店長竹田の
「大後悔日誌」 |
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'05 諦めが肝心
'06 無駄な抵抗
'07 今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ
'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
'19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
'20 速度を上げるばかりが、人生ではない。
'21 休息とは回復であり、何もしないことではない。
'22 目的を見つけよ。手段は後からついてくる。
'23 人生から返ってくるのは、いつかあなたが投げた球。
'24 人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。
'25 私は失敗したことが無い。ただ、一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ
2025/06/21 おすすめRoonセット更新のお知らせです。 |
おすすめしておりますオーディオグレードルーターとアクセスポイントのセット TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP ですが、エージングが進みかなり音質が変化(安定)してきました。 ルーターだけで無く、アクセスポイントもエージングで音が変わります! それに伴い、初期の視聴時と印象が大きく変化した部分がございますので、そのご報告と それに伴うおすすめセットのご提案です。 前回の視聴時にあまり大きな変化はないと、お知らせしたアクセスポイント OPT AP のSFPポートを 使用したSFP光接続ですが、訂正いたします。 かなり大きな変化がございます。 可能な限りSFP光接続をするべきだと感じましたので、SFP光接続可能なおすすめセットを組んでみました。 TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP 77,000円(税込) ルーター+アクセスポイント LUMIN D3 418,000円(税込) Roon Ready対応ネットワークプレーヤー DELA S100/2 151,200円(税込) SFPポート付きオーディオグレードハブ Silent Power LAN iPurifier 53,900円(税込) 光絶縁装置 Silent Angel Z1C 268,890円(税込) Roon専用PC 合計 968,990円(税込) このセットの場合、OPT AP は DATA ISO BOX では無くDELA S100/2 へSFP光接続を行います。 実際に店頭で組んでみましたが、良い音がします。 100万円以下で組める、最高峰システムだと思います。 |
ここから先は完全な日誌です。 お時間に余裕がある方はお付き合いください。 先日、お休みをいただき沖縄旅行に行ってきました。 漠然と、南の島というイメージでしたが、実際に行ってみると「日本語の通じる海外」と感じました。 大変おすすめですので、突然の沖縄推しです。 沖縄は、福岡からですと 2100Km離れています。 沖縄から台湾までは700Kmですから、もうほとんど海外ですね。 気候は湿度が高く、紫外線が大変強いです。 日焼け対策必須です。 地元民が「海で水着着て泳いでいるのは観光客だけだよ~」と言って笑っていました。 「沖縄の海はめでるもの」 だそうです。 確かに、透明度が高く海底まで見えるエメラルドグリーンの海は、ただ眺めているだけで幸せでした。 公共交通機関はほぼバスだけで、観光するためにはレンタカー必須です。 一般道はのんびりしています。普通に時速30Kmほどで走っている車が多いので、こちらの感覚で運転していると イライラするかもしれません。 郷に入れば郷に従えの精神で「島時間」を楽しみましょう 「島時間」とは、沖縄などの南の島々で、ゆったりと時間が流れる様子や、時間に縛られず のんびりとした生活を送ることを指す言葉です。 時間に追われる都会の生活とは対照的に、自然や人との触れ合いを大切にする 沖縄ならではの時間の流れ方を表しています。 高速道路も、最高速度は 80Km制限ですが、60Km程で走っている車が多いです。 今回私は 3泊4日の行程でした。 1日はライブでしたので、観光に使えたのは3日間でしたが、全く足りませんでした。 可能であれば、バカンス気分で長めの日程を取ることをおすすめします。 |
初日は現地の歴史と建物、自然を楽しみました。 まずは、空港から車で40分ほどの所にある「おきなわワールド」です。 琉球王国時代の城下町を再現した町並みや、フルーツ園、国内最大規模の鍾乳洞である玉泉洞、ハブ資料館 沖縄伝統芸能である「エイサー」、予想以上に楽しめるハブのショー等盛りだくさんで、ここだけで1日潰せるスケールです。 明治時代に建てられた古民家が移築されており、建築物好きの方は楽しめると思います。 その建物内に三線(サンシン)がおいてあり、自由に演奏できるようになっていました。 開放的な家屋(風が通るように壁が無い建築様式です)で、風を感じながら弾く三線は格別でした。 良い音がするのです。もちろんちゃんと弾ける訳ではありませんが、なんとなく弾いてもそれっぽく楽しめます。 |
もう少しゆっくりしたかったですが、足早に見学して本日のメイン目的地である「ガンガラーの谷」へ ガイドさんが案内してくれるガイドツアーでしか入れないようになっており、自然が好きな方はお楽しみいただけると思います。 |
受付を済ませた後は、このカフェでスタートまでのんびりします。 |
洞窟内の照明はランタンを使用して雰囲気抜群です。 |
このガンガラーの谷のすぐ近くにある約2万年前の旧石器時代の遺跡からは、現代日本人と遺伝的に直接つながった祖先だった 可能性がある港川人の全身骨格が見つかっています。 ガイドさんは、自然だけで無くその港川人の解説まで含めて楽しく解説してくれました。 この港川人がいなければ、我々は存在しなかったのかもしれないと考えると想像が膨らみました。 自然好き、考古学好きの方が楽しめるおすすめスポットです。 |
2日目は海を堪能しました。 |
透明度が高いので、ダイビングが楽しいです。 ダイビングショップが多く、競争が激しいようでダイビング料金がかなり安いです。 ですが、安かろう悪かろうではありません。 今回プライベートガイドをお願いしたのですが、驚くほど親身にガイドしてくれて感動しました。 魚がたくさんいるスポットを熟知したプロのガイドさんが、この価格で雇えるのは驚きです。 沖縄に行ったら、ダイビングも一度は楽しんでみてはいかがでしょうか。 地上では味わえない独特の浮遊感は空を飛んでいるようでクセになります。 |
3日目は今回の沖縄行きのきっかけでもある 初音ミクライブです。 今回のツアーは7都市を巡るのですが、この沖縄が最後の公演で千秋楽公演となります。 そのため、これまでの公演で訓練されたプロの観客が多く、最高の盛り上がりでした。 |
さすがは千秋楽公演です。 前回参加した福岡公演より盛り上がり、瞬間的に演奏が聞こえないほどの歓声が上がりました。 面白いのですが、初音ミクさんのライブはコールが由緒正しい古き良き時代を思い出す古風な感じなのです。 コールマスター的な人たちがいて、統一感が見事です。 アイドル全盛時代のライブを思い出しました。 |
4日目はフェリーに乗って伊江島へ渡りました。 |
中央に山がそびえる美しい島です。 フェリーターミナルの近くにある、レンタカー屋さんで自転車を借りて島を一周しました。 |
まずは、一番目立つ山を目指して、プチ登山です。 プチと言っても傾斜がキツく、かなり厳しい登りです。 ですが、その苦難を超えた先には島を一望出来る素晴らしい景色が待っています。 |
360度遮る物が無い、素晴らしい景色です。 次に、伊江島に3本ある滑走路の内の一つ「伊江島空港」へ行きました。 定期便は就航しておらず、寂れた雰囲気です。 |
今回はたまたま、病人搬送のためにレスキューヘリ「やんばる」が来ていました。 レスキューヘリを見ると思い出します。 私は2010年に北アルプスで動けなくなり、レスキューヘリで救助されたことがあるのです。 レスキューヘリが着陸してから、私を乗せ飛び立つまでの時間は1分かかりませんでした。 神業のようなレスキュー隊員の働きに自身の状態を忘れて感動したのを覚えています。 (もちろん助かった!という安堵感も大きかったですが・・・) 装備を含めて私の重量は80キロはあったのですが、一瞬で抱え上がられてヘリへ運ばれました。 あのときのレスキュー隊員の力強さが忘れられません。 |
次に、三本の滑走路の真ん中、米軍の予備滑走路を自転車で走りました。 この滑走路は使用されておらず、民間人が自由に出入りできるようになっており、滑走路上を自由に走り回れる 貴重な場所です。 最も、整備されていないため路面は荒く、快適とは言えませんでした。 3時間ほどで島を一周しましたが、見渡す限り一面のサトウキビ畑の中で風に吹かれながら歌った 「さとうきび畑」が心にしみました。 島の至る所に、住民集団自決の地や、飛行場守備隊最後の出撃の地、等戦跡があります。 先ほど走った滑走路が重要戦略目標とされ、激戦地の一つとなってしまった伊江島ですから この歌が深く、深く、心に刺さりました。 他にも行きたい場所はたくさんあるのですが、時間切れでここまででした。 本土の観光地とは違う、独特の空気と時間が流れる沖縄。 自然を感じ、石器時代の生活を思い、海を眺め、沖縄戦に思いをはせ、深く心にしみる旅でした。 |
2025/06/07 ネットワークオーディオ 現時点での総括です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新しいオーディオ再生方法として進化してきた、PCオーディオとネットワークオーディオですが 十数年の過渡期を経てついに結論がでたように思えます。 PCオーディオは淘汰され、最終的に「Roon」という再生ソフトを使用したネットワークオーディオが ピュアオーディオの主流となりました。 これからは(海外では既にそうなっています)Roon をいかに良い音で鳴らすかという段階に入ります。 正確に言うと、PCオーディオは淘汰されたわけではございません。 Roon 自体がPC上で動作するため、広い意味では Roon はPCオーディオとも言えます。 PCオーディオとネットワークオーディオの融合した物が Roon という再生システムとなります。 そう考えると、PCオーディオとネットワークオーディオの良いところを集めた結晶ともいえますので 結論として Roon が最終的に残ったことは必然なのかもしれません。 その Roon 再生環境ですが、複数の機材を使用するシステムとなるため、初心者の方には敷居が高く 感じると思います。 おすすめの導入順序や、おすすめシステム参考例をご紹介いたしますので、参考にしてみてください。 初心者(アンプとスピーカーをお持ちの場合)の方の場合 まずは、オーディオ専用ルーターとアクセスポイントである TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP 77,000円(税込) を購入してください。 そして余った予算で Roon Ready 対応ネットワークプレーヤーを購入します。 