Roon 導入編
2025/01/24 Roon システム接続図を追加しました。
Roonシステム構築時の、ハードウェア接続図です。 |
接続は全て有線LANケーブルで行います。 ルーターから直接LANケーブルが引けない場合は、無線機を入れていただいて全く問題ございません。 各機材の役割です。 光絶縁装置 最大のノイズ源であるルーター(無線子機)からの信号を一度光へ変換することにより ノイズを除去しクリーンな信号のみにするために使用します。 無くても音は出ますが、これ無しではCDプレーヤーの音質を超えることが出来ませんので ネットワークオーディオの必須機材の一つとお考えください。 代表機器 TOP WING OPT ISO BOX EDISCREATION FIBER BOX 3 日本テレガートナー OPT BRIDGE 1000M ハブ 信号の中継/分岐点として使用します。 汎用品でも代用可能ですが、光絶縁装置と同じく汎用品では望むクオリティが得られません。 オーディオグレードハブが必須とお考えください。 代表機器 Silent Angel N8 EDISCREATION Silent Switch 2 日本テレガートナー M12 シリーズ Roonコア Roon 本体を動作させるパソコンです。 入門時はお手持ちのPCで代用可能ですが、音質は程ほどです。 可能であれば、専用PCである Silent Angel Z1C 等の導入をご検討ください。 代表機器 Silent Angel Z1C EDISCREATION Haydn ネットワークプレーヤー 正確には Roon Ready対応ネットワークプレーヤー となります。 入門クラスからハイエンドまで様々なモデルがございます。 必ず Roon Ready対応 モデルをご購入ください。 代表機器 WiiM WiiM Ultla iFi NEO Stream LUMIN 各モデル NAS これは、音源を保存するために使用します。 Qobuz 等のストリーミング再生を行う場合には必要ございません。 あくまでも、手元にデータベースを構築する場合にのみ必要となります。 代表機器 DELA N50 シリーズ このシステムを構築していただき、タブレットやスマホ、PCから操作を行う事となります。 |
2020/02/24 更新 NASの登録方法を追加しました。
Roonを導入するためには、Roon本体を動作させるためのPCとそのPCから出力されたデータを受け取るDACか「Roon Ready」対応機
が必要です。
音質重視の場合は迷わず「Roon Ready」対応機をご用意ください。
USB接続と「Roon Ready」対応機によるRoon Ready接続(LAN接続)ではその再生品質に大きな差がございます。
せっかく、高価なソフトを導入するのですからその価格に見合った高音質再生を目指しましょう。
ここでは、Roon のインストールから初期設定までを記載します。
特に難しいところはございませんので、お分かりになる方は一気に進んでいただいて問題ございません。
まずはRoonホームページへ移動してください。
下記画像は英語表記ですが、現在は日本語表示となっております。
表示に従って、ご登録ください。
https://roonlabs.com/
右上の「Try It Free」をクリックしてください。
左が1年間ライセンス、右が生涯ライセンスです。
14日間はお試し期間で無料で使用出来ますので、お持ちの環境できちんと動作するかを見るためにも
左の$119で始めましょう。
左欄の「START FREE TRIAL」をクリックします。
Roon アカウントの登録です。
左側の欄に、お名前とメールアドレス、パスワードを2回、誕生年(年だけで良いです)を記入してから
下部の「SING UP」をクリックします。
クレジットカード登録画面です。
登録後 14日経過すると自動的に $119 引き落とされますので、継続使用しないと決めたら即座に解約手続きを行ってください。
カード記載の通りにお名前(ローマ字です)カード番号、カード有効期限 月/年 で記入します。
最後の CVC 欄にはカード裏面署名欄右側に記載されている3桁の番号です。
カードによっては4桁だったり、表に記載されていたりしますので、お分かりにならない場合はカード会社へ問い合わせてください。
記入が終わったら下部の「PURCHASE NOW」をクリックしてください。
14日経過しない限り、料金の支払いは発生しませんのでご安心ください。
これで、アカウント作成は完了です。
一旦、Roonホームページを閉じてから再度ホームページを起動してください。
ここからは、Roonのインストール作業となります。
ホームページ、上のタグの「More」をクリックすると出てくる中より「Download」をクリックしてください。
Common Roon Download より お使いの Windows か mac を選んでクリックします。
下部の「実行」をクリックします。
「Install」をクリックします。
「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
Roon が起動しますので、左下の「English」をクリックしてください。
「日本語」をクリックします。
「Restart Now」をクリックします。
「同意します」をクリックします。
この画面はお使いのシステムによって変わります。
ポイントは「Roon コア」を決定する事です。
「Roonコア」つまり、Roon本体を動作させるPCを選択すると言うことですので、普通は今RoonをインストールしたPCを設定します。
