PS audio CD/DVDトランスポート Perfectwave Transport 定価 302,400円 (税込) D/Aコンバーター Perfectwave DAC mk2 定価 410,400円 (税込) 色:ブラック/シルバー |
|||||||||||||||||||||||||||||
2012/05/05 日本国内でもPerfect Wave DAC mk2が発表となりました。 価格が約10万円値上げになったのは残念ですが、本国USAでも同様に1000ドル程度値上げになっているのでも致し方ないのかもしれません。 変更点ですが、外観の違いはありません。 内部のデジタルボードの変更になります。 (写真上、旧PWD 写真下 新PWD のデジタルボード 写真の旧モデルは当店の外部クロックチューンが行われているため、クロックと配線が違います) ご覧のとおり、全く別物の基板になっています。 USBコントロールチップはXMOS製の物が載っているようです。 資料によると ・デジタル部分の電源回路の見直し ・クロック部分の回路を見直しにより、より低ジッター化を実現 ・USB入力の192/24bit化と非同期化 (USB AUDIO CLASS 2.0化) ・リモコンの変更(デザインの変化はありません。ボタンの位置やPowerPlant対応) ・シルバーモデルの輸入開始。(DAC/トランスポートとも) デジタルボード以外では 実際に、MK1とMK2を並べてを内部を見てみると、間違い探しレベルの違いはありますが、ほぼ同じと言って良いでしょう。 (内部ケーブルのツイストの有無や電源フィルター部分など若干違いがあります) さて音質ですが、値上がりしただけの違いはありました。 ネイティブモードが改良されて、ジッター低減を行うそうですが 一聴して解像度が上がっており音像の陰影感増し、立体感が増しています。 元々ポテンシャルが高いDACでしたが、ワンランク上がったと申し上げて良いと思います。 USB入力は旧モデルは現在では時代遅れのUSB AUDIO CLASS 1.0 でしたが、新モデルは CLASS2.0になっており、現在のトレンドに対応してきました。 音質も、旧型とは別物と言って良い程で、PCオーディオ用DACとしても素晴らしいと思います。 尚、旧モデルもMK2相当にバージョンアップサービスを実施するようです。 費用は126,000円です。当店でも受付しますので、ご相談下さい。 当店のクロックチューンモデルのバージョンアップも当店の方で行います。 メールにてお問い合わせ下さい。 2011/04/21 DAC追加ネットワークオーディオボードのBridge(定価105,000円)も発売となります。 展示機も導入する予定ですので、音質等は後日レポートしたいと思います。 尚、DAC&Transport両機に高精度クロックD-Clock及びNeutoronStarの搭載が可能です。 特にDACに搭載はオススメです。 音質向上としてS/N感及び解像度が良くなり、より一層音がリニアに立ち上がり、消え際もスッと消えて静かです ただし、クロック交換の場合、44.1KHz系と48KHz系の2つ必要となります。 搭載をお考えの方はまず、メールにてお問いせください。 2011/01/30 HDMIケーブル試聴記追記 PS Audio より面白い製品が出てきたのでご紹介します。 ■■ 特徴 ■■ 両機ともボタンは一切無く、全面にタッチパネル(またはリモコン)で操作するようになっています。 Perfectwave Transport 再生メディアはCD/DVDです。(DVDは音声のみ)SACDには残念ながら対応していません。 面白いのは、CDを挿入すると、再生に関係なくCDを読み込みメモリにCDデータをメモリーに貯め始めます。 読み込み速度は高速で読みます。本体メモリーは再生時間約15分程度持っています。 (メモリに貯まった状態だと、CDを取り出しても再生可能ですが、違うCDをセットすると今まで貯めたCDのメモリは消去されます。) もちろん、CD読込み中でも普通に再生可能で、操作において普通のCDプレイヤーとなんら違いはありません。 この方式の最大のメリットはほぼジッターが起きなくなるということでしょうか。 通常のトランスポートですと、読み込みの際、CDにキズや歪みがあるのでサーボ動かして読みます。サーボ制御が頻繁に入るとクロック揺れがおきジッターノイズ発生する場合があります。 本機ですと、読み込みと再生が完全に独立しているため、高速読み込みなので読み込み工程で時間の制約が無くなるので音楽データさえメモリに取り込めてしまえば、最終的に音質はジッターの影響は受けない。 メモリしたデーターを(高精度クロックも搭載している)クロック同期でデーターをD/Aコンバーターに送り出す仕組みだ。 もうひとつ、あとに紹介するD/AコンバーターPerfectwave DACとはHDMI接続が可能。 HDMI接続する事により双方向通信が可能になり、両機間の同期をとりながら音楽データーの送り出しが可能。 本製品名を「パーフェクトトランスポート」と命名しているが、従来のトラポの持つ弱点を克服しているのでパーフェクトと言っても過言では無いかもしれません。 オマケとしては、LANも搭載していて、CDをセットするとPS audio社のサーバーより、CDのタイトル、曲名などを自動的にダウンロードして画面に表示する。 ファームウェア更新もネットより行う予定。今後はネットワークプレイヤーにも使えるようにする予定だそうだ。 Perfectwave DAC 入力は同軸、光、USB、XLR、HDMIと豊富。