店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。

2017/12/02 ミドルクラス PCオーディオシステム 

PCオーディオの入門クラスとハイエンドクラスのおすすめシステムは決まりましたが、ミドルクラスが難しく
かなりの試行錯誤を繰り返しました。
おそらく、最も需要の高いクラスですので納得出来る組合せを探してかなり苦労しましたが、ようやく
最もコストパフォーマンスに優れた方法を見つけました。

ハイエンドシステムで最もお金がかかる部分はハブとPC本体ですので、まずはここを削ってしまいます。
PCは通常のノートPCを使い、ハブも普及品で済ませます。
この状態で、最も効率的に音質向上を狙える機材はクロックリジェネレーターの
SOtM tx-USBultra だと思います。
この機材は、デジタルオーディオの最も重要な部分であるノイズ対策と、クロック対策を1台で済ませることが出来ます。
しかも、そのどちらにも大変高い効果を持ちます。
複数の事が出来るけど器用貧乏でどちらも中途半端という機材も散見する中で tX-USBultra は2つの機能の
その両方にトップクラスの改善効果をもたらします。

USB/DAC がまた悩ましいです。
ミドルクラスとはどの程度まで許容されるのでしょうか。
最もおすすめしたいのは Nmode X-DP10 定価 356,400円(税込) ですが、少し高価ですね。
これは中の上おすすめシステムにてみます。

ミドルクラス(中の上)システムになります。

PC 1台
クロックリジェネレーター SOtM tx-USBultra 12V / 10M入力付き 194,400円(税込)
DAC Nmode X-DP10 356,400円(税込)

合計 550,800円(税込)

少し贅沢なシステムですが、50万円で組めるPCオーディオシステムとしてはかなりの高音質セットだと思います。
次はDACをグレードダウンしてみましょう。
候補は2モデルございます。

PsAudio Gain Cell DAC 183,600円(税込)

tX-USBultra とのセット合計 378,000円(税込)

やや甘めの表現となりますが、十分なクオリティーを持つ再生が可能です。

OPPO Sonica DAC 105,800円(税込)

tX-USBultra とのセット合計 300,200円(税込)

優等生的な良い意味での中庸システムになります。
細かなところで不満も出てきますが、コストパフォーマンスは高いと思います。

DACに関してはお好みで選択して問題無いと思います。
このミドルクラスシステムの肝は SOtM tx-USBultra です。
これを導入すれば、後はそこまで凝ったことをしなくても手軽に高音質再生が狙えます。

ハイエンドクラスの肝がハブの M12 Switch GLOD であるのと同じで、ポイントを1カ所押さえると
あとはそれなりでも何とかしてしまうだけの力を持った機材だと思います。

限られた予算で最も効率よく音質を追求する場合は SOtM tx-USBultra を中心にシステム構築されることを
おすすめします。

 
 
 
2017/11/27 Antelope 10MX 販売価格 770,000円(税込)  ルビジウムクロック

興味が無い方には大変申し訳ございませんが、またもやクロックのお話です。
10/29 の日誌でTEACのマスタークロックを紹介いたしましたが、皆様大変興味がある分野だったようで
かなりの反響でした。
TEACでこれほどの効果があるのならば、ということでAntelope Audio の超高級クロック 10MX の試聴依頼をいただきました。
良い機会でしたので、私も一緒に試聴させていただきました。

 
 

上段が今回の主役 10MX になります。
下段は通常クロックのOCXHDです。

前回のおさらいになりますが接続は以下のようになります。

10MX---OCXHD---DAC

10MXのマスタークロック信号 10MHz をOCXHD へ入力し、その基準信号に合わせて OCXHDが44.1kHz等のクロック信号を
生成し、DACへ供給します。

同様の仕事をするTEAC CG-10M (15万円ほど)と今回の10MX(77万円)の比較試聴を行いました。
機能は同じですがこの価格差!
これがどの程度音質に影響するのか興味深い視聴となりました。

 
 

10MXのバックパネルです。
マスタークロック出力は10系統もあります。
プロ機ですので、こんなにたくさん付いていますが家庭での使用では多くても3カ所くらいしか使いませんね。
少し勿体ない気がします。
炊飯器や洗濯機にも接続出来ないのでしょうか・・・
美味しいご飯が炊けそうな気がします。

試聴機材は以下になります。

スピーカー DIATONE DS-4NB70
アンプ Nmode X-PM100SE
DAC Nmode X-DP10
CDトランスポート PsAudio PWT

X-DP10へクロックを供給してCDでの試聴です。

まずは確認の意味も込めて、OCXHDのみ接続で試聴してからマスタークロックを接続して行きました。

TEAC CG-10M を追加すると、色彩感豊かで、定位の明確なクリアーな空間が広がります。
次にマスタークロックを Antelope Audio 10MX へ変更しました。
音が出た瞬間に隣で聞いていた吉田が「全然違うじゃないか。」と笑っていました。
空間が上下左右奥行きと、全ての方向にぐっと広がります。

なるほど、高価なだけのことはあります。
CG-10Mとの差額である62万円分の効果があるかどうかは、価値観によって変わると思いますが
究極を目指すのであれば、十分に価値があると感じました。

ですが、通常の良い音を目指すのであればCG-10Mでも十分に満足できると思います。

音源を準備しましたので皆さんも聞いてみてください。
録音音源で空間の広さの違いが伝わるでしょうか?

X-DP10.wav へのリンク

X-DP10+OCXHD.wav へのリンク

X-DP10+OCXHD+CG-10M.wav へのリンク

X-DP10+OCXHD+10MX.wav へのリンク


CDプレーヤーの新製品が少なくなって来ましたが、外部クロックの導入等によってCD音源はまだまだ進化出来ます。
ハイレゾも良いですが、CDフォーマットの真の実力はまだまだ先があるように感じます。



 
 
 
2017/11/26 PCオーディオ はじめてみませんか。 

最近はアナログブームと言われ、ターンテーブルやカートリッジ等のアナログ関連商品の新製品が多数発売されています。
その陰で、CDプレーヤーはほとんど見捨てられた感が有り、CD(SACDではありません)プレーヤーの新製品は
SOULNOTE C-1 や accuphase DP-430 くらいしかありません。
accuphase 製品は吉田苑おすすめコーナーに載ることがほとんどありませんが、この時代にCDプレーヤーを継続して生産し続け
さらに新製品まで投入してくる姿勢には感動すら覚えます。accuphaseさん頑張ってください。

ここまでCDプレーヤーが寂しくなってくると、音楽再生装置としてPCシステムが外せない日が来るかもしれません。

PCオーディオは敷居が高く、そう簡単にはじめられない事は良く分かります。
ですが、とにかく最初の一歩を踏み出さないことには先に進めません。
まずは体験する事が大事ですので、お手持ちのPCをお持ちの上、吉田苑へ遊びにきませんか。

他のお客様がいらっしゃる場合は少しお待ちいただくかもしれませんが、お持ちのPCでどこまで出来るか
初期設定から音出しまで、直接サポートさせていただきます。
私が全て設定まで行ってしまうと、不具合が起こった場合に自分で修正出来ませんので
基本的にはご自分で頑張っていただきます。
もちろん最初に大きな流れを説明しますので、その流れに沿っていただければ大丈夫だと思います。
その上で分からない所を質問していただければ、と考えております。

PCオーディオ入門講座という形で定期的に行う事も考えましたが、時間が合わない方もいらっしゃるでしょうし
他の方とペースが合わない事も多いと思いますので、随時受け付けで行います。

PCオーディオ、楽しいですよ。
ぜひお越しください。お待ちしております。


 
 
2017/11/11 PCオーディオ入門 

先日お客様より
「吉田苑ホームページのPCオーディオコーナーを読むと、価格も高いし設定も複雑で読むだけで諦めてしまいます。」
とのお叱りを受けました。ありがとうございます。

確かに現在の吉田苑PCシステムは総額100万円を越えてしまい、とても一般的ではありません。
さらに接続している機材の数も多く、初期設定も複雑(それほど複雑では無いのですが文字にするとそう見えます)
ですので、PCオーディオ初心者の方からすると
「こんなにお金と手間がかかるなら止めた!」
となるのも良く分かります。

最初にPCオーディオを紹介したときは、便利で安く始められるのでPCオーディオも面白いですよ。
だったのですが、時代が進むにつれクオリティが大幅に向上し、どんどん高音質化が進む物ですから
夢中で追い求めてしまい、現在の形になってしまいました。

PCオーディオはシンプルな低価格システムでも、十分な高音質再生が可能です。
究極を目指すと、大袈裟なシステムに成長してしまいますが、PC+USB/DACアンプ+再生ソフト
だけのシンプル/低予算システムでも十分に楽しめます。

このままではPCオーディオ人口が増えませんので、初心に返り簡単に安く始めるPCオーディオを
紹介させていただこうと思います。

必要な機材はシンプルに数を少なく抑え、音質は出した金額以上の満足を得られることを目標にします。

まずは、何も機材が無い状態から始める場合のシステム例です。

PC 1台
USB/DACアンプ TEAC AI-301DA 販売価格 32,000円(税込)
スピーカー DALI Zensor PICO SE 42,800円(税込)
再生ソフト JRiver 5,480円(税込)

合計 80,280円(税込)+PC

 

AI-301DAは、アンプとUSB/DAC一体型ですのでこれ1台とスピーカーがあれば他に必要な機材はありません。

もし、既にスピーカーをお持ちであれば、AI-301DA と 再生ソフトを購入するだけですので4万円でおつりが来ます。
入門用にぴったりですね。

再生ソフトに関しての注意点ですが、フリーソフト(無料ソフト)の再生ソフトはおすすめ出来ません。
フリーソフトは基本的にPCに詳しい方前提になっており、導入から初期設定までが難しいです。
さらに、苦労して音が出る状態まで持って行けたとしても音質は有料ソフトに遠く及びませんし、操作性や見た目も及びません。

PCオーディオ初心者の方が導入部で挫折する、もしくはPCオーディオは音質が悪いと感じられた方は
フリーソフトを使用したからではないかと考えております。
JRiver は有料ソフトですが、30日間の無料使用期間がございますので、まずはこのお試し期間中に
音質と操作性をご確認ください。
一度使ってしまうとフリーソフトには戻れないと思います。

JRiver は本国(アメリカ)サイトからも購入可能ですが、日本でも販売されていますので
日本で購入するのが良いと思います。日本語取扱説明書も付いてきます。

一度フリーソフトでチャレンジして挫折した方も、ぜひJRiverで再チャレンジしてみてください。
「PCオーディオってこんなに簡単なんだ。」
と感じていただけると思います。

 
2017/10/29 TEAC CG-10M オープン価格 実売価格 150,000円(税込)ほど 

昨日もクロックをご紹介しましたが、今回もクロックです。
ですが、同じクロックでも今回のクロックはクロック用のクロックです。
何のことだ?と思う方もたくさんいらっしゃると思いますので、軽く説明させていただきます。

オーディオ用クロックには大きく分けて2種類ございます。

普段クロックと言っているのは、44.1KHz 等の実際の音源規格に沿った周波数を発信するクロックで
Antelope Audio OCX HD 等がそれに当たります。

そして今回ご紹介するクロック用のクロックである 10MHzの基準信号を発信するのがマスタークロックになります。

使い方は、10MHzのマスタークロック入力を持つDACや通常クロックに接続して複数の機材を同一基準点で制御する目的と
より単純にクロック精度向上によるクオリティアップを目指すために使用します。

 
 

中央部のメーターは発信器の安定度を視覚的に表示する物で、このメーターが動かない状態が安定した状態となります。
アンプのメーターのように激しく動くことはありません。


10MHzマスタークロックは大変高価で、今までは30万円以上のモデルばかりでした。
効果が高いことは分かっていたのですが、あまりに高価なため今までご紹介しませんでした。
しかし、ようやく現実的な価格のマスタークロックが発売になったので、早速試聴してみました。

まずは、CDトランスポートからのCD音源で試してみました。
使用機材はCDトランスポートにPsAudio PWT、DACはNmode X-DP10、クロックはAntelope Audio OCX HDです。
OCX HD のマスタークロック入力へCG-10Mを接続して試聴しました。

これは効きます!
マスタークロックはモデルごとに効果の違いがあるのですが、CG-M10は全帯域にわたって効果が出て
効果的なクオリティアップが可能です。 
音離れが良くなり、よりナチュラルに空間が広がり、色彩感が強くなり、微妙なニュアンスの違いが
より明確に見えるようになります。
特に色彩感が強く出るのが効果的で、演奏の微妙な差異や気配を的確に表現出来るようになります。

次にPCからの再生でも試してみました。
CG-10Mには4系統のマスタークロック出力がありますので、4台まで機材を接続可能です。
ですので、PCからDACまでの間に昨日ご紹介したSOtM tx-USBultraが接続されていますので、OCX HDと同時にこちらにも
接続して2台の機材へマスタークロックを供給します。

OCX HDへ接続した時に大きな効果があったので、それ以上どのように変化するか興味深い視聴となりました。
こちらも十分に効果が出ます。
立体感がより明確になり、前に出る物は前へ、後ろにあるべき物はより後ろへと定位が向上します。

CD再生にもPC再生にも大変効果的なアクセサリーですので、マスタークロックを接続可能な機材をお持ちの
方には強くおすすめいたします。

特にAntelope Audio OCX HDへ接続した際の効果は抜群ですので、OCX HDをお使いの方はぜひご検討ください。


 
2017/10/28 SOtM tX-USBultra 定価 162,000円(税込) 10Mマスタークロック入力付き 194,400円(税込) 

リファレンスPCシステムが変更になりました。

SOtM より USBリジェネレーター tX-USBultraが発売になりました。
何をする機械だろうと思いますよね。
私もデモ機が届くまで、何の前知識も入れていなかったため「USBリジェネレーター」と言われても
何をする機械なのか分かりませんでした。

簡単に言うと、USB信号のクロック打ち直しをする機械です。
またクロックか、とお感じになるかもしれませんがデジタルオーディオにおける音質の肝はクロック精度では
無いかと感じております。
もちろんノイズ対策による、S/N比向上と相乗効果が出る部分ですので両方重要なのですが
ノイズ対策とクロック対策を行うとデジタルオーディオは見違えるほど音質が向上します。

