オーディオ科学主任の今日の戯言(仮名)
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12/05 第二十五回 2010年吉田苑ベスト 年も押し詰まってまいりました。 吉田苑が、独自の価値観で選択する2010年オーディオアワード 2010年で括ると苦しいので、今買える 「オーディオ名作シリーズ」を発表しようかなぁと、、、、 スピーカー部門 「Audio Machina CRM」 スピーカー当たり年、2011年。その中でも特筆すべきは、アルミ エンクロージャーに身を包んだオーディオマシーナのCRMは、衝撃的な デビューでした。実際に試聴に来店されたお客様の契約率も高く その音の説得力は保証済み。この頃なんだか安く感じてしまうようになってます。 「Consensus Audio Lightning SE」 ボウゲンのとの声も強かったのですが、雄大さを備えた音は貴重です。 品の良いルーメンホワイトがエネルギーを伴って、更に価格も手の届く範囲 心憎いプロジェクトです。アキュトンのユニットの可能性を見せつけてくれました。 「Nmode X-RM100」 11月に滑り込んで堂々の入賞は、「売るつもりは無かった」を言い訳に 考えられない重量、見せるつもりもなかったのか、素材、ユニット等上記 2機種のいいとこ取り。聴かせるつもりはあったようで、見事なまでの完成度 奇抜なアイデアに頼らず、基本をきっちり抑えてワイドバンドに充溢する情報量 「モニター」の意味を具現化した」一台です。 その他、クアドラルの正面からの製品造り、意外なDyaudioの低価格商品の魅力 等、正に豊作スピーカー当たり年の意義ある年になりました。 アンプ部門 「 SOULNOTE da1.0 」 ついにSoulNoteから。リモコン付のsa3.0が発表され、利便性もさることながら 飽くまでも汎用アンプとしての拘りを見せ、当店のお奨め以外のスピーカーでさえ 軽々とその魅力を伝えうるポテンシャルには驚かされた。とはいえ、今回はda1.0 を入賞させたい、冷たいと言われがちな(聴いてない人に限って)デジタルアンプに 鈴木氏の持ち味の温度感を持ち込んだことは、デジタルアンプでも設計次第では ホットに作れる事を証明した名機と言って差し支えないだろう。 「 Nmode X-PM10 」 やはり1bitアンプ。特にこの筐体からの振動制御、特殊な配置から 出てくる音には弱い。同じ基盤でも電源と基盤配置で音楽の価値が変わってしまうのは 不思議だ。良く出来た1bitアンプを一度も聴くことなく、現代アンプを判断することは 危険が伴う。 「Accuphase C-3800」 RIAAEQを外したことは、呪詛からの脱却だ。まぁフルバランスを名乗るとすれば確かに 邪魔だが。良い判断だと思う。下手なプリメインを吹き飛ばす大電源、良く管理された ディスクリート回路、今回はトンコントロールまで撤去、潔い思想が横溢した設計は 賞賛に足る。日本を代表するコントロールアンプといって否定できる物はいない。 ただ一つ、幅広い音楽観から抽出された音ではないのが惜しまれる。アンプの設計の正義と 個人的な音楽観がつきまとう。 CDプレーヤー/DAC部門 「 PS-AUDIO Perfectwave 」 今年も、ハイエンドと呼ばれる、300万円を超えるCDP2機種を含め相当な量を 聴くことが出来ました。でもほとんど、HPに反映されていないのです。 賢明な、吉田苑fanにはおわかりでしょう。 結局去年と同じ、PerfectWaveが王座を守ることになってしまいました。 ぜひ、この音のまま、HDD、理想的にはSDD内蔵、あるいは拡張可能での新製品が 欲しい物です。メディアが動かなかったら有利になるを証明している一台ですが、 音楽を聴いている人が音を決めている気がする。 Interfaceの拡張するようで、ネットワークオーディオへの可能性も嬉しい。 「 SOULNOTE dc1.0 」 いったいいつまでDAC部門に君臨し続けるのだろうか?いままでCDPをお使いの方が アンプとの間にdc1.0を、挿んだときの満足感は誰でも頷けるほどの効果だ。 44.1Khz非同期、この単純さとバッファリング、誰でも考えつく正当なアプローチ しかし考えついても商品として発売するのは大胆に過ぎる。こんな事がやれるのは このメーカーだけだろう。 アクセサリー部門 これといってなし。 ですませるのが吉田苑らしくて良いのだが、やはり、やはり 「THE BASE」 スピーカースタンドの「THE BASE」に言及しないのは却ってまずいかも知れない。 部屋という環境が音に及ぼす影響を考えなければ。スピーカーがシステム の音の半分を握るのは誰でも承知だろう。そのスピーカーがブックシェルフなら 音の三分の一はスピーカースタンドが握る。一度OFF会でスピーカースタンドの違いを 確認していただきたい。復刻させた意味がお判りになるでしょう。 |
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10/28 第二十四回 ブランド私感 シャープ(オプトニカ) 目の付け所が果たして良いのか悪いのかシャープである。 昔のシャープは、真に2流メーカーの誹りを免れ得ないところがあった。 あのオーディオ全盛時代に個性のないデザイン、特徴のない性能で他社 に完全に埋もれていた状態だった。 デンオンに似たデザインコンセプトは思い出せても型番を思い出す物がない。 所が、こんなOPTONICA忘れてはいけない物がある、 その音は今でも耳の奥に残っている。当時私は痴呆のもとい 地方の遅延ストアもといチェーンストアの田舎支店の オーディオ担当者であった頃だから、まだ70年代終わり頃だったはずだ、 そんなどうでもいい店にシャープさんのオーディオ事業部がスピーカーを持って現れた。 CP-3830端正なオフホワイトの強靱なエンクロージャーに収められたユニットは、 ガウスの3way、中域には自社製のウッドホーンという豪奢なシステムであった。 この頃のガウスと言えば、JBLを買ったらウーファーを こいつに交換するというのが流行で、そのめざましい低音のハリとエネルギーはマニアを唸らせた物でした。 