ディナウディオのラウドスピーカーは、一台平均85ヶ所の品質保証管理ポイントを通過して初めて最終組立にまわる。
できあがったからといって販売にまわすわけではない。検証にまわすのだ。当社開発のコンピューター検証プログラ
ムを用いて、ケーブリング(時折)、周波数(月1回)、シャーシー(年一回)の欠陥を発見するのだ。減衰での欠陥を発見 することも多い。
さらに、自然が開発したプログラム(いかなる計測技術よりも優れている)を用いてスピーカーが真実を伝えているかど
うかを点検する。
鼓膜を鍛錬すると、聴力は100人のエンジニアに勝る。
そこで、インピーダンス及び周波数応答を計測(許容値は極めて小さい)した後、すべてのスピーカーを1台、1台、リス
ニングテストにかけるのだ。厳しいことで有名な当社チーフ・テスターのエリック・ニールセンは職場の同僚とともに。 音楽再生にいささかの歪みもないよう気を配るのだ。
最後に自らの署名でこれを保証する。
真実は美だ。
証明できる場合には、特に美しい。
そこで、各スピーカーの個別検査記録は、実験室の金庫にしまわれるのだ。
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