初心者向け(アクセサリー編)

Q1
オーディオに必要なアクセサリーってなに?

ケーブル類、インシュレーター類等ですが、不満な音にぶつかったときに考えましょう。
そのままセッティングして好きな音で鳴ってくれたら。
それで充分です。買うな!なのです。
でも、せっかくオーディオを初めたのですから、アクセサリを試してみたい方のために少し書いてみましょう。

振動系
 一般にインシュレーターとかはここに入ります。この系で一番わかりやすいのはがっちりした台とオーディオ機器の間に挿入する材料です。ほとんどの機器はまともな脚が付いていません。付属の脚を無視するために脚より高さのある物質を用意しましょう。
例えばCDの下に化粧品のクリームなどの瓶を蓋を外して逆さまに置くと結構珍しいガラス製インシュレーターになります。音はピーク感があるものの明解で細めで締まっています。
これが良いとは思いませんが音の違いは明確になります。
ついでですから、大きな消しゴムを包装を剥いで使ってみましょう。
全てがぼや付いて、解像度が無くなります。
柔らかい素材系がはやったのはアナログ時代にハウリング対策に使われた
のが始まりです。
古い話ですがテニスボールを柔らかく膨らましてプレーヤーの下に敷いて
悦に入っていらっしゃった評論家もいたほどです。
ハウリングに悩まされる事の無いCD時代にゴムを使う必要があるのか考え物です。
この素材と形状の組み合わせがインシュレーターです。

伝送系
 電源ケーブルがはやりですが、やはり信号系の方が効果は耳で確認しやすいです。
電源で音がごろっと変わるのは嘘ではありませんが、信号系はさらに明確に音が
変化します。
なんでも構いませんから、そこら辺の電線をスピーカーケーブルとして使ってみましょう。
電線だったら音は出ます。単線だったらエネルギー感のあるごりっとした音に、
芯線が20本以上寄ってあればさわやかな音が出てくるでしょう。

結論、何をやっても大なり小なり音は変わります。

Q2
ブックシェルフスピーカーを買いましたスタンドはいるの?
高さを稼げればテレビ台やラックに置けばいいんじゃないの?

問題点は二つです。
テレビ台は頑丈か?がっちりした構造でなければ確実にそのラックの音を
聞くことになります。

低音がかぶってないか?
テレビ台やラックはかなり壁に近いところに置かれています。つまり
スピーカーによっては後ろのスペースを必要とする場合があります。
それをクリアできていればテレビ台やラックでもかまわないと思います。
でも一度は、ちゃんとしたスタンドの音を聞いておきたいものです。


Q3
ケーブルで音変わるの?付属品でいいんじゃないの?

ケーブルで音は変わります。
それでも付属品が気に入っているならそのままお使いいただいてかまわないかと思います。スピーカーケーブルで音は変わりますが、どのように音を換えたいか低音を出したい、中音の解像度を上げたい、等決めておかないとケーブルの海でおぼれてしまうでしょう。


Q4
ケーブルの長さは左右で合わした方がいい?
正確なステレオ再生のためには左右の条件を出来る限り同一条件に近付ける事が理想です。
しかし、現実には左右の壁の材質が違ったりで環境が左右対称の環境を作る事は難しいです。
ですから、50センチくらいの違いでしたらそれほど神経質になる必要は無いかもしれませんが、精神衛生上からも左右の長さは合わせた方が良いと思います。


Q5
ケーブルの材質、構造、導体の太さでの違いを教えて
例外もあるので、極論はしませんが、以下のような傾向になります。

<材質>
 銀、 華やかで高域に独特のクセがのりますが、そのクセが気に入ったのならば
     他に変わる物が無いほどの魅力を持ちます。

 金、 音にハリが無くなり、解像度の低い曖昧な音になります。
     高価な素材が必ずしも良い音がする訳では無い良い証明になります。
 
 銅、 中域に張りがあり押し出しの強いエネルギッシュな傾向を持つ。
     若干ノイジィな所もあるが、ジャズやロックとの相性は良好。

 高純度銅、 良く言うと品が良くなるが、全体的に大人しくなる傾向を持つ。
         上品でマイルドな音。
 合金線、 導電率が低いので情報量少なめ。ある意味聴きやすいが・・・