早速、レッドコンソールWに収めたSP-10/2 ORTOFON RMA-309 SAEC 507 SPU-A V-15/2 LNP-2L SAE に繋いで(この頃は田舎のオーディオショップでも こんなんが揃ってました。)繋いでJAZZのレコードを引っ張り出していたら。 シャープの担当者が持ってきた200枚!のレコードが全部クラシック。ガウスでクラシック? それから3時間が余りに早く過ぎてしまいました。 シカゴ響のフォルッテシモ、床を共振させたパワービッグスのオルガン、 博物館に収められたストラディバリのたおやかなメロディ、 途中でパワーをテクニクスのSE-A1に組み替えた物の、後はお客さん状態でした。 クラシック好きの担当者が組み上げたスピーカーはユニットの個性さえも変える。 繊細で情報料があって、スピード感に優れながら、クラシックが美しい、 見事な作品でした。 もちろん見事なほど話題にならないまま、売れませんでした。 例え、どんなにあほな音だろうがイメージで商売の旨いところもある。 逆にどんな凄い物を作っても、イメージ戦略で負ければ売れないんだなぁ。 と感じた26才の春でありました。 |
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09/26 第二十三回 ブランド私感 三洋 OTTO えええっそんなん俎上において話題が続くのかと ご心配の向きもあろうが、乗りかかった船だし、なんとか 無駄な話題を振りながらもまとめてみようと思う。 元は松下電器である、松下翁の切り込み隊長が洗濯機の 廉価版を開発して東芝をいぢめようとして(多少の誤解と 記憶違いと不要な強調が行われている可能性があります。) でっち上げられた。 三洋の枕詞は「縁の下の〜」実は、細かい開発力は 一流メーカーも侮れない実力ではありました。 今回、親元に引きとられたとはいえ、あの電気釜、充電池など どう扱われるか、他人事ながら心配です。 さてこれくらい枕を振っておけば、まとまりそうだ。 私が、一番最初にシステムコンポとして欲しかったのがこの メーカーでした。大形のレシーバーの上にレコードプレーヤー 左右には珍しかったブックシェルフサイズのスピーカー なんとお値段が120,000越え。箪笥みたいなステレオセットが 100,000で購入できたことを考えれば、なにかそこにあったのでしょう。(知らんのかい!) これでは知ったかぶりの名が泣くと夜中に思い立ち、大昔の資料をひっくり返したのですが 出てきませんでした。 マイナーゆえの思い切った戦略です。そしてあのウーヘルの輸入代理店だったのも そんな戦略の一部だったんでしょうか?CR-210はその後発売された端正で複雑な デザインや機構とは無縁のデッキでした、金属筐体、STEREOと書きながら入力 インジケーターは、MONO。本当に現場で荒く使うには大変に洗練された道具でした。 実際に録音、再生された音は、音楽の楽しみを全く損じることなく浮かび上がらせる。 無骨なデザインとカタログマニアには絶対受け入れられない貧相な数字を見ていた 私は口を開けたまま聞いていた。 魅力に満ちた製品群、細かな開発力を持つ縁の下の三洋がステレオブランドにつけた名前が 神聖でもなければローマでもなく、帝国でさえないといわれた国の王様の名前 だったのは皮肉な思いがします。 |
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08/12 第二十二回 光らない真空管は売れない。 ソ連の戦闘機が函館の飛行場に強行着陸したのが1976年9月。 この段階で、真空管が使われていたのが話題になった。 今から35年前の話である。もちろん当時としては信頼性から 真空管を選んだ事情というのもあるだろうが、重量が即性能に つながる航空機としては意外だった。 恐ろしいことに未だに真空管を使っている戦闘機も存在するが。 オーディオの世界では、現在でも真空管マニアの数は多い。 いやそれどころか若い人にも真空管への憧れを持つ人は少なくないよう に思われる。ここでは何度も書いているが、真空管が悪いわけではない。 良く調整された真空管アンプは素晴らしい特性と魅力的な音を出す。 真空管への憧れを否定するわけではない。ただコストパフォーマンスを考えると。 既に骨董品の価格になってしまった素子で音楽を聞くことには首をかしげる。 きっとあのぼぉっと光る素子にあこがれている方もいるのだろう。 でなければ、安定度、耐久性から考えてメタル管の良さはミリタリー では当たり前のこと、とは言いながら同じ真空管方式でありながら商品として 成功した例は、記憶にない。優れていてもメタル管は光らないのだ。 もちろん球でなくては得られない音に惚れ込み、所有してらっしゃれば 問題ないのだが、これから新しくシステムを揃えるのに真空管を 候補に入れるのは、故無い光る素子への憧れか、奇を衒っていると思われる。 そういう方に限ってデジタルアンプに興味がなさそうである。 直熱型の3極管に惚れ込んでいる人は、一度1bitアンプを聞いてほしい、 おなじ魅力を発見できるかもしれない。 |
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07/15 第二十一回 ブランド私感 日立 不器用無骨で真っ正直 オーディオを意識始めたとき一番かっこよかったのは 意外なことにLo-Dというメーカーだった。私はメジャー嫌いで 通っているが、既に70年代に兆候が露呈しているのが笑える。 HS-500は日本のオーディオ製品の中でも名器の名に相応しい。 日立は、広告で自ら「名器」と謳っていたのが惜しまれるが… 30センチ3wayが高級機の代名詞であった時代になんと20センチ 2way。無垢のアルミ削り出しホーンを支えるウーファーは でかいセンターキャップで後ろに潜む巨大な磁気回路 をほのめかし、幻のギャザードエッジを採用していた。 今でもそのメリットは大きくネットで調べれば、私なんかが 知ったかぶりするよりは確かな情報が得られるだろう。 噂にしか過ぎないが、JBLが全盛時代に日立にこのエッジの 特許使用をオファーしたらしい。重役会議で「そのJBLとかいう 会社の資本金はいくらなの?」「そんな小さな会社とは付き 合えないよ」(笑)心温まる話だ。 Lo-Dの挑戦は続く、アルミ平面、ドーナツ型同軸3way(試作) まで理論一辺倒ポリシーを曲げない会社だった。 製品の使用温度をマイナス20度と設定すれば、普通の会社で あれば部品ごとの動作テストを冷凍庫内でやるだけだが、 日立の場合はその製品を−20度の環境に置くための建屋を作る という徹底ぶりだった。 長岡氏にもその無骨さが愛されていたのだろう。HMA−9500 に搭載されたMOSFETもその影響は大きい。スイスの高級ブランドが それを採用した時の音は、個人的には伝説的と呼んでもいい程 素晴らしい音がしていた。 もう一度、出てきてほしいメーカーである。 |