おすすめは WiiM WiiM Ultra 59,400円(税込) JBL MP350 110,000円(税込) DENON DNP-2000NE 275,000円(税込) LUMIN D3 418,000円(税込) 最初はこのセットで始めます。 Roon 本体を動作させるPCはお手持ちのPCを流用してください。 この場合、キモとなるのは ルーターであり、ハブであり、アクセスポイントでもある TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP セットです。 とりあえず、まずはこれを購入してください。 他に必要な物もいろいろございますが、まずはこれが無いと始まりません。 これさえあれば、ピュアオーディオとしてのクオリティ(音質)が確保できます。 ネットワークオーディオをやってみようと思い立ったら、真っ先に TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP セット を購入すれば大丈夫です。 それほど、このセットが音質に与える影響は大きく、さらにこれより良い物は超高額モデル意外に見当たりませんので 買い換える必要性が乏しく、長い目で見た場合にお得だと思います。 このセットさえ入手してしまえば、あとはご予算が許す範囲で Roon Ready 対応ネットワークプレーヤーを 購入してください。 この時点で、十分に音楽を楽しむことが出来るシステムが構築可能です。 次の段階ですが、お持ちのPCにより優先順位が変わります。 Roon コアとして使用しているPCが Windows ノート PC の場合は Roon 専用PCである Silent Angel Z1C 268,890円(税込) の導入をご検討ください。 大変高価ですので導入が厳しい場合は、ここは後回しでも良いですが、最も手を加えたい部分である事は 頭の片隅に残しておいてください。 Windows ノートPC 以外をお使いの場合は(mac や Windows デスクトップPC)Z1C は後回しで大丈夫です。 ルーターとアクセスポイントがありますので、次に必要となるのはオーディオグレードハブと光絶縁装置です。 優先順位としては2台同時が理想ですが、それが難しい場合は オーディオグレードハブ から導入してください。 この時点では、そこまで大きな音質改善効果がありません。 その次に光絶縁装置を導入します。 オーディオグレードハブと光絶縁装置を導入すると、また一歩進んだ高音質再生が可能となります。 入門クラスのおすすめです。 オーディオグレードハブ Silent Angel N8 59,400円(税込) 光絶縁装置 Silent Power LAN iPurifier PRO 53,900円(税込) ここまで来ると、下手なCDプレーヤーより格段に良い音が出るようになると思います。 仕上げは高額ですが頑張ってください。 Roonコア Silent Angel Z1C 268,890円(税込) ここまで組み上げれば完成です。 ピュアオーディオとしてどこに出しても恥ずかしくない、素晴らしい音質が手に入ります。 入門クラスの完成形おすすめシステムです。
50万円を入門クラスというと怒られそうですが、全部揃える必要はございません。 段階的に揃えていただき、満足した時点で止めていただければ、予算は落とせると思います。 特に最後の大物である Z1C を導入しなければ 249,700円(税込)ですので、現実的かと思います。 既に Roon を実践しており、ある程度機材が揃っている場合は、単純に TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP を追加するだけでシステムは完成です。 システム全体のクオリティが大きく向上しますので、驚かれると思います。 その影響度は 7万円で購入できる機材の比ではありません。 弊社リファレンスシステムにも組み込みますので、リファレンスシステムは以下の構成となります。
定価での合計ですので、実際にご購入いただく際は少しお安くなります。 とはいえ、とんでもない額ですね。 現実的ではありませんが、店頭へお越しいただければこのシステムでご試聴可能です。 現実的な範囲に落としてみます。
目標としては良い塩梅ではないでしょうか。 一つのゴールだと思います。 様々なご予算でシステム構築可能です。 お気軽にお問い合わせください。 |
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2025/06/05 TOP WING DATA ISO BOX + OPT AP セット 販売価格 77,000円(税込) |
ネットワークオーディオに最後まで残されたノイズ源である「ルーター」 この最後の問題がついに解決されました。 これで、ネットワークオーディオはすべての機材がオーディオ専用機器で構成することが 出来るようになりました。 オーディオ専用ルーターとオーディオ専用アクセスポイントのセットである TOP WING DATA ISO BOX + OPT AP セットが発売となりました。 皆様の期待も大きく、予約分だけでほとんど売り切れており、残り少ない在庫も 一瞬で売り切れてしまいました。 音を聴かずにご予約いただいたお客様はチャレンジャーだと思いますが、今回は大成功でした。 現在売り切れ中で、ご予約受付中です。 次回生産は予定が遅れて7月中旬頃の予定です。 |
左側がアクセスポイントである OPT AP 右側がルーターの DATA ISO BOX です。 |
2台重ねて写真を撮ったので、少し分かりにくいですが、下段が DATA ISO BOX です。 ルーターですが、ハブ機能も付いており 3ポートのハブが付いています。 上段はアクセスポイントである OPT AP です。 RJ45ポートと、名前の由来であるSFPポートも備えています。 ゴムでふさいであり分かりにくいですが、左側のポッチの付いた蓋の部分がSFPポートです。 電源はどちらも 12V のACアダプター給電となっております。 電源はグレードアップ出来そうですね。 まずは、この機材は何をする機材なのかのご説明から入らせていただきます。 久しぶりの、正確には微妙に間違っているかもしれないが、わかりやすさ優先での説明となります。 ルーター 同一ネットワーク上に接続されている機材すべてに、住所を割り振る仕事を行います。 具体的には IPアドレス というネットワーク上の住所を割り振り、データ送受信の宛先を特定するために使われます。 アクセスポイント Wi-Fiネットワークを構築するために用いられる無線LAN装置です。 Wi-Fiの電波を飛ばしたり受信したりして、スマホ等のデバイスをネットワークへ接続するために使います。 スマホ等の無線を受信して有線LANへ変換する機材とお考えください。 接続ですが、頭で考えると凄く難しく感じますので、高級オーディオグレードルーターを発売している SYNERGISTIC RESERCH さんの接続概念図をご参考ください。 初期設定等、特に何もしなくても接続するだけで、普通に使用可能なセットです。 オーディオ用に特化して、必要ない機能をそぎ落としてあるため、設定作業が必要なくなっている点は 素晴らしいです。 難しそうに感じるかもしれませんが、特に難しい点は無いと思います。 一点だけ設定変更が必要なのは、操作用タブレット(スマホ)のWi-Fi接続先を、既存のルーターから OPT AP へ変更するだけです。 |
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上画像の Network Router の部分に DATA ISO BOX を Wi-Fi アクセスポイント の部分に OPT AP が配置されます。 ルーターの左となりがハブですね。 この DATA ISO BOXセット をなぜ導入するのかというと、大きく2つの目的がございます。 ひとつは、家庭内ネットワークとオーディオ用ネットワークの分離です。 家庭内ネットワークにはスマホやテレビ等、多数のWi-Fi 機器が接続され、大きなノイズ源となっています。 ですので、オーディオ専用のネットワークを構築すれば、その外部からのノイズを遮断することが可能です。 もう一つは、ルーター負荷の分散です。 家庭内ネットワークは通常ルーターが1台です。 その1台しかないルーターへ家庭内ネットワーク機器である、スマホやテレビ等、たくさんのネットワーク機器が接続され 結果として、ルーターの仕事量が増大します。 仕事が増えると音も悪くなるので、オーディオ専用ルーターを別途もうけることにより負荷の低減を目指します。 上画像の青枠で囲まれた範囲がオーディオルームとなり、この青枠内専用のルータを設置することとなります。 無線で親機から飛ばす場合は、無線子機も青枠内に入ります。 OPT AP へ接続するWi-Fi機器は、操作用タブレット(スマホ) 1台だけとしてください。 その他の、スマホやテレビは画像左上の、既存ルーターへ接続します。 こうすることにより、OPT AP が行う信号処理はタブレット1台だけとなり、負荷分散により音質向上が可能となります。 その効果は大きく、今まで聞こえなかった微妙なニュアンスが聞こえるようになります。 子供みたいな表現となりますが、他の表現方法が思い当たらないのでご勘弁ください。 ギターを例に取ると ジャーン と鳴っているように今まで聞こえていた部分が そのジャーンの中で強弱がある ジャーン↑↓↑↓となりつつ減衰していくのが分かるようになります。 稚拙な表現で申し訳ございません。 この微妙なニュアンスが再現出来るようになると、音楽を聴くことが格段に楽しくなります。 素晴らしい効果だと思います。 この最終兵器を導入するに当たって、検証すべき点がございました。 まずは、光絶縁装置の設置位置です。 光絶縁装置が1台の場合、設置位置候補は3カ所ございます。 ルーター(無線子機)とDATA ISO BOXの間 DATA ISO BOXとハブの間 DATA ISO BOXとOPT AP の間の3カ所です。 すべて試聴して確認しましたが、 DATA ISO BOX と ハブの間で光絶縁するのが 最も効果的でした。 ルーター(無線子機)---DATA ISO BOX---光絶縁装置---ハブ という接続がおすすめです。 次に、DATA ISO BOX には、ハブ機能もありますので、そのハブ部分の音質を確認しました。 問題は、このハブを使用すると光絶縁装置を理想的な位置である DATA ISO BOX とハブの間へ接続出来なく なる点です。 ですが、DATA ISO BOX内蔵ハブが使用に耐えるレベルであれば、入門時にハブを購入しなくても良くなります。 高額モデルを比較しても意味がありませんので、入門クラスハブである Silent Angel N8 と比較試聴しました。 無線子機---DATA ISO BOX---N8 と 無線子機---DATA ISO BOX内蔵ハブ での比較です。 N8使用の方がわずかに良いですが、6万円出してまで購入するほどの大きな差はありません。 ですが、外部のハブを使用すると光絶縁装置が組み込めるようになるという大きなメリットが生まれます。 無線子機---DATA ISO BOX---LAN iPurifier(光絶縁)---N8 こうなると明確な差異が発生します。 最終的な目標はここになると思います。 ですので、購入順序は DATA ISO BOX セット が最優先となります。 