今までPC---DAC間にはJCAT USB Isolatorをおすすめしておりましたが、現在の吉田苑リファレンスシステムは
この SOtM tXUSB に変更になりました。

今までおすすめしていた JCAT USB Isolator は比較的低価格で導入可能ですので、ご予算に合わせてご検討ください。

 
 
使い方は、PCとDACの間にUSBケーブルで接続します。
PC---USBケーブル---tX-USBultra---USBケーブル---DAC
このようになります。

まず一つ目のメリットですが、このPC---tX-USBultra間を接続するUSBケーブルには電源線が必要ありません。
このメリットは大きいです。
PCから電源ラインを通じて混入する電源ノイズが最初から無いのです。

そして2つ目のメリットは、tX-USBultra---DAC間のUSBケーブルに5V電流を流す必要がありません。
少し分かりにくいですが、前半のPC---tX-USBultra間は+5V電源ラインが入っていないケーブルが使用可能ですが
後半のtX-USBultra---DAC間は5V電源ラインは必要です。電源ラインは必要ですが電気を流す必要はございません。
これは、やはり大きなメリットになります。

説明が前後して申し訳ございませんが tX-USBultraのUSB出力は+5Vの電源オン/オフスイッチが付いていて
5V電源を流すかどうか任意に選択可能です。
ですので、上記のような少し不思議な接続が可能になります。

PC---電源ライン無しUSBケーブル---tX-USBultra---USBケーブル(5V電流は流しません)---DAC

このような接続になります。

 

USB出力ポート上にある赤いスイッチが+5V電源のオン/オフスイッチです。
ポートは2つありますが、同時接続は音質上好ましくありませんので、片方だけ接続してください。

実はこのモデルは1ヶ月ほど前から店頭でテストを継続していました。
効果が高いことは接続後すぐに分かったのですが、接続方法や使用電圧、10Mマスタークロックの効果等々
検証する事が多数あったため皆様にお知らせするのに時間がかかってしまいました。

使いこなしのポイントですが、いくつかポイントがございます。
まず、付属のACアダプターでは実力が発揮出来ません。そのため良質な外部電源が必要です。
吉田苑ではENE-BOX-HF(販売価格 33,000円(税込))という電源装置を販売しておりますので
こちらをおすすめします。
 

右がENE-BOX-HFになりますが、現在のモデルは角が丸くない直角のモデルになっております。

次のポイントは上でも書きましたが、USBケーブルは電源ライン有りと無しを1本ずつの使用をおすすめします。
物理的にPCの電源ラインと遮断できる効果は大きいです。 

USB出力側の5V電源はオフでお使いください。
ごくまれにPCがDACを見失うことがありますが、一度5V出力スイッチをオンオフすると直ります。

電源装置とセットになると 195,000円(税込) クロック入力有りとなると 227,400円(税込)という大変高価な装置ですが
投資に見合うだけの大きな改善効果を持つ優秀なクロックです。

音質変化の方向性は質感の向上と静けさ(S/N比)の向上です。
普通に接続した時点で薄皮一枚向けたように透明度が上がります。
さらにUSBケーブルの結線有り無しや12V電源化、マスタークロックの接続と段階的に一段ずつ良くなって行きますので
薄皮4枚分ほど透明度が上がります。

ご注文時に9Vモデルと12Vモデルの選択が可能ですが、12Vモデルの方が改善効果がかなり高いため12Vモデルを強くおすすめします。
ですが、12VモデルにはACアダプターが付属しませんので、別途電源装置を購入する必要がございます。

さらに10Mのマスタークロックを接続すればより精度の高い色彩感のある再生が可能になるので、余裕がある場合はクロック入力付きを
おすすめします。

しかし、PCオーディオの進化は早いですね。
良い物を見つけるとお客様におすすめするようにしていますが、更新頻度が高く逆に申し訳無く感じます。
良い物が出る度に機材を入れ換えると大変ですので、1年〜2年くらいの間を置いて機材を更新していくのが良いと思います。

基本的に価格以上の価値がある物しか紹介しないようにしておりますので、ここで紹介しているモデルはどれも自信を持っておすすめ
出来るモデルばかりです。
無理のない範囲でご購入いただけると嬉しいです。


この下の記事も本日更新しております。

2017/10/28 Nmode X-DP10 Bulk Pet 対応ドライバーリリース 

おすすめDACである Nmode X-DP10 はつい先日 JPLAY 用にドライバーをアップデートしましたが
今度は、JPLAY以外を使用しているお客様向けに通常ドライバーをBulk Pet に対応させてリリースしました。
新製品に搭載するのではなく、既に販売されているモデルのドライバーを更新するのはコスト面で大きな負担となるはずですが
さすがNmodeさんは太っ腹です。

Bulk Pet とは何だ?という方は以下リンク先に開発元の詳細な説明がありますので、ご一読下さい。

https://www.itf.co.jp/prod/audio_solution/bulk-pet

一点注意点がございます。
このドライバーは JPLAY には対応しておりませんので JPLAY ユーザー様はJPLAY用ドライバーをお使い下さい。

「JPLAY」以外の再生ソフトをお使いの方はこの新しいドライバーへ変更されることをおすすめします。
無料で、大きな音質アップが可能です。

ドライバーインストール前に必ずX-DP10本体のファームウェアアップデートを行って下さい。
アップデート方法とファームウェア、及び新型ドライバーはNmodeさんのホームページ上に公開されております。

http://www.nmode.jp/product/Nmode_third_X-DP10.html

ファームウェアアップデート後、旧ドライバーをアンインストールしてから新ドライバーをインストールして下さい。

新ドライバーをインストールしただけでは通常ドライバー動作となりますので、実力が発揮出来ずに勿体ないです。
合わせてBulk Petの設定変更も行ってください。


Bulk Petの使用方法も上記Nmodeリンク先に詳細がございますので、ご一読されることをおすすめします。
私もそうですが、取扱説明書は困らない限り読まないですよね。
今回は、読まないと困ると思いますのでしっかり目を通して、使用方法を理解して下さい。
難しいことはありませんので、一度流し読みするだけで十分だと思います。

おすすめ設定は mode2 です。
お使いの環境により結果は変わるかもしれませんが、数カ所で試した限りでは全て mode2 で良い結果が出たので
比較試聴が面倒くさい方は最初から mode2 でお使い下さい。

S/N比が向上し空間表現力上がります。
透明度も上がるので奥行きも広くなり、無料アップデートとしてはかなりお得だと思います。

 
 
 
2017/10/14 DYNAUDIO Contour1.8mk2 入荷しました。 

DIATONE DS-4NB70 が発売されたため、このスピーカーと入れ換える形で通常は滅多に入荷しない
珍しいスピーカー達が多数入荷予定です。

今回はDYNAUDIO初期の名機 Contour1.8mk2 が入荷しました。

 
 

初期のContourシリーズは無骨な箱形で、デザインは至って普通です。

音色はやや陰りを帯びた良い意味での暗さを持ち、最近のモデルのような明るく華やかなスピーカーとは
ひと味違います。
レンジも超ワイドレンジとは行きませんので、最新のスピーカーと比較するとナローレンジに感じることもあります。

ですが、この時代のDYNAUDIO共通の魅力である陰りを帯びた表現は、今のスピーカーには出せない独特の
魅力があり、今でも古いDYNAUDIOファンの方は多数いらっしゃいます。

現代型スピーカーの明るさを苦手に感じる方や、古き良き時代のDYNAUDIOをお探しの方にはおすすめできる
良質なスピーカーです。

店頭で試聴可能です。

他にも色々と面白いスピーカーが入荷予定ですので、入荷しましたらご報告させていただきます。


 
2017/10/09 九重・大船山・御池 間もなく紅葉が見頃です。 

九重連山にある大船山の紅葉は毎年10月中旬頃から見頃になります。
長者原ビジターセンターから入山し、2時間ほどで坊がつるという草原に出ます。
そこから山頂までさらに1時間半ほどです。
その山頂直下に九州一紅葉が早いといわれているスポットがあります。

 


2年前の10月7日の様子です。
まだ少し早いですが、かなり紅葉しています。

 

山頂直下の湖というだけでも貴重ですが、さらに紅葉まで楽しめるおすすめスポットです。
下山途中には坊がつるにある法華院温泉に立ち寄り温泉も楽しめます。
湯の花が大量に浮遊している成分の濃い泉質で、上がった後も体から温泉の匂いがします。
休憩を兼ねて立ち寄るのもおすすめです。

登山、紅葉、温泉と楽しみ満載のおすすめコースです。

 
2017/09/29 DIATONE DS-4NB70  定価 1,296,000円(ペア/税込) 

DIATONE 新型スピーカー DS-4NB70 が、ついに本日発売です!
去年の9月にプロトタイプ3号を最初に聞いてから、丸々1年待たされました。
しかし、待った甲斐があり素晴らしいスピーカーに仕上がっています。

誤解を恐れずに言えば、これはスピーカーの進化だと思います。
ついにスピーカーはここまで到達しました。

お客様より
「このスピーカーは既存のスピーカーですとどのモデルが近いですか?」
とのお問い合わせをいただきますが
「今までに出すことが出来なかった音が出せるようになった新しいスピーカーです。ですので、既存のスピーカーに近い物はありません。」
と、お答えしています。

それほどこのスピーカーから出てくる音は、既存のどのようなスピーカーとも違う音が出ます。

小学生の時に音楽室にピアノがあったと思います。
誰しも一度はそのピアノに触れ、音を出したことがあると思います。
鍵盤を押し込むとハンマーが弦を叩く「コツン」という感覚と共に音が出ます。
私はその感覚が楽しくて、隙を見つけてはピアノを弾いて(もちろん楽譜など読めませんし読めても弾けませんが・・・)
先生に良く怒られていました。
私の音楽体験の始まりはこのピアノだったのかもしれません。

その心に刻まれたピアノの音がこのスピーカーで始めて再現出来たと思います。
まだ完璧ではありませんが、かなり近いところまで来ていることは間違い無いと思います。
楽器の音を正確に再現可能というオーディオの夢に最も近づいたスピーカーではないでしょうか。

このような素晴らしいスピーカーを開発してくださった、DIATONE関係者の全ての皆様に心より御礼申し上げます。

 
 

アンプに優しく、入門クラスアンプでも十分に楽しく鳴ってくれる点も特筆すべき美点です。
素直なスピーカーですので、何をしても音が変化します。
ですので、接続する機材で大幅な音質調整が可能です。
Nmode X-PM100のようなハイスピードアンプを接続すれば、浸透力のある広い空間にピンポイントで定位する見事な空間表現を楽しめますし
柔らかいアンプを接続すれば、ソフトタッチの心地良い再生も可能です。
このように、使い手によってどのような音にでも仕上げられる懐の広さも魅力です。

さらに、励磁型ユニットやホーンタイプスピーカーのようなエネルギー再現性の高さも持ちあわせている上に
リスニングエリアが広く、スピーカーの真横まで行っても帯域バランスの変化をほとんど感じません。
その上、小音量再生時の音痩せも無いのです。

吉田苑では常設展示(新しいリファレンススピーカーです)しておりますので、ぜひ新しい音を体験しにいらしてください。
お待ちしております。

 
 
2017/09/21 Nmode X-DP10 用ドライバー アップデート 

Nmode X-DP10 の専用ドライバーがアップデートされました。
X-DP10ユーザー様でJPLAYをお使いの方はぜひアップデートしてください。
安定度が格段に向上して、今まで音飛びしていたところでも音飛びが無くなります。
そして、何より音質が向上しています。
無料のソフトウェアー更新で音質が向上するという点が、PCオーディオの良い点の一つですね。

以下のメーカーホームページよりダウンロードしてください。

http://www.nmode.jp/product/Nmode_third_X-DP10.html

今入っている古いドライバーをアンインストールしてから、新しいドライバーをインストールしてください。
 


先週末に行ったDIATONE DS-4NB70試聴会ですが、おかげさまで大好評でした。
今週末までは置いてありますので、興味がある方はぜひ試聴にお越しください。

LUXMAN の新型プリメインアンプL-509X も9月22日(金)〜9月24日(日)までご試聴可能です。

 
 
2017/09/15 DIATONE DS-4NB70 試聴会 にて 2S-1601 も試聴可能です。 

9月17日(日)〜9月18日(月)に店頭にて DIATONE 新型スピーカー DS-4NB70 の試聴会を行います。

DS-4NB70 はDIATONEスピーカー設計技術の粋を集め、ハイテク素材採用の最先端スピーカーです。
定価は 1,296,000円(税込)とハイエンドスピーカーですが、その価格以上の価値を持つ新しい世界を開いたスピーカーだと思います。

同時に DIATONE 2S-1601 という同じようなサイズ/ユニット構成の 1996年発売の高級(定価 1,300,000円)スピーカーも
ご試聴可能です。
このスピーカーも当時の技術の粋を集めて設計されたモデルですので、20年の技術の進歩を感じていただけると思います。



DIATONE 2S-1601
発売当時かなりの話題になった記憶があります。


タイミング悪く台風が来ていますので、お越しになる際はお気を付けください。

ご来店お待ちしております。

 
 
2017/09/11 CPUのコア数について 

私は今までの経験からPCオーディオに使用するパソコンのCPUは、低スペックのコア数が少ない物ほど音質が良いと
考えておりました。
当店のお客様からPC購入の相談を受けた際も同様に
「なるべく低スペックでコア数の少ない物をお使いください。」
とおすすめしてきました。

しかし、最近はコア数が多い物ほど良いという声も多く聞かれるようになり、改めて店頭PCをシングルコアと
デュアルコアで比較してみました。
やはり、どう聞いてもシングルコアの方がS/N比が良く高域の抜けや、奥行きの表現力などもデュアルコアに勝っていました。

吉田苑店頭に限った話では無く、自宅PCでも同様の検証結果が出たのでやはりシングルコアが良いのだろうと思ったのですが
やはり気になります。
そんな折 「CPU Burn-in」というCPUを100パーセント稼働させるソフトがあり、これを数時間使うと音が良くなるという情報を教えていただきました。
I 様 いつも貴重な情報をありがとうございます。