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06/25 第二十回 ブランド私感 オーレックス 今回も大メーカー東芝のオーディオブランド Aurex AUDIOのREXとは恐れ入るネーミングであるが、さすがに 注目する製品が存在する。エレクトレットコンデンサーカートリッジは 面白かった、現在この形式は残っていないものの、多くのファンの 口の端に上るし、可動質量の少なさは今でも形式的なアドバンテージを 有すると思う。 意外に健闘したのがドルビーをパクって、dbxをごまかして (ここは話が長くなる割愛) なんと両方のいいとこどりを完成させた「adres」である。 東芝独自(?)のノイズリダクションシステムは面白い。 たとえば、カセットテープの手軽さとオープンリールデッキの 音の良さを両取りしようとすると、中途半端なL・カセットというのが できるように、このadresも半端だった。しかしなんと私はここの カセットデッキを愛用していた。もちろんadresなんかついてないが。 PC-4280。名機だと思う。現場で一度限りの生録音を成功させるには 録音モニター(マイクアンプの音)ではなく、再生モニターが できる事は重要であるが、コンシューマーで発売されたのは、 この機種だけではなかったか?みながSONYのデンスケを買う中 迷わず3ヘッドの当機を選んだ。この頃からブランドを信用しない へそ曲がり具合が自慢である。システムとしても、本体につなげられる ユーティリティボックスは小物を携帯する事を念頭に、このサイズの 5chミキサーまで用意されていた。もちろんシステムごと揃えた。 城島JAZZ INNは燃えた(笑 今や当たり前のデジタルFMチューナ(ST910)もここが最初だった と思う。透明な静電型タッチパネル(こいつに金をかけすぎてた。) 未来的なデザインとオペレーション。28万円という価格がさらに 未来的いや絶望的だった。AUREXの革新的な技術やシステムとしての 製品群は一部とはいえ、突出していたと思う。長岡鉄男氏が愛した コントロールアンプSYラムダ88Uは、氏の割り切りの良い文章で それなりの評価を得た、高価なラムダコンデンサを贅沢に使用した 素直な名機である。私も騙された(笑)HMA−9500Uにこいつを 繋げると、まぁ大人しい大人しい大人しい、すぐに買い換えた。 このような例外はあるものの、やはりブランド力は弱かった。 オーディオ専門メーカーを崇めるばかりに東芝、NEC、シャープ等 を認めない思考停止が面白い技術を残せなかったと思うと 残念なブランドである。 |
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06/18 第十九回 ブランド私感 テクニクス 2 オーディオというのは元々ガレージメーカーが 細々とやる趣味製品なのだが、大メーカーが作ると ここまでやるかと感動させられる。日本を代表する 大メーカパナソニックがオーディオ業界にの残した その中でも圧倒的な技術はレコードプレーヤーのDD化だろう。 他のメーカーが低速モーターをスピンドル軸でドライブしたのだが テクニクスは、モーターの駆動をスピンドルに寄せず ターンテーブル裏面内周にマグネットをつけた。つまりはモーターのふた と回転子がそのままターンテーブルという構造はサーボの安定、 高駆動と計り知れない効果を期待できる。 この頃、テクニクスのワウ&フラッターは0.03% 既存のプレーヤーの4分の一、5分の一の数字はカタログマニアに 大うけした。超高級機でも廉価版でも0.03%が私を含む貧乏人まで 夢を見ることが出来た。 後に分かったことだが、松下技術研究所で出した値は 当時の技術的測定限界だったらしい、日本コロンビアの プロフェッショナルブランドDENONが0.016%を売りに出したが DENONのプレーヤーの性能が松下越えしていたわけではなく 当時DENONの使用していた測定器がそこまで測定することが出来たと言う話に過ぎない。 当時、音を聴こうとせずに数字で良し悪しを言いたがっていた私には 良い勉強になった。大メーカー様が本気でやると零細メーカーは ひとたまりも無くと思いきや、零細のノウハウで生き残るのである。 現在レコードプレーヤーを発売しているところのほとんどが ベルトドライブであるのは寂しい。 大メーカー様は利益に大変敏感だ。だから儲けが薄いとすぐに撤退する。 音楽好きのカリスマ開発者がいない。すると再生音が楽しくない。 等の理由でほとんどの家電大メーカー様が いなくなってしまった。その中でも帰ってきて欲しいメーカーだ。 |
