われる事を承知で言えば、ホスピタルグレードであることを証明する透明ケースは、「音が悪 い」可能性があります。話が長くなる恐れを省みなければ、軍事オタクが知っているMIL規格と は「武人の蛮用に耐える」つまり耐久性の事です。 SHUREのマイクがプロの蛮用に耐える規 格であったので、市場を独占した中、大阪の放送局がAIWAのマイクを使った理由は、一本の マイクに2本のユニットを収納し不測の事態にも対応できる安心感だったわけです。現場で使 うという事とマニアが趣味で使う事を一緒にはできないわけです。その中で確かに素晴らしい 物が数多く生まれたのも事実ですが、オーディオ的な「良さ」とは必ずしも一致しないのが普通 です。これがパワーストリングスで提案する因子の一つです。 もちろんオーディオは趣味の世 界、素敵なデザイン、ごついケース、ぶっとい線材、豪華な素材等も魅力の一つでしょう。という わけで、次のパワーストリングスはコストベネフィットを無視した製品に成るかもしれません。
これはもうオカルトと呼ばれる事を承知で書いています。 Mr.Xがにやにや笑いながら2本の
コードを持ってきました。「聞き比べてみろ」と言うわけです。2本とも同じ端子が付いているわ けなので、皮膜か素材の聴き比べなのだろうと、耳を傾けます。ふふん、Aがまとも、Bは音が まとまらない。音楽的に楽しく無い、「何が違うの。皮膜の締め付け?」答えは、「全部が同じ、 素材はOFHC皮膜は架橋ポリ、ただねOFHCのメーカーが違う。」云ってしまうと精練工場が違 うだけなのです.
んな物が耳でわかるわけがない。果たして、規格品と思われていた金属にも違いが有るなん
て、結局まともな方がPSC の原形になったわけですが、銅以外の金属でもその鉱山や精練工 場によって音が変わるとすれば、人間の耳あるいはそれに繋がった脳の情報処理は一体何を 聞き分けているのか。ともすると音楽とはなんなのか目の前が暗くなります。オーディアクセサ リー誌2010年当たりには、「F川対H立 銅線対決」「ボリビアに勝るラオスの銀線」とかになら ない事を祈るばかりです。
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