※ 重要

「CPU Burn-in」を長時間動作させる場合はCPUの温度上昇にお気を付けください。
CPUをフルパワーで無理矢理動作させるソフトです。
ファンレスPCやノートPCの場合、かなりの発熱が伴い最悪の場合故障する可能性がございます。
まずは10分ほど稼働させて、様子を見ながら使用時間を延ばしてください。
「CPU Burn-in」使用による故障に関しては吉田苑では責任が取れません。
自己責任にてお願い致します。


確かにシングルコアで使用していると、残りのコアは使用しませんのでエージングは全く進みませんし、仮に使い込まれたCPUで
あったとしても、シングル動作を長時間行えば未使用状態に近くなってしまう事は想像できます。

さらに、新品PCの音の悪さも経験していますので未使用コアのエージングは確かに音質に大きく影響しそうです。
早速、6時間のエージングをかけて先ほど聞いてみました。
まずはシングルコアで試聴しましたが、この時点で普段よりエネルギー密度の高い音が出ていましたのでシングルコア動作のPCにも
効果はあります。
シングルコアモードでもPCオーディオ専用で使っていると、CPU稼働率が10パーセントを超えることはありませんので100%で回すと
エージングが進むようです。
次に今までは、音が悪くて使えないと考えていたデュアルコアモードで試聴しました。
ん?設定間違えたかな?シングルの時とあまり音が変わらない・・・というかこっちの方がエネルギー密度が高く芯があるぞ??
もう一度確認しましたが確かにデュアルコアモードになっています。

それから、シングルコアモードとデュアルコアモードを何度も切り替えて試聴しましたが、一長一短が有りどちらが良い、とは決められませんが
少なくとも今までのように「シングルコアで決まり。」とはなりません。
好みの範疇での差異しか出ません。
まだ6時間しかエージングしていませんので、もう少しテスト継続して、またご報告させていただきます。

しかし、エージングの重要性は十分に理解しているつもりでしたが、PCパーツにも同じようにきちんとしたエージングが必要なのですね。
理屈で考えると不思議な気もしますが、オーディオは理屈通りに行かないことの方がはるかに多いので、結局PCオーディオも
普通のオーディオと同じで実際に試してみないと分からないことだらけですね。

PCオーディオは日々変化の連続です。
昨日まではこの設定が良かったのに、ソフト一つ変わるだけでその設定が書き換えられていきます。
この変化を楽しいとお感じになる方は良いのですが、ほとんどの方にとってはただの苦痛にしかならないのではないでしょうか。
小さな変化の積み重ねですが、ここ2年ほどは半年も経てば過去の音になるほど変化スピードが速く
半年前の設定のままでは、勿体ない場合が多いです。
基本的には、機材の入れ替えを伴わずフリーソフトの導入や、リッピング方法の改善等の比較的小さな変化の積み重ねですので
大きな出費を伴うことはあまり(ハブは例外ですが・・・)ありません。
ですので、半年から1年に一度設定の見直しを行う事をおすすめします。

可能な限りおすすめ設定やソフトをお知らせできるように努力致しますが、今回のように今まで言っていた事と正反対の事を
言い出す場合もございます。
進化速度が早い世界ですのでご容赦いただけませんでしょうか。


 
 
2017/08/26  YAMAHA NS-5000  1,620,000円(税込)  DIATONE DS-4NB70  1,296,000円(税込)  試聴会開催のお知らせ。

日本を代表するスピーカーメーカー2社の、フラッグシップモデルを2週続けて試聴していただこうという、ちょっと贅沢な企画です。

まず、9月9日(土)10日(日)で YAMAHA NS-5000 そして 9月16日(土)17日(日)18日(月) で DIATONE DS-4NB70 の試聴会を
開催致します。

申し訳ございません。デモ機手配の関係で16日(土)は中止となりました。
 
 

YAMAHA NS-5000 定価 1,620,000円(税込)

名機 NS-1000M を思い起こすスタイル。
今となっては珍しい、30cmウーハーベースの3ウェイモデルです。

 

DIATONE DS-4NB70 定価 1,296,000円(税込)

DIATONEスピーカー設計の粋を極めた、16cmウーハーベースの2ウェイモデル

奇しくも、同じ設計思想である「高速・等音速」を目指して、ツィーターからウーハーまで全て同一素材振動板採用というハイテクスピーカーでもあります。

ユニットの設計思想は同じでも、出てくる音は全く違います。
ぜひ、両方共試聴にお越しください。

 
 
 
2017/08/03 インターステラー 

数年前に映画館で見て、ずっともう一度見たいと思っていた映画をブルーレイディスクで購入しました。
インターステラーというSF映画なのですが、 最近(ここ10年ほど)見た映画の中では一番心に残っていました。
映像物はあまり購入しないのですが、機会があり今回購入してみました。

我が家の映像システムは送り出し側にプレイステーション4を使用しております。
このプレーヤーは最近の映像機器共通の欠点が有り、音声出力が付いておりません。
HDMI出力しか無いので、オーディオ機器と接続するのが困難です。
仕方無く、HDMI出力を一度テレビへ接続してからテレビの光デジタル出力からDACへ接続しております。
遠回りですが、この接続でも十分に高音質再生が可能ですので問題無く使用しております。

今回も同様の接続で視聴したのですが、最近のブルーレイディスクは音が良いですね。
びっくりしてしまいました。
特に低域方向のエネルギー密度が高く、通常の2ch再生ですがサブウーハーを接続しているような
迫力ある低音が楽しめました。

しばらくすると、砂嵐のシーンがありました。
見事な音響設計で、音楽信号では考えられない持続した低音が続きました。
凄い迫力で
「我が家で出したこれまでで最高の量感を持つ低音だ。このスピーカー(Confidence5)で
こんなに低音が出るとは思わなかった。」
と喜んだのもつかの間、主人公達が砂嵐を逃れて家に駆け込んだ瞬間に無音になりました。
「音響での動と静の対比が見事だ!」
と感動したのですが、台詞のシーンでも無音です・・・
「これはやってしまったかぁ」
と、慌ててボリュームを下げて電源を切りました。
パワーアンプを触ってみると、卵が焼けそうな程熱くなっています。
普段は、ほのかに暖かいくらいまでしか温度が上がらないアンプですので、この時点で復帰は諦めました。

あんのじょう、冷えてから電源を入れましたが、うんともすんとも言いません。
完全に故障させてしまいました。

 

真っ先に確認したヒューズです。
見事に溶断してしまっています。

使用したスピーカーの能率が4Ωの83dBという、極端な低能率スピーカーですので
映画の効果音をある程度大きな音で再生するには音楽用のアンプでは少し無理があるのかもしれません。
特に最近の高音質ディスクはロスレス圧縮で24bit/96khzデータが入っているため、通常の音量で再生しても
CDより大きなパワーを必要とします。
24bit/96khzデータ(ハイレゾ)の連続した低音(効果音)は想像以上に大きなエネルギーをアンプに要求するので
音楽用アンプで映画鑑賞の際は少し控えめの音量で楽しむのが良いかもしれません。
ですが、映画は大音量で見たいですよね。

今回の失敗は能率が低いスピーカーを使用したことで、アンプは十分に頑張ってくれました。
少し頑張りすぎて壊れてしまいましたが・・・

ここに来て、またもやスピーカーの入れ替え問題で頭を悩ませております。
DIATONE DS-4NB70 ならば能率が高いので、今回のような事故は起こらなくなります。
しかし、アンプの修理費用もかかりますし困りました。
もう、あまり時間も残されていませんしどうしましょう。

 
 
2017/07/24  吉田苑から歩いて行けるグルメコーナー   じゃらん食堂(カレー) 

久しぶりのグルメコーナーです。
今回はカレーです。前回もカレーだったじゃないか!と言われそうですが、前回のカレーは香辛料たっぷりのエスニックカレーです。
今回ご紹介するのは、最も普通のカレーライス(日本カレー)です。

突然ですが、讃岐うどんのお話です。
讃岐うどんツアー(自分で車を運転して行く)の醍醐味はうどんの味もですが、そのシチュエーションにあります。
信じられないほど山奥(人間より猿やいのししの客の方が多いのではないかと疑うほど人里離れています)にあったり
お米屋さんの看板が下がっているのにうどん屋さんだったり、うどんを鯉にあげたり
自分でネギを切ったり等の、あり得ないシチュエーションも含めて楽しむ物だと思います。
うどんツアーの醍醐味はそのお店へ到達するまでも含めて楽しいのです。

今回のカレー屋さんの話を聞き、実際にお店に入るまではこの讃岐うどんツアーに行ったときのようなワクワク感がありました。
おそらく、飛び込みでの来店客は皆無なのではないでしょうか。
知識としてそこに店がある事を知っており、さらに美味しいという評判を知らない限りは入店する事が怖くて出来ないと思います。

 
 

店のあるビル(アパート?)の外観です。
黄色い看板があるので、そこに店がある事が分かります。

 

薄暗さが恐怖感をあおります。

 

薄暗い階段を上がり渡り廊下を進むとお店が見えてきます。

左手の元は緑だったドアの惨状が歴史を感じさせます。

 

実はこのドアは一室丸々トイレの部屋なのです。
ここだけでも特別なシチュエーションです。

 

入口にある看板を見てほっと一安心。
本当にこの奥に店があるのかと心配になる場所です。

 

内部はおしゃれ!
カウンター7席だけのこぢんまりとしたお店です。
カウンター上の鉄板切り出しオブジェがスチームパンク風でかっこいいです。

 


ハンバーグカレー 680円





オムチーズハンバーグカレー 880円
カロリー高そうな強烈なトッピングですが旨い!


分厚くジューシーなハンバーグは手作り品で、注文を受けてから焼きますので肉汁たっぷりです。
680円という価格が信じられないクオリティです。
マスターに話を聞くと「原価率が高すぎて人が雇えない。」と仰っていました。
確かに、これを680円では利益薄いと思います。

お味はオーソドックスなカレーライスで、普通に美味しかったです。
おかしな言い方ですが、純和風カレーライスというイメージです。

本当にこんなところにお店が??
というプチ冒険気分まで味わえる楽しいお店です。

じゃらん食堂
日曜/祝日 休み
福岡市南区大楠2-17-3 井谷ビル 2階
TEL 092-753-8685 
 
2017/07/23 DYNAUDIO Contour1.1 Oberon  

吉田苑ではお客様のご要望に応じてスピーカーのレストアや塗装も承っております。
今回は8年ほど前にご依頼いただいた懐かしいスピーカーが戻って参りましたのでご紹介です。
当時、DYNAUDIO Conour1.1 ベースにダークブルーでピアノ塗装を行い、同時にObeon化も行いました。

 
 

ピアノ塗装を行うと、ボックス表面の硬度が上がり、S/N比が向上します。
このモデルもオリジナルの良さを残しつつ、さらに一歩踏み込んだS/N比の良さが魅力です。

 
 

 

OberonバックプレートにWBTのスピーカーターミナル装着です。


久しぶりに聞くContour1.1は緻密な中に懐かしい響きが感じられる、古き良き時代のDYNAUDIOサウンドでした。
今の、明るく華やかなDYNAUDIOも良いですが、良い意味での暗さと重さを持つ旧タイプのDYNAUDIOも独特の魅力がありますね。

 
 
2017/07/22 ダイソー(100円ショップ)のすすめ。 

オーディオアクセサリーは首をひねるほど高価な物がたくさん販売されています。

我々もアクセサリー類を開発するので、それがいかに大変で根気のいる作業(結果としてコストが掛かります)かと言うことも経験として
分かっていますし、稀少で高価な材料を使えば、販売価格が上がるのは分かります。
しかし、それでも最近のアクセサリー類の価格には理解出来ない物が多数見受けられます。

インシュレーターを例にとって考えてみます。
インシュレーターを構成するのは、本体の素材と付随するパーツ類です。
本体の素材に使用する材料で様々な音質へ変化させることが可能ですが、1cm角のサイコロ状の真鍮と金では
おそらく半数以上の人が真鍮の方が音が良いと判断すると思います。
このように、必ずしも高価な素材が音が良いとは限りません。

常識を外れて高価な物は、一歩引いて冷静に判断する必要があると思います。

アンプ等の複雑な構造物は、完成品を購入するしか方法はございませんが
インシュレーター等の単純な物はアイデア次第で様々な物が流用可能です。

吉田苑では初心者の方に
「やはり、インシュレーターも必要なんですよね?」
と、お問い合わせいただいた場合、100円ショップをおすすめしています。
ここは宝の山です。
様々な材質、形状の物が多数販売されていて、初心者の方が経験を積むには最適だと思います。
100円ショップで消しゴムと、木製の流用できそうな物と、金属製の同じく流用できそうな物の3種類
を購入して、それぞれの特徴を体験してみてください。
その上で、好みに合った材質のインシュレーターを購入すれば、高価なオーディオ用インシュレーターを購入して
失敗する確率が大幅に下がります。

個人的なおすすめは木製のサイコロと、金属製のナットです。
消しゴム、サイコロ、ナット の3種類があれば基本的な素材による音の傾向が分かります。

少し贅沢が出来るのであれば、ホームセンターも同様に楽しい場所になります。
少し大きめのホームセンターであれば、水晶をサイコロ状にカットした物や、様々な金属のサイコロが販売されています。
石、鉱石、金属、プラスチック、木、ゴム、皮、布、等々アイデア次第で様々なアクセサリーに変身する素材が
多数販売されているホームセンターは眺めているだけでも飽きません。
ネジコーナーでは、鉄、ステンレス、アルミ、銅、等のナットが同じ形状で選択可能ですので、素材の違いによる
音の変化が安価に体験できます。