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06/11 第十八回 ブランド私感 テクニクス 1 *プロ信仰とSL-1200シリーズ 最も寿命の長いオーディオ機器はなんだろうと考えた。 答えはSL-1200。現在はMK6!寿命40年近く現役記録を 伸ばし続けている、おかげで親会社は名前を変えても テクニクスのブランドが生き残っている所以である。 WIKIに掲載されているのも長い人気製品の証。 ismの特集にもその魅力が不必要なほど満載されている。 元はピュア向きの廉価版アナログプレーヤーなのだがDJが 使い始めて今や世界のデファクトスタンダードなのだそうで、 正にプロの道具である。 こう書き始めると無理にも購入をお考えになるかもしれないので 一応冷静になっていただく為に寄り道をしておこう。 寄り道 http://panasonic.co.jp/ism/sl1200/index.html このプロたちは、カートリッジにSC-35C辺りを良く使う、 理由は針圧が3.5g実際には5gほど掛ける。大音量で 飛ばない。手荒い扱いが可能。実際ストロボのでこぼこは 回転速度確認のためにでなく、指が滑らないので好評な機能 という実情である。事故もおきやすい。このカートリッジは 5,000円も出せば買える。ピュアとクラブDJの評価が共通す るわけも無い。 まぁコストパフォーマンスから言えば決して悪いものでも ないので手軽にアナログを聴いてみたいと思えば選択肢に 入ると思うが、伝説を作るほどでは無いと感じている。 *ミニだからこそのテクニクス7 テクニクスが持つ全体的なサウンドポリシーは柔らかい、 低音膨らみ加減の甘い音である。印象に残る代表作SB-7000は、 当時としては画期的なリニアフェイズを売りにしたメカメカしい デザインが目を引いたが、音はその見た目を裏切られることになる。 しかしその中で、忘れられないのがmini版 SB-007 愛称 テクニクスミニ7である。現在では冗談商品が多いミニ商品だが、 私はSB-7000より007を高く評価していた、ウーファー系を欲張らず 低域が膨らまない、ユニット間が小さいのでリニアフェイズ効果も 高く、オリジナルには無かった美しいローズウッド側板まで用意 されていた、故 加藤和彦氏がリビングで使っていた写真を 見たことがあるが「さすが加藤さん」と唸ってしまった。 ミニで成功した稀な例であろう。 つづく |
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05/02 第十七回 AUDIOMACHINA CompactRefarenceMonitor 吉田がいいたい放題、店長も自分の日誌に書いてるようなので これ以上説明は要らないかもしれないが、矢張り良いものには 力一杯褒めたいので私も書きます。 モニターと名付ける悪弊は、困ったものだ。新しいアイデアも無くただ、 付加価値をつけるためにproだとかモニターだとか言って欲しくない。 だが、このスピーカーは、リファレンス・モニターと呼ぶにふさわしい。 いやそれ以上かもしれない。20センチ、15センチ、30センチのBBC スモールモニターサイズだが、12キロを越える重量のアルミニュウム合金 エンクロージャーが最大の売りだと思う。中型まで含めると12キロは特に 重たいスピーカーではない。コンパクトで言えば特殊な用途を考えなければ 十分に小さい。奥行きも薄い、バスレフポートも、息抜き穴も無い。 セッティングは楽だ。唯一つの欠点があるとすれば価格なのだろうが、 不適当な程の大きさのスタジオモニターに適正の部屋を作ることを 考えれば、安い!と強弁したくもなる。それほど魅力的な音をだしてしまう。 エージングが終わって更にダイナミックレンジの拡大は続いている。 陰影がくっきりとした低音部は、日陰にいた低音楽器の生き生きとした ボウイングを蘇らせる。スキャンスピークのウーファーはこんなにも 表現力に溢れていたのかと驚くことになる。 中高音部は飽くまでも精確に再現される、その魅力はしゃくれた中高音 シャラシャラした安っぽい音の個性ではなく、スピード、位相が優れて いるゆえの臨場感、立体感なのだ。モレルのツィーターは化け物か? とどこやらで聞いた台詞の一つも出てくる。 このエンクロージャーに、このユニットをよくもまぁ選んだなぁと 感心するばかりだ。 コンパクトなスピーカーで最上の音楽空間をお探しの方であれば、 まずは聴いていただきたい。きっと財布の紐がゆるむ。 吉田苑では、CRMプロジェクトが起動している、今度の夏には 東京OFFで今までに無い音を提示できるだろう。 |
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04/11 第十六回 PCオーディオ1年生岡島と学ぼう 「メディア対決 SSDと無線LAN」 そうだ既に勝負は付いているはずなのだ。方や何も動くものが無いメモリからの直結、 一方HDDぐりぐり回しながら、無謀にも大胆にも無線で繋ごうと言うのだから勝つはずが無い。 ことの起こりは、 WEB担当:「テラバイト級のNAS(ネットワークHDD)に一杯音楽を入れて聴いた方が便利だろう!?」 岡島:「いや所詮HDD+無線だべ内蔵SSD勝てるはずないべ!」 ipodはnanoの方が音が良い。 やはりこれはHDD振動がわるさを働いているのではという仮説だった、 WEB担当:「HDDと言っても無線だからPCには振動の影響はないでしょ?」 岡島:「HDDを使用するとその振動と無線送受信のところで影響があるはずだ」 WEB担当:「PCの内部じゃあ無線であろうとSSDだろうと同じデータだぞ」 岡島:「ほんじゃさぁ、試聴用にきっちり音の差をつけてやってみるべ」 と、お客さんが途切れた閉店前に始まった。(註、吉田苑では結構お客様は途切れっぱなしが多い) (無線環境が残念ながらIEEE802.11g。最新の11nならもっと良いかもしれない。 11n導入の際には実験してみたいものだ)) 同じソフトから慎重にリッピングをして、A,B切り替え、最近、凝り始めたブラインドテスト、 私の恥は既に13回目の上塗りが乾きそうだと言うのに、 「任意にAとBを繰り返して2種類あることを認識できたら、声を掛けて、どちらかを流す。 「うんうん、違う。確かに」 CRMは解像力が自慢だ、デビーフォーワルツでは客席の雰囲気が丁寧に表現される。 「現在流されているのはBだ」自信を持って当てに行く、こんな時にボケは不要だ。 ・ ・ ・ ! セッティングしたコンピューター担当者の笑いが爆ぜる、14回目の上塗りだ。 確かにその音は違う、私の耳では間違えるほど←どっちなんだ。 昨日も、「蒼穹のファフナー」(笑) を読みながらHiFaceは大活躍だ。 これ以上の音質は求めていない。無線でもよさそうな気がしてきた。 ただ、音が出るまで、長い、平均3〜5分掛かる。 CDプレイヤーだと30秒。PCはスタンバイからプレイリストまで5分かかるのは皆どうしているのだろう。 うちでは、まだ主力に成り切れない、とはいえ便利なアイテムではある。 |
