吉田苑に寄せられる、Q&A

Q1
吉田苑にとっての良い音ってなんですか?

長文ですが以下をお読み下さい。

吉田苑の良い音

Q2
CR-D1LTD-SEとCR-D2XRの違いを教えて!

両機を比べるとCR-D1LTD-SEの方が、低音がよく出ますが、全体的に音の解像度がやや弱いです。
ゆったり聴きたい方はLTDをお勧めします。
CR-D2XRは解像度が明瞭でリアリティのある再現力が特徴です。
もちろん、極端に違う程の差ではございません。


Q3
HINA HT1.0ver1.4とsc1.0SE-D の違いを教えて!

HT01Ver1.4はワイドレンジでフラットバランス、高解像度で情報量も多いです。
これといった癖が無いのが特徴で、機材による色付けを楽しまれる方には向きませんが ストレートでナチュラルな音を望む方には大変好評です。

SOULNOTE sc1.0はレンジはそれほど欲張っていませんが、その分中域のエネルギー密度が高くエネルギッシュです。
解像度が高くエネルギーに満ちた再生音で躍動感溢れる再生が得意です。

この2機種はかなり傾向が違い、少し極端な言い方をすると
HT01Ver1.4: 音楽を客席で聞く感じ
sc1.0SE-D: 音楽を演奏している感じ
というイメージで捉えていただければ分かりやすいと思います。



Q4
お勧め品以外の取り扱いはないの?

お勧め品のメーカー以外の取り扱いもございます。
まずは御問い合せ下さい。

Q5
改造品って音が良いの?何故改造するの??

大きいメーカーさんは、基本的に大量生産をします。そのラインにあわせた、組み立て方を考慮に入れた設計が良い設計です。更に不良品が出た場合メンテナンスのしやすさ、安全性など沢山の要因が設計の足かせになります。
吉田苑は、メーカーさんほどの技術力は持っていないですが、箱の鳴き振動等を抑えるために手仕事で対応できます。ケーブルやコンデンサーも自由に選べて使えます。
メーカーさんが知っていても工場では不可能なきめの細かいブラッシュアップが可能なのです。それに明確な音の指針が見えていれば大きく音を変えることが出来ます。
一度、ノーマル品と改造後を聞き比べていただけばほとんどの人がその変化に気づかれると思います。好き嫌いはあるかもしれませんが、吉田苑が標榜している音の質感の高さは理解できると思います。

Q6
改造機は割高では?
また信頼性、保証は?

当店の改造機は基本的にコストパフォーマンスを重視しております。
闇雲に高級パーツを組み込んだ割に音の変化が少ないチューンはしないように心がけています。
また、工賃、パーツ代以外に改造するにあたってどうしても開発費、故障が起きた時のサポート、保証等を行いますのでそのコストも含まれております。御了承下さい。

信頼性についても耐久テストを行ったものを製品化しておりますし、リスクの高いチューンはしないようにしております。
しかし万が一、故障した場合、1年間の無料修理保証を行っております。
保証内容についても無料修理の他に、故障度合いよっては新品交換を行っています。
更に修理・交換しても症状が再発する等の場合は商品代の返金もおこないます。

保証期間外であっても有償となりますが修理は可能です。
また保証期間外であっても故障の度合いによっては無償修理をする場合もございます。

故障の際、お客様にはご迷惑お掛けする場合もございますが、出来る限りのサポートをさせて頂きますので、何卒、ご理解の程よろしくおねがいします。

Q7
NFBって何?

ネガティブフィードバックの略
初期のトランジスタアンプの周波数特性が悪かったので、使われはじめた回路。

利得を目的とした回路において、出力の歪みを測定して位相反転の信号を入れること。
歪み率を抑えるのに効果的な手法。その他周波数特性等にも広帯域化に効果がある。
カタログ特性が良くなるので昔はNFB掛けまくりのアンプも多かった。
掛ければ掛ける程、エコーが掛った様な音になり人によっては艶が出たと感じる人もいる。

しかしこの方式を、忌み嫌う人も多い。
「音が遅くなる」、「発振しやすくなる(安定性が落ちる)」。というのが言い分らしい。
確かにNFBを掛けないのアンプの方が速い場合が多い。

NFBが絶対悪ではないが、個人的には化学調味料と同じで程々にと思う。

Q8
最新機種が一番音が良いよね?