PHILE WEB というAV関連の情報サイトがあるのですが、ここは時々面白い企画(ネタ?)を特集します。
前回は 「オーディオ用ノイズフィルター(トランス電源)を使って炊飯器でご飯を炊くと味が変わる!?」
という、とんでも企画を紹介させていただきましたが、今回は「ダイソーのすすめ」です。
しかも記事を書いたのはオーディオライターの炭山アキラさんです。
大変参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

http://www.phileweb.com/review/article/201707/11/2617.html

個人的には剣山に強く惹かれました。
形状といい材質といい、音の良さそうな要素がたっぷり詰まっています。
これは期待出来ると思います。

今度の休日は100円ショップや、ホームセンターに遊びに行かれてはどうですか。
今までと違う目線で眺めると、新たな発見があるかもしれません。

 
2017/07/21 PsAudio Gain Cell DAC 定価 183,600円(税込) 展示導入いたしました。 

アメリカの PsAudio には吉田苑のリファレンスCDトランスポートとして2009年から現在まで君臨しているPWTがあります。
他にもPWDシリーズという優秀なDACがあり、さらに電源装置も有名です。
日本で知名度が上がったのは電源装置によってでしたので、PSAudioは電源メーカーというイメージをお持ちの方も多いと思います。
今回新型DACが発売されましたのでその紹介をさせていただこうと思い、あらためて PsAudio の歴史を調べてみたところ
なんと創業 1974年 でした!40年以上の老舗だったんですね。
初期の頃はフォノイコライザーやアンプを製造していたようですので、随分イメージが違いますね。
現在はどちらかというとDAC系に強いデジタル屋さんというイメージです。

PsAudio には NuWeveDSD 定価 162,000円(税込) というハーフサイズのDACがあり、価格もサイズも手頃で音質も良かったため
10万円台の主力DACとして吉田苑でもおすすめしておりました。
今回その後継機である Gain Cell DAC が発売されましたのでご紹介です。

 
 
 
横幅がフルサイズになった点は賛否あると思いますが、バックパネルサイズが倍になったためプリアンプ機能を搭載することが出来ました。

 

デジタル入力 同軸 2系統 / 光 / USB / I2S(HDMI)
アナログ入力 RCA 3系統(内1系統はXLR入力と共用)XLR入力

出力はRCAとXLRの両方を備えています。


アナログ入力を3系統持っていますので、 DACでは無くDACプリと言うべき充実した機能を備えています。
もちろんリモコン対応で、音量調整から入力切替、フェーズ切替、フィルター切替、ミュート機能、表示部のディマー機能が操作可能です。

旧モデルのNuWave DSDは単純なDACでしたので、機能性の向上は大きな物があります。

 

上が旧モデルの NuWave DSD です。
 
機能性が大幅に向上し、価格上昇は 2万円 というお買い得感の強いモデルです。

最も重要な音質ですが、旧モデルのNuWave DSDとは少し違います。
NuWave DSDは明快で躍動感溢れるエネルギッシュな傾向でしたが、Gain Cell DACはやや上品に仕上げてあり
全体的に低域方向へエネルギーがシフトしています。
よりハイエンド風な味付けがされたイメージで、重厚感のある再生が可能になっています。

アナログ入力でプリアンプとしても試聴しましたが、価格を考慮すれば十分によく出来ています。

使用上の注意点がございます。
ボリューム調整は初期設定ですと1〜100まで可能なのですが、76で通常のライン出力レベルとなり100ですと+12dB出力となります。
+12dBまで上げてしまうと、少し大きめの音を再生すると音が歪みますので設定で最高ボリューム値を変更した方が良いかもしれません。
少し歪むくらいが荒々しくて楽しいと感じる場合もございますので、このあたりは聞きながら最適値を探してみてください。
このDACの一番面白い部分だと思います。

JPLAY再生の場合吉田苑の環境ではDAC Link 170Hz が安定して再生可能です。

10万円代のDACプリとしてお得感のあるモデルだと思います。

2017/06/19 吉田苑リファレンスPCオーディオシステム とほんの少しの近況

この1年のPCオーディオの進化は目を見張る物がありました。
音質向上は大きく、驚くほどの高音質再生を可能とした反面システムが肥大化し
コストパフォーマンスが落ちてしまいました。
それでも、同じ金額のCDシステムと比較すれば全てとは言いませんが勝っている部分もあります。

現時点の吉田苑リファレンスPCシステムは以下になります。

PC エスプレッシーボサウンドPC改良版 288,000円(税込)
ハブ 日本テレガートナー M12 Gold Swich 345,600円(税込)
NAS DELA N-1AH20/2 181,440円(税込)
再生ソフト JPLAY 12,000円ほど(ユーロ決済のため変動します)
オンボードUSBカード JCAT USB Card 62,000円(税込)
USBフィルター JCAT USB Isolator 52,800円(税込)
USB用5V電源 ifi Micro iUSB3.0 64,800円(税込)
USB用5V電源用9V電源 hina ENE-BOX-HF 33,000円(税込)
USBケーブル hina UBX-W 20,000円(税込)
USBケーブル hina UBX-WS 20,000円(税込)

合計 1,079,640円(税込)

改めてリストにして驚きました!
100万円を越えてしまっています。
確か数年前は
「低価格で比較的良い音が楽しめるのでPCオーディオも楽しいですよ。」
とご紹介していたと思うのですが、夢中で音質を追求している間に
ハイエンドなシステムになってしまいました・・・
確かにこの投資に見合うだけの高音質再生が可能なシステムだと思いますが
誰にでもお勧めできるシステムでは無くなってしまいました。
究極のシステムを目指す場合は、上記システムを目指していただければ良いと思いますが
もっと現実的な入門システムと、ミドルクラスの2システムを考えてみます。
DACはお好みで選択していただく前提で、PCシステムだけで検討します。


※ 入門クラス。

まずは、PCオーディオを体験するためのシンプルなシステムです。
PC本体はCPUにi3を搭載したBTOノートPCにします。
構成は
CPU i3
OS Windows10
光学ドライブ搭載
この3点を満たしたモデルがおすすめです。

PC ノートPC 80,000円(税込)ほど。

再生ソフトはご自身のPCスキルに合わせて、Jriver か JPLAY をご選択ください。

再生ソフト 6,000円〜12,000円

USBケーブルは音質に大きな影響を与えるために妥協できません。
ここだけは奮発してください。

USBケーブル hina UBX 12,800円(税込)

合計 104,800円(税込)ほど。

昔と比べてPCが値上がりしたため10万円を切ることは難しくなりましたが
入門システムとしてはかなりの高音質システムが構築可能です。


※ ミドルクラス。

核となるPC本体に予算を割り振るシステムとなります。

PC エスプレッシーボサウンドPC 238,800円(税込)

再生ソフトはエスプレッシーボサウンドPCを使用するのでしたら妥協するのは勿体ないです。
導入する際の初期設定が手強いですが、JPLAYをおすすめします。

再生ソフト JPLAY 12,000円ほど(ユーロ決済のため変動します)

ハブも妥協したくありませんので、奮発します。

ハブ WaversaSystems WSmartHub 148,000円(税込)

ハブに予算を割いたためNASは通常NASでコストダウンを図ります。

NAS 普通のNAS 1TB 15,000円(税込)ほど

USBケーブルは妥協できません。

hina UBX-W 20,000円(税込)

合計 433,800円(税込)

このシステムは半年ほど前のリファレンスシステムに近い構成です。
十分な高音質再生が可能ですので、ここまで組めれば十分だと思います。

イベントも終了して少し余裕が出てきましたので、JPLAY導入の専用ページを制作する予定です。
今まで興味があっても難しくて断念してきた方はしばらくお待ちください。



近況です。

DIATONE 新型スピーカー DS-4NB70 の音が忘れられません。
東京で5日間、大阪で2日間の7日間も聞いたため、体に染みついてしまいました。
20年以上愛用した、Confidence5にお別れをする日が来てしまったのかもしれません・・・
しかし、Confidence5に特化したシステムとなっているため、スピーカーの変更は
アンプの変更と同義です。
Confidence5は一生使うつもりだっただけに、悩みは深いです。
まさか、あれほどのスピーカーが開発されるとは・・・技術の進歩とは凄い物ですね。

もう少し時間がありますので、ギリギリまで悩みます。
もし中古コーナーにConfidence5やスペクトラルのアンプが掲載されたら、大事にしてあげてくださいね。
 
 
2017/06/12 大阪出張所 ご来店ありがとうございました。 

大阪出張所へ多数ご来店いただき誠にありがとうございました。
特に金曜日と土曜日の15時前後にお越しいただいたお客様には、長時間お待ちいただいた方も多数いらっしゃり
申し訳ございませんでした。
まさか、平日の昼間にあれほど多数のご来店をいただくとは予想しておりませんでしたので
ありがたいやら、申し訳無いやらで一杯でした。 

また、エアコン音が大きいため視聴中はエアコンを止めた関係で、室温が上がり我慢大会のようになってしまった
点もお詫び申し上げます。

お客様にかなりのご迷惑をお掛けしてしまいましたが、それでも長時間(中にはオープンから閉店までお付き合い
いただいたお客様もいらっしゃいました)試聴していただき、感謝の気持ちで一杯です。

今回はご来店数の予測が立たなかったため、2日間という短い日程でしたが予想以上の多数のご来店をいただきましたので
次回は日曜日も含めた4日間ほどの日程を組む予定です。

今回、日程の関係でご来店いただけなかった方は次回ご来店ください。

東京のお客様は、シャイな方が多くヘヴィメタルやアニソンをリクエストされる方はほとんどいらっしゃらなかったのですが
大阪のお客様はアニソン率が高く、ヘヴィメタルのリクエストもあったのが印象に残りました。
このメタルが良い音で鳴ったんです!低域の分解能が高いシステムとメタルは相性が良いですね。
新しい発見でした。
長時間お付き合いいただいたお客様にはお分かりいただけたと思いますが、吉田苑の試聴では
どのようなジャンルでも全く問題ございません。
逆に普通のオーディオフェアで使われるような曲はあまり流れません。
演歌からアニソン、デスメタルまで、どのようなジャンルでご試聴いただいても大丈夫ですので遠慮なさらずに
お好みの音源をお持ちください。

最後に、東京/大阪出張所へご来店いただきました全てのお客様へ心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

次回もまた、お目にかかれることを楽しみにしております。


追伸
夜の道頓堀のパワーは凄かったです。
あそこは異世界ですね。圧倒されました。


 
 
2017/06/04 大阪出張所準備中です。 

東京出張所へ多数ご来店いただきまして誠にありがとうございました。
あまりにもたくさんご来店いただき、個々のお客様への細かな対応が難しかったことが反省点です。
色々と行き届かなかった点があったと思います、もしご不快な思いをお掛けしてしまっていた場合は誠に申し訳ございませんでした。
次回の東京出張所は今回ほどのご来店数にならないと思いますので、もう少し余裕が出来てゆっくりお話出来るようになるのではないかと思います。

さて、6月9日(金)と10日(土)は大阪出張所です。
日程が短いため、東京ほどたくさんの機材が持ち込めません。

大阪出張所に持って行く予定の機材リストです。

Nmode X-PM100-SE
Nmode X-DP10
SOULNOTE A-1
SOULNOTE C-1
SOULNOTE D-1
SOULNOTE E-1
PsAudio PWT
DYNAUIDO Confidence C1
ONKYO CR-N765SE
DALI Zensor1-ref
DIATONE 新型スピーカー
エスプレッシーボサウンドPC改良版
DELA N1A
Telegartner M12 Switch Gold
光城精工 Aray
アナログシステム一式

普通のハブも持って行きますので、東京出張所でご要望の多かった、M12 Gold Swich と 普通ハブの比較試聴も可能です。

試聴会のような、こちらから「これ聴いてください。」という方法では無く、お客様のご要望に応じて機材を入れ換えて
ご希望の音源で試聴していただきます。
そのため、音源はそれほど多く持ち込みません。
普段お聞きになっているCDや音源データをお持ちの上、ご来店ください。

前回の大阪出張所は、満足いく音質でお聞かせすることが出来ませんでしたので、今回はリベンジのつもりです。
前回お越しいただき、がっかりしてしまった方は誠に申し訳ございませんが、もう一度お越しいただけませんでしょうか。
ご来店お待ちしております。


 
 
 
2017/05/20 東京出張所準備中です。 

来週 5月24日(水) から東京で行う出張所の準備を始めました。
普段店頭で使用しているリファレンス機材を全て持って行くので、箱に詰めるだけで大仕事です。

持って行く予定の機材リストです。

Nmode X-PM100-SE
Nmode X-PM7
Nmode X-DP10
SOULNOTE A-1
SOULNOTE C-1
SOULNOTE D-1(まだ届いておりませんので、間に合わないかもしれません)
SOULNOTE E-1
DYNAUIDO EXCITE X-14 Oberon
DYNAUIDO EXCITE X-18 Oberon (ノーマルのDYNAUDIOスピーカーはON and ON常設の物を使用します)
ONKYO CR-N765SE
DALI Zensor1-ref
DIATONE 新型スピーカー
エスプレッシーボサウンドPC改良版
DELA N1A
Telegartner M12 Switch Gold
光城精工 Aray
PsAudio 新型DAC
アナログシステム一式

他にも追加になるかもしれません。

今回は、いつもより多くのご来店が予想されます。

目玉が2つあり、一つはJPLAYを中心としたPCオーディオです。
JPLAY 700Hz 再生への問い合わせが多いですね。
もう一つはDIATONEの新型スピーカーです。
5/13〜14 に行われた OTOTEN で正式にお披露目され、視聴ブースには長蛇の列が出来て整理券を配布する事態になったそうですが
結局全てのお客様に試聴していただくことは出来なかったそうです。
OTOTENで聞くことが出来なかったお客様が、出張所へ試聴に来てくださる可能性が高く、いつも以上の混雑が予想されます。
入場制限が必要なほどの混雑にはならないと思いますが、可能な限り平日にご来店いただけると助かります。
平日の午前中は比較的すいている場合が多いです。
一番混雑するのは土曜日ですので、土曜日にご来店予定のお客様は少し時間に余裕を持ってお越しください。
日曜日は少し込みますが、土曜日と比較するとかなり余裕がある場合が多いです。

ご来店お待ちしております。

 
 
 
2017/5/15 JPLAYユーザーの皆様に緊急告知です!  5/21 追記 ・JPLAYの問題ではなく、USB Audio Class2.0 ドライバーの問題のようです。

2017/05/21 追記

各メーカーへ問い合わせてみましたが、現時点で問題が起こっているのはTEACのみのようです。
アップデート後に音が出なくなった場合は、お使いのDAC純正ドライバーを再度インストールしてみてください。