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04/01 第十五回 M2TECHのhiFace 前回のあらすじ、更なる優雅なオーディオ生活を夢見て DDコンバーターを注文した。 さて、入荷して来ました。Hiface、うんうんこれこれ 早速店でテストをしてみたいと、ノートコンピューター。 店頭用のノートパソコンが無いので吉田のノートを無理やりぶんどる。 さすがに吉田、OFF会出張用のノートがちゃんとSSDなのを 幸いに、うちのコンピューター担当がフーバー、iTunes WMP等をダウンロードして、リッピングまでわずかな時間で 終わらせました。DACはPWDで軽く流してみました。 フーバーがじゃりじゃりで歪む最低のS/N感、おおiTunesはまともだぁ。 等と騒いでいると、フーバーの設定を変えたとかですっきりと 再登場、なるほどソフトウェアの設定でもその魅力が違う。 さて我が家です。いやDACとはいってもあの悪評高かった SX100の3番入力(注/アンプは良いんですよ)既にダウンロードも リッピングも済ましておるわけで、windowsのテーマがミニマ から流れるのに3分、早速「FAKiE」を、かなり悪い予感がしてたのですが 「き、聴ける」うんうん、期待していた以上です。 お気に入りの「フーガの技法」を、あら?なんか甘さが足りない。 トロトロに煮詰まったうちのポンコツがちょっとストイックに なってしまった。電源を外してバッテリードライブにDVDドライブを 削除、置き場所を変えてと、などと、なんとか弦が落ち着いてきた ところで2時を回ってました。 明日は飲み会なので、BGMに適した アルバムを新しいフォルダーに叩き込んだらもう夜が明けて ウミネコが鳴き始めていました。「いいえ、あれはナイチンゲールよ」 といってくれるも人無く、そのまま買い物へ。 結論、不確定要因の嵐の中でどこまで指針を見失わないか 面白い経験をしました。ソースに寄ってはうちのCDを越えます。 これでSSDでちゃんと設定を確立できれば十分にコンポーネントの 一因として活躍できるでしょう。 hiFaceの小さく、USBから電源が供給されるのは気楽でいいです。 更にコアキシャルのおかげで安心です。光入力にまともなものが 在った例がない。おけげで6時間ノンストップの高音質BGMで 楽しい飲み会でありました。 03/22 第十四回 PCオーディオのやるべきかやらざるべきか 下衆で三下の優雅な一日、寝坊した朝は、やかんをガスに掛けて 熱いシャワーから上がったら、シッキム・テミの春摘みを丁寧に入れて ポットごと書斎に、アンプはこの一週間、灯を入れっぱなしだから ハルモニアムンディのお気に入り、バッハのマタイをセット。 読みかけの「振り子」エーコを読み始める。 ところがあっという間に一時間が過ぎる、CDが終わっちゃう。 夕方は、若い人が集まるから春キャベツに少し火を入れて ハムとテリーヌに、パテ2,3種類にゴルゴンゾーラ、 女の子にはミモレット。とメドック96年食後にはアルマニャック 興が乗れば、冷蔵庫のタリスカ18なぞを持ち出して、死と精神の 話。ところが途中でクルトマズアのベートーベンが4楽章のコーダを奏でてしまう。 夜更けには小さな音で「衣装をつけろ」デル・モナコ撚った憩いで ケースを踏み割ってしまう。 -------------------------------------------------------------- 以上の文章は、一部、虚構が含まれています。お気をつけ下さい。 -------------------------------------------------------------- たくさんのCDをWAVにして好きな順番に自動的に掛けられる 長時間再生に掛けてみる事にしました。ゆっくりとした毒書や パーチーが楽しめる。そして無くなったジャケット、裸のCDからの 開放を目指そうというもの。CDTを超える、超絶HiFi再生は、SSDが 100G単位で安くなるまで待つ事にしました。 さて、本格稼動はまだ先ではあるが、入門編として ファンレス、我が家にはレッツノートが 幸いにも一台、こいつのハードディスクへ取り込めば、ということで ソフトウェアの検討を始める事になりました。 ハードウェアに不可欠なDACは、現用のポンコツアンプに内蔵 しているのを他人に言われて再発見(欣 ということはインターフェイス だけかよぉなんだか安く済みそうな予感。こういうことはうちのHP担当に なんだか2万円で済みそうな装置一本。 おい!こんなんでPCオーディオと言うんじゃなかろうな。 と罵声を浴びながらの注文。 さてどうなることやら。来週に続く。 |
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02/11 第十三回 久々の新製品レポート(言いたい砲台そのものも)です。 TADのお手軽CD、SACDプレーヤー 「D-600」価格は300万円を大きく割り わずか2,625,000円 たまーにメーカーさんがこういうチャレンジを敢行されます。 私ども田舎のオーディオショップでは勉強になります。 現在持ち込まれたばかりで十分な通電をしてからの試聴ということで評価は明日以降になるでしょう。 ただ、中身の豪華さをお知らせしておくだけで、砲台のネタになりそうです。 1、自慢のクロックユニット。自社開発の超高精度クロック、カタログを信じれば。 目を剥く高性能です。 2、DAC一体型ながら13キロに及ぶ大型重量外部電源電源。 電源を含まない本体重量もあのCD-903に匹敵の26.5キロ 3、2重になった重量級底板での振動抵抗及び吸収。 