店長竹田の

「大後悔日誌」


'05 諦めが肝心
'06 無駄な抵抗
'07 今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ
'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
'19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
'20 速度を上げるばかりが、人生ではない。
'21 休息とは回復であり、何もしないことではない。
'22 目的を見つけよ。手段は後からついてくる。
'23 人生から返ってくるのは、いつかあなたが投げた球。
'24 人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。
'25 私は失敗したことが無い。ただ、一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ

2025/01/19

2025/01/19 WiiM WiiM Ultra 販売価格 59,400円(税込)

今年は、年明けから凄いです。
入門用 Roon システム最後のパーツが揃いました。

アメリカの WiiM さんは、入門用ネットワークプレーヤーを製造しており、弊社でも隠れた人気モデルとして
よく売れておりました。
その WiiM さんより、入門クラスの最上位モデルが発売されました。


価格が信じられない、多機能、高音質モデルです。
さらに、操作用アプリケーションの出来が良く、ストレスなく操作できる点も高評価です。
表示部はタッチパネルとなっており、本体でも基本的な操作はストレスなく可能です。

安く、見た目も良く、音も良く、多機能という、価格破壊モデルの登場です。


入出力も多彩で、注目点は、フォノイコライザー MM/MC 搭載、HDMI ARC 端子、ライン入力あり、といった点でしょうか。

対応ストリーミングサービスは

Amazon Music / Spotify / TIDAL / Qobuz(日本にも対応済み) 等、メジャー所は全て網羅しています。
さらに Roon Ready対応 と、隙がありません。


試聴は、専用アプリを使用して Amazon Music から始めました。
価格の割には良い音ではありますが、高域の抜けが悪く少し詰まった印象です。

TIDAL
やや詰まったイメージはありますが、奥行き方向の空間表現力が高く、やや広めの空間を表現出来ます。

Qobuz
こちらもやや詰まったイメージですが、TIDALと同等のクオリティは確保できています。

ネットワークプレーヤーでの再生時、つねに使用するアプリケーションの出来は、本体の音質と同様に大変重要です。
操作がもたついたり、UI(ユーザーインターフェイス)の出来が悪いと、音楽に没頭することが出来ません。
その点 WiiM さんのアプリは快適に操作可能です。


次に、本命の Roon Ready 接続での試聴です。

専用アプリ使用時に気になった点は全て解消され、スムーズな高域の抜けとなりました。
解像度が高く、情報量も十分に出ています。
空間表現力も高く、十分に広い空間を再現出来ています。

ただ一点、低域の沈み込みが物足りず、音が軽いです。
ただこれは本来、この価格帯のモデルに要求する物ではありません。
出来が良いので、つい欲が出て価格に見合わない要求をしてしまいます。

個性の薄い音作りで、クオリティのみで勝負してくる正統派です。
入門クラス Roon Ready対応ネットワークプレーヤー としては、最高峰の音質、操作性を持っていると思います。


 ハブ
 Silent Angel  N8 59,400円(税込)

 光絶縁装置
 TOP WING  OPT ISO BOX 39,600円(税込)

 Roon Ready対応ネットワークプレーヤー
 WiiM  WiiM Ultla 59,400円(税込)

 LANケーブル
 hina  Y-LAN 1m 10,000円(税込) 3本 で 30,000円(税込)

 Roonコアはお手持ちのPCをご使用ください。

  合計 188,400円(税込)


最初の一歩はここから始めることをおすすめします。
そして、この先を見たくなった場合は、Roon コア に専用機を導入してください。
新しい世界が開くと思います。


吉田苑公式ショッピングサイト WiiM Ultra

2025/01/17

2025/01/17 吉田苑製 LANケーブル発売のご報告です。

Roon システムを構築する場合の盲点が LANケーブル です。
ネットワークプレーヤーやハブ用の予算は確保してあるのですが、それらを接続するLANケーブルの
予算を考えていなかった! となる方が多いです。

Roonシステムを構築する場合
光絶縁装置からハブまで
ハブからRoonコアまで
ハブからネットワークプレーヤーまで
と、最低でも3本の高品質LANケーブルが必要です。
NASを追加するとさらに1本追加で4本となります。

オーディオグレードLANケーブルは意外と高価で、普段おすすめしている Wireworld 製のケーブルで
2万円ほどします。
2万円が3本ですと、ケーブルだけで 6万円となり、これが一つの障害となっておりました。
ネットワークオーディオ入門システム構築の際に、皆様が驚くのもLANケーブルの価格です。

