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Reserve R100-ref /ペア 販売価格 70,800円(税込) Reserve R200-ref/ペア 販売価格 91,800円(税込) Reserve R500-ref/ペア 販売価格 138,000円(税込) Reserve R600-ref/ペア 販売価格 168,000円(税込) |
2021.7.31 今回、「R100」、「R200」、「R500」、「R600」の4モデルを試聴したところ、吉田苑の好む音調とはやや違うところはありましたが 概ね全般的に好結果であり、お客様からも少し音色のバリエーションが欲しいとの要望もありましたので、 POLK AUDIO「ポークオーディオ」のRESERVE SERIESの改造機を発売致します。 新たに日本に輸入が始まったPOLK AUDIO「ポークオーディオ」のRESERVE SERIES。 アメリカでは比較的古いメーカーで、1972年創業。1990年代には日本にも輸入されていました。 当時のポリシーは、アメリカンダイナミズムとヨーロピアン・センシビリティの融合でした。 JBLやALTEC的なアメリカを代表するデザインと言うよりは、ヨーロッパ的なデザインでしたが、 音質的には、押し出し感のある中低域、低域を軸にしたしっかりしたアメリカンサウンドでした。 今回輸入が始まったRESERVE SERIESも、当時のポリシーはしっかり引き継いでいますが、 より高性能で現代的なスピーカーに仕上がっている印象です。 R100に関しては、店長竹田の「大後悔日誌」にも取り上げています。御覧ください。 https://www.yoshidaen.com/takechan/akira17.html へのリンク 新しいスピーカーなのでRESERVE SERIESの特徴を少し書きます。 ・ツィーターユニットは、中央に鋭い針の様な物がセンターにあります。 高域エネルギーの拡散性を劇的に改善する精密に調整されたウェーブガイドを持ち、幅広いスィートスポットを確保しています。 ・ウーファーは、Polk独自のファームコアとタービン形状を組み合わせた物で、インジョクション整形によって作られています。 スムーズできめ細かな中音域と余裕のある低域を実現しています。 ・バスレフポートには特許技術であるX-Portが採用されています。 X-Portは、不要なキャビネットとポートの共振を排除するために精密に調整された一組のクローズドパイプ・アブソーバーを使用しています。 X-Portは中低域に最も効果的に作用しバランスの取れたクリーンな中低域を確保しながら、驚くべきディテールとダイナミクスを実現します。 ・Power Portは、トールボーイの「R600」と「R700」に採用されています。特許を取得した特別なバスレフポート技術です。 緻密に設計されたポート形状により空気の流れをスムーズにしてポートノイズを防ぐとともに一般的なバスレフポートに比べ低音域をより深く、より高い出力レベルで再生します。Power Port2.0は、新たに開発されたX-PortをPower Portに組み合わせたとてもユニークなテクノロジーです。ポートチューブのベースをアルミニウムで再設計し、従来のPower Portデザインよりも床に近い位置にレイアウトすることにより、音響特性と美観を向上させています。 以上は、カタログの受け売りですが、改造の為に中を確認中、一番目を引いたのはネットワークでした。 このネットワークは、「R100」ペア定価77,000円(税込)のものですが、このクラスのスピーカーとしては非常に凝ったネットワークになっています。フィルムコンデンサーに、空芯、鉄心コイルの使い分けとインピーダンス補整。 通常この価格帯のスピーカーでは、外から見えないネットワーク部分はけちるのですが、見えない部分がしっかりしています。 これだけでも価格を考えると信用に足ります。 さてチューニングですが、今回は、試聴した「R100」「R200」「R500」「R600」の4モデルをライトチューンすることにしました。 なぜライトチューンにしたかですが、各モデル、サイズによる違いはありますが、上記の様にネットワークもしっかりしていますし、 全体的な作り込みのバランスが良いスピーカーですので、極端なチューニングをする必要もありませんし、コスパ重視し何点か気になった部分のみに絞り行いました。 チューン内容としては、元の音色から外れる事無く、聴感上のひずみ感の低減を行いました。 このシリーズの特徴である、ふくよかだが汚れの無いすっきりした中低域を更にブラッシュアップし、より細かなニュアンスが出る様にしました。 ・ウーファーフレームがスチールの為、DALIのOBERONでも使った、ユニットフレームの鳴き止めと、化粧フレームも共振止めを行いました。 ・キャビネット内部の補強材の共振部分も含め、しっかり制振、鳴き止めを行いました。 ・内部の制振に伴い、吸音材の量を調整し、一部吸にサウンドスフィアを使用しました。 以上により、比較的オールラウンドに使えるスピーカーになったと思います。 後日、音源のアップとこのシリーズのスピーカーを使った、お勧めステレオセットを掲載予定です。 しばらくお待ち下さい。 最も大きなサイズの「R700」とセンタースピーカー、ハイト・モジュールは除いていますが、 同様のチューンは可能かと思いますので、ご希望の場合はご相談ください。 RESERVE SERIESの基本スペックは、D&M(輸入元)のページを御覧ください。 Polk Reserve - Polk Audio |