コードの謎
ホスピタルグレードの謎
  右の写真をよくごらん下さい、詳しい方
ならご存じのように有名メーカーの電源プ
ラグです。かたやホスピタルグレード、もう
一つは標準品です、どこが違うのでしょ
う?それとも同じように見えるが、金型が
違う、同じように見えるが塩ビの質が違
う、同じように見えるがエトセトラ。結果は
同じように聞こえました。価格的には、ご
存じの通りです。  人の命を預かる病院
で使われる為には、安全性、メンテナン
ス、視認性等クリアしなければいけないで
しょう。例えば高級プラグによくある透明
なpolycarbonateの硬質ケースなどは明ら
かに目的が接続状態を視認できるメンテ
ナンス性と言えるでしょう。

しかしオーディオ的には質量の軽い、堅い容器は共振器の性質を持つ可能性があります。嫌
われる事を承知で言えば、ホスピタルグレードであることを証明する透明ケースは、「音が悪
い」可能性があります。話が長くなる恐れを省みなければ、軍事オタクが知っているMIL規格と
は「武人の蛮用に耐える」つまり耐久性の事です。 SHUREのマイクがプロの蛮用に耐える規
格であったので、市場を独占した中、大阪の放送局がAIWAのマイクを使った理由は、一本の
マイクに2本のユニットを収納し不測の事態にも対応できる安心感だったわけです。現場で使
うという事とマニアが趣味で使う事を一緒にはできないわけです。その中で確かに素晴らしい
物が数多く生まれたのも事実ですが、オーディオ的な「良さ」とは必ずしも一致しないのが普通
です。これがパワーストリングスで提案する因子の一つです。 もちろんオーディオは趣味の世
界、素敵なデザイン、ごついケース、ぶっとい線材、豪華な素材等も魅力の一つでしょう。という
わけで、次のパワーストリングスはコストベネフィットを無視した製品に成るかもしれません。 
(20041212 後書き 結局馬鹿な法律のおかげで開発中止)

金属素材の謎
 
  これはもうオカルトと呼ばれる事を承知で書いています。 Mr.Xがにやにや笑いながら2本の
コードを持ってきました。「聞き比べてみろ」と言うわけです。2本とも同じ端子が付いているわ
けなので、皮膜か素材の聴き比べなのだろうと、耳を傾けます。ふふん、Aがまとも、Bは音が
まとまらない。音楽的に楽しく無い、「何が違うの。皮膜の締め付け?」答えは、「全部が同じ、
素材はOFHC皮膜は架橋ポリ、ただねOFHCのメーカーが違う。」云ってしまうと精練工場が違
うだけなのです.
んな物が耳でわかるわけがない。果たして、規格品と思われていた金属にも違いが有るなん
て、結局まともな方がPSC の原形になったわけですが、銅以外の金属でもその鉱山や精練工
場によって音が変わるとすれば、人間の耳あるいはそれに繋がった脳の情報処理は一体何を
聞き分けているのか。ともすると音楽とはなんなのか目の前が暗くなります。オーディアクセサ
リー誌2010年当たりには、「F川対H立 銅線対決」「ボリビアに勝るラオスの銀線」とかになら
ない事を祈るばかりです。 

 

トップへ
トップへ
戻る
戻る