ですので、もう少しリーズナブルで良質なLANケーブルを探したのですが、見つかりませんでした。
無いのなら作ってしまえと、多数の試作を重ね、満足いくケーブルが完成しましたので
ご紹介です。


音質だけで製作したため、見た目は安っぽいです。
試作時の目標は Wireworld の2万円のケーブルと同等を目指しました。

販売価格は以下となります。

Y-LAN 50cm 8,000円(税込)
Y-LAN 1m 10,000円(税込)
Y-LAN 2m 12,000円(税込)

長尺も特注で製作可能です。
50cm延長につき 1,000円(税込)アップとなります。

目標とした Wireworld 2万円ケーブルと比較試聴しましたが、良い勝負をしていると思います。
S/N比とエネルギー再現性ではではやや劣りますが、高さ方向の再現性は勝っています。
トータル性能では、同等よりやや劣る位では無いでしょうか。

 

極細の高純度銅撚線をストレスをかけないようソフトツイストし、ノイズに強いダブルシールド構造を採用。
プラグもシールドタイプを採用しました。 

音調はフラットで、良い意味で個性がありません。 

ジャケット色はブルーになりますが、ブルー在庫切れの場合、写真にあるレッドまたはホワイトになりますので
その点はご了承ください。
長さについては0.5m1.0m2.0mを基本としますが、0.75m2m以上の長尺(0.5m単位、5mまで)の特注も可能です。
作製にお時間はいただきますが、気楽にお問い合わせ下さい。

 


弊社ではケーブル作成の際、試聴の上で使用するケーブルを決定しております。
そのため、入荷数に限りがある場合が多く、今回も同色で量を確保することが困難でした。
そのため、色違いである程度の量を確保しております。



これで、ケーブルまで含めて良質な入門システムが構築可能となりました。

おすすめ Roon 入門システム は以下となります。

ハブ
SilentAngel N8 59,400円(税込)

光絶縁装置
TOP WING OPT ISO BOX 39,600円(税込)

Roon Ready対応ネットワークプレーヤー
JBL MP350 92,353円(税込)

LANケーブル
Y-LAN 1m 10,000円(税込) 3本 で 30,000円(税込)

Roonコアはお手持ちのPCをご使用ください。

合計 221,353円(税込)

むむむ・・・入門用にしては少し高価ですね。
ネットワークプレーヤーを Bluesound NODE NANO 59,400円(税込)にすると
合計 188,400円(税込)です。

ミドルクラスCDプレーヤーほどの価格ですが、同クラスCDプレーヤーより良い音が出ると思います。
お手持ちのCDプレーヤーが故障した場合は、新たな選択肢としてRoonシステムの導入もご検討ください。


吉田苑公式ショッピングサイト hina Y-LAN 吉田苑オリジナル

2025/01/09

2025/01/09 TOP WING OPT ISO BOX 販売価格 39,600円(税込)

暢気に正月休みを満喫している間に、とんでもない物が発売になっておりました。

4万円で購入可能な光絶縁装置です。


去年は高額モデルが一通り出そろった感じでしたので、今年は入門クラスが充実すると良いな、と考えていたのですが
いきなり予想以上にリーズナブルなモデルが発売となりました。
TOP WING さんという商社さん(M2TECH等を取り扱っています)の独自ブランドでの発売です。


上に対比物として直径 3cm のインシュレーターを載せてみました。
手のひらサイズの小さな機材です。

使い方は、ルーターとハブの間に挟み込んで使用します。
もちろん、ハブとネットワークプレーヤー等、ドコへ挟んでも効果が出ますが、最初の一台は
ルーターとハブの間に使用するのがおすすめです。

弊社試聴室で、無線子機とハブの間へ接続して視聴しました。
素晴らしい効果です。
もちろん30万円する EDISCREATION FIBER BOX3 と比較すると、及びませんが
4万円と考えると、十分以上に納得のクオリティです。

無線子機とハブの直結状態と比較すると、S/N比の大幅な向上、エネルギー再現性の向上、解像度アップ
情報量アップ、質感の向上等、あらゆる面で音質アップが可能です。
これだけ良くなって4万円は安いと思います。