無線子機---DATA ISO BOX内蔵ハブ で使用を開始し、将来的にハブと光絶縁装置を追加する流れがおすすめです。 検証2 OPT AP にはSFPポートがございます。 対策されているとはいえ、無線装置をダイレクトにオーディオ機器へ接続したくはありませんので このSFPポートを使用して、SFP光接続を試しました。 この OPT AP は必ず DATA ISO BOX へ接続しないといけないことはございません。 RJ45ケーブル(普通のLANケーブル)でハブへ接続しても、問題無く使用可能です。 ただ、通常は DATA ISO BOX へ接続して、ハブとの間で光絶縁装置を行うことで、ノイズ除去を行います。 今回は、SFPポートの可能性を探るべく、OPT AP からSFP光接続でDELAのハブへ接続しました。 DATA ISO BOX へ直接OPT AP を接続する方法と比較すると、わずかですが空間が広くなります。 小さな違いですが、この小さな向上の積み重ねにより、最終的な音は良くなりますので、この小さな向上も無視出来ません。 DELA や EDISCREATION 等のSFPポートが付いているハブをお使いの方は、積極的に活用されることをおすすめします。 検証3 このセットはACアダプター動作です。 ですので、良質な電源と交換すると音質向上が可能となります。 どちらも 12V ですので EDISCREATION LPS の2系統出力がそのまま使用可能ですのでおすすめですが・・・ 高価ですね。 DATA ISO BOX は電源交換によって明らかな音質向上が可能です。最低限、こちらだけでも良質な電源を組み合わせたいです。 理想はEDISCREATION LPS ですが、Silent Power iPower ELITE でも十分です。 OPT AP は小さな向上です。 無理せず、付属電源でも問題ありませんが、この小さな向上も積み重なると大きくなるので、可能であればこちらの電源も Silent Power iPower2 で良いので交換してあげたいところです。 検証4 お客様より アクセスポイントのWi-Fi別(2.4GHz と 5GHz)の音質の違いはどうですか? とのお問い合わせをいただきました。 この切り口は考えたこともありませんでしたので、早速試してみました。 微妙に違います。 アクセスポイントへ接続するのは、操作用のタブレット1台だけです。 このタブレットを接続する Wi-Fi を 2.4GHz か 5GHz かで音が違うのです。 これは新しい発見です。 優劣というよりは、好みの違いでしょうか。 2.4GHz は奥行き表現がわずかに弱い分、左右に広がります。 5GHz は左右の広がりがわずかに弱いですが、実態感が向上します。 これは実際に試してみるのが良いと思います。 どちらも良い音ですので、お好みで選択すると良いと思います。 店頭では 5GHz を選択しました。 6/6 追記 エージングが進みかなり音が変化しました。 2.4GHz の方がS/N比が高く滑らかになりました。 断然 2.4GHz が良いので2.4GHz で接続する事をおすすめします。 追記ここまでです。 このテストを行う際は、OPT AP へ電源を投入してから5分程待たされます。 OPT APは起動が遅く、タブレットのWi-Fi欄へ表示されるまで、2.4GHz は2分ほどかかります。 5GHzはさらに遅く5分ほどかかります。 焦らずゆっくりお待ちください。 いろいろと検証すべき点があり、長文となってしまいましたが、結論だけ書くとこうなります。 光絶縁装置を含めた設置イメージは以下となります。 ルーター(無線子機)---DATA ISO BOX---光絶縁装置---ハブ DATA ISO BOX---OPT AP 操作用のタブレット(スマホ)1台だけを、OPT AP へ接続する。 それ以外のスマホやテレビはすべて、既存のルーターへ接続する(今まで通りです) DATA ISO BOX のACアダプターだけでも良質な物へ交換しましょう。 これだけです。 思ったより簡単だと思いませんか。 もう一点ありました |
OPT AP ですが、電源を入れた後(ACアダプターを接続後)はWi-Fiのパスワードが見えなくなります。 パスワードを見るために電源を抜くと、パスワード入力が出来なくなります。 パスワードを入力するために電源を入れるとパスワードが見えなくなります。 パスワードを見るために・・・・と無限ループに入ってしまいます。 電源投入前に、パスワードをメモするなり写真を撮るなりしておくことをおすすめします。 何でこんな場所にパスワードを記載したのでしょう・・・ 恐らく、たくさんの方が 「見えねーよ!!」 と叫んだと思います。 本当に素晴らしいセットです。 ネットワークオーディオを始めるに当たって、真っ先に導入すべき機材となります。 すべての機材が出そろいましたので、おすすめセットやおすすめ導入順序等、実際に導入するに当たっての 参考になる記事を次回アップ予定です。 |
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2025/06/02 TOP WING DATA ISO BOX + OPT AP 77,000円(税込) |
速報です。6月5日(木)に本格的なレビューを含めて紹介予定です。 お休みをいただいていたため、試聴が遅れました。 先ほどようやく、開梱して音を出した次の瞬間にこれを書いています。 ようやく、ネットワークオーディオ最後のピースが揃いました。 すべてが揃った世界は別次元です。 今まで、ただ鳴っていたギターが泣いていることが分かりました。 今まで聞こえなかった(気づけなかった)音が聞こえます! これで 77,000円(税込)は安いです。 ルーター+AP ハブ 光絶縁装置 これらはネットワークオーディオ三種の神器と呼んで良いと思います。 エージングすら済んでいない、音が出た瞬間でこれですので、数日後が楽しみです。 悩んでいた方は、すぐにご注文ください。 購入して大丈夫です。 当店在庫、後 4台です。 売り切れたら次回入荷は6月末予定です。 |
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2025/05/22 hina Falcon オリジナルLANケーブル 発売のお知らせです。 |
ここの 3/22 の記事でご紹介した、ACOUSTIC REVIVE さんのLANケーブルを聞いてから、弊社製LANケーブルの 上位モデル製作意欲が高まりました。 そこではたと気がつきました。 「LANケーブルの最新規格にこだわらなければ製作難易度は落とせるのではないか。」 オーディオ用途で考えた場合、通信速度は 1Gbps に対応していれば十分です。 であれば LANケーブルの規格 Cat5e 対応で問題ありません。 そして、この規格用のケーブルであれば、私のコレクションにぴったりの物があります。 いつか使おうと思って、大事にしまっておいたビンテージ物のレア品です。 さっそく、試作してみました。 |
理想的な構造である、+信号と-信号をそれぞれより合わせ、ノイズキャンセル効果を持たせたうえで +-信号を1セットとして計4セットを組み合わせました。 この構造の有利性は、ACOUSTIC REVIVE LAN-QUADRANT-TripleC の音の良さからも確認出来ております。 試聴してみましたが、素晴らしいです。 自画自賛で申し訳ありませんが、本当に良い音がします。 付帯音がほぼ感じられない、信号のみが正確に伝送された音と感じます。 私が今までに試聴したLANケーブル中でもトップレベルのクオリティです。 プラグは、高級プラグも含めて4種類試作して比較試聴しました。 その中で最もこのケーブルと相性が良かった、画像のプラグを採用しました。 高級プラグは大きく、重いため、このケーブルの良さを損ねるイメージとなってしまったため この見た目の安っぽいプラグとなっております。 軽く、磁性を持たない点が良い方向に影響したのだと思います。 弊社の最上位ケーブルシリーズらしい、見た目が安っぽいケーブルとなりますが、音は良いです。 見た目にこだわると、どうしても音が悪くなってしまいます・・・ 音楽を聴く道具と割り切っていただき、音だけでご選択いただければと思います。 今まで、相当数のLANケーブルを試作して分かったことがあります。 音の良い線材に共通する特徴は 細い(軽い) 単線 シールド この3つの要素を兼ね備えた線材が答えだと感じました。 そして、今回採用したケーブルはその要素にぴったりです。 シールドに関しては、ノンシールドタイプとなっておりますが、ノイズキャンセル効果は持たせてあるので オーディオ用途として問題になることはありません。 この線材は、米国より取り寄せたMILスペック(米国が調達する物資に対して設定された、厳格な品質基準の総称です)ワイヤーで 主に戦闘機等の航空機に使用されていたワイヤーです。 製造年代は1970年代で、製造後50年ほど経過しておりますが、さすがMILスペックです。 全く劣化が見られません。 F16などの戦闘機では軽量化や耐熱性向上のためにテフロンの他にカプトンが多用されていましたが、この線材はカプトン皮膜では ありません。 ある程度の耐熱性を持った皮膜材料ですが、主にコクピット周辺の制御系に使われていた物と考えられます。 皮膜が薄く非常に軽量である事(導体が十分に細いこと)、ノイズ対策のためにかなり精密にツイストされていること。 導体にはシルバーコートOFHCC(シルバーコート無酸素高伝導銅)が使用されていること。 精密伝送のために単線であること。 などが特徴です。 線材が希少であり、製造に時間がかかるため、高価なモデルとなっておりますが、価格以上の音質を持つLANケーブルに 仕上がったと思います。 販売価格は以下となります。 hina Falcon 50cm 30,000円(税込) hina Falcon 1m 33,000円(税込) hina Falcon 1.5m 36,000円(税込) hina Falcon 2m 39,000円(税込) hina Falcon 2.5m 42,000円(税込) hina Falcon 3m 46,000円(税込) 3m以上ご希望の場合はお問い合わせください。 ただ、これだけ高額となると、無線で飛ばした方が良いと思いますので、高級LANケーブルの長尺はあまりおすすめしておりません。 |
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2025/05/18 SHAI MAESTRO ライブのお知らせです。 |