2017/05/19 追記

Windows10 Creators Update 後に音が出なくなる件ですが、原因が分かりました。
今回のアップデートにより、ようやく USB Audio Class 2.0 へ対応(ドライバーを入れずに接続しただけでDACを認識するようになりました)
したのですが、アップデートすると勝手にDAC用ドライバーをこの標準ドライバーへ変更してしまいます。
通常の再生ソフトですと問題ない場合もあると思いますが、JPLAYの場合KSでの再生が基本ですので
そのままでは音が出ません。
DAC用のドライバーを再インストールするか、デバイスマネジャーで該当デバイスを右クリックしドライバーの更新を選択
使いたいドライバーの.infファイルを指定します。

この対応でJPLAYを使用しての再生は可能になりましたが、まだ問題が残っております。
店頭PCは音質優先のためにBIOSでオンボードサウンドチップを動作停止させ、システム音や You Tube 等の音も
外部DACを使用して音を出すようにしてあります。
ところがこの外部DAC用のドライバーも勝手に標準ドライバーへ変更されてしまうため、音が出なくなってしまいました。
現在、この標準ドライバーを外部DACドライバーへ戻すことが出来ずに悪戦苦闘しているところです。
このままでは YouTube や アマゾンプライム のようなストリーミング再生の音が出ません。

一筋縄には行きませんので、現状に問題がない場合は今回の大型アップデートは行わない方が良いかもしれません。

2017/05/20 さらに新しい情報です。

TEAC のDACでも不具合が発生しているようです。

https://teac.jp/jp/product/ud-501/faq

TEACのDACをお使いのお客様はメーカーより対策方法が発表になるまで、アップデートはお待ちください。




JPLAYユーザーの皆様にご連絡です。
4月頭頃から行われているWindows10の大型アップデート(Creators Update)ですが、店頭のPCでそのアップデートを行うと音が出なくなりました。
同様の症状がもう一件確認されております。

デスクトップ上に「時間がかかるアップデートを行います。アップデートを行っても良いでしょうか?」
というニュアンスのポップアップが出ますので、そのアップデートは行わないようにしてください。

ネット上を検索しても音が出なくなったとの報告は見当たらないので、限られた環境に限っての症状かもしれませんが
修正されるまで、しばらく様子を見た方が良さそうです。

追記

JRiver でも音が出なくなったとの連絡がありました。
原因を調査中ですので、アップデートはしばらくお待ちください。


 
2017/05/13 XLRショートピン 試してみました。 
2017/08/17 追記

2017/9月ご注文分より、ノイトリック以外のプラグで製作したショートピンへと変更となります。
ノイトリック製ご希望の場合はご相談ください。

2017/07/14 追記

ショートピンに多数のお申し込みありがとうございました。
あまりに多数のお申し込みをいただいため、予算が尽きてしまいました・・・
大変申し訳ございませんが、以後はセール期間中の新規ご注文の場合にのみサービスさせていただきます。

経費分をご負担いただければ販売させていただきます。
XLRショートピン 4個 RCAショートピン 6個 のセットで 4,000円(税/送料込)になります。
ご希望の際はメールかお電話にてご注文ください。

2017/06/15 追記


イベントも無事終了し、ショートピンを制作する余裕が出来ましたので受注再開致します。
販売して欲しいとのお問い合わせもいただいておりますが、今回は今までにご購入いただいたお客様の分を
優先させていただきますので、販売に関してはもう少しお待ちいただけませんでしょうか。

Nmode X-PM100
Nmode X-PM7
Nmode X-DP10

上記3モデルを吉田苑で新品購入したお客様で、ショートピンご希望の方はメールにてご依頼ください。
メール便にてお送りさせていただきます。


2017/05/14 追記

ショートピンですが、一晩で大量のご依頼があり、うれしい悲鳴をあげております。
これだけの反応が一晩であるということは、かなりたくさんの方がこのページを読んでいてくださるということですので
うれしかったです。

ですが、あまりに大量のご依頼を一度にいただきパーツも足りませんし制作時間も足りません。
申し訳ございませんが、一旦受注を止めさせていただきます。
現在ご依頼いただいている分に関しましては、5月中に発送いたします。今しばらくお待ちください。

次回制作の目処が立ちましたらここで改めて告知受注を再開させていただきます。

X-PM7/X-PM100/X-DP10 の新規ご注文に関しましては、発送時にお付けいたします。




アンプの入力端子は通常何カ所か開いています。
最近はデジタル機器しか接続しない場合が多く、DACやCDプレーヤーを接続する1カ所しか使用せずに、残りは全て開いたままという事が
多いのでは無いでしょうか。

昔から入力端子を開けたままだとノイズの元なので、ショートさせた方が良いと言われておりましたが
最近はあまり試す機会も無く、そのままになっておりました。
この点が気になっていたので少し時間が出来た今日、XLRショートピンを制作して試してみました。

 

ノイトリックのXLRプラグをショートさせます。



出来ました。
1番から3番までをショートさせるだけですので比較的簡単に制作可能です。
半田付けの練習にもちょうど良いので、興味がある方はご自分で制作してみてはいかがでしょうか。

Nmode X-PM100 の開き端子に差し込み試聴です。
1bitアンプ特有の「サー」ノイズが小さくなり、さらにS/N比も上がり透明度が上がります。

これは効きます。
こうなるとRCA側の入力端子が開いていることが気になったので、全てショートさせてみました。

さらに静かになります。
やはり、開き入力端子はショートさせる方が良いようです。

効果的なアクセサリーが出来ましたので、Nmode製品お買い上げのお客様にサービスでお付けする事にしました。

Nmode X-PM100
Nmode X-PM7
Nmode X-DP10

上記3モデルお買い上げの際にご希望の方にはサービスでお付けします。

今までに当店で上記3モデルをご購入のお客様にもサービスいたしますので、メールもしくはお電話にてご依頼ください。
メール便での発送になります。
お近くの方は直接取りに来ていただいても大丈夫です。

 
 

X-PM100 と X-PM7 には XLRショートプラグ 4個 RCAショートプラグ 6個をサービスいたします。



X-DP10 には XLRショートプラグ 4個 RCAショートプラグ 4個をサービスいたします。
入力ショート用のピンです!!くれぐれも出力部(写真の左端)には挿さないようにお願いします。

 
 
 
 
 

2017/05/12

2017/05/12  Telegartner M12 SWITCH GOLD 定価 345,600円(税込) 専用LANケーブル MFP8-GOLD2 2m 58,320円(税込)

先日注文した高級ハブ Telegartner M12 SWITCH GOLD が届きました。
これほど到着が待ち遠しかった機材は久しぶりです。

 

専用端子のため、通常のLANケーブルは使用出来ません。
商品には専用ケーブルが2本付属しますので、3本以上必要な場合は別途ご購入ください。

 

専用ケーブルの端子です。
こちらは通常のLAN端子側です。
プラグ内部もシールドされています。

 

こちらがハブ側の端子です。
4ペアの線材がそれぞれ隔離された構造になっています。


早速試聴してみました。
比較対象は現在の吉田苑リファレンスハブである
WaversaSystems W SmartHub 定価 148,000円(税込) です。
こちらも148,000円(税込)もする高級ハブです。
このハブも前回の試聴でかなりの高音質ハブであることは確認済みですので、倍以上の価格差分の違いが出るかどうか
興味深い視聴となりました。

PCオーディオの試聴をする際は、空気(雰囲気)をいかに正確に表現出来るかに、特に注意を置いて試聴するため
冒頭が静かな音源を使用する事が多いです。
今回は リヴィングストン テイラー の Ink から1曲目の isn't she lovely を使いました。
口笛から始まりギターが入り、さらにボーカルと順番に入ってくるので空間や定位を見るのに分かりやすいです。

まずは W SmartHub から試聴しました。
口笛のブレスや息継ぎの様子が正確に再現されており、ギターの指の動きも見えるようなほぼ最高峰の再生が出来ていると
感じます。

次に M12 SWITCH GOLD を聴きました。
音が出た瞬間に笑ってしまいました。
何もかもが違います。
今まで少し大きめの口笛だったのが、実物大に収束して収束した分だけきっちりとエネルギー密度が向上します。

今までPCオーディオの音(傾向)として認識していた、緻密で正確で広い空間表現を持つがエネルギーの再現性はやや苦手で
奥に引っ込んだイメージになってしまう。
という PCオーディオの個性と捉えていた部分が払拭され、音の粒子一粒一粒にエネルギーが満ちて前に飛んできます。
それでいて、今までのPCオーディオが持っていた利点(空間表現力)にもさらに磨きがかかっています。

所謂「PCオーディオっぽさ」が消え、今まで慣れ親しんできたCDの延長線上の音へと変化しますが
そこへ、さらに広い空間表現力と正確さがプラスされます。

これに比べると WaversaSystems W SmartHub の音は、磨き込まれた美しさを持つものの手で触れることが出来ない
遠い世界の音のように感じます。
これはこれで、ハイエンドオーディオ風で心地よいのでどちらも魅力的です。

PCオーディオの音はきれいすぎて苦手だと感じていた方は、ぜひ M12 SWITCH GOLD が接続されたシステムを聞いてみてください。
触れることが出来そうなほどのリアリティに満ちた新しい世界を体験できると思います。

逆にハイエンド風の味付け(どこまでも綺麗で滑らかな世界)をご希望の場合は WaversaSystems W SmartHub を選択するのも
面白いと思います。

どちらも信じられないほど高価なハブですが、その価格以上の改善効果があると感じます。
NASより大きな音質改善効果を持つため、PC本体に良い物を用意したら次は最優先でハブに投資されることをおすすめします。

まずはPC本体、次はハブ、という順番ですね。
ここまでで予算が尽きた場合はNASは普及品で問題ありません。
それほど、ハブは重要だと今回の試聴で感じました。

PCオーディオの重要度をリストにしてみました。
上ほど音質に対する影響度が大きくなります。

PC本体
再生ソフト
USBケーブルやUSBケーブル用外部電源等のケーブル関連アクセサリ類
ハブ
ノイズフィルターやUSB Card等のUSBラインに関係するアクセサリ類
NAS

NASも重要な機材ではありますが、限られた予算でより良い音を目指す場合は上から順番に予算を割り振ることを
おすすめします。


 
 
2017/05/07 PCオーディオにおけるハブの重要性 

Nmode X-DP10 に外部クロックを入力するようになり、PCオーディオのクオリティーが一層上がりました。
そうなると、今まで気が付かなかった点が見えてきます。

お客様がUSBメモリに音源データを入れて試聴にお越しになった場合、デスクトップ上にコピーしてから再生しておりました。
USBメモリーからの直接再生は、音質がUSBメモリーの質に大きく影響されるため不安定要素をなくすため
デスクトップへコピーしてから再生する事にしていたのです。

昨日ご来店されたお客様のデータを、同じようにデスクトップへコピーして再生したのですが
ベールが一枚かかったようで、どうにも見通しが悪いのが気になります。
普段聞いている音と違うのです。

いつもとの違いというと、データの保管場所だけです。
普段はNAS(DELA N-1A) に格納されたデータを再生しているのですが、デスクトップ上のデータとの差異をこれほど
明確に感じることはありませんでした。

お客様がお帰りになられてから、早速検証を始めました。

違いはデータの格納場所だけです。
デスクトップ上(PC本体のSSD内部)
NAS(DELA N-1A)
今まではこの両者の違いはほとんど無視出来るレベルだったのですが、あらためて同一音源で比較したところ
明らかにNAS上のデータの方が透明度が高くすっきりとした音がします。
X-DP10+クロックの効果だと思いますが、今まで気が付かなかった差異を表現出来るようになったようです。

では、NAS つまり DELA N-1A の効果によりこの結果が出ているのでしょうか。
ここで、少し前に行った検証のことを思い出しました。
クラウド上へデータをアップロードしてからダウンロードした際の音質変化に似ているのです。
ということは、ひょっとしたらNASでは無くハブが影響しているのでは?
さらに検証を続けます。

 

検証中の様子です。
エスプレッシーボサウンドPCが2台ありますが、これはCPUの検証中で上のPCはi5が下にはi3が入っています。
JPLAYのデュアルモードは行っておりません。

データを外部へ格納した方が高音質となる事は分かりました。
しかし、その原因を探る方法が難しいです。
影響する機材は3っつあります。

ハブ
NAS
LANケーブル

LANケーブルは今回の件に関しては関係ないでしょうから、やはりハブかNASということになります。

こうなると総当たりで試聴するしか方法はありませんので、4台の機材を準備しました。

ハブは

WaversaSystems W SmartHub 定価 148,000円(税込)
PCショップで購入のごく普通の無線ルーター 5,000円ほど。

NASは

DELA N-1A 180,000円ほど。
BUFFALO LS421D 80,000円ほど。

 
 



右側の黒い箱が LS421 です。

まずはNASをDELA N-1Aへ固定して、ハブの比較試聴です。
W SmartHub
普段から使用している組合せで、揺るぎ無い深く低い土台をベースに透明な空間が広がります。
空間は左右スピーカーの外側まで広がり、高さや奥行きも正確に再現されています。

普通の無線ルーター
スピーカーの間に空間が縮こまり、奥行きも浅くなります。ハイレゾ音源とCD音源の区別が付きにくくなります。

予想以上に両者の差は大きく、ハブの重要性を感じました。

次にNASを BUFFALO LS421D へ変更して同様の比較です。

W SmartHub
DELA N-1A使用の時と比較すると、空間は少し狭くなりやや雑味を感じる部分もありますが
それでも広い空間表現力を持ち納得できる音質です。

普通の無線ルーター
DELA N-1Aと組み合わせた際と比較して、ほんの少し空間が狭くなりますがそれ以外に大きな差異は感じられません。

分かりやすいようにこの4種の組合せに点数を付けてみますが、私の個人的な見解ですので
参考程度にお考えください。

DELA N-1A + W SmartHub を100点とします。
BUFFALO LS421D + W SmartHub 90点
DELA N-1A + 普通の無線ルーター 70点
BUFFALO LS421D +普通の無線ルーター 65点