それを包み込むのは北欧のデザイナーによるシャープなデザイン。 その筐体にも強度と重量と幾分かの内部損失を狙った密閉構成 以前ご紹介した440万円のTEAC以来の究極のプレーヤーです。 悪いわけが無い!(笑)はずです。 現状、吉田苑のマスターCDプレーヤーは、パーフェクトウェイブ しかもなんと無改造。 こいつに勝つ可能性は、どのくらいあるんでしょう。 ジッター歪に、真っ向からクロック勝負。かたやメモリバッファーで とんちで勝負 興味は尽きないですね。 やはり50万円のCDトランスポートはEJECTを押すとポヨヨンと 出てくるのですが、さすがに高級機、すべるような滑らかさで トレイが出てきたときには感動しました。 さてパーフェクトウェイブの話に移ります。 やっと、HDMIケーブルの比較試聴が決まりまして本格的な運行が 始まりました。近いうちに驚異の描写力パーフェクトウェイブの 使いこなし等の可能性などをアップする予定です。 |
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12/20 第十二回 年末も押し迫って参りました。 今年こそは吉田苑が選ぶ09’オーディオ大賞!!をやろうかと 思いまして、リストアップしていったら反感必至(汗 というわけで止めました。替わりに吉田苑の10大ニュースで お茶を濁させていただきます。、 1、NMODE X-PM2 発表 去年の暮れあのXーPM1発表、素直でフラットで使いやすいアンプ 今でもうちの主力商品ですが、話題性では1bitの復活というのが大きいですね。 オーディオアンプの一つの価値として残しておいて欲しかったという意味で 間違いなく今年の一番ニュースでしょう。 2、CONSENSUS AUDIO Bogen 書いてる本人が実は聞いていないんです。(笑 しかしながら、あのツィーター にあわせるとするとこれくらいのウーファーがあればいいだろうなぁの思いを 実現したコンパクトフロア、意外なほど小さいのも好感です。 前年のライトニング同様素晴らしい音だっと聴いているスタッフも絶賛しております。 期待したいメーカーということで2位に上がりました。 でも発売は来年初旬とのこと 3、パーフェクトウェイブDAC&CDT 既に「何か面白いで」書いておりますがこんなにイイとこ取りをやって成功した メーカーさんは偉い!ユーザーの納得できる機能満載、そんでもって音まで納得 数少ない成功例です。dc1.0のストイックな設計と対極ですが質の良い入り口を 持ちたいユーザーの選択肢は広がりました。100万円、、、アリだと思います。 4、フォステクスオーディオへ本格的復帰 もちろんNHKモニターをはじめとして国産モニターの名を欲しい儘にしているのは しっていました。その技術が花開いた感さえします。 国産スピーカーでこんなに売れたのは初めてです。シリーズとして完成度の高い G1300シリーズ、そしてコンパクトGX100は、3色満遍なくヒットいます。 5、元気でアキュフェーズ 日本を代表するアンプメーカー、確実なアフターサポートに裏打ちされた技術力。、 大電源、超ドレッドノート級のA級アンプA−65の発表。アキュフェーズさんをお勧めすることはありませんが 片隅とは言え同じ市場に居る吉田苑としては頑張っていただきたい大先輩です。 6、さよならメヌエットU 手軽で、魅力的なスピーカーが一つなくなってしまいました。女性ボーカル、 弦等に特化して美しい響きをもったメヌエットU。 おかげでお手軽なセットでクラシックシステムを組むのが難しくなってしまいました。 もう一度復活する事を願います。 7、さよならコンスィークエンス いやいやMkUが出てます。でも、でも600万円越え(泣 販売力の無い吉田苑としては致命的です。 一つだけこんな吉田苑のわがまま聞いてくれるならあなたは名器のままでいてください、そのままで 8、オーディオ媒体の光と影 CDは1982年からオーディオファイルから悪口を言われ続けてました。既に30年近くが立ちました。 ステレオLPは悪口言われなかったのと大違いです。(擬似ステレオは除く) 「メディアは25年」の例外に漏れず、「配信」が取って代わろうとしているのでしょうか? 吉田苑でも音楽の提供としてコンピューターでのデジタル再生を勉強中です。 お客様からの質問にこの手のお問い合わせが飛躍的に増えました。 9、光ボリューム なんだか高い物になってしまいました。だから店長がかr(ry 素晴らしい可能性を持った素子です。でも箱に入れて実用にするのにえらく苦労しました。 実際、一年間うだうだやってました。 あの価格でも儲かる気があまりしません。オリジナル箱作るのが結構コスト掛かるんです 高価なパワーアンプをお持ちの方、貧相なボリュームが心配な方、ちょっと試す価値ありです。 理論的には分かっていましたが、実際は創造を超えました。 10、オベロン あ、すいません自分の所です。サファイア姫の倒れるのを防ごうと始まったプロジェクトが FOCUSシリーズに及んでとんでもない事に、スピーカー端子の強度、質に大きくノウハウをつかむことが出来ました。 日頃FOCUS110をお勧めしてますが。FOCUS140の変貌振りは耳を疑うほどです 11/07 第十一回 たまには吉田苑のスタッフが持っているコンポーネントを御紹介しよう。 吉田 社長 セカンドシステム メインシステムはちょっと恥ずかしいので晒すなとの事なので セカンドシステムをご紹介しました。 AMP:HA10 CDP:HC10 SP:NMプロト いやー、アンプ以外、謎だらけの機材ばかりです。 発売されていたら価格的には安価な部類ですが 凄いハイスピードな面白い音が聴けるコンポ。 店長 PRE:LHH-P700 AMP:DA55 CDP:X-CD1-DNS SP:confidence5 コンフィデンス5なぞという化け物を怪しい名作アンプで鳴らしてるようです。 DA55って何?と思われたググってみて下さい。 多分、邪道過ぎて笑えますが、コレ実は良いアンプです。 