM12 Switch IE GOLDというオーディオグレードの物を採用しているため
Optical Module Deluxe を無線装置との間に組み込みますが、ハブに普及品を使用している場合は
ハブとネットワークプレーヤーの間に使う方が良いと思います。
組み込む場所はお持ちの機材により最適解が変わりますので、色々試して見て下さい。
 
 

今までのシステムです。
左上より
マスタークロック Antelope Audio 10MX
Roon 用に特化したPC エスプレッシーボPC改 Roon
DAC Nmode X-DP7
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200 ultra NEO
USBリジェネレーター SOtM tx-USB ultra
ハブ 日本テレガートナー M12 Switch IE GOLD
無線装置

 

これからのシステム
上記システムに追加で
光ファイバー(SFP)-LANコンバーター SONORE Optical Module Deluxe 2台 シングルモード接続 

この大袈裟なシステムがこれからの吉田苑 Roon用リファレンスシステムとなります。

CDプレーヤーであれば、CDトランスポートを使用したとしてもDACとクロックの3台で完結する再生装置を
ここまで大袈裟にする必要があるかどうか疑問ですが、音質を追求するとこうなってしまいました。
個々の機材はクロック以外極端に高価な機材を使用してはおりませんが、数が多いので結果として
100万円オーバーのシステムとなってしまいました。
コストパフォーマンスを考慮すると、飛び抜けて高価な Antelope のクロックを Nmode X-CL3 クラスにするのが
良いと思います。

 
2021/01/18 intime 翔 販売価格 66,000円(税込) 翔 DD 販売価格 25,000円(税込) 
 
吉田苑は福岡という立地面からイヤホンを積極的におすすめしておりません。
九州は住宅面で恵まれており、比較的広いご自宅をお持ちの方が多く、さらに通勤時間1時間以内の方が多いため
イヤホンやヘッドホンの需要があまり無いのです。
ですので、吉田苑のホームページ上にはイヤホンの情報がほぼ載っておりません。
ですが、唯一の例外として intime の煌 と轟 を紹介しており、通信販売ページにも掲載しております。
その intime 最上級モデル 翔 とその弟分の 翔 DD の取扱いを始めます。

 
 
最上位モデルの 翔 です。
価格帯としてはミドルクラスではありますが、その実力はハイエンドだと思います。
吉田苑店頭にてスピーカーで試聴している音に近いイメージの音が出てくる、イヤホンとしては大変珍しい音作りがしてあり
強調や付帯音がほとんど感じられません。
だからこそ、このメーカーの製品をおすすめしていたのですが、さすが最上級モデルです。
今まで販売していた煌や轟とはクオリティが違います。
高域のナチュラルな伸びは、今まで試聴したどのイヤホン(他社モデル含む)より本格的で誇張感がありません。
それでいて情報量も多く、刺激感もありません。
スピーカーで聴いていた音楽をそのままイヤホンで聴いても、違和感が少ないモデルはほとんど有りませんので
貴重なモデルだと思います。
良い意味で上質な普通の音のするイヤホンです。

受注生産品のため、納期2週間ほど掛かります。

 
 
1月30日(土)発売の新製品です。
翔の弟分で 翔 DD です。
試聴機を聴いたときは価格未定でしたので、音だけから判断して5万円くらいかな?と想像していましたが
なんと予想の半額の 25,000円(税込)!
コストパフォーマンス抜群のおすすめイヤホンです。

翔 と比較試聴さえしなければ、文句有りません。
高域のナチュラルな伸び、情報量、個性の少なさ等兄貴の良いところは全て受け継いでおり
全ての点で兄貴の8割の出来です。
それでいて、価格は約3分の1というお買い得感!

両モデルとも店頭にてご試聴可能です。
お気軽にご来店ください。

 
2021/01/16 SFP 接続研究中です。 
 
今年最初の更新は今年の目玉になるかもしれない、新しいネットワーク接続の研究です。
PCオーディオであれネットワークオーディオ(ネットワークプレーヤー)であれ、ネットワークへの接続は必要です。
一部のマニアックな方は、ネットワークへ接続すると音質劣化に繋がる、と排除する場合もありますが
一般的にはネットワークへの接続は必須です。

データ再生に興味がある方は去年くらいから 「SFP 光接続 」という単語を耳にされているのではないでしょうか。
何だか面白そうだけど、良く分からない。
という方が多いと思いますので、簡単に SFP をご説明させていただきます。

SFP(Small Form Factor Pluggable)とは、光ファイバーや、一般的な銅線のLANケーブル等の
色々な規格に一つのポートで対応出来るよう設計されたポートです。
つまり、SFPその物はただの受け穴とご理解ください。
その穴へ、対応したモジュールを差し込むことによりそのモジュールに対応した規格を使えるようになります。

つまり、最近話題の「SFP光接続」とはSFPポートへ光モジュールを差し込み、機器間の通信を銅線のLANケーブルでは無く
光接続する事により、ノイズを遮断する事で音質アップを狙おうという考えです。
銅線のLANケーブルは必ずシールドされており、そのシールドは機器のグランド側へ接続されます。
そのため、複数の機材を接続する事が必須のデータ再生の場合、このシールドを介したノイズから逃れることが出来ません。
そこで目を付けられたのが、シールドの必要無い光接続によって機器間を接続する事によってそのノイズを完全に
切り離すことが出来るということです。

 

この機材は SPEC RMP-UB1SFP という Diretta USB ブリッジです。
また難しい機材が出てきましたが、あまり難しく考えずに 「光をUSBへ変換」 する機械と捉えてください。
左側の SFPポートへ光接続でネットワークへ接続し、右側のUSBポートから出力してDACへ接続します。
 