出力はRCAとXLRとなる。 対応サンプリングレートも44.1KHz〜192KHz。アップサンプリングも96KHz〜192KHzにアップサンプリング可能。 逆位相CDに対応した、最近は珍しい位相反転機能(*1)も付いている。 5種類のデジタルフィルターが用意されており、通常はAUTOで使用問題ないが、任意に選択できる。 遅延も感じないのでSOULNOTEのdc1.0ようなメモリに貯める方式ではないようです。 トランスポートと同じく高精度クロックも最初から搭載されている。 デジタルボリュームも付いていますので音量調整可能。 (*1) 位相反転機能 最近珍しい、極性変更がこの機種で蘇ってくれたのは嬉しい限りです。 この機能は、NECの機種以来、つけるのには難しくないが必要性を訴求しにくい、 カタログに載せても意味が分からないという理由で滅びたと思っておりました。 音源がマイクから幾多の機材を経て、やっとマスタリングに付いた頃には果たして正相やら逆送やら 分からなくなっているのが普通なので、(言いたい砲台970408発砲参照)切り替えると 妙に生き生きとした音に変わるCDが存在する。CDの価値が変わる可能性という意味では 実は凄い重要な機能だと思います。 ■■ 音質 ■■ この手の高額製品や多機能、ハイテク製品は技術的には優れていても音を聴くと 『なんだかなァ』という製品が多いが、この両機は十分納得できる音質を持っている。 一聴してクリアで、生々しい音。空間表現が秀逸である。 これは良いかもしれないということで、当店リファレンスのcd1.0、HT01V2.0+dc1.0と比較してみたところ (cd1.0、HT01+dc1.0は価格的には格下ですが、ハイエンド商品の中でもこれを超えるプレイヤーはあまりありません。) スッキリ滑らかな音で、dc1.0のような濃厚でガッツのあるサウンドではないのでキャラクター的にはかなり違います。 ただ、音の立ち上がり立ち下がり部分を聞いていてもHT1.0+dc1.0に負けていないどころか、フィルター変更するとより僅かだが生々しく感じる場合もあった。 空間表現や小さな音の再現はどちらも優秀で甲乙付かない。 オーディオプレイヤー頂点付近レベル同士での話なので比べるのも無理な話なのかもしれません。 単体でみると特にトランスポートはリッピング機能が効いているのか、とにかく自然で滑らか。 dc1.0と組み合わせてもその性格は感じ取れる。 DACもdc1.0とキャラクターは違うものの、音質は同等レベルはあるので、 「dc1.0の音は好きじゃないんだよな〜」 という方には是非聴いて貰いたい機種だ。ハイエンドのゆったりとした中に吉田苑好みのシビアを持っている。 HDMIのリンクがある為、オススメはPerfectwaveのトラポDACセットでオススメしたいが、各機とも優秀ですので、単品を買ってもどちらも魅力的な製品である。 これはPCオーディオとCDプレイヤーをミックスして美味しいトコ取りの製品だと思います。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
■■ HDMIケーブルテスト ■■ PSオーディオのパーフェクトウェイブ(以下P.W)に夢中の吉田苑です。 お客様から「HDMIケーブルが音が良い!」などと炊きつけられましてようやくこなれてきたP.WにHDMIケーブルを繋ぐと確かに。。。。 吉田が「それならケーブルの違いを」と申しました。 はい、皆様ご存知のようにHDMIは双方向の高速通信デジタルケーブルでございますゆえ、音の違いが有ろう筈がございません(?) 以下は、田舎のステレオ屋が誤解と勘違いによる比較試聴記です。 比較試聴は、ちょっとしたブラインド試聴で行うことにして助手が繋ぎ変えます。 コードが見えないようにダンボールを立てて行いました。 チャレンジャーは、駄耳竹田店長、糞耳岡島の予定でしたが。。。 視聴の危なさに業を煮やした吉田が乱入、駄耳グランプリの様子を呈してまいりました。 最初は、同軸デジタルから聞いて、比較の元に順次聴くことになりました。 (聴者は製品名を明かしていません)
と、ここまで聞き込んで、テスター氏がトラップを仕掛けていたのが判明、1番と7番が同じだったそうで、その違いを滔々としゃべろうとした岡島が沈黙。吉田社長、竹田店長も「あぶねぇっ」と危機を免れた様子を見せながら終了しました。 どんな結果がと心配されましたが、ほぼ3人の意見は一致しました。 さて、全体評ですが、コアキシャルに比べて性能差は少ないようです。 吉田苑の自慢のコアキシャルは、その鮮度とダイナミックさで魅力を魅せましたが、低価格のHDMIケーブルでも総合性能のまとまりで上回るものがあったのは驚きでした。 重ねて申し上げますが、HDMIは性質上ケーブルによって音は変わりにくいようです。 少なくとも同軸デジタルケーブルは良い悪いを明確に言える差があったのですがHDMIの場合、家電ショップで売られているHDMIケーブルから高価なケーブルでも大きな差と言うのは感じれませんでした。 (ちなみにエレコム製のHDMIケーブルもあったのですが、予選落ちでこの6本には入りませんでした。) もちろん今回はPS-AUDIO Perfectwaveに限ったテストなので、AV機器では違った結果になるかもしれません。 とはいえどれか良かったと言われれば全員一致で3番、5番、6番辺りがお勧めでしょう。 世評の高かった1番は、吉田苑がPWを使った場合、残念な結果に終わりました。 または求めている音が違うのかもしれません。 それとバッファローにもそのコストパフォーマンスの高さには驚きました。 |