私 AMP:SM-SX100Fantom CDP:CD-01Upro-Dclock SP:Sonus Faber minima 言いたい砲台などで既に何度か登場してるので改めて紹介は必要ないかも。 高解像とはお世辞にも言えないminima。 吉田苑らしくないと思われるかもしれませんが このスピーカーが好きなんだから仕方ない! 工場長 AMP:X-PM1改 / X-PM2 CDP:sc1.0改 SP:Contour1.3改 / AVANCE DANA改 流石、工場長です。全ての機材が原型とどめてません! DANAと言う珍しいスピーカー。 ツイーターユニットはディナウディオでウーファーはスキャンスピーク。 音は良さそう(私は未聴) X-PM2も早速レイス化する予定とか・・・ 匿名希望 AMP:X-PM1 DAC:dc1.0DNS CDT:HT1.0v2.0 SP:SP25改FULL お手伝いをやってる貰ってるスタッフのシステムです。 SP25の内部配線はエフェメラまでいれてるイタイやつです(笑) 総評すると 皆サン、かなりヘンテコリンなシステムばかりだな(笑) |
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10/09 第十回 Nmodeさんが、ついに1bit発売!おめでとうございます。 現在、PM1ユーザー及び旧1bitユーザーから「どっちが良いんだ?」 のお問い合わせが多くなってきました。もちろん本HPでも 吉田が書いておりますが、じっくり聴く機会が出来たので 私なりの雑感を書いておきたいと思います。 Sharpが大きな電機メーカーとして、作ってしまうと重い、がっちりとした 筐体が、Nmodeが作ると何故にこんな事に(笑 というくらいシンプル になってしまい、その分、高いS/N比、更に速いスピードを手に入れてしまった。 小さなメーカーのメリットとデメリットを具現化した製品だと思います。 吉田苑が標榜する音は、既に何度も説明してきましたが、情報量 スピード優先で、ステレオ再生に伴う立体感を重視しています。 当たり前のことです。意外に見過ごされています。 そんなわけで1bitと吉田苑の音は相性が良いんです。お奨めしている Dynaudioにも魅力を更に増してくれます。 そこでPM1ですが、一度書きましたように、バランスの良い 1bitを彷彿する上品な音に仕上がりました。 そこでPM2なんですが、印象的には、非常に吉田苑的です(笑 スピーカーの前で全ての情報をきめ細かく拾い上げようと、 ステレオの愉しさを味わい尽くそうとするとPM2は適しています。 おかげで、ゆったりと聞くには少し向いてないかも知れません。、 廣いジャンルで音楽を聴くにはPM1が良いかもしれません。 圧倒的なスピードを感じてみたい方は、PM2のキレは見逃せないでしょう。 結論、両方買おう! あ、すみません下心がさっくり見えてしまいました。 正直、魅力はそれぞれ、どっちが良いとも悪いとも、許斐の問題 という歯切れの悪い結論が出てしまいます。 |
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9/17 第九回 妄想科学日報とかいうページを見つけて、 (興味が御有りでしたら「覚えておきたい、ニセ科学リスト」でググって下さい) 読んでいたら波動、マイナスイオン等オカルトが並んでいて、EM菌の後に、、、 オーディオ(汗 その次は永久機関ってああた。 オーディオと永久機関が同列に扱わないでください。 こりゃこの業界は暗い。 私どもも頑張ってるつもりなんですが・・・お先真っ暗な気がしてきた。 さて何でだろ?評価に二重盲険法どころか一重さえしてないだとか2万円と2百万円が同じ内容だとかが 記述してあったがそんなことが問題なのだろうか? まぁ、評論において雑誌の評価基準がネットが盛んになるにつれて 意味を減じているのは間違いがない。(歯に衣着せてます) しかし、その隆盛のネットの巨大掲示板の中身は、もう目を覆うばかりだし、 個人のブログに期待を寄せるのは度胸の量も質も持ち合わせがない。 これからこの世界に入る人を排斥しているような物が多い。 呼びかけます、目先の欲や、ちょっとした自己満足のために妙な結界を張らずに、 初心者にやさしい、専門用語を極力使わない良い先達になりましょう。 ある程度以上の人口が支えないと産業は滅びます。既に「焼き肉のタレ」以下の市場規模しか この業界、滅びるのは にっぽにか、にっぽんレベルであります。 ネット上でのエチケット 1,あやしい言動は控えましょう。 2,揶揄、罵倒は避けましょう。 3,いかがわしい新製品は、見なかったことに。 4,意味も分からない価格の提示は知らなかったことに。 オーディオを趣味としていると、一度も怪しい趣味と思ったことがないのですが、 端から見れば妄想に近いんでしょうねぇ。 お互い気をつけましょう。 |
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8/02 第八回 志布志の焼酎 NMODEさんが焼酎サービスというキャンペーンを始めたというわけで 全日本焼酎評議会連絡準備委員(そんなもなぁない!)としては、 ちょっと飲まずばなるまいと早速一升取り寄せまして(飽くまで個人的にですが。) 志布志には、いくつかの醸造所があったのだがその五つの醸造所が 合同ブランドとして発足したのが「若潮」だそうである。 瓶造り、木桶、と古式ゆかしい製法に、あの名水「樵の分け前」で希釈。 2003年には、モンドセレクション特別金賞(信頼性はおいといて)を受ける。 期待度は高い。 早速、飲んでみた。芋臭さが足りない、個性に欠けると言いたい放題で 飲んでいたのだが、氷が溶けるにつれて滑らかさが増す。うーーん 何と例えればよいのだろうか。。スコッチにアンシャントエイジという ラベルがあるがあれに近い。ロックで飲むより少し水で割った方が 個性が生きる、しかも薄くなっても腰が抜けない。したたかな印象なのだ。 その個性であるが、上品で透明感のある香りが鼻を抜ける。どこかの 焼酎のCMではないが、「飯の邪魔をしない」かといって個性に欠けると いう訳ではなくふわりと芋の香りを思い出させてくれるのである。 