そしてPC内部の音源再生の際の点数は 80点くらいでしょうか。

驚くべき事に、NASよりもハブの方が大きく音質に影響するという結果になりました。
さらに問題なのが、DELAの高級NASを使用しても、ハブに普及品を使うとPC内部に格納した音源に負けてしまう点です。

もう一点注目すべき点は、ハブに良質な物を使用すると PC内部に格納した音源より音が良くなる点です。
これは重要なポイントです。良質なハブを接続することで積極的に高音質化が可能になります。
PC周辺機器にお金を掛ける際はNASよりもハブに投資すべきという結果になりました。
私自身この結果には驚いておりますし、何かの間違いかもしれないと別のスタッフに何の前知識も与えずに
比較してもらいましたが、同じ結果が出ました。

データ再生には通常のオーディオ常識が通用しません。
普通は余分な機材を通過させれば鮮度が落ち、エッジが丸くなる場合が多いのですが
PCオーディオに関しては、あえてデータを遠回りさせハブを通過させることによって、音質アップが図れます。
ハブを通過させることにより、ジッターが減る事による効果らしいのですが、そのあたりの理屈は難しくて
半分くらいしか理解出来ませんでした・・・

こうなるとハブに贅沢をしたくなり、奮発してTelegartner M12 SWITCH GOLD を発注しました。
到着が楽しみです。
到着しましたら報告させていただきます。

 
 
2017/05/01  Antelope OCX HD 販売価格 170,000円(税込)

当店おすすめ新型DAC Nmode X-DP10 には外部クロックの入力端子が付いています。
少し古い吉田苑のお客様でしたらご存じだと思いますが、5年ほど前までCDプレーヤー等にクロックを搭載したチューニングモデルを
販売しておりました。
当時の機材はクロック搭載の効果が高く、改造費用を払ってでもクロック搭載するメリットがあったのですが
比較的最近のモデルは、最初に搭載してあるクロックの精度(クロック回路の精度)が高くなっているようで
昔ほどの大きな効果が得られず、クロック搭載を行うことは無くなっておりました。

そんな状況ですので、X-DP10の外部クロック入力に対しても懐疑的で
「こんなの付けるのだったらコストダウンしてくれれば良いのに。」
などと、見当違いの感想を抱いておりました。Nmodeさんごめんなさい。

オーディオは実際に聞いてみないと分からない物なので、物は試しにと手元にあったSoundWarriorのSWD-CL10CXを接続してみました。
場の空気が「シュッ」と収束する感じで、滲みが減ります。
ここまで大きなクロックでの改善効果は久しぶりです。
こうなると欲が出てきます。
早速評判の良い Antelope Audio の OCX HD を仕入れてみました。

 

少し驚きました。予想以上の効果です。
滲みが減るのもありますが、さらに低域方向の改善効果が大きく低音楽器の膨らみや曖昧さが無くなりレンジもさらに下まで伸びてい行きます。

入力周波数に合わせて設定変更(右側のダイヤルを回して押すだけです)しなくてはいけませんし
DSD再生には対応していませんので、PCM専用の機材になってしまいます。
DSD再生の際はクロック信号線を外すか、クロックの電源を切る必要がありますので、使用上の欠点もありますが
その欠点が気にならない
「これだけ良くなるならば仕方無いね」
と思わせるだけのパワーがあります。

X-DP10をお使いのお客様は、将来のグレードアップとしてぜひご検討ください。

クロック有り/無しでの比較音源をアップしておりますので、以下リンク先もご覧ください。

http://www.yoshidaen.com/xdp10.html

 
 
2017/04/24 hina UBX-WS  75cm 20,000円(税込)

当店オリジナルUSBケーブルの新製品を発売します。

吉田苑PCシステムは現在PCとDAC間に JCAT USB Isolator を挟んでおります。
少し複雑ですが、接続状況は以下のようになっております。

PC---UBX-W(信号ライン)---USB Isolator---DAC
iUSB3.0(USB電源装置)---UBX-W(電源ライン)---合流してUSB Isolatorへ

となっております。
この後半部分のUSB IsolatorからDACまではUBXという普通のUSBケーブルを短くして30cmで使用しておりました。

それを見たお客様が
「USB Isolatorまでは電源と信号線が分離しているけど、USB IsolatorからDACまでは1本線なんですね。」
何気ない一言でしたが、漠然と気になっていた点を見事に指摘していただきました。

通常のUSBケーブルは信号線の+と- 電源線の+と- が一本にまとめてあり、オーディオ的に
不安定な状態になっております。
その対策として、UBX-Wという電源ラインと信号ラインが分離したケーブルを製造していたのですが
PC側の差し込み口(出力側)が2カ所必要という弱点がありました。
そのため、USB Isolatorのような出力が1カ所しか無い機材を接続することが出来ず
仕方無く通常のUSBケーブルで接続していました。

漠然と「ここは弱点だよな・・・」と考えてはいたのですが、30cmという短いUSBケーブルで接続していたので
それほど大きな影響は無いと考えておりました。

 
 

新製品の UBX-WS です。
ダブルのシングルという紛らわしい名前が気に入っています。

オーディオは頭で考えた通りになる事の方が少ないので、気になったら実際に制作して聞いてみるしかありません。
ですので早速試作して試聴してみました。

なぜもっと早く試さなかったのか!

かなり効果があります。
雑味が取れ、USB Isolatorの効果がさらに上がります。
逆に言うと、通常のUSBケーブルではUSB Isolatorの本来の性能を引き出せていなかったのかもしれません。

ノートPCやノイズフィルター等の出力側が少ない機材におすすめです。

 

こちらがUBX-Wになります。
デスクトップPCに接続する際や、外部電源装置を使用する際はこちらのケーブルをおすすめします。

 
 
 
2017/04/21 marantz PM-10 定価 648,000円(税込) 

marantzの最高級プリメインアンプPM-10を試聴しました。

 

試聴しての第一印象は
「marantzの音も変わったな〜」
でした。
今までのmarantzのイメージは「高域に色気を乗せた煌びやかな音色」でしたが
このアンプはその「煌びやかさ」がかなりおさえてあり、控えめな色付けになっており
生粋のmarantzファンの方は物足りなく感じるかもしれませんが、普通に良い音です。

先日聞いたPMCも個性は薄くなっていましたし、さらに前に聞いたDENON PMA-SX11 も同様でした。
最近発売された新製品は同じ方向へ向かっているように感じます。
「ハイレゾ対応」を念頭に置き、ワイドレンジ化を図り、高S/N比を追求していくと似た傾向になるのでしょうか。

各メーカーの個性が薄れていくと、選ぶ楽しみが減るのでこの傾向が強くなるのはどうなのでしょうか。

 


 バブル期に流行った銅メッキシャーシを久しぶりに見ました。

 

CDとフォノの入力端子は純銅削り出しにニッケルメッキという贅沢なパーツが使われています。



スピーカーターミナルも同様で純銅削り出しです。
回しやすく、ケーブルを固定した際の安心感が高いです。

ハイエンドアンプとしては珍しいスイッチングアンプ(D級アンプ)採用で、エネルギー効率が良いため
サイズの割に軽量(21Kg)に仕上がっています。
「重たいアンプはもういやだ。」
という声を良く聞きますので、軽量アンプをお探しの方には良い選択肢となると思います。

 
 
2017/04/10  新型デジタルケーブル 閃光 75cm 22,000円(税込)

当店のオリジナルデジタルケーブル「閃風」の材料が無くなったため、新型デジタルケーブルを開発しました。
デジタルケーブルはRCAケーブル等のラインケーブルより重要度が低く見られがちですが、音のクオリティに直結する
重要なケーブルです。
RCAケーブル以上に音質に与える影響は大きいと感じますので、良いケーブルをお使いください。

 

今回の最終試聴用に試作されたケーブルの束です。

この写真でも全てではありません。
この前段階でケーブルその物の選定段階があり、数十種類の候補の中から線材を選定しました。

そして、線材が決定した次の段階として制作されたのがこのケーブルの束になります。
使用されているケーブルとプラグは全て同じ物です。
では、何が違うのかと言いますと、半田が違います。
半田しか違いは無いのです!
半田の違いによる音質差は無視出来ないため、このように実際に制作して比較試聴を行います。
十数種類の半田が有り、入力と出力で半田を使い分けるため、相性の良さそうな半田の組合せを模索して行くと
こんなに大量の試作機が出来上がりました。

 

最終候補として製作された25本のケーブル達

ここまで来るのも大変ですが、真の恐怖はここから始まります。

25本のケーブルの比較試聴です。
これは拷問に等しい作業です。
5本目までくらいは
「解像度がどうの、色気がどうの。」
と楽しげな会話がありますが、だんだんと無口になり殺気立ってきます。

オーディオケーブル制作業者さんの知り合いが数名いますが、どの方も変わり者ばかりな理由が良く分かります。
まともな精神状態で出来る作業ではありません。

最後の2本の候補まで絞った時点で、喧嘩になりそうでしたので最終決定は翌日に持ち越しとなりました。
普段は和気藹々とした雰囲気の吉田苑ですが、この時ばかりは殺伐とした空気が流れていました。

このような苦労を経て当店のケーブルは開発されているのです。
高価ではありますが、今回のケーブルも自信を持っておすすめできる物が出来たと思っております。

ケーブルに関しては往復ともお客様に送料のご負担をお願いしておりますが、貸出試聴も可能です。

貸出試聴ご希望の際は、お気軽にお問い合わせください。

 
2017/04/08 PMC twenty5.22 定価 518,400円(税込) 

PMCの新型スピーカー twenty5.22 が届きました。
PMCの25周年モデルということで、DYNAUDIOの25周年モデルを思い出し期待も高まります。

 

PMCの特徴とも言えるATL(Advanced Transmission Line)平たく言うとバックロードホーンだと思うのですが・・・
採用のモデルです。
この新シリーズからポートの出口に気流抑制のためのスリットが付けられました。
DIATONEの新型スピーカーもバスレフポートに同様の目的を持った突起を付けていましたから
ポート開口部の気流抑制が最近のスピーカー設計の流行なのでしょうか。

 
 

こちらは旧型のポート部です。
塞いであって見えませんが、内部はただの開口部で特に何もされていません。

 

スピーカーターミナルはシングルワイヤー専用になりました。
左下に「Hand built in the UK」と誇らしげに記載されています。

イギリス生産はうれしいですが
日本と同じで人件費の高い国ですので、どうしても高価になってしまうのでが残念ですね。

 

こちらは旧型のターミナルです。
バイワイヤー対応ですね。
どういう経緯でシングルワイヤーへ戻したのか興味があります。
必ずしもバイワイヤーが高音質であるとは思いませんので、試聴の結果採用されたのだと思います。
DYNAUDIOも一貫してシングルワイヤーを守っていますし、メリットもあるのでしょうね。

音質ですが、今までの歴代PMCとはかなり違う音作りがされています。
伝統を重んじるイギリス人が作ったとは思えない豹変ぶりにかなり驚きました。

大変現代的で洗練された音質になっており「ハイレゾ対応」という文字が頭をよぎるような
明るく、華やかなイメージです。
逆に、今までのモデルが持っていた陰影の濃い良い意味での重たさや暗さはなくなっています。
旧モデルファンの方が新型だからと言う理由だけで、導入するとがっかりするかもしれませんが
新しいファンを引きつけることは出来ると思います。
特に大きな違いは低音の扱い方で、旧シリーズはとにかく「たっぷりと低音をだすぞ!」
という方向性だったのが、「質の高い低音を必要なだけ出す」という方向になっています。
ですので、低音の量感は旧モデルと比較してかなり控えめになっております。
低域が引き締まった分、全域の抜けが良くなり高域が気持ちよく抜けていきます。

PMCは「サイズの割に低音がたくさん出る。」という事から評判が良かったメーカーですので
それを期待すると「あれ?」となるかもしれません。
良くも悪くも、今までのPMCから大きな変化を遂げたモデルとなっております。
しばらくは、新旧両モデルを展示しておりますので、旧型との比較試聴も可能です。
お気軽に試聴においでください。

 
2017/03/27 DIATONE 新型スピーカー  

昨日、一昨日の二日間、店頭にてDIATONE 新型スピーカーの試聴会を行いました。
発売日、価格共に未定ですが発売することは決定(去年の試聴会の時点では発売するかどうかさえ決定していませんでした)
いたしました。
昨年の10月にもDIATONEさんにお越しいただき試聴会を行ったのですが、その時から大幅に進化していました。
昨年の時点でその圧倒的なスピードに驚いていましたが、高域のピーキーさや低域の甘さ等、完成度は今一歩
という感じでした。
ですが、今回お持ちいただいたスピーカーはそれらの気になる部分が解消され、ほぼ完成の状態まで練り上げてありました。
まだ、数カ所改良点が残っているそうですが、このまま発売しても良いと思える高い完成度で、量産前の最終試作機に近い
状態だと思います。

製品の紹介は、なるべく客観的に冷静にお伝えするべきだと思いますが、この2日間の体験があまりに衝撃的で
冷静にお伝えできる自信がありません。
それほど、このスピーカーの再現する世界は衝撃的でした。

吉田苑が製品評価を行う際に重要視するポイントである「スピード」に関して、このスピーカーは吉田苑が今までに
取り扱ってきたどのスピーカーより速いです。
振動板が小さい、ツィーターが受け持つ高域のみを速くすることは比較的簡単ですが、ウーハー(振動板が大きい)が受け持つ
帯域まで高域と同じ速度で、ここまで速いスピーカーは聞いたことがありません。
今回の試聴会中に鳴っていた音は、吉田苑オープン以来最速と断言できます。