オーディオ機器で再生する楽器の中でも、特に難しいものの一つに ピアノ があります。 標準的なピアノである 88鍵タイプの場合、音域は 7オクターブ1/4(27.5Hz~4186Hz)と広大であり これは、オーケストラの全ての楽器をカバーする範囲です。 さらに、ピアノは弦楽器でありながら、打楽器でもあります。 弦を振動させて音を出す弦楽器と ハンマーが弦を叩くことで音を出す打楽器の両方の特徴を持っています。 音域が広く、弦楽器でもあり打楽器でもあるため、オーディオでピアノの音をリアルに再現する事は 大変困難です。 そのため、昔から 「オーディオ機器でピアノの音を再現出来ればそのシステムは合格。」 と言われてきました。 実際、ピアノの再現は大変難易度が高く、生に近いピアノの音を再現出来るようになったのは 比較的最近のことだと感じております。 一昔前は、機材性能が足りずに難しかったのです。 その再現の難しい、ピアノを基準としてオーディオ機器を選択、調整すると、グレードの高いシステム構築が 可能となります。 そのためには、ピアノの音を知らないと始まりません。 スピーカーから再生される音では基準点としては使用出来ませんので、生のピアノの音を体験する事は大変重要です。 大きなコンサート会場の場合、マイクが立てられPA機器より音が出てきますので、これも参考になりません。 比較的小さなホールで、PA機器を使用せずにピアノ本体からしか音を出さないコンサートへ行くことが必要です。 このような理想的なコンサートを探すのは難しく、なかなか機会がありませんが、久しぶりに見つけました。 ジャズピアニスト シャイ マエストロ (Shai Maestro)さんのコンサートです。 6月20日(金) に福岡県八女市の、おりなす八女 はちひめホール で 19:30 より 6月21日(土)に熊本県 熊本市の、ラフカディオホール で 19:30より開催されます。 東京、神戸でも開催されますが、PA機器が入るかどうかの確認が出来ませんでした。 福岡、熊本開催分は、PA機器を使用しない事が確認出来ております。 SOLO PIANO CONCERT JAPAN TOUR 2025 シャイ さんのアルバムは Qobuz で聴けますので、試聴していただき、気になったらぜひお出かけください。 Qobuz 専用アプリの場合「シャイ マエストロ」で Roon の場合「Shai Maestro」で検索していただくと見つかります。 キースジャレット 風の、透明度の高い美しい旋律です。 生のピアノの音に触れることの出来る、貴重な経験が出来ると思いますので お近くの方は足を運んでみてください。 私も行きたいのですが、初音ミク 沖縄ライブ 2公演 / ダンスオブバンパイア 3公演 / レ・ミゼラブル ワールドツアー 2公演と チケット代に散財しており、それに伴いお休みをいただいていることもあって、行けるかどうか微妙です・・・ 今調べましたが、レ・ミゼラブル ワールドツアーはまだチケットが残っています。 チケット代は高いですが、それだけの価値があると思います。 大変申し訳ないですが、国内キャストによる公演とは文字通り次元が違います。 本場のエネルギーを感じる事が出来る貴重な機会です。 こちらもおすすめですので、ぜひお出かけください。 「レ・ミゼラブル」ワールドツアープロモーション動画 |
2025/05/17 Qobuz Connect 新機能開始のご連絡です。 |
高音質音楽配信サービス Qobuz は日本で正式サービスが開始されて以来、ゆっくりとですが 確実に浸透してきているように感じます。 弊社にも 「Qobuz を聴くためにはどうしたらよいですか。」 というお問い合わせをたくさんいただきました。 その Qobuz に新機能が実装されました。 Qobuz Connect という機能で、対応ネットワークプレーヤーの専用アプリを使用せずに Qobuz アプリで直接操作可能となるという物です。 現時点での、主立った対応メーカー一覧です。 aurender DENON ESOTERIC JBL LUMIN LUXMAN marantz SOtM Silent Angel TEAC Volumio WiiM 他にも多数の対応メーカーがありますが、弊社でよく販売しているメーカー一覧となります。 上記メーカーの中でも、特に専用アプリの操作性が悪い DENON / marantz / JBL さんの ユーザー様には大きなメリットとなると思います。 |
上記画像は Qobuz アプリの操作画面です。 HEOS の操作アプリを普段使いしている方からすると、圧倒的に見やすく使いやすくなっていると思います。 操作性が良くなるだけでなく、音も良くなります。 HEOS ユーザー様は、Amazon Music をご使用の方が多いと思いますが、Qobuz アプリで再生する Qobuz 音源は HEOS + AmazonMusic よりかなり高音質です。 2割は音質アップ可能ですので、高音質再生を目指す場合 Qobuz への移行をおすすめします。 |
設定は簡単で、Qobuz アプリを最新の状態へアップデートを行った後に、画面右下部分の小さなスピーカーマークをタップして 出力デバイスを指定するだけです。 Roon には及びませんが、現状 Roon の次に音の良いネットワーク再生環境ではないでしょうか。 Roon 導入までの繋ぎとして十分に使用可能ですので、Roon 導入費用が貯まるまでは Qobuz + Qobuz Connect 対応ネットワーク プレーヤーを導入するのもアリだと思います。 |
2025/05/01 試聴の重要性について |
今回は、音響機器の試聴の重要性についてお話しさせていただきます。 先日、Zepp 福岡で開催された 初音ミク ライブツアー BLOOMING へ行ってきました。 |
福岡最大のライブハウスとはいえ、収容人数は1,500人ほどです。 公演回数も少なく、チケット争奪戦は熾烈でした。 現在でもネット上では残り公演のチケットを求める声があふれています・・・ 私は今回、驚くほどチケット運が良く、福岡公演だけで無く、沖縄千秋楽公演まで取れてしまいました。 この Zepp 福岡でのライブは去年の YOASOBI 以来ですが、前回のライブで耳を痛めてしまいました。 ライブハウスは爆音ですので、ライブが終わってからしばらく耳鳴りが止まりませんでした。 幸い4日ほどで直りましたが、ホールでのコンサートと違い、ライブハウスでのコンサートは耳に対するダメージが大きいです。 その失敗に懲りて、今回はライブ用耳栓を購入しました。 これも立派な音響機器なのですが、どれも同じだろうと深く考えずに、口コミを参考に人気モデルを購入してライブに臨みました。 |
ライブハウスは指定席などありませんので、最初の位置取りが重要です。 今回は整理番号 115番というかなり有利な番号でしたので、気合いを入れて場所取りに挑み、ライブハウスでの人生最優良位置を ゲット出来ました。前から3列目のど真ん中です。 しかも、目の前2列には中央を分ける手すりがあるため、目の前に誰もいません。 実質最前列ど真ん中という、あり得ないほど良い位置を確保できて大喜びでした。 ただでさえ、ステージまでの距離が近いライブハウスです。ミクさんまで3mなかったと思います。 開演前に新たに購入した耳栓をして本番に挑んだのですが、肝心のボーカルがあまり聞こえません。 耳栓で声の帯域がほとんど吸われてしまっているようです。 せっかく良い場所が確保できたのに、肝心の声があまり聞こえず途中で耳栓を外したのですが、今度は爆音に耐えられず すぐにまた装着するということを繰り返したため、ライブに集中できませんでした。 セトリ(セットリスト、曲順)は神がかった素晴らしい選曲で、大いに楽しめたのですが、ボーカロイドライブという声が メインのライブで、声が聞こえにくいという、致命的な失敗を犯してしまいました。 普段、お客様へ 「試聴は大切です。可能な限り試聴してからご購入ください。」 とお声がけさせていただいていたにもかかわらず、音響機器である耳栓を甘く見て残念な結果となってしまいました。 家に戻り、すぐに次のライブのために情報収集を行ったところ「マイベスト」さんが、実際にダミーヘッドマイクにライブ用耳栓を 取り付けて録音した音源を公開してくれていました。 早速聴いてみたのですが、驚くほど耳栓で音が違います。 最初から、しっかり情報収集しておけば良かったと、今更ながら後悔してしまいました。 ライブ用耳栓をお探しの方は、私と同じ後悔をしないよう、以下リンク先をご参考ください。 マイベスト様 ライブ用耳栓 試聴ページ 上記ページを参考に新しい耳栓を購入しましたので、次の沖縄ライブは楽しめると思います。 せっかくなので、沖縄観光もさせていただきます関係で、私は 5/29~6/1までお休みをいただきます。 お店は通常通り営業しておりますが、私にご用の方は上記日程は連絡が付きません。 口コミで褒められているからと、安易に音響機器を購入してしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性がございます。 今回の私のケースは、金額的には数千円という損失ではありましたが、せっかくのライブを楽しめなかったという 苦い経験となりました。 ましてや数十万円するオーディオ機器です。 しっかりと試聴を行い、納得してからのご購入をおすすめいたします。 関東圏、関西圏からは格安航空が就航しておりますので、時期を選べば1万円ほどで往復可能です。 数十万円の買い物で失敗するリスクを考えると、福岡への往復運賃は高くないと思います。 福岡観光を兼ねて、ご試聴にお越しください。 お待ちしております。 |
2025/04/13 hina ALT01 使いこなしについて |
先日発売いたしましたインシュレーター ALT01 ですが、スパイク受けとして使用出来ないですか、とのお問い合わせを いただきましたので、検証してみました。 |
Nmode X-PM9 のスパイク受けとして試聴しました。 通常、弊社試聴室で使用するアンプは厚さ3cmの御影石へ直接設置しております。 今回は、その直接設置と、上画像のように ALT01 を挟み込んでの二種類の設置方法で比較試聴を行いました。 |
ALT01 は繊維状アルミニウムの集合体ですので、スパイクを挿すと上記画像のように穴が開きます。 一度形を付けると元には戻せませんので、最初の一回目は慎重に設置してください。 何度挿し直しても穴が増えるだけで、音質には影響しませんので、そこまで神経質にならなくても問題ございません。 今まで、何年も御影石への直接設置で使用しておりましたから、初めて ALT01 を挟んで試聴した際は その変化の大きさに戸惑い、すぐに取り外してもう一度直接設置で試聴してから、再度ALT01を挟みました。 直接設置、ALT01 はさみ設置と、どちらも魅力的な音がするのです。 ですが、直接設置は御影石の固有音を感じさせる、エッジの甘さと、ディティールのにじみ、空間のごくわずかな混濁を 感じます。 対して、ALT01 はさみ設置は、混濁間のない、S/N比の高さを感じます。 正しい音(生音)に近いのはこちらだと感じました。 普段は、私一人で判断しているのですが、今回は社長の吉田を呼んできて一緒に試聴してもらいました。 吉田も同様の意見でしたので、ALT01をスパイク受けとして使用した方が正しい音が出ていると判断しました。 今までは、御影石の影響を感じるというお客様にはスパイクの下にティッシュペーパーを1枚だけ(ティッシュペーパーは 通常2枚重ねです)挟んでくださいとお伝えしておりましたが、これからは ALT01 をスパイク受けとしてご使用していただく事を おすすめします。 御影石設置に限らず、木製ラックやコーリアンボード等、様々な材質の設置台に対して効果的なスパイク受け(インシュレーター) として使用可能な自信作です。 デモ機ございますので、お気軽にお問い合わせください。 |
2025/04/12 Silent Angel Z1C 250GB 販売価格 268,890円(税込) |
去年の 8月に発売になっていたにもかかわらず、ずっと品薄で展示機導入出来なかったRoonサーバー Silent Angel Z1C がようやく展示導入出来ました。 発売から半年以上、品薄が続いた人気モデルです。 |
上段が今回ご紹介する Z1C です。 下段は、前モデルのZ1 です。 前モデルZ1は筐体デザインが凝っていて、高級感があったのですが 新型Z1Cはのっぺらぼうになってしまいました・・・・ 持った感じの重さはほぼ同じですので、筐体強度に変化はないと思いますが、見た目が少し残念ですね。 |