入門クラスとしておすすめしておりました iFi LAN iSilencer 15,950円(税込)と比較してみました。
大きな音質アップが可能です。
全ての面で向上しますが、特にエネルギー再現性に大きな差を感じます。
iSilencer はフィルター方式でノイズを除去しますが、アナログオーディオと同様にフィルター方式は
エネルギーが減退して、線が細くなる傾向があります。
対して、OPT ISO BOX は光変換方式ですので、エネルギーが減るイメージが無く、楽器の持つエネルギーを
正確に伝送できているように感じます。
S/N比も高くなり、情報量も増えますので、あらゆる面で音質向上が可能です。
iSilencerからのグレードアップにもおすすめです。


OPT ISO BOX には通信速度を変更することが可能なスイッチが付いています。
簡単に変更可能ですので、お試しください。

ネットワークオーディオにおける通信速度に関しては、まだ研究中で確信は得られておりませんが
基本的には可能な限り遅くする方が良い結果が出る場合が多いです。
ただ、設置位置により答えが変わる事もあり、一概に遅ければ良いと言うこともありません。

これは特異な例ですが、DELA S1 を2台(定価合計 286万円)使用し、光接続を行う場合には
最高速の10Gbps設定が最も音が良いという事例もあります。
現実的ではありませんが、私が知る限り最も高音質の光絶縁システムです。

スイッチを切り替えながら聞いてみました。

1000Mbps
線が太く厚みのある音です。
S/N比はやや悪いですが押し出しが強いので、お好みの方もいると思います。
空間は狭く、高さ方向にはあまり伸びません。

100Mbps
空間再現性が上がり、見通しが良くなります。
高さ方向の再現性も出てきます。

10Mbps
さらに空間表現力が上がります。
高さも一番出るようになり、透明度が上がります。
エネルギー再現性も高く、楽器のボディ感が正確に表現されるようになります。

環境によると思いますが Roon + Qobuz で 192KHz の音源を問題無く再生可能でした。
通常は 10Mbps でお使いいただき、音飛びする場合は 100Mbps に落とすというのが
おすすめです。


最後に OPT ISO BOX はACアダプター駆動ですので、電源を奢ってみました。

SilentPower iPower2 12V 14,300円(税込)
本体価格が 4万円ですので、バランスの取れた組合せです。
これは良いです。必須クラスかもしれません。
セットで53,900円(税込)ですが、コストパフォーマンスという見方をすると最強セットでは無いでしょうか。

ちょっと現実的では無い組合せですが、実力を探る意味で HYPSOS 218,900円(税込)を接続してみました。
さらに透明度が上がり、エネルギー密度が向上します。

良質な電源を供給してあげると、しっかり反応する素直な良い機材です。


ハブ Silent Angel N8 と組み合わせると、はじめの一歩としては十分以上に良質な土台が組み上がります。
後は、お好みのRoon コアと、ネットワークプレーヤーを選べば素晴らしい音楽人生が待っています。




おまけです。

今年は、私の大好きな演目である ミュージカル ダンスオブバンパイア が再演されます。
絶対面白いので、皆様ぜひお出かけください。
ミュージカル入門にもおすすめですよ。

ダンスオブバンパイア


東京、愛知、大阪、福岡で上演され、東京のチケットは先行抽選予約が 2月4日(火)から始まります。
気合いでチケットをゲットしてください。

問題はWキャストが多く、希望の組合せでのチケット入手が困難な点です・・・
おすすめキャストは
クロロック伯爵が 山口 裕一郎 さん。ここだけは絶対に譲らないようにしてください。
次が アブロンシウス教授で 石川 禅さん、最低でもここまでは頑張りたいです。
さらに贅沢を言うと クコール に駒田 一 さんですね。
これ以上絞り込むと、まずチケットが取れませんので可能であればここまで狙ってみてください。

この演目を前回観劇したのは、10年前です。
丁度、吉田苑の東京出張所(当時は1週間の出張所形式でした)とタイミングが合ったため
出張所を1日休みにして帝国劇場へ見に行きました。
その帝国劇場も間もなく建て替えのために休館となります。さみしいですね。


主役の 山口 裕一郎 さんの歌をぜひ皆様に聞いて欲しいです。
通常、日本で上演されるミュージカルは、本国(普通はウィーンです)の役者さんに遠く及びません。
ですが、この演目の山口さんに限って言えば、本国のオリジナルキャストより歌がうまいです。
驚くべき歌唱力ですので、ぜひ生で聞く事をおすすめします。

私も福岡公演のチケットを頑張って取らなくては・・・

吉田苑公式ショッピングサイト TW-OPT-ISO-BOX