今気が付きましたが、スピーカーの写真を撮っていませんでした。
写真を撮ることを忘れるほどの衝撃だったとお考えください。

ただスピードが速いだけで何をそんなに興奮しているのかとお感じになるかもしれません。
こればかりは体験していただくのが一番なのですが、文字にすると簡単な一言になります。
「本物の音に近づく」
何を今更とお感じになるかもしれませんが、オーディオの音と本物の音を隔てる大きな壁の一つが
この「スピード」だと感じております。
簡単な例ですと、拍手がわかりやすいかもしれません。
今から、手を叩いてみてください。
手と手が合わさった瞬間に音が出ますね。これが本物の音です。
スピーカーからの再生の場合、アンプからの電気信号がボイスコイルに伝わりそれに反応して振動板が
前後に動作する事により音を発生します。
電気信号は銅線の中を光速の約3分の2の速度で伝わりますが、それに反応して振動板が動作するまでには
ある程度の時間を要します。
この振動板が動作して音が出るまでの時間が遅いほど、現実の音とは違う音になってしまうように感じるのですが
この反応速度が今回のDIATONEスピーカー(型番が決まっていないのです)は今まで世に出たスピーカーシステム中最速だと感じました。
拍手がきちんと拍手に聞こえます。
もちろん、この効果は音楽再生にも有効で楽器のリアリティー(質感)が大きく向上します。

このまま書き続けるとどんどん大げさな表現になってしまいそうですので、今回はここまでにしておきます。
発売が楽しみなスピーカーです。

 
 
 
2017/03/18 Nmode X-DP10 予価 330,000円程 発売日 4月上旬予定
2017/03/24 DAC Link 700Hz 安定動作のためのPCスペック追記

Nmode さんが新型DAC X-DP10 を持ってきてくれました。
心なしか得意げな顔をしているのが気になります。



Nmodeさんは活動の拠点が九州ですので、試作機を持って時々遊びに来てくれます。
2ヶ月ほど前にも同じX-DP10を持って遊びに来てくれたのですが、その時は
まだ未完成でCD再生時のエネルギー密度に物足りなさがありました。
NmodeさんのDACは情報量も多く、位相特性も良好で広い空間をきれいに再現してくれるのですが
エネルギーの再生という点では、もう少し頑張って欲しいと感じました。

CDの次に、PC接続し当店おすすめ再生ソフトであるJPLAYで試聴しました。

少し説明が必要ですので、JPLAYでの高音質再生のポイントをお伝えします。
このソフトは設定で大きく音質が変化します。
特に DAC Link の設定が音質に与える影響は大きく、設定値 1Hz〜700Hzまで選択可能で
基本的に大きな数値を設定するほど音質は良くなります。
ですが、比較的新しいDACでも良くて 170Hzまで、少し古いDACですと 85Hzまでしか動作しません。
その上の350Hzとさらに最上級の700Hzというモードがあるのですが、私が知る限り日本で販売されている
DACで350Hzに対応したモデルはありません。さらに上の700Hz対応に至っては世界中探しても数モデルしか無いと思います。
D/Dコンバーターには、数モデル700Hz対応モデルがあるようですがDAC単体で700Hzで動作する
通常販売のモデルは無いと思います。
そのため、熱心なJPLAYユーザーの方々は DAC Link700Hz で動作させるために日々研究、努力をされています。

このような状況ですので、新型DACを試聴する際は必ずJPLAY の DAC Link にいくつまで対応出来るかを
確認しております。

この時も同様にJPLAYを起動して確認したのですが、最新の他社DACと同じく170Hzまでしか対応しておりませんでした。
その時迂闊にも私が
「DAC Link 170Hz までですね。最近のモデルはこれで普通ですけど700Hzまで対応すると楽しみが広がりますよね。」
と言ってしまいました。

前置きが長くなりましたが、冒頭の得意げなNmodeさんに戻ります。

Nmodeさん、開口一番
「JPLAYを鳴らしてみてください。」
まさか! と思いつつ X-DP10 を接続して専用設定画面を開きます。

 

これは!!!

燦然と輝く「 JPLAY mode 」 の文字が!
「Nmodeさん、これはまさか・・・・」
JPLAY mode にチェックを入れて、DAC Link を 700Hz に設定しました。

ドキドキしながらプレイボタンを押すと普通に音が出てきました。
苦労せずに DAC Link 700Hz で音を出すことが出来るようになった瞬間です。

 

この設定で音を出せる日が来るとは思いませんでした。

私 「これは凄い!どうしたんですか?」

N  「2ヶ月前に社に戻ってから、JPLAYの 85Hzと 170Hzで比較試聴したんですよ。
   これが、全然違うんで驚いてしまって、さらに上の350Hzと700Hzに興味がわきました。
   せっかく新製品を発売するならば、700Hz対応DACにしてしまおうと思いまして頑張ってみました。」

私 「頑張るって、頑張れば何とかなる物なんですか?」

N  「JPLAY日本語デスクにコンタクトを取って、助言もいただきました。ですので、JPLAY日本語デスク公認で
   700Hzに対応した世界初のDACになると思います。」

前回気になったエネルギー密度の薄さも見事に解消されて(前回のモデルより大きな電源を搭載したそうです)
歴代 Nmode DAC 中、最高のエネルギー再生能力も獲得しています。

CD再生時は、Nmodeらしい空間表現力を持ちつつきっちりと楽器のエネルギーを再現することが出来
PC再生時は設定によって大幅な音色の調整が可能で、1台でかなりの範囲の音色に対応可能な
マルチに活躍するDACに仕上がっています。

DAC Link 700Hz 対応があまりに衝撃的で、その点ばかりが目が行ってしまいそうですが
ボリュームは電子制御のラダー抵抗型アナログボリュームになっており、プリアンプとしても優秀です。
さらに、リモコンに対応したのがうれしいです。

使用DACチップはESS9028を採用しており、D/Dコンバーター機能もあり、外部クロック入力も可能です。

 

入力端子も豊富で同軸と光が各2系統あるのがうれしいです。
特に光入力はPS4とブルーレイレコーダーの2機種を接続可能になるので便利ですね。
アナログ入力はRCA、XLR 各2系統と多機能機の名に相応しい充実した内容です。

 

外部クロックも接続可能ですし、アップサンプリング(DSDへのアップサンプリングも可能)も可能な多機能機でもあります。
もちろんリモコン対応です。

ヘッドフォンアンプも凝った作りで、ヘッドフォンアンプ用に専用トランス搭載の贅沢な設計になっています。
もちろん1bitアンプ搭載で、X-PM7と同じ11.2MHzで動作させてあります。
以前のNmodeヘッドフォンアンプと比較して、S/N比が向上している点も見逃せません。

CDを良い音で聴きたい方にも、PCオーディオを極めたい方にもおすすめできる良いDACに仕上がっていますが
初回生産のみで追加生産はしない予定だそうですので、確実に入手したい方は早めのご注文をお願いいたします。

追記

この日誌を公開してからお客様より問い合わせを多数いただいております。
その中でも特に多いのが
「DAC Link 700Hz で安定動作するのですか?」
とのお問い合わせです。
幸いデモ機を検証用にしばらく借りることが出来ていますので、1週間ほど掛けて検証してみました。

現在店頭で使用中のエスプレッシーボサウンドPCのスペックは以下のようになっております。

JPLAYシングルPCモードで使用しています。
Windows10
CPU i3-4370T (シングルコアモードで動作)
メモリー 4GB(4GBの1枚挿し)

この条件で DAC Link 350Hz までは安定動作します。
ですが、DAC Link700Hzになると突然ハードルが高くなります。
DAC Link700Hz では、1曲のみ再生時は問題無く安定動作します。
ですが連続再生させると、1曲目の終わり(次の曲を読込に行くタイミングだろうと想像しています)で
必ず、動作停止します。
これは、KAZOO等のコントロールポイントを使用してもFoobar2000等でASIO ドライバーとして使用しても同様
の症状が出ましたので、再生ソフトの問題ではなく根本的な問題だと感じました。
恐らくCPUパワーが足りていない(次の曲を読込に行く瞬間に大きな負荷が掛かっている)ため
動作が停止するのだろうと当たりを付けて、CPUをパワーアップしてみました。

まずは、シングル動作させていたi3-4370Tを通常のデュアル(コア2つ)動作に戻してみましたが
やはり次の曲へ行くときに停止します。

こうなると i3-4370T その物のパワー不足ということですので、i5-4690T へCPUを交換しました。
まずはそのままクアッドコア(コア4つ)で動作させたところ、安定動作しました。
次にどこまでコア数が落とせるか試してみましたが、シングルコアでは動作しませんでしたが
デュアルコアで動作する事を確認しました。

以上の検証結果から、DAC Link 700Hz で安定動作させるためにはある程度のCPUパワーが必要だと思われます。
他のパーツとの兼ね合いもあるとは思いますが、これからJPLAY DAC Link700対応PCを組む場合は
CPUにi5シリーズ以上を組み込む事をおすすめします。
メモリー容量は4GBの1枚挿しで問題無いようです。

もう一点大事なポイントですが、DAC Link700 で安定動作させるためには
JPLAY設定画面で Xtram Size を500以上に設定してください。
最低値の250では、動作停止する事がありました。
PC Buffer は最低値の0.01で大丈夫でした。

1週間ほど鳴らし込んだところ、良い感じにほぐれてきて素晴らしい音で鳴っております。
明日からのDIATON試聴会で一緒に試聴可能です。
この組合せは、相性抜群で今までに聞いたことがない音が出ています。
ぜひ遊びに来てください。

さらに追記

DAC Link700Hzでの安定動作ですが、ノートPCですとCPUがi5でも厳しいようです。
今までの検証は全てデスクトップ型PCで行いましたが、ノートPCでも同様の結果が出るかどうか検証してみました。
i5搭載ノートPCで検証したところ、次の曲を読込に行くタイミングで動作停止します。
想像ですが、i7でも厳しい予感がします。
ノートPCでのDAC Link700Hz再生は厳しいかもしれません。


 
2017/02/10 OPPO Sonica DAC (オープン価格  実売価格  105,800円(税込)ほど)

OPPOより新型DACが発売になりました。
最新の高級DACチップES9038PROを使用し、電源部もアナログ用にトライダルコア使用のトランスを使用。
さらにそのアナログ回路は完全バランス設計と俄には価格が信じられない意欲的な内容です。

 
 
いくら内容が良くても音が良くないと意味が無いのですが、このモデルは価格に見合った満足感を得ることの出来る
完成度の高いモデルです。

まずは、CDトランスポートから同軸デジタルで接続してCDの試聴をしてみました。
上位モデルHA-1と同じくプリ機能もありますが、プリ機能は使用せずに単純なDACとして試聴しております。

素直な音が「サラッ」と出てきます。
HA-1のような個性が薄く、特に強調された帯域の無い良い意味で普通の音が出ます。

次にPCからUSB接続でハイレゾ音源を試聴しました。
レンジが広く音数もこの価格帯のDACとしては十分に取れています。
透明度や解像度に少し不満はありますが、価格を考慮すると頑張っていると思います。

10万円のDACとして十分に満足できるモデルだと思います。
見事に価格に見合った音質のDACに仕上げてくるあたりにOPPOの高い技術力を感じます。

2017/02/04 SCANSONIC MB-5 (価格未定ですが100万円くらいになりそうです) 

SCANSONIC 新製品 MB-5 を視聴中です。
コンパクト2ウェイのMB-1は2ウェイとは思えない中域密度の高さが特徴の、おすすめスピーカーの一つですので
期待していました。
 
 

左が新製品 MB-5 右は比較用のMB-1です。
横幅は同じですが、奥行きはMB-5の方が3cmほど深くなっています。

ツィターを挟み込んだウーハー2本は3.5kHzでクロスさせてあり、下2本のウーハーは200Hzから下を受け持つ
2.5ウェイタイプです。
目が覚めるまで時間の掛かるメーカーですので現在エージング中です。

 
 
2017/02/04 DALI Zensor1 AX 定価 97,200円(税込) 

Bluetooth 対応スピーカーの紹介を年明けから立て続けにしておりましたが、またもやBluetooth対応スピーカーが発売になりました。
入門クラススピーカーでは断トツの人気を誇る DALI Zensor シリーズについに登場です。
 
 

外観はリモコン受光部とLEDが付いただけで、Zensor1と同じです。

 

Bluetooth 以外の入力は光デジタルとステレオミニジャックの2系統あります。
左右スピーカー間の接続は通常のスピーカーケーブルを使用します。

左右スピーカーの接続方法に各社の個性が出ますね。

LANケーブルのLINN
無線のDYNAUDIO
スピーカーケーブルのDALI

Bluetooth再生を中心に考えるとやはりDYNAUDIOが採用している無線方式が良いように感じます。

さて、試聴開始です。
低音がない??設定間違えたかと思いましたが、イコライザー等の音質調整機能は付いていないようです。

ここでようやく取説に目を通します。
気になる一文がありました。
「Zensor1 AXは壁の近くに設置してもパフォーマンスを発揮出来るように設計されています。」
つまり、壁を使って低域をブーストする前提で音作りされているようです。
そのため、壁から離してスタンド上に設置すると低音不足になるようです。
用途から考えると、分からなくもありませんが少しがっかりです・・・

壁掛け(もしくは壁に近付けて)使用する前提のスピーカーですので、オーディオ的にきっちりと設置すると
スカスカの音になってしまいます。
BGM用途と割り切って壁掛けで使用するには良いスピーカーですので、お使いの状況に合わせてご選択ください。


 


2017/01/29 TEAC TN-550 / TN-570 オープン価格 実売価 10万円ほど 

世の中はアナログブームのようで、当店にもおすすめレコードプレーヤーのお問い合わせが増えて参りました。
高級機は選択肢も色々とございますのでそれほど困らないのですが、初心者の方や低価格プレーヤーをお捜しの方におすすめできる
良いプレーヤーが見当たらずに困っていました。
そんな中 TEAC からTN-570というフォノイコライザー内蔵プレーヤーが発売になりましたので試聴してみたところ、必要十分な音質と
初心者にも使いこなせる使いやすさを両立しておりましたのでご紹介です。

はじめてレコードプレーヤーを購入した方にお分かりいただけるように、初歩的な説明を入れますので歴戦の勇士の方は読み飛ばしてくださいませ。

 
 

この写真はヘッドシェル(アームの先に付いた白い部分です)を交換しています。
オリジナルはアームと同じ黒色です。

TN-570 はフォノイコライザー内蔵型ですので、CDプレーヤーと同じ感覚でアンプと接続出来ます。
レコードを聞くために必要な機材は以下になります。

ターンテーブル(レコードプレーヤー)