 

このようにモジュールを差し込んで使用します。
今、差し込んでいるモジュールはRJ45用(普通の銅線LANケーブル用)です。

 
 

このように、普通のLANケーブルを接続する事が出来ます。

 
 

そしてこれが 光モジュールを使用した場合です。
このように、差し込むモジュールにより様々な規格に対応出来るのが 「SFPポート」のメリットです。

 
 

そしてこれも同じく光接続モジュールを使用した接続です。
お気付きでしょうか、光ファイバーの数がこちらは1本です。

SFP光接続には、大きく分けてシングルモード(光ファイバー1本)とマルチモード(光ファイバー2本)があります。
そして、このモジュールや接続方法(シングルかマルチ)、さらに光ファイバーの長さによって音質が大きく変化するのです。

1/18 追記
シングルモードで光ファイバー2本もあれば、マルチモードで光ファイバー1本という方式もあるそうです。
ケーブルの本数とシングル、マルチの方式に相関関係は無いそうです。
見た目では区別が付かないと言うことですね。
ご指摘いただきました M様 ありがとうございました。

やっと本題に入ります。

今回は、その「SFP光接続」をする際に使用する方式とファイバー長を探っていこうと思います。

 
 

今回のテスト環境です。
スピーカーのすぐ後ろの床に並んでいる機材でテストを行いました。

 
 

スピーカー DIATONE DS-4NB70
アンプ Nmode X-PM7Mk2
DAC Nmode X-DP7

 
 

NAS fidata HFAS1-XS20
ハブ DELA S100
USB Bridge SPEC RMP-UB1SFP

アンプのボリュームは固定で、一度も触っておりません。
この環境で、接続方式とファイバー長を変更しつつ試聴しました。


試聴に使用したモジュールと光ファイバーです。
光ファイバーは長いほど音が良いという謎情報がありましたので、1m、3m、5m、20m のファイバーを用意しました。

 
 

マルチモード用のモジュールと光ファイバーです。

光接続する場合は、送り出し側(ハブ)と受け側(ネットワークプレーヤーやブリッジ)に各1個ずつ計2個の光モジュールが必要です。
ここには3個有りますが、残り1個はRJ45用です。

 
 

シングルモード用のモジュールと光ファイバーです。
こちらも同様に光モジュール2個とRJ45モジュールとなります。

 
 
まず基準となる標準的な接続から始めます。
今回使用したfidataのNASはUSB接続でDACと直結出来る機能がありますので、まずはこの組合せです。

NAS -- USBケーブル -- DAC .wav へのリンク

十分楽しめますが、掛けたコストを考えると少し不満の残る組合せです。

次にSFPポートへRJ45モジュールを差し込み、普通のLANケーブルを使用しての試聴です。

NAS -- LANケーブル -- ハブ -- LANケーブル -- ブリッジ -- USBケーブル -- DAC .wav へのリンク

SPECのUSBブリッジが入ったことによりDiretta接続となりましたので、単純比較は出来ませんが
情報量が増え、解像度も上がり空間も大きく広がります。
この接続が普通のLANケーブルを使用した基本接続となりますので、これと比較してどうなるかがポイントです。

モジュールを光モジュールへ変更して光接続でのファイバー長さ違いです。
接続は以下のようになります。

NAS-- LANケーブル -- ハブ -- 光ファイバー --ブリッジ -- USBケーブル --DAC

マルチ 1m.wav へのリンク

マルチ 5m.wav へのリンク

マルチ 20m.wav へのリンク

シングル 1m.wav へのリンク

シングル 3m.wav へのリンク

シングル 20m.wav へのリンク

どの方式、ファイバーの長さであれ通常のLANケーブル接続からかなりの音質向上が感じられます。

マルチモードは 20m の物が最も良かったです。これは今までのアナログなオーディオとは全く違う結果で
驚きました。
長くなるにつれて、滑らかさが増し音像が安定します。
マルチ特有の個性を感じます。
穏やかで丸みを帯びた表現となり、ふくよかで温かみを感じる表現が特徴です。

シングルモードは少し違う結果となり 20m より 3m の物が好ましかったです。
1m よりは 20m が良かったので、シングルにせよマルチにせよある程度長めの方が良い結果が出るように感じます。
こちらは、よりストレートに音が出てきます。
曖昧さが無くなり、フォーカスがぴったりと合うようになります。

マルチモードとシングルモードは好みが分かれるところでしょうか。
女性ヴォーカルにはマルチが合いますし、楽器の個性を聞き分けるような場合にはシングルが合うと思います。

最後に、RJ45 モジュールのメーカー違いの比較です。

fidata-LAN-S100-LAN-SPEC-USB-DP7 dir.wav へのリンク

fidata-LAN-S100-LAN-SPEC-USB-DP7 FS.wav へのリンク

全く同じ接続方法で、RJ45モジュールのみが違います。
同じ機能を持ったRJ45モジュールですが、製造メーカーにより大きな音質差がある事が分かります。

この結果から考えると、上で行ったシングルとマルチの比較試聴も方式の違いの音質差なのか
モジュール製造メーカーの違いによる音質差なのか判断に迷うところです。

ですので、どちらが良いと言う結論は出せませんが、SFP 光接続のメリットは明確に判断できる結果となりました。

現時点でSFPポート搭載の機材はそう多くありませんが、これから新規導入される場合の
大きな判断材料になるのではないでしょうか。