Roon Core on this PC を設定するの「このPCを使用する」をクリックしてください。
ログイン画面が表示されますので、先ほど登録した メールアドレスと、パスワードを記入してから
「ログイン」をクリックしてください。
この画面は、音源を格納している場所を指定する画面です。
通常の「ミュージックフォルダー」は指定済みですので、他の場所に保管している音源を再生したい場合は
「フォルダを追加」をクリックしてからご希望のフォルダを指定してください。
NASを追加する場合は最後に行いますので、ここは「継続する」をクリックしてください。
全ての指定が終わったら「継続する」をクリックします。
ストリーミングサービスである 「TIDAL」か「qobuz」のアカウントをお持ちの方はここでRoonと紐付けます。
お持ちで無い方は下部の「結構です」をクリックしてください。
ここでは、PCからの出力先を指定します。
お使いのDACや「Roon Ready」対応機をお持ちであれば
Roon Ready 欄よりお持ちの機材の「有効」をクリックしてください。
以上で設定は完了です。
このソフトは使いこなせるようになるまでに、少し時間が掛かると思います。
最初は少し面倒くさく感じるかも知れませんが、操作の理解が進むに従って、その奥深さと利便性が飛躍的に上がっていきます。
ここまで来たのです。
もう少し頑張って操作に慣れてください。
そうなれば、もうこのソフト無しでの音楽再生が考えられないほど素晴らしいソフトだと感じていただけると思います。
2020/02/24 NASの指定方法を追記しました。
ここまでは、難しくありませんので問題無く設定可能だと思います。
ところが、NAS を指定しようとすると突然専門知識を要求してきて難易度が跳ね上がります。
NASを指定する方法を初心者の方向けに詳しく解説しておりますので、頑張ってください。
Roon NAS の指定方法
Roonを起動して、左上の3本横棒をクリックします。
2024/09/14 追記
設定画面への入り方が変更となっています。
黒画面上部、「atsushi」と表示されている部分の、右側に歯車マークが表示されていますので、その歯車をクリックしてください。
「設定」をクリックします。
「保存場所」をクリックしてから「+フォルダを追加」をクリックします。
「+ネットワーク共有を追加」をクリックします。
ここが難関です。
ネットワーク共有場所にNASを指定するのですが、IPアドレスで指定しなくてはなりません。
普通「IPアドレス」っていわれても何のことか分かりませんよね。
簡単にいうと、ネットワーク上の住所の事なのですが、ここでそれを説明しても面白くありませんので
そんな物なんだ、くらいにお考えください。
ここの手順通りに進めていただければ設定出来るようにしておりますので、このままお進みください。
まずは、お持ちのNASのIPアドレスを調べます。
画面左下のエクスプローラーをクリックしてください。
左欄の「ネットワーク」をクリックしてください。
右欄の「メディア機器」から、お使いのNASを右クリックしてください。
「プロパティ」をクリックしてください。
IPアドレス欄の 数字の羅列が「IPアドレス」です。
これを正確にメモしてください。
コピーアンドペーストお使いになる方は数字の部分のみ(上の場合は 192.168.0.7 の部分)をコピーしてください。
プロパティ画面を消してから上図赤枠部をクリックしてください。
反転表示となりますので、先ほどの文字列を入力します。
最初に\\(円を2つ)入力します。
これがまた難しいです。
キーボードに\はありませんので、入力に困りますよね。
日本語入力をオフにしてから、キーボード右下の「ろ」を押してください。
\が入力されると思いますが、斜め棒(左上から右下への斜め線)が表示される場合もあります。
どちらも同じ物ですので、そのまま続けて問題ありません。
\\ の後に先ほどメモした文字列を記入(先ほどコピーした場合は貼り付けて)して「Enter」を押してください。
「share」 や 「music」 や 「contents」 等が表示されますので、メモしてください。
ここに、複数のフォルダが表示された場合は、各フォルダをダブルクリックして中身を確認してください。
内部に音源データが入っているフォルダが正解ですので、そのフォルダ名をメモしてください。
これで、情報収集は完了です。
もうこの画面は消していただいて大丈夫です。
先ほどの設定画面「ネットワーク共有を追加する」画面まで戻り
「ネットワーク共有場所」へ先ほど調べた文字列を記入します。
\\数字文字列\share となります。
share の部分はNASのメーカーによって異なりますので、先ほど調べた文字を記入してください。
NASに「ユーザー名」と「パスワード」を設定している場合はここも記入します。
DELA の NAS の場合は両方に「nobody」と記入してください。
全ての記入が終わったら「ネットワーク共有を追加する」をクリックしてください。
左欄に先ほど記入した文字列が出ているのを確認してから「このフォルダを選択してください」をクリックします。
「追加」をクリックします。
上手く登録されれば、ここに指定したNASが登録されます。
これで、NASの登録は完了です。
上図赤枠内に「スキャン中」と表示されていますが、これは新しく接続されたNAS内部のデータ解析中という事です。
データ解析中は音飛びが酷いです。
データ解析が終わってから本格運用を始めてください。