フォノイコライザー

この3点があれば普通のアンプに接続して使用する事が可能です。
フォノイコライザーは、針で読み取った音楽信号はそのままだと音が小さすぎて聞こえないので音を大きくする仕事をします。
(その他にもっと大事な機能があるのですが説明が難しいので割愛します。興味がある方は「RIAAカーブ」で検索してみてください)

TN-570にはレコード再生に必要なこの3っつの機材が全て含まれておりますので、購入して調整すればお手持ちのシステムに組込可能です。

問題はその調整です。
CDプレーヤーのように箱から出してRCAケーブルを接続すればすぐに使えるわけではございません。
これからその調整方法を紹介します。
難しいことは何一つございませんので、見ながらやってみてください。

まずはプレーヤー本体を水平な台の上に置きます。
アームを真横から見る必要がございますので、テーブル等の高い台がよいと思います。

 

調整に使用するのはアームに付いているこの2つのダイヤルになります。
右側の部分がウエイト、下の部分がアンチスケーティングと覚えておいてください。

まずはアンチスケーティングメモリを0に合わせます。


アンチスケーティング とは、レコードを針がトレースしていくと力学的に盤中央方向へ引っ張る力が発生します。
これに対して盤の外側方向へ力を掛けることによって打ち消す機能を持っています。

 

次にアームを置き台から外して、レコード盤と置き台の中心ほどの位置にしてください。
真横から見てレコード盤とアームが水平になるようにウエイトを回して調整します。

手を離した状態で、レコード盤とアームが水平になるようにします。

 

水平が取れたら、アームを置き台に戻してください。
次にウエイトの前にあるメモリのみを回転させ0に合わせます。
この時にウエイトを一緒に回してしまうと、せっかく取ったバランスが狂いますので手前のメモリだけ回すようにご注意下さい。

 

今度はウエイト本体を回します。
ウエイト本体を持って反時計回り方向へ回して下さい。そうすると先ほど0位置に合わせたメモリも一緒に回転しますので
針圧(付属品の場合は1.4gですが、この数値は針によって変わります)に合わせます。
写真では1.5gに合わせてありますが、本来は1.4gの位置へ合わせるのが正解です。

次にアンチスケートメモリも同様の1.4の位置に合わせます。

これで調整は終了です。
慣れれば1分で調整出来ますし、一度調整してしまえば次に針交換をするまでは特に調整する必要はありません。

TN-570はフォノイコライザー内蔵タイプですが、TN-550はフォノイコライザーの付属しない純粋なプレーヤーです。
TN-550をお使いになる場合は別途フォノイコライザーを用意していただくか、フォノイコライザーを内蔵したアンプが必要になります。
TN-570より良質なフォノイコライザーを組み合わせればより深みのある再生も可能ですが、TN-570にはフォノイコライザーのスルー機能
が付いておりますので、TN-570をご購入後にフォノイコライザーや針をグレードアップするという使い方にも対応可能です。

実売10万円ほどのプレーヤーの中では、エネルギー密度の高いアナログらしい再生が可能なおすすめプレーヤーです。

 
 
2017/01/27 DYNAUDIO Contour30 定価 1,080,000円(税込) 

DYNAUDIOの新型スピーカー Contour30 デモ機をメーカーよりお借りして視聴中です。

 
 

1月30日(月)までは店頭で試聴可能ですので、興味がございましたらご来店ください。

 
2017/01/16 YAMAHA YBA-11 定価 8,640円(税込) 

KEF LS50ワイヤレス や DYNAUDIO Xeo2 等のワイヤレススピーカーにより、今更ながら Bluetooth再生の利便性に
目覚めてしまいました。
Wi-Fi接続の場合は面倒な設定が必要で、敷居が高くそれほどの優位性を感じませんでしたが
Bluetooth再生の場合は、最初にボタン一つで接続を確立出来てしまうため全く負担になりません。

こうなると、自分のシステムをそのまま流用してBluetooth再生に対応させたくなり色々調べてみました。
オーディオ用途ですので、アナログ出力のタイプでは無くデジタル出力、それも光出力では無く同軸出力のモデル
が理想です。
こんなマニアックなモデルは無いだろうと思っていたのですが、YAMAHAさんが販売していました!

 

65mm四方ほどの小さな箱です。
上面のボタンを押してからスマホ等と接続を確立させるだけの簡単操作です。

 

貴重な同軸デジタル出力を持つモデルです。

早速試してみましたが、一点注意点がございます。
電源はUSBポートから給電する設計のため、ACアダプター等の電源が付属しません。
オーディオ機材の中にUSBポートが付いた機器をお持ちの場合は、そこから給電すれば良いですが
無い場合は、別途5VのACアダプターが必要です。外形5.5mm内径2.1mmセンタープラスのACアダプターをご用意ください。
 
店頭のリファレンスシステムに組み込んで試聴してみましたが、BGM用途としては全く不満を感じません。
手元で楽曲の選択からボリューム調整まで可能ですので、ストレス無く音楽を楽しむ事が可能です。

最大のメリットはDACさえお持ちならば、この機材を一つ導入するだけで今お持ちの機材で簡単にBluetooth再生可能
になる点です。

ストイックに音質を追求するのも良いですが、たまには気軽に音楽を楽しむのもよいと思います。

 
2017/01/14 DYNAUDIO Xeo2 定価 194,400円(税込) 

先日のKEF LS50ワイヤレスに引き続きワイヤレススピーカーのご紹介です。
当店の主力スピーカーメーカーの一つであるDYNAUDIOから新型ワイヤレススピーカーが発売になりました。
前モデルはワイヤレスではあるものの、Bluetoothに対応していないという微妙なモデルでしたが
今回はBluetoothにも対応して、普通に使えるようになりました。

 
 
入力は Bluetooth / RCA / ステレオミニジャック / 光デジタル の4系統でPCやネットワーク接続をする際は
別売りの Xeo HUB が必要です。
ですが、このスピーカーは Bluetooth 専用と考えていただいた方が良いと思います。
上位モデルの Xeo4 や Xeo6 には最初からPCやネットワーク接続機能がございますので
ネットワーク接続ご希望の場合は上位モデルをおすすめします。

 

入力はシンプルに4系統です。
切替はスピーカー上部かリモコンで行います。

KEF LS50ワイヤレスは左右スピーカー間の接続がLANケーブルでの有線接続のため、中途半端なワイヤレスモデル
となっていましたが、このモデルは左右の接続もワイヤレスです。
そのため設置の自由度が高く、電波が届く範囲内ならどこにでも設置可能ですので
店舗等での使用には理想的なモデルだと思います。

反面、LS50ワイヤレスにある音質調節機能がほとんど無いため、音質面ではLS50ワイヤレスに一歩及ばないのが残念で
価格差分の音質差があるようです。

設置自由度の高い、高級Bluetooth スピーカーという新ジャンルのスピーカーですので
用途が合った場合は有力な候補になると思います。


2017/01/14  iFi micro USB 3.0 販売価格 64,800円(税込) iFi nano USB3.0 販売価格 32,400円(税込)

当店リファレンスPCシステムのキーデバイスとして活躍していた iFi iUSB Power が製造完了となり
新型の USB 3.0 シリーズが発売になりました。
iUSB Power と同サイズの micro USB3.0 と 小型の nano USB3.0 です。



上から
nano USB3.0
micro USB3.0
iUSB Power
となります。

まずはこの機材がどのような仕事をするかですが、一つ目の仕事はUSB信号ラインのノイズフィルターとして機能します。
もう一つはUSBラインのDC5V電源の生成/供給を行います。
ノイズフィルターとしてはJCAT USB Isolatorの方が効果的だと感じるために、吉田苑では単純な5V電源として使用しております。

接続方法ですが、通常は
PC---USB3.0---DAC
という接続になります。
この接続方法でも十分に効果を発揮出来ますので、通常はこの使用方法で全く問題ございません。

さらに上を目指すと少し複雑になり、現在の吉田苑ではこのような接続になっております。

PC---UBX-W(信号ラインのみ)---JCAT USB Isolator---DAC
micro USB3.0---UBX-W(電源ライン)---合流してJCAT USB Isolatorへ一緒に接続されます。

UBX-Wとは当店のオリジナルUSBケーブルで、USBケーブルの信号ラインと電源ラインが別々になったケーブルです。
PC側(A)が2又になっており、信号ラインはPCへ電源ラインは電源装置へ別々に接続出来るようになっております。
DAC側(B)は1つにまとまっておりますので上記接続例の場合は一口にまとまってJCAT USB Isolatorへ接続されます。

USBの仕様はオーディオの事を全く考慮されずに作られましたので、オーディオ信号の伝送としては
かなり問題があるように感じます。
そのため、USB周りに手を加えると驚くほど音質が改善されますので、吉田苑ではUSBケーブルをはじめとした
伝送ラインには特に気を配っております。

実際の効果ですが、旧モデルの iUSB Power の有り無しだけでも、S/N比に違いがあることがすぐに分かります。
新型はさらに効果が上がっており、小型のnano USB3.0でも iUSB Power以上の改善効果があります。
上位モデルのmicro USB3.0 は電源装置としては高価ですので、まずは nano USB3.0 からはじめてもよいと思いますが
micro USB3.0 はその価格差分の仕事をきっちりとしてくれて、さらに深みのある再生をしてくれますので
ご予算に余裕がある場合は micro USB3.0 がおすすめです。


 
2017/01/14 PCオーディオをコストダウンで高音質化

PCオーディオの音質改善を目指して日々研究しておりますが、コストダウンしつつさらに音質改善まで出来る技のご紹介です。

PC本体のCPUは低スペックほど高音質であることは以前からお伝えしておりますが、この法則は全てのパーツに言えるのかもしれません。
今回はメモリとSSD(HDD)のお話です。
まずはメモリですが、ほとんどのPCには最初から2本挿さっております。
これは、2枚挿すことによってデータ処理を高速化出来るからなのですが、オーディオ用途にはそこまでの
スピードは必要ありません。
ですので、メモリ1枚挿しと2枚挿しで比較試聴してみました。
店頭のエスプレッシーボサウンドPC改良版は4Gメモリ2枚挿しがデフォルト設定ですので
まずはデフォルトで試聴してから1枚外してみました。
雑味が取れすっきりとした見通しの良い音へ変化します。

 
 

メモリ1枚だけになった内部です。


これで、メモリ1枚分コストダウンしつつ、音質は向上しました。
さらに、OS用のSSDを256GBから64GBへ変更してみました。
これも効きます。
楽曲データは増設SSDや外部ストレージに保存する事が前提となりますが、音質優先の場合OS用のSSDは容量が小さいほど
良いようです。

オーディオ専用PCの場合、必要以上のスペックを持たせると悪い方へ行くようですので、可能な限り低スペックを目指すことが
結果として良い音に繋がるように感じます。
DSDへのリアルタイム変換等の重い作業は出来なくなりますが、単純に高音質を目指す場合の一つの方向性として
有りなのではないでしょうか。

2017/01/13 KEF LS50ワイヤレス 定価 270,000円(税込) 

今年最初の日誌は吉田苑のメインポジションからは外れますが、便利で気軽に使用出来る
ワイヤレススピーカーのご紹介です。
オリジナルの KEF LS50 は大ヒット作のスピーカーで大変良く売れたようです。
そのLS50にアンプ類を組込み、ワイヤレス化されたモデルが LS50ワイヤレスになります。

 

Wi-Fi / Bluetooth / PC / ネットワーク接続 / 光デジタル / RCAアナログ の各入力に対応しており
様々なデバイスと接続することが可能です。

吉田苑は基本的に高音質再生を目指しているため、音質では一歩劣るイメージのある
ワイヤレススピーカーやアクティブスピーカーをおすすめすることはありませんでした。
ですが、音楽を聞く道具として考えた場合にかしこまらずに気軽に使えることは
大きなメリットだと思います。
特にBluetoothによるワイヤレス再生は、一度使用するとそのあまりの利便性に多少の音質劣化が
気にならなくなるほどの魅力があります。

今回ご紹介する KEF LS50ワイヤレスはそのようなワイヤレススピーカーの中でも
特に高価なモデルになりますので、その価格に見合うだけの音質を要求される難しい
価格帯になると思います。



右chの天板上にある操作パネル。
付属のリモコンからも操作可能です。


箱から出して設置していると、付属品の中にLANケーブルがあります。
「ネットワーク接続用のLANケーブルまで付属しているんだ。」
と感心していたのですが、違いました。
左右のスピーカをこのLANケーブルで接続するのです。
さらに左右のスピーカーごとに電源ケーブルが必要ですので、ワイヤレススピーカー
とは言ってもケーブルが複数接続されることになり、通常のスピーカー以上に
スピーカー周りはケーブルだらけになってしまいます。
せっかく見た目がおしゃれなモデルなのに、少し残念ですね。

 

これだけの多入力にさらに Wi-Fi に Bluetooth まで対応と
接続出来ない機材がないほどの充実ぶりです。


このスピーカーは入力された信号を全て192kHz/24bitにアップコンバートしてから
DSPに送り信号処理を行います。
実際の設置環境に合わせて、DSPによりデスクトップモードや壁との距離に合わせた設定が
出来るようになっていますが、最初の試聴はデフォルトで行いました。

低音の量感たっぷりのゆったりとした再生で、これはこれでリラックスできて悪くはないのですが
さすがに少しゆったりしすぎていて物足りません。
WiFi接続されたスマホ上で設定変更が出来るため、色々と試してみましたが
オーディオ的に詰めたきちんとした設置の場合は、全ての処理を外した素の状態が最もハイクオリティな
再生をしてくれました。
ですので、素のスピーカーとしての能力は高く完成度の高いスピーカーだと思います。
設置環境に合わせて設定を変更できますし、対応出来る範囲の広い使いやすいスピーカーだと感じました。

 


専用アプリを使用してスマホで設定変更が可能です。
これは、店頭で最も高音質再生が出来た際の設定です。
全てのチェックを外して素の状態に高域を2dB上げてあります。


BGMとしての使用では、置いただけでも十分に期待に応えてくれる便利なスピーカーですが
きちんとセッティングを詰めて行くと、贅沢を言わなければ納得できるクオリティを持っています。
ワイヤレススピーカーとして高い完成度を持つモデルですので、ファミリーで使用する等の利便性を考慮すると
おすすめできるスピーカーだと思います。