前モデルと、機能上での違いは外部クロック入力端子が付いたことです。 10MHz のマスタークロックが接続出来るようになりました。 一時期 Silent Angel さんは 25MHz という珍しい周波数の入力端子が付いたモデルを発売しておりましたが あまりに一般的で無いため不評でした。 その反省に立って、今回は標準的な 10MHz です。 ハブやメディアコンバーター等、ネットワーク系の機材は25MHz を基準としており (イーサネットの動作基準クロックは10Mbpsでは2.5MHz/100Mbpsでは25MHzが使用されます) ハブを分解すると25MHz のクロックが入っています。 ですので、ネットワーク機器のマスタークロックは 25MHz が最適です。 というのが Silent Angel さんの主張です。 確かにその通りだと思うのですが、オーディオの世界では10MHz がマスタークロックとして定着しており 残念ながら 25MHz マスタークロックは全く売れませんでした。 その失敗に懲りたのか、今回は 10MHz という標準的な外部クロック入力端子が付いています。 それでは、試聴です。 皆様がもっとも気になるであろう、前モデル Z1 との比較試聴を行いました。 Z1 と比較して、わずかにS/N比が上がり、左右の空間表現力も少し上がっています。 ただ、Z1とZ1C 2台を並べて比較試聴して分かるレベルの変化ですので、Z1オーナー様が 買い直すほどの事は無いと思います。 次に、Nmodeさんのマスタークロック(X-CL3)を接続しました。 内蔵クロックと比較して、ややS/N比が向上します。 一昔前は、CDプレーヤーやDAコンバーターへ外部クロックを接続すると、大きな音質向上が可能でしたが 最近の機材は、内蔵クロックの質が向上しているため、昔のような大幅な音質アップは起こらなくなってきました。 この Z1C も同様で、既に 10MHz マスタークロックをお持ちであるならば、積極的に活用すべきですが Z1Cのために数十万円するマスタークロックを購入することは、コストパフォーマンスの面からおすすめできません。 Roonコアとして、この価格では最高峰の1台です。 この上となると 50万円近い投資が必要となるため、現実的な価格の最高峰Roon コアだと思います。 Roonをメインソースとして使用する場合は、必須に近い機材です。 少し高価ですが、頑張って導入を目指してください。 おまけです。 ここの1/9 の記事でご紹介した「ダンスオブヴァンパイア」博多座公演のチケットが間もなく発売となります。 一般発売ではまず入手できないので、今回の先行予約で入手する事をおすすめします。 チケットぴあで4月14日(月)から受付開始です。 私は幸いにして先行の先行予約で、1枚入手できましたので、後1公演分狙って申し込みます。 4枚申し込んで当選1枚でしたので、複数公演への申込みをおすすめします。 一点狙いでは、厳しいと思います。 |
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2025/04/10 DENON PMA-900HNE Roon Ready 対応のお知らせです。 |
ついに PMA-900HNE が Roon Ready に対応しました。 コストパフォーマンス最強のアンプだったのですが、これでさらに価値が上がります。 |
表示部に Roon Ready の文字が!! まずは、Wi-Fi 接続で AmazonMusic と Roon Ready 接続で同一音源の比較試聴を行いました。 AmazonMusic も悪くはないですが、S/N比が悪く、透明度と抜けがいまいちです。 Roon Ready接続すると、その不満が解消され抜けが良くなり、見通しが良くなります。 Roon 導入費用を考えると、万人にはおすすめできませんが、音質向上の明確な一歩となりますので 将来の目標としておすすめです。 有線接続して、ハブと光絶縁装置を入れると、さらに良くなりますので Roon Ready 運用する際は、有線LAN接続での運用をおすすめします。 Roon 運用すると、使いにくさで定評のある HEOS を使わなくて良くなる点も、大きなメリットです。 |
Roonコアは、お手持ちのPCを流用していただき、ハブと、光絶縁装置をセットで導入するのがおすすめです。 DENON PMA-900HNE 107,000円(税込)ほど ハブ Silent Angel N8 59,400円(税込) 光絶縁装置 Silent Power LAN iPurifier PRO 53,900円(税込) 合計 22万円 + スピーカー で、一昔前の100万円クラスの音が手に入ります。 限られた予算で、最高の音質を目指した場合の筆頭候補となると思います。 一点だけ注意点です。 PMA-900HNE は鳴らせる範囲のスピーカーであれば、素晴らしポテンシャルを発揮しますが ある一点を超えて、鳴らせない重めのスピーカーと組み合わせると、標準以下の音になります。 組み合わせるスピーカーは慎重に選ぶ必要がありますので、ご注意ください。 |
2025/04/05 hina ALT01 販売価格 1個 3300円(税込) |
皆様は、金属たわしをご存じだと思います。 フライパンの焦げ付き等を落とすのに便利ですよね。 実は、あの金属たわしは、吸音材として大変優秀なのです。 金属たわしを 100 個ほど袋に詰めて、部屋に設置すると、良い感じに定在波を吸収してくれます。 一時期、私はこの金属たわし吸音材を量産していたことがあり、近所の100円ショップから 金属たわしが消え去ったことがあります。 入荷と同時に全部買い占めていたので、店員さんは突然売れ行きが良くなった金属たわしを 不思議な気持ちで見ていたと思います。 なぜ、音を吸ってくれるかに関しては想像ですが、金属の隙間に音が入り、振動という形で熱に変換されているのでは ないかと想像しております。 この経験から、金属繊維を固めた物は、音質向上に役立つという認識を持っておりました。 それからしばらくして、ある金属加工業者さんにこの話をしたところ、試作品を作ってもらえることになりました。 たわしの状態では使いにくいので、圧縮して塊としてもらいました。 試作第一号は直径5cm厚み1cmの円柱型でした。 素材は、ステンレス、鉄、アルミニウム、の三種類を試しました。 使用方法は、普通のインシュレーターと同じで、機材の下へ挟むことを想定しております。 試聴したところ、各素材の音色が乗りますが、インシュレーターとして優秀な手応えを感じました。 さらに、試作と改良を続け、素材はアルミニウム、サイズは直径 3cm 厚み1cm とすると 素材の個性が小さくなり、素直で良質なインシュレーターとなることが分かりました。 そこからさらに、形状を追い込んでやっと製品としてご紹介できる物が完成しました。 |
この金属繊維の集合体によって、振動を効果的に熱へ変換して素早く振動を逃がす事が出来るようになっています。 付帯音が少なく、機材の音を素直に伝えることが出来るようになると思います。 アンプや、プレーヤーの下、スピーカーの下等、どこへ使用しても効果的です。 耐荷重も高く 1個で 60Kg くらいまでは平気です。 |
このように、スタンドに設置するのもおすすめです。 0 スタンドの個性がかなり軽減できると思います。 |
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2025/03/22 ACOUSTIC REVIVE LAN-QUADRANT-TripleC 価格未定 |
3/27 追記 申し訳ございません。 まだ発売になっていませんでした。 間もなく、発売だそうです。発売までしばらくお待ちください。 弊社のオリジナルLANケーブルである Y-LAN は入門クラス用として開発しました。 上位モデルの製作も検討したのですが、ほぼ同じアイデアの製品が発売されており、製造の困難さから考えると 高価ではありますが、それだけの価値があると感じましたので、ご紹介です。 |
LANケーブルは8本の導体を使用します。 正確には 1000BASE-T(1Gbps)の場合にのみ8本使用し、100Mbps(10Mbps)の場合は4本でも大丈夫ではありますが 実使用環境を考えると、LANケーブルは8本の導体が必要とお考えいただいて問題無いと思います。 オーディオグレードLANケーブルの場合、そのほとんどが1本のケーブルに見える内部に8本の導体を通しております。 1本の中に、8本も信号線が入っているのですから、各々のケーブル間で干渉が起こる可能性がございます。 その対策として、各メーカーさんはセパレーターを工夫したり、絶縁材を工夫したりして、音質向上を目指しています。 ですが、一本の中にたくさん入れるから無理が出るわけですから、それを分けてしまえば良いと考える人も出てきます。 弊社でも、USBケーブルで同様の考えで製作している UBX-W シリーズのケーブルがございます。 |
弊社のオリジナルUSBケーブル UBX-Wシリーズです。 USBケーブルの必要導体は4本ですので、2本ずつに分けて2本のケーブルで電送しています。 LANケーブルも同様の方法を使えば音が良くなるだろうと考えて、試作品までは製作しました。 良い音がしたのです。 ですが、製造が困難でとても量産できる物ではありませんでした。 USBケーブルの 4本線でも大変ですのに、LANケーブルの場合 8本線ですので量産は困難と考え製品化は断念しました。 ところが、その2本ずつ、計4本ケーブルの LANケーブルを製品化する技術力の高いメーカーさんがありました。 それが、今回ご紹介する ACOUSTIC REVIVE さんです。 |
自分で一度作っていますので、この製作難易度がどれだけ高いか分かります。 他社さんで、同様の構造での製作は困難だと思います。 音質ですが、高価なだけのことはあります。 この構造ですと、各導体間の干渉を限りなくしい小さく抑えることが可能となり、それが音としてしっかり反映されます。 混濁間のない、分離の良い、広い空間が表現出来ます。 弊社リファレンスケーブルである 日本テレガートナー MFP8 IE GOLD と比較しても、明確にワンランク上の再現性を持ちます。 線材、構造までじっくりと作り込まれた優秀なLANケーブルですので、ご予算に余裕がある場合はおすすめです。 |
2025/03/08 Silent Power (iFi) LAN iPURIFIER PRO 販売価格 53,900円(税込) |
コストパフォーマンスの高い機材を多数取りそろえている iFi さんのアクセサリーブランド Silent Power さんよりコスパの良い光絶縁装置が発売となります。 発売日は 3月14日(金) で、ご予約受付中です。 一足早くデモ機が到着しましたので、早速試聴しました。 |
横幅 99mm 高さ 24mm 奥行き 93mm とコンパクトです。 サイズに比して、LEDが派手に光りまぶしいですが、消灯も可能です。 |
消灯すると音も良くなるので、基本的に動作テストが終わったら、消灯状態でのご使用をおすすめします。 |
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5V のACアダプター動作です。 一般的な丸形の電源端子ではなく、USB C タイプとなっていますのでご注意ください。 純正組合せである Silent Power の電源 iPOWER ELITE 5V には丸形端子を USB C へ変換する アダプターが同梱されておりますので、電源のグレードアップを行う際はこちらがおすすめです。 |
