限定50台モデル NMODE X-PM1SR

デッカイ6角棒が装備されている。
6角にも意味が!?
ツマミも高級感漂うステン削り出し
上段がX-PM1SR
下段がX-PM2
注)ツマミはX-PM1/2同じです
NMODEオリジナル
ステンレススパイク受け

吉田苑にもX-PM1SRが届きました。

中を開けてみると、なるほど、左側に制振と重量バランスを取るための金属棒ががっちりと止められている。
随分左右バランスは改善されている。

4点接地の場合は、平面に置かないとがたがたする事と、仮に平面をしっかり取って4点設置しても、意外と重量バランスにより、インシュレーターの特性が変わる。
3点設置の場合はそれ以上に、バランスが悪いとうまくスパイクより振動が逃げてくれない。
コントロールが効き辛いのである。

当社の「BUNTIN」は天板の鳴きを止め、重量バランスをとると言う意味では同じなのだが、「BUNTIN」より重心が下に下がる分、低域の安定度と、沈み込みは深くなっているようだ。
NmodeのアンプもSOULNOTE同様、天板は薄いが、音質面で共振を利用しているところもあるので、その部分は扱わずに低域をうまく処理している。

つまみのステンレス変更、この部分の制振もうまく効いているようで、全体の滑らかさも更に増している。
この変化は、あまり大きくないが低音部の輪郭の浮き出しにも役に立っているようだ。
実際に信号がボリューム部分を通る際の振動エネルギーを重くて硬いステンレスで遮断する。
方向性もはっきりしているし、全体の改善度から間違っていない。
ボリュームつまみも少し長くなって操作性も気持ち上がったようだ。
全体的な印象も、オリジナルより低音域のエネルギーアップ、輪郭もすっきりした。
問題は、X-PM1が持っている飽くまでも上品なフラットなエネルギーバランスが損なわれないかと言うことだが、魅力はほとんど削がれることなく、うまく調整されている。

X-PM1をご購入をお考えの方には音質的に十分お得な内容になっています。プラス6000円の価値は間違いなくあるでしょう。