パソコンは同じ価格帯ならば最新モデルのCPUをつけたパソコンが間違いなく一番良いでしょう。
家電製品も性能だけ取れば最新のモノが良いでしょう。
自動車でもポルシェ社では「最新のポルシェが最高のポルシェ」だと言ったとか言わないとか。
作り手視点から言えば前作を超える為に最新機種を投入してるわけですから当然と言えば当然と言えるでしょう。

ではオーディオではどうでしょうか?
いやコレが結構あるんです。昔のモデルの方が良かったと言う事が。
実は先に挙げた自動車でも
「スペックは最新の方が良いのは分かるんだけど、デカくてデブになって、キビキビ走らないんだよね。」
と言う話は良く耳にします。
我々売り手としても常に最新が最高であって欲しいのですが、いかんせんオーディオは感性に訴える部分が大きい為か「最新=最高」とは言えません。
これはCDプレイヤーやデジタルアンプのようなデジタル機器でも同様です。

Q9
なんで名盤CDと言われるものはJAZZやCLASSICが多いの?

JAZZやCLASSICの方に優秀な録音エンジニアが沢山居るから・・・と言う訳ではないようです。
考えられる事はJAZZやCLASSICは現代ではマニア音楽扱いですので販売数は自然と少ない。となればアルバムの作成予算が少ないので一発録り(演者が上手いからリテイクが少ないのもあるでしょう)。編集機材もお金が掛けられないのでシンプルな編集だから生々しいCDが多いのだと思います。
反面メジャーなPOPSの場合、予算はある程度潤沢ですが、凝った機材使用と有名ミュージシャンともなればスケージュールも過密でベストテイクでなくとも数テイクで録音完了、後は編集技術でなんとかする(最近では歌手の声を音声合成技術を駆使して歌ってないのに歌を作り出す事も可能だそうです)と言う手法が多いので、音質が落ちていると言う話を聞きます。
逆にインディーズ時代の方が良かったCDもチラホラ。
もちろん、メジャーPOPSでも録音の良いCDも存在しますが、特に最近のJ-POPはチョット良くないですね。
ただし、JAZZやCLASSICも最近編集でイジリ回しているのもありますから、最新録音だから音が良いと言う訳でも有りません。

最近はハイサンプリングなものを望まれる方も多いようですが、個人的には別にCDの44.1KHzでも録音さえ良ければ十分楽しく聴けると思ってます。
オーディオの音質は録音の質にかなり依存します。折角良い再生機材を揃えてもソフトの音質が悪ければ楽しくありませんし、かと言って優秀録音だからといっても聴きたくも無い音楽を揃えるのもどうかと思います。
レコード会社からCDで良いから録音の良いものをリリースして欲しいものですね。

Q10
CR-D2LTD-ZとND-S1を購入しました。
ONKYOの機器リンクケーブルを接続しているにも関わらず。
CR-D2LTD-ZのリモコンからDOCKを選択してもiPod(ND-S1)から音が出ません

CR-D2LTD-Zに限らず、CR-D2LTDのDOCKはデフォルトでアナログ入力に割り付けられています。
従いまして、DOCKを選択するとアナログ入力のDOCKの機器操作をしようとしてしまいます。

CR-D2LTDの光デジタル入力をDOCKに割りつけてください。
詳しくはCR-D2LTDの付属マニュアルの24ページを御覧ください。

Q11
オーディオ店の試聴ディスクはジャズやクラシックが多いのは、なぜ?

吉田苑は、クラシック、ジャズ、POPS(和洋)、HR/HM、インストゥルメンタルなどを揃えています。
当店のラインナップの比重としてはジャズ/フュージョンが一番多いでしょうか。

各、お店でそれぞれポリシーがあるので、他店の事はわかりませんが、JAZZやクラシックの方が録音が良いので、どうしてもそちらに偏ってしまいます。
お客様には一番良い音で聴いて頂きたいのと
録音の悪いCDですと、機材の違いが分かりにくい場合が多いからです。
けして、他のジャンルを差別してる訳ではありません。

お客様が、お持ち込まれる試聴CDに関しては、アニソン、アイドル系、ヘビメタ、演歌であろうと全く問題ありません。普段聴かれている愛聴ディスクで御試聴されるのが一番ですから。