ライバルの TOP WING OPT ISO BOX とのサイズ比較です。 薄くて、おしゃれですね。 肝心の音質ですが、大変良好です。 ライバルの OPT ISO BOX と比較しても、大幅なクオリティアップが可能です。 価格差以上の音質差がありますので、これから光絶縁装置を導入する方は iPurifier をおすすめします。 OPT ISO BOX を購入したばかりと、絶望する方もたくさんいらっしゃると思いますが OPT ISO BOX も不要とはなりません。 最も効果の高い光絶縁装置(今回の場合は iPurifier)を最も重要な位置である ルーター(無線子機)とハブの間へ 接続し、ハブとネットワークプレーヤーの間へ OPT ISO BOX を接続してください。 ネットワークオーディオシステムの最終目標である、光絶縁装置の2台使用が可能となり、相乗効果でさらに音が良くなります。 ルーター---iPurifier---ハブ---OPT ISO BOX---ネットワークプレーヤー という接続となります。 53,900円で購入可能とは思えない、大幅なクオリティアップが可能です。 S/N比の向上、エネルギー再現性の向上が特に大きく、他にも解像度アップ、情報量向上等、あらゆる面で音質アップ可能です。 付属ACアダプターでも、十分に音質アップは可能ですが、電源のクオリティを上げるとさらに化けます。 Silent Power iPower2 14,300円(税込)でも十分に良くなりますが、ここまで効果が大きいと奮発して Silent Power iPOWER ELITE 49,500円(税込)を組み合わせたくなります。 セットで 103,400円(税込)となりますが、その価格でも安いと思わせるだけの大きな音質アップが可能です。 iPower2 には LAN iPurifierと接続するための変換アダプターが同梱されておりませんので 別途 5.5mm/2.1mm --- USB-C 変換アダプターが必要です。 ELITE には同梱されております。 |
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2025/03/01 DELA S1 シルバー 定価 1,430,000円(税込) ブラック 定価 1,540,000円(税込) |
去年の11月に発注した DELA S1 展示機がようやく入荷しました。 展示機の発注、到着前に実売、再度展示機発注、また実売のループで、展示機導入まで時間がかかりましたが ようやく、店頭で DELA S1 の実力をお聞かせできるようになりました。 |
現在、日本で市販されているオーディオグレードハブの音質、価格共に最高峰です。 最初に、このモデルの発売を聞いた際に、価格を聞いて試聴するまでもなく 「これは無い」 と、判断したのですが、メーカーさんは自信があったのでしょう。 発売前に、店頭に持参して「聞いてください」となりました。 そして、音が出た瞬間に陥落してしまいました。 143万円という価格を納得せざるを得ない音が出たのです。 私が、ネットワークオーディオシステムで最も重要視している S/N比 が、他モデルと比較してもかなり良好です。 S/N比 が良くなるほど、録音現場の空気が見えるようになります。 この空気が見えるようになることが、音質にどのような影響を与えるかは、実際に体験していただかないと わかりにくいのですが、無理矢理文字にすると「生」に近づいていくとお考えください。 音楽を聴いている環境でなくて構いません。 今、耳に入ってくる音を聞いてみてください。 エアコンの音や、遠くから聞こえる車の音、風の音等、様々な細かな音が聞こえていると思います。 録音現場である、スタジオは防音されていますので、外部からの音は聞こえませんが、演奏者の息づかいや 椅子のきしみ、録音エンジニアが問題無いと判断した、微細な環境音等、が聞こえるようになるのです。 結果として、リアリティが向上し、音楽の存在感が向上します。 おそらく、オーディオグレードハブ中、最も聴感上のS/N比が高いのがこの DELA S1 だと思います。 |
RJ45(通常のLAN)ポートが 7個 SFPポートが 4個 と、ポート数は十分です。 特に、これからハイグレードモデルでは主流になるであろう SFPポートが 4個 あるのは将来性が高いです。 10MHz のマスタークロック入力も可能ですので、マスタークロックをお持ちの方は、クロック同期も可能です。 ポートリンクランプのオン/オフも可能ですので、接続確認が終わったらオフにして S/N比を上げることも可能です。 ハードとしても、十分に魅力的なハブですが、プログラム上でも画期的な機能を持っています。 |
フロントパネル上のスイッチで、各ポートごとに通信速度の変更が可能です。 RJ45 端子は 10Mbps(オレンジ)/100Mbps(緑)/1Gbps(青) そして未使用端子はオフ(消灯)も可能です。 SFP端子は 1Gbps(青)/10Gbps(白) こちらも オフ(消灯)が可能です。 ほぼ全てのネットワークプレーヤーは 10Gbps 非対応ですので、1Gbps(青)でご使用ください。 では、10Gbps は何に使うかというと、超贅沢な光絶縁システムとして使用可能です。 DELA S1 を 2台 用意して、両者を光接続する場合に 10Gbps 接続の方が音が良いです。 そして、私が知る限り最高音質の光絶縁システムとなります。 究極を目指す場合は DELA S1 2台セットがゴールとなります。 一括して通信速度を変更可能なモデルはありましたが、ポートごとに通信速度とオン/オフを設定できるモデルは このS1 だけだと思います。 そして、この通信速度変更が大変音質に効きます。 RJ45端子は 10Mbps(オレンジ)で使用することを強くおすすめします。 通信速度を遅くすると WAV データの 192KHz 音源や、DSD音源が再生出来なくなります。 ですが、FLAC データであれば 192KHz でも問題無く、再生可能です。 そして、ここからが重要です。 FLAC 192KHz と DSD 11.2MHz 音源の場合、通信速度 100Mbps であれば DSD 11.2MHz 音源の方が 高音質です。 通信速度 100Mbps で再生する DSD 11.2MHz 音源よりも 通信速度 10Mbps で再生する FLAC 192KHz 音源の方が高音質です。 つまり、最も高音質再生可能な組合せは、FLAC 192KHz を 10Mbps 環境で再生する事となります。 ただし、これは DELA S1 を使用する環境のみに当てはまります。 それ以外の環境では、必ずしもこの結果にならないと思います。 Roon + Qobuz が FLAC 192KHz までですので、Roon 再生において最強のハブとなります。 ネットワークプレーヤーへ150万円投資するより、このハブへ143万円投資した方が 高音質再生可能ですので、ご予算に余裕がある場合は、まずこのハブの導入をお勧めします。 今までも何度か記載したと思いますが、重要な情報ですので再度ここで、ネットワークオーディオシステムにおける 音質への影響度をお知らせしておきます。 上の機材ほど影響度が高いです。 ハブ 光絶縁装置 Roon コア ネットワークプレーヤー LANケーブル NAS 上の機材ほど優先度が高いので、上から順番に予算を配分することをおすすめします。 特に重要なのが、上から 三段目までです。 極端な話、Roon コアまでで予算の9割を使用しても良いと考えております。 それほど、ハブが音質に与える影響は大きいので、この DELA S1 は無理をしてでも導入する価値があると思います。 デモ機ございますので、お気軽にお問い合わせください。 |
2025/02/27 SYNERGISTIC RESEARCH Network Router UEF 定価 726,000円(税込) |
アメリカ SYNERGISTIC RESEARCH 社の ネットワークルーター を展示導入しました。 貴重なオーディオグレードルーターです。 |
横幅 250mm 奥行き 150mm 高さ 67mm と、比較的コンパクトです。 |
このルーターの導入意図は、家庭内で使用されている様々なネットワーク機器(テレビやスマートホン等)とは完全に分離された 新鮮なネットワーク環境を作りたいという事です。 そのため、このルーターは意図的に二重ルーター環境を構築します。 一昔前は、二重ルーター環境を構築することはタブー視されていたのですが、現在のルーターは二重ルーター対策が しっかりとされており、ほぼ問題が無くなりました。 ですので、このように意図的な二重ルーター環境を構築する機材が生まれたようです。 ただし、一部のネット環境を重視する方には導入をお勧めしません。 完璧なネットワーク環境と比較すると、わずかですが遅延が発生する可能性があるためです。 具体的には eスポーツ レベルのフレーム単位の戦いを生業とする方には、コンマ数秒の遅延すら命取りですので プロゲーマーさんや、FPS ゲーム好きの方にはおすすめできません。 環境構築イメージは以下となります。 |
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既存のルーターに、テレビやスマホ等を接続し、オーディオルーム内だけに専用のルーターとして UEF を設置する事となります。 こうすることにより、オーディオ専用ネットワークの構築が可能となり、結果として高音質再生が可能となるという考え方のようです。 UEF には無線機能が無いため、オーディオルーム専用のアクセスポイントが別途必須となります。 メーカー推奨アクセスポイントが2モデル発表されておりますが、1モデルは生産完了で入手できませんので 実質的に、推奨モデルは 1モデルだけとなります。 その Tp-Link 社のアクセスポイントを、ご購入いただいたお客様へサービスでお付けいたします。 初期設定も済ませてからお届けしますので、接続するだけですぐに使用可能です。 この環境を構築すると、外部のネットワーク機器との通信が出来なくなります。 ですので、 Roon ARC は使用出来なくなります。 また、マルチルーム機能も使用出来なくなるため、別の部屋でのRoon 再生も出来なくなる点はご注意ください。 |
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2025/02/07 hina LAN ターミネーター LANT 8,800円(税込) |
ネットワークオーディオを実践すると、空いたままになっているLANポートが複数発生します。 この空きポートはアナログオーディオと同様に、ノイズの発生源となりますので、何らかの方法で 塞ぎたいです。 市販品に、このためのアイテムが数種類販売されておりますが、単価が高く複数購入すると、大きな投資が必要となります。 現状のままですと、空きポートを塞ぐ事が金銭的に困難ですので、複数個の購入が可能な価格で LAN ターミネーターを 作成してみました。 |
RJ45 タイプの通常型LANポート用となります。 |
通常ですと、上記画像の様に複数箇所の空きポートが発生すると思います。 |