<構造>
 細い単線、 低域の量感は減る物の位相特性に優れた高解像度な音が魅力。
 
 太い単線、 エネルギー感に優れるが、太くなるほど高域が減少する傾向が強い。

 細い寄り線 情報量が上がり、帯域バランスがフラットに近くなる。

 太い寄り線 エネルギー感が上がり、低域の量感は増大するが、位相特性は
         きわめて悪くなる傾向が強い。
 リッツ線   中高域のヌケが良くない。ボケる。マイルドな音。


 ケーブルはある意味誰でも作れるものですから恐ろしい程の多種多様のケーブル
 がありますがいまだに決定版はありません。


Q6
なんでオーディオ用のケーブルってこんなに高いの?

たくさん売れませんから、数本売れただけで開発費が回収出来るような価格設定になっているのではないか?と考えています。
ちなみに吉田苑が開発し販売していた電源ケーブル(1本 19,800円)はPSEの問題により販売終了した時点で、開発費の半分も回収出来ていませんでした・・・

とはいっても1m当たり、10万円とかいうのは何かがおかしいと思います。
疑って掛かりましょう。

でも100万円かけたHiFiセットが5万円の出費で
明らかに自分の好みの音に変化するなら安いという考え方もあります。


Q7
インシュレーターっているの?

インシュレーターは、オーディオ機器とその下にある素材との振動系を
物理的に切り離す重要な役割を果たします。
例えばCDプレーヤーの下に消しゴムや500円玉を敷いてみてください。
どんなに解像度の高いHiFiセットも消しゴム一つでぼろぼろになるのが分かるでしょう。
音をどのようにコントロールするかが分かってくればインシュレーターは、セッティングに重要なアイテムになるでしょう。といってもCDプレーヤーより、高いインシュレーターは少し変かな。


Q8
インシュレーターの素材や形が違うけど、どれを買ったらいいの?

まずは手元にあるものを色々敷いてください。
基本的に木は柔らかい音、金属はかっちりとした音、等の素材での音の傾向がつかめると思います。
色々試していると自分の求める音が出る素材が見えてくると思います。
形は、円錐形が基本で、素材の音を強調したければ台形が面白いでしょう。

はじめから高価なオーディオ用インシュレーターを買わないで、ホームセンター等で色んな素材のブロックやナット、プレートを買って遊んでみると面白いかもしれません。
スピーカー下に3点で敷いてみると一番判りやすいと思います。

重金属、軽金属、木、石、カーボン、セラミック、ゴム、革など試してみてください。


Q9
「トランスがうなる」「残留ノイズがする」
クリーン電源を入れたら改善する?

効果はあります。
ですが、全く無くなる事はないかもしれません。ケースバイケースです。

まずノイズの発生源をまず探ってみてください。
例えば、エアコン、コタツ、ホットカーペット、パソコンなどの電源が入ってる時だけならそちらの機器の配置を替えるとか、ノイズフィルターを噛ませる等の方が効果あるかもしれません。

単に屋内配線が古くなってる場合もあります。

ただ、外部からのノイズ(近所に大型機器ある、有害無線等)の場合、ほとんど意味がありません。

Q10
●●●●●●●の●●●●とか●●●●●●のシールみたいなモノとか●●●●●●●●とかで音が変わるの?

伏字ばかりで質問の意味がサッパリわかりませんが・・・(笑)

変わります。というかオーディオは何をやっても変わります。
アンプの任意の場所に鉛シール張って調整してる人もいるくらいですから。
では、精神制振の為の重量も電磁的な意味も無い場合でも、例えば赤い塗料には鉄分などが含有される場合が多くそれ電磁的な影響を期待(してないしてない)
される場合があります。

まぁ乱暴なことを言えば20CC程のアルコールを摂取すれば
聞く側が大きく変わってしまうということで、、、いやコーン紙に日本酒を使うのはどうかと思うが。。。教訓、いわしのあ(以下略)

ただ現代科学でも証明できないなにかは、未だにあると思いますが、あまりお勧めは・・・・