吉田苑オリジナル HIFACE EVO用クロック HE-clock 販売価格 97,100円(税込) (納期:約2週間) |
<<開発経緯>> 当店がPCオーディオに本格的に取り組み始めたのはhifaceが登場した頃でしょうか。 hifaceの登場はPCオーディオというかPCトランスポートでも高音質で音楽を楽しめる可能性を見せてくれました。 (もっとも、更に古くからPCオーディオやられている方は業務系のPCオーディオインターフェースを利用して我々よりもかなり前からPCオーディオの良さに気付かれていたと思います) Hiface登場以降、様々なD/Dコンバーターが登場しました。 最近発売されるUSB D/Dコンバーター(またはUSBDACの内蔵USBD/Dコンバーター)のトレンドは(いまだにUSB-AUDIO 1.0レベルのものもありますが)多くは、USB-AUDIO 2.0(192K/24bit以上対応、非同期転送)で、WASAPI、ASIOなどを利用して、PCの音楽ファイルをデータをダイレクトに取り出して、D/Aコンバーター向けにSPDIF用のデータに変換するものです。 そういった物が多くメーカーから発売され始め、hifaceシリーズのアドバンテージは、ほとんど無くなりました。 ただ、そういった最新D/Dコンバーターの中で飛び抜けて良いと言う物も無いと感じました。 最近はドングリの背比べの様相を体してきた感じは否めません。 D/Dコンバーター(DDC)の役割は所詮、PCのデジタルデータをDAC用のデジタルデータに変換するだけの装置ですから似たレベルになるのは仕方ないと思います。 しかしながら、『出来の良いCDトランスポートとDACからCDを再生した場合』と、『同じDACを使用し同じCDをリッピングしてPC+DDCで再生した場合』とを比較すると、良いCDトラポにはPCトラポは一歩及びませんでした。 理論的には同じCDに入っていた音楽データですので、同等の音は出て良いはずです。 音楽データは同じでも音質が違う大きな原因の一つはジッターです。 (もちろんメカニカルな要因や回路などもジッターの要因になるのですが。) これはCDトランスポートでも良し悪しがあるのと同様に、クロック精度/回路の出来などで同じデータでありながら、時間軸の揺らぎで音質に結構影響を与えているようです。 実はこの点には、かなり前から気づいていました。 (幸い、HIFACE EVOは「外部クロックが接続できる」「電源周りを強化できる」など拡張性は高いです。) 昨年初めの『店長日誌』にHiface EVO用のクロックを開発したいと書いたのも、この周りを改良したいと思っていたからです。 ただ、今日まで発売してなかった事を言い訳させて頂くと、単に開発をサボっていたのもありますが(苦笑)hifaceの製造元のM2TECHがEVO用のクロックを発売するという情報が耳に入ったものですからこちらに期待していました。 EVO CLOCKは価格49800円、Hiface EVOに必要な22.579MHzと24.576MHzのクロック周波数に対応しつつ一般のクロックジェネレータにも使える幅広さは素晴らしいです。 ところが、(M2TECH及び、懇意にさせて頂いている輸入代理店のZionote様には大変申し訳ないのですが)発売となったEVO CLOCKは我々が期待したレベルではありませんでした。 hiface EVO用の外部クロックは22.579MHzと24.576MHzというスーパークロック規格(再生周波数の256倍以上)の周波数が必要なのですが、この周波数をサポートしてる外部クロック製品は多くありません。 我々が知っている他のクロックジェネレーターではMUTECH社のSUPER CLOCKシリーズは、このクロック周波数をサポートしています。 また当店と仲良くさせて頂いている広島のオーディオショップ サウンドデンさんも、HIFACE EVO用クロックを最近発売されており、当店としては先を越された感もありますが、価格帯も違いますし・・・・吉田苑HIFACE EVO用クロックは当店なりの自信はあります。本品が気に入って頂けたらっ!と思っております。 <<製品説明>> さて、かな〜り長い前置きでしたが製品説明です。 今回、吉田苑HIFACE EVO用クロックは当店では定番のDEXA社のNeutronStarを使用しています。 NeutronStarをそのまま使用した場合、Hiface EVOに必要な周波数は22.579MHzと24.576MHzなので、NeutronStarが2枚必要になり価格的に結構な金額になります。 そこで今回はNeutronStarそのものを改造してNeutronStarの基板に搭載されている水晶発振器をはずして同等の物を2機載せてこれを前面のスイッチで切り替える方式を取りました。 外観は市販の筐体を利用しておりますので見た目は2の次。音質重視で出来る限りリーズナブルに仕上げておりますが94,500円と割りと高価な値付けになりました。何分、高価なNeutronStarを使用して手作りしてますので、ご勘弁下さい。 電源は今回ACアダプター式とし、同梱しています。 このACアダプターはトランス式の物ですからノイズ混入は少ないと思います。 更に音質アップを目指される場合、リチウムイオンバッテリー駆動のM2TECH EVO SUPPLYに対応しておりますので、こちらをご利用下さい。 またHIFACE EVOとの接続用のBNCケーブルも付属しています。 <<音質>> 音質は誰でもクロックの良さ、音質の向上がわかるようになっていると思います。 当店のPCオーディオ用パソコンは特に高価でもなく改造もして無いごく普通のノートパソコンですが、Hiface EVO+HE-clockとUSB接続すると、ノーマルに比べ、音圧が上がったような感覚があり、音の解像度が高く、音に立体感が出ます。 例えが変かもしれませんが、ボケたレンズからピッタリピントの合ったレンズに交換したようなクリアさと実体感のある音像になりました。 使用するプレイヤーソフトにもよりますが、PlayPcmWinやWAVE FILE PLAYERなど高音質なプレイヤーソフトを使用すれば、高価な良く出来たCDトランスポートに比べても同等レベルの音質はあると思います。 勿論、PCオーディオの定番とも言えるFoobar2000などのプレイヤーソフトでも十分過ぎる程の高音質を楽しめると思います。 PCオーディオで最高峰の音質を目指される方にはお薦めのクロックです。 hiface EVO + EVO SUPPLY + HE-clockの組み合わせは吉田苑のPCオーディオリファレンスとして使用します。 <<使用上の注意>> ・22.579MHzは44.1KHz/88.2KHz/176KHzのサンプリングレートの音楽ファイルを再生する際、御使用下さい。 ・24.576MHzは48KHz/96KHz/192KHzのサンプリングレートの音楽ファイルを再生する際、御使用下さい。 ・再生音楽ファイルに対して間違った周波数を使われた場合、音楽がスローに聴こえたり、早く聴こえたりします。 ・クロック切替スイッチを切り替える際は、一旦PC側の再生止めてから行なって下さい。使用しない水晶発振器の電源はOFFにしてるため安定するまで数秒かかりますので、ロックしない場合があります。 <<スペック>>
|
<<お買い得セット>>
|