その空きポートへこのように差し込んで使用します。 ノイズが減りS/N比が向上します。 ハブだけで無く、PCやNAS、ネットワークプレーヤー等、空きLANポートがある機材には全て有効です。 もう少し、価格を下げることが目標でしたが、パーツ代が想定よりかかった事と、製造に時間がかかるため 頑張ってもこの価格となってしまいました。 全ての空きポートを塞がなくても効果は出ますので、最初は1個だけでも大丈夫です。 まずは 1個でお試しいただき、効果をご確認いただいた後に、追加をご注文ください。 S/N比 向上の最後の仕上げとしておすすめです。 |
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2025/01/26 DELA C1 定価 88,000円(税込) |
ほぼ1年前に発売されていたにも関わらず、試聴せずに放置していたケーブルです。 私の勉強不足で、普通の光ケーブルだと思い込んでいたため、特に試聴の必要性を感じておりませんでした。 申し訳ございません。 去年の11月に行った、東京試聴会の際に C1 試聴の機会があり、その音質に驚きました。 福岡に戻り、早速展示機を発注したのですが届いたのは昨日で、ようやくじっくりと試聴することが出来たのでご紹介です。 |
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長さは 2m のみの展開です。 略称 DAC という大変紛らわしい製品です。 正確には Direct Attache Cable という名称で、頭文字を取り DAC と呼ばれています。 まずは製品の説明が必要ですね。 このケーブルは SFPポート間を接続する専用ケーブルとなります。 EDISCREATION Silent Switch 2 等のSFPポートを備えたハブと LUMIN 等のSFPポートを備えた ネットワークプレーヤー間の接続に使用します。 通常のSFP光接続の場合、電気信号をSFPモジュール内部で光へ変換し、受信側で再度電気信号へ変換します。 対して、この C1 は電気信号を変換せずに、そのまま電送します。 つまり、信号変換が2回少なくなるのです。 その差は歴然ですが、注意点としてノイズ除去能力は持ちませんので、別途光絶縁装置が必要です。 |
コネクターはSFPモジュール形状となっており、そのままSFPポートへ差し込めるようになっています。 |
上記画像のように、各SFPポート間を接続します。 今までは、SFP光モジュールを使用して接続しておりました。 SFP光モジュール接続でもRJ45(通常のLANケーブル)接続より高音質だったため、SFP光接続をおすすめしておりましたが この C1 ケーブルで接続すると、さらに高音質となります。 SFP光接続と比較して、大きくリアリティが向上します。 SFP接続可能なシステムをお持ちの方は、断然こちらがおすすめです。 ご注意いただきたいのは、光絶縁装置は必須という点です。 光絶縁システムをルーターと、ハブの間へ接続していただき、ノイズを除去した後でないと、このケーブルの良さは発揮できません。 ですので、設置位置は必然的にハブとネットワークプレーヤーの間となります。 |
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2025/01/24 Roon 入門 |
先ほどご来店いただいたお客様より Roon を始めてみたいけれども、難しくてよく分からない。 一目で分かる概念図が欲しいとのリクエストをいただきましたので、作ってみました |
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接続は全て有線LANケーブルで行います。 ルーターから直接LANケーブルが引けない場合は、無線機を入れていただいて全く問題ございません。 各機材の役割です。 ■光絶縁装置 最大のノイズ源であるルーター(無線子機)からの信号を一度光へ変換することにより ノイズを除去しクリーンな信号のみにするために使用します。 無くても音は出ますが、これ無しではCDプレーヤーの音質を超えることが出来ませんので ネットワークオーディオの必須機材の一つとお考えください。 代表機器 TOP WING OPT ISO BOX EDISCREATION FIBER BOX 3 日本テレガートナー OPT BRIDGE 1000M ■ハブ 信号の中継/分岐点として使用します。 汎用品でも代用可能ですが、光絶縁装置と同じく汎用品では望むクオリティが得られません。 オーディオグレードハブが必須とお考えください。 代表機器 Silent Angel N8 EDISCREATION Silent Switch 2 JPSM JPEM 日本テレガートナー M12 シリーズ MA-M12IE-SET MA-M12-SET-MB MA-M12P-SET ■Roonコア Roon 本体を動作させるパソコンです。 入門時はお手持ちのPCで代用可能ですが、音質は程ほどです。 可能であれば、専用PCである Silent Angel Z1C 等の導入をご検討ください。 代表機器 Silent Angel Z1C EDISCREATION Haydn ■ネットワークプレーヤー 正確には Roon Ready対応ネットワークプレーヤー となります。 入門クラスからハイエンドまで様々なモデルがございます。 必ず Roon Ready対応 モデルをご購入ください。 代表機器 WiiM WiiM Ultla iFi NEO Stream LUMIN 各モデル ■NAS これは、音源を保存するために使用します。 Qobuz 等のストリーミング再生を行う場合には必要ございません。 あくまでも、手元にデータベースを構築する場合にのみ必要となります。 代表機器 DELA N50 シリーズ N50-S20-J N50-H60-J N50-H20-J このシステムを構築していただき、タブレットやスマホ、PCから操作を行う事となります。 本日は、もう一つ更新しております。 |
2025/01/24 LUMIN T3X 定価 858,000円(税込) |
LUMIN さんより新製品 T3X が発売されました。 前モデル T3 はスイッチング電源でしたが、T3X はカスタムトロイダルトランスを使用したリニア(アナログ)電源 搭載です。 さらに、SFPポートを搭載して最新のLUMINシリーズへ機能面で追いつきました。 |
見た目は全く変化がありません。 |
T3 と T3X の見分け方は、背面のSFPポートの有無となります。 試聴は Roon Only モードで行いました。 見事です! エネルギー再現性が高く、芯のある強い音像が広い空間にきれいに並びます。 情報量も多く、S/N比が高いため、 再現される空間も広いです。 100万円までの Roon 再生機としてはトップだと思います。 Roon 再生の究極システムは 1000万円と、現実的では無いシステムですので、T3Xを核とした 現実的なおすすめシステムは以下となります。 音楽好きな方の、到達点として考えます。 Roon Ready対応ネットワークプレーヤー LUMIN T3X 858,000円(税込) 光絶縁装置 EDISCREATION FIBER BOX 3 JPSM 297000円(税込) ハブ EDISCREATION SilentSwitch 2 JPSM 297000円(税込) Roon コア EDISCREATION Haydn 825,000円(税込) 合計 2,277,000円(税込) 車を買い換えるのを1回我慢して、車検に出せば何とか工面できる額では無いでしょうか。 厳しいようであれば Roonコアを Silent Angel Z1C 268,000円(税込) とすれば 総額 1,720,000円(税込)となります。 何とかなりそうな気がしませんか? 200万円までで構築可能なシステムとしては、最上のクオリティが発揮出来ると思います。 前回、入門用 Roon システムとして 188,400円(税込) のセットをご紹介しておりますので これで、スーパーハイエンドとハイエンド、入門クラスのセットをご紹介できました。 こうなると、ミドルクラスセットが気になりますね。 組んでみます。 Roon Ready対応ネットワークプレーヤー LUMIN D3 418,000円(税込) Roonコア Silent Angel Z1C 268,000円(税込) 光絶縁装置 SONORE optical Module Deluxe V3 88,000円(税込) ハブ DELA S100/2 151,000円(税込) 合計 925,000円(税込) 90万円がミドルクラスといえるかどうかは微妙なラインかもしれませんが 一つの目安となると思います。 入門クラス 188,400円(税込) ミドルクラス 925,000円(税込) ハイエンド 2277000円(税込) スーパーハイエンド 10,000,000円(税込) 入門とミドルクラスの間が広すぎますね。 組んでみます。 Roon Ready対応ネットワークプレーヤー iFi NEO Stream 220,000円(税込) Roonコア Silent Angel Z1C 268,000円(税込) ハブ Silent Angel N8 59,400円(税込) 光絶縁装置 TOP WING OPT ISO BOX 39,600円(税込) 合計 587,000円(税込) 入門からハイエンドまで、良質な機材が出そろいましたので 様々な価格帯で Roon システムの構築が可能となりました。 予算内で最善のシステムをご提案できますので、お気軽にお問い合わせください。 |
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2025/01/19 WiiM WiiM Ultra 販売価格 59,400円(税込) |
今年は、年明けから凄いです。 入門用 Roon システム最後のパーツが揃いました。 アメリカの WiiM さんは、入門用ネットワークプレーヤーを製造しており、弊社でも隠れた人気モデルとして よく売れておりました。 その WiiM さんより、入門クラスの最上位モデルが発売されました。 |
価格が信じられない、多機能、高音質モデルです。 さらに、操作用アプリケーションの出来が良く、ストレスなく操作できる点も高評価です。 表示部はタッチパネルとなっており、本体でも基本的な操作はストレスなく可能です。 安く、見た目も良く、音も良く、多機能という、価格破壊モデルの登場です。 |
入出力も多彩で、注目点は、フォノイコライザー MM/MC 搭載、HDMI ARC 端子、ライン入力あり、といった点でしょうか。 対応ストリーミングサービスは Amazon Music / Spotify / TIDAL / Qobuz(日本にも対応済み) 等、メジャー所は全て網羅しています。 さらに Roon Ready対応 と、隙がありません。 試聴は、専用アプリを使用して Amazon Music から始めました。 価格の割には良い音ではありますが、高域の抜けが悪く少し詰まった印象です。 TIDAL やや詰まったイメージはありますが、奥行き方向の空間表現力が高く、やや広めの空間を表現出来ます。 Qobuz こちらもやや詰まったイメージですが、TIDALと同等のクオリティは確保できています。 ネットワークプレーヤーでの再生時、つねに使用するアプリケーションの出来は、本体の音質と同様に大変重要です。 操作がもたついたり、UI(ユーザーインターフェイス)の出来が悪いと、音楽に没頭することが出来ません。 その点 WiiM さんのアプリは快適に操作可能です。 次に、本命の Roon Ready 接続での試聴です。 専用アプリ使用時に気になった点は全て解消され、スムーズな高域の抜けとなりました。 解像度が高く、情報量も十分に出ています。 空間表現力も高く、十分に広い空間を再現出来ています。 ただ一点、低域の沈み込みが物足りず、音が軽いです。 ただこれは本来、この価格帯のモデルに要求する物ではありません。 出来が良いので、つい欲が出て価格に見合わない要求をしてしまいます。 個性の薄い音作りで、クオリティのみで勝負してくる正統派です。 入門クラス Roon Ready対応ネットワークプレーヤー としては、最高峰の音質、操作性を持っていると思います。 ハブ Silent Angel N8 59,400円(税込) 光絶縁装置 TOP WING OPT ISO BOX 39,600円(税込) Roon Ready対応ネットワークプレーヤー WiiM WiiM Ultla 59,400円(税込) LANケーブル hina Y-LAN 1m 10,000円(税込) 3本 で 30,000円(税込) Roonコアはお手持ちのPCをご使用ください。 合計 188,400円(税込) 最初の一歩はここから始めることをおすすめします。 そして、この先を見たくなった場合は、Roon コア に専用機を導入してください。 新しい世界が開くと思います。 |
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2025/01/17 吉田苑製 LANケーブル発売のご報告です。 |
Roon システムを構築する場合の盲点が LANケーブル です。 ネットワークプレーヤーやハブ用の予算は確保してあるのですが、それらを接続するLANケーブルの 予算を考えていなかった! となる方が多いです。 Roonシステムを構築する場合 光絶縁装置からハブまで ハブからRoonコアまで ハブからネットワークプレーヤーまで と、最低でも3本の高品質LANケーブルが必要です。 NASを追加するとさらに1本追加で4本となります。 オーディオグレードLANケーブルは意外と高価で、普段おすすめしている Wireworld 製のケーブルで 2万円ほどします。 2万円が3本ですと、ケーブルだけで 6万円となり、これが一つの障害となっておりました。 ネットワークオーディオ入門システム構築の際に、皆様が驚くのもLANケーブルの価格です。 ですので、もう少しリーズナブルで良質なLANケーブルを探したのですが、見つかりませんでした。 無いのなら作ってしまえと、多数の試作を重ね、満足いくケーブルが完成しましたので ご紹介です。 |
音質だけで製作したため、見た目は安っぽいです。 試作時の目標は Wireworld の2万円のケーブルと同等を目指しました。 販売価格は以下となります。 Y-LAN 50cm 8,000円(税込) Y-LAN 1m 10,000円(税込) Y-LAN 2m 12,000円(税込) 長尺も特注で製作可能です。 50cm延長につき 1,000円(税込)アップとなります。 目標とした Wireworld 2万円ケーブルと比較試聴しましたが、良い勝負をしていると思います。 S/N比とエネルギー再現性ではではやや劣りますが、高さ方向の再現性は勝っています。 トータル性能では、同等よりやや劣る位では無いでしょうか。 |
極細の高純度銅撚線をストレスをかけないようソフトツイストし、ノイズに強いダブルシールド構造を採用。 音調はフラットで、良い意味で個性がありません。 ジャケット色はブルーになりますが、ブルー在庫切れの場合、写真にあるレッドまたはホワイトになりますので |
弊社ではケーブル作成の際、試聴の上で使用するケーブルを決定しております。 そのため、入荷数に限りがある場合が多く、今回も同色で量を確保することが困難でした。 そのため、色違いである程度の量を確保しております。 これで、ケーブルまで含めて良質な入門システムが構築可能となりました。 おすすめ Roon 入門システム は以下となります。 ハブ SilentAngel N8 59,400円(税込) 光絶縁装置 TOP WING OPT ISO BOX 39,600円(税込) Roon Ready対応ネットワークプレーヤー JBL MP350 92,353円(税込) LANケーブル Y-LAN 1m 10,000円(税込) 3本 で 30,000円(税込) Roonコアはお手持ちのPCをご使用ください。 合計 221,353円(税込) むむむ・・・入門用にしては少し高価ですね。 ネットワークプレーヤーを Bluesound NODE NANO 59,400円(税込)にすると 合計 188,400円(税込)です。 ミドルクラスCDプレーヤーほどの価格ですが、同クラスCDプレーヤーより良い音が出ると思います。 お手持ちのCDプレーヤーが故障した場合は、新たな選択肢としてRoonシステムの導入もご検討ください。 |
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2025/01/09 TOP WING OPT ISO BOX 販売価格 39,600円(税込) |
暢気に正月休みを満喫している間に、とんでもない物が発売になっておりました。 4万円で購入可能な光絶縁装置です。 |
去年は高額モデルが一通り出そろった感じでしたので、今年は入門クラスが充実すると良いな、と考えていたのですが いきなり予想以上にリーズナブルなモデルが発売となりました。 TOP WING さんという商社さん(M2TECH等を取り扱っています)の独自ブランドでの発売です。 |
上に対比物として直径 3cm のインシュレーターを載せてみました。 手のひらサイズの小さな機材です。 使い方は、ルーターとハブの間に挟み込んで使用します。 もちろん、ハブとネットワークプレーヤー等、ドコへ挟んでも効果が出ますが、最初の一台は ルーターとハブの間に使用するのがおすすめです。 弊社試聴室で、無線子機とハブの間へ接続して視聴しました。 素晴らしい効果です。 もちろん30万円する EDISCREATION FIBER BOX3 と比較すると、及びませんが 4万円と考えると、十分以上に納得のクオリティです。 無線子機とハブの直結状態と比較すると、S/N比の大幅な向上、エネルギー再現性の向上、解像度アップ 情報量アップ、質感の向上等、あらゆる面で音質アップが可能です。 これだけ良くなって4万円は安いと思います。 入門クラスとしておすすめしておりました iFi LAN iSilencer 15,950円(税込)と比較してみました。 大きな音質アップが可能です。 全ての面で向上しますが、特にエネルギー再現性に大きな差を感じます。 iSilencer はフィルター方式でノイズを除去しますが、アナログオーディオと同様にフィルター方式は エネルギーが減退して、線が細くなる傾向があります。 対して、OPT ISO BOX は光変換方式ですので、エネルギーが減るイメージが無く、楽器の持つエネルギーを 正確に伝送できているように感じます。 S/N比も高くなり、情報量も増えますので、あらゆる面で音質向上が可能です。 iSilencerからのグレードアップにもおすすめです。 OPT ISO BOX には通信速度を変更することが可能なスイッチが付いています。 簡単に変更可能ですので、お試しください。 ネットワークオーディオにおける通信速度に関しては、まだ研究中で確信は得られておりませんが 基本的には可能な限り遅くする方が良い結果が出る場合が多いです。 ただ、設置位置により答えが変わる事もあり、一概に遅ければ良いと言うこともありません。 これは特異な例ですが、DELA S1 を2台(定価合計 286万円)使用し、光接続を行う場合には 最高速の10Gbps設定が最も音が良いという事例もあります。 現実的ではありませんが、私が知る限り最も高音質の光絶縁システムです。 スイッチを切り替えながら聞いてみました。 1000Mbps 線が太く厚みのある音です。 S/N比はやや悪いですが押し出しが強いので、お好みの方もいると思います。 空間は狭く、高さ方向にはあまり伸びません。 100Mbps 空間再現性が上がり、見通しが良くなります。 高さ方向の再現性も出てきます。 10Mbps さらに空間表現力が上がります。 高さも一番出るようになり、透明度が上がります。 エネルギー再現性も高く、楽器のボディ感が正確に表現されるようになります。 環境によると思いますが Roon + Qobuz で 192KHz の音源を問題無く再生可能でした。 通常は 10Mbps でお使いいただき、音飛びする場合は 100Mbps に落とすというのが おすすめです。 最後に OPT ISO BOX はACアダプター駆動ですので、電源を奢ってみました。 SilentPower iPower2 12V 14,300円(税込) 本体価格が 4万円ですので、バランスの取れた組合せです。 これは良いです。必須クラスかもしれません。 セットで53,900円(税込)ですが、コストパフォーマンスという見方をすると最強セットでは無いでしょうか。 ちょっと現実的では無い組合せですが、実力を探る意味で HYPSOS 218,900円(税込)を接続してみました。 さらに透明度が上がり、エネルギー密度が向上します。 良質な電源を供給してあげると、しっかり反応する素直な良い機材です。 ハブ Silent Angel N8 と組み合わせると、はじめの一歩としては十分以上に良質な土台が組み上がります。 後は、お好みのRoon コアと、ネットワークプレーヤーを選べば素晴らしい音楽人生が待っています。 |
おまけです。 今年は、私の大好きな演目である ミュージカル ダンスオブバンパイア が再演されます。 絶対面白いので、皆様ぜひお出かけください。 ミュージカル入門にもおすすめですよ。 ダンスオブバンパイア |
東京、愛知、大阪、福岡で上演され、東京のチケットは先行抽選予約が 2月4日(火)から始まります。 気合いでチケットをゲットしてください。 問題はWキャストが多く、希望の組合せでのチケット入手が困難な点です・・・ おすすめキャストは クロロック伯爵が 山口 裕一郎 さん。ここだけは絶対に譲らないようにしてください。 次が アブロンシウス教授で 石川 禅さん、最低でもここまでは頑張りたいです。 さらに贅沢を言うと クコール に駒田 一 さんですね。 これ以上絞り込むと、まずチケットが取れませんので可能であればここまで狙ってみてください。 この演目を前回観劇したのは、10年前です。 丁度、吉田苑の東京出張所(当時は1週間の出張所形式でした)とタイミングが合ったため 出張所を1日休みにして帝国劇場へ見に行きました。 その帝国劇場も間もなく建て替えのために休館となります。さみしいですね。 主役の 山口 裕一郎 さんの歌をぜひ皆様に聞いて欲しいです。 通常、日本で上演されるミュージカルは、本国(普通はウィーンです)の役者さんに遠く及びません。 ですが、この演目の山口さんに限って言えば、本国のオリジナルキャストより歌がうまいです。 驚くべき歌唱力ですので、ぜひ生で聞く事をおすすめします。 私も福岡公演のチケットを頑張って取らなくては・・・ |
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