夏野菜、たこ、あなごなどさっぱりした酒菜には最適の相手になるだろう。 ----------- 焼酎の話をしていたら、なんだか日頃のオーディオの話と同じような 事になってしまった。老人は必ず「昔が良かった」って言っちゃうんだよねぇ。 すいません、一本千円しない頃から伊佐美飲んでるもんで、つい自慢しちゃいました。 それでも伊佐美は良い方であのしっかりした芋の香りは健在。 酷くなっちまったのは色々。。。 一度名前が出ると、味に変化があっても気がつかない物です。 だからラベルが売れるんだよねぇ。名前が有名でない、ありふれた 物は故に安心して飲めます。今結構楽しんでるのが「**美人」 癖が無くて、こじっかりと芋が香ります。 価格も安いし、酒屋に行けばすぐ手に入る。楽しむっていうのは そんな物じゃないでしょうか?もちろん消耗品ですから、 色々チャレンジはしてます。最近3代目になったばかりの倉が 面白そうだとか、、ところが生活に焼酎を楽しむ姿勢がしっかりしてないと 森異常だとか間旺だとかに大枚叩いてこれが旨いんだってラベル買いに なっちゃうんではないでしょうか? もちろんお金持ちがとんでもない貴重な焼酎を並べて飲み比べってのは 面白そうですが、生活に一区切りを使う酒と考えるとなんだかなぁ 生活に音楽があるのか、オーディオにあるのかが問題だと思うんです。 フルトヴェングラーに高S/N録音は有りませんがクラシック音楽を たしなむには鑑賞していた方が良い演奏がいくつかあります。 音が悪いということは、この際我慢するべきです。 画質の良いイギリスの魔法映画見る時間は、白黒のカリガリ、、、 もとい、黒沢の「椿三十郎」に使った方が楽しいかも知れません。 どれとは言いませんが最近のCDには高S/N録音はありますが、 でも音楽が入ってない事も多い。 ねぇねぇ。音楽聴いてますか? |
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7/10 第七回 失敗!? 前回ご紹介したスピーカースタンド、MODEL5であります。 共振部分を極力減らした天板、前後バランスをとるために用意された、 下部スライダー(赤い部分です)、前回のメインピラー 共振を抑えるために、設計し直されたカバー、もうほとんど やり尽くした感があります。 しかも量産型原型として仕上げた物で 格好がよろしいんであります。メインピラー部をよく見てると 前回MG34と申しましたが、同じラインメタルでもバルカン砲の迫力です。 低共振、高剛性、前後重量バランス、一点支持、マグネット固定 ここまでやったスピーカースタンドがあったでしょうか? (要するにスパイク受けとスパイクタイプのインシュレーターをスタンド化した化け物。) 結論からいいますと「ボツになりました(涙 一点支持を一カ所で集中制御するとわずかにエネルギーロスが出るようです。 少し、切れ込みが足りません。低音のエネルギーがぶれます。もーちょっと ナノ(誤字ではなく本当に小さいの意味が。。。)ですが。 最後の試聴会で却下を食らいました。開発費数十万円(原料加工費) 試聴に費やされた人では数百人工(にんく)これがボツです。 これを取り戻すためにCR-D2-Zを売るとすると。。。とは言いながら これ以上この方向での開発は、結果が生まれない事が分かればしょうがありません。 中域には、大きな不満は残りません。低域のぶれもこの程度だったら市販の スピーカースタンドでしたら珍しくありません。切れやヌケでは優秀と言われそうです。 最後までデザインの良さに負けて、気になる高音が出ない、柔らかい、センスのある 艶やかなスピーカースタンドで売り出そうとしたもったいない派閥がいたのですが 最後までシビア派が頷きませんでした。 というわけで正真正銘、世界に一台のスピーカースタンド欲しい方は タダと言う訳には行きませんがご相談ください。 *スピーカー適合サイズ(幅200mm前後、奥行き255mm〜275mm) |
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6/7 第六回 ホーンスピーカーって!? 根が知ったかぶりである。数人と酒の場で内燃の話におよんで BMWの話が出てきた、「ありゃぁ戦後だ元々BMWは二輪の。。。」 「ふん(嘲)四輪でもなければ二輪でもない、あれはプロペラが 回るイメージなんだ。」と突っ込みが入った。そうだ忘れていたあの ME,FWではないか。と訳の分からない話から始まりましたが。 歴史は抑えておかないと、とんだ恥をかきます。 オーディオの世界で、「良い」を標榜するとどうしても不思議な 機械達が浮きあがります。一つは「ホーン」。これは良い物なんでしょうか? よく分からないので、工場長に聴いてきました。 「音声エネルギーを無駄なく前に持って行くことで、振動板はストローク を多くとらなくて良い。同じ音圧ならば、振動板からの機械歪みには有利だ。 周波数は限られる故の欠点は、ホーンのサービスエリア、あるいは形状、材質によって かなりの癖が乗りやすい。F0欲張ると巨大になる。」だそうです。 JBLやALTEC TANNOYは古くからあるスピーカーの名門メーカーです。 個人的にもJBLの音は忘れられません。私をオーディオの世界に誘い込んで くれたメーカーの一つです。国内でもホーンを制作している名門があります。 なぜここまで過去の制作者はホーンを選んだんだろう。一つには、当時の アンプが小出力だったと言うことです。だから能率を稼ぐために中高域に ホーンを使用したのです。ましてや、映画館などのP.Aでは大音量が必要 ですから大きなホーンが目立ちます。また、この頃のJAZZは、ホーンを 前提にモニタリングされた様で古い録音のJAZZに古いスピーカーがよく 似合うのは間違いないようです。オーディオは趣味ですから、 そのメーカーが持つホーンの癖が気に入れば「好き」で正解です。 でも良い物なんでしょうか? 家庭にまで50w、100wのアンプが珍しく無い現在、能率を高めるために 採用されたデメリット(独特の音が乗る)を持つ構造は良い物なんでしょうか? 大きなホーンを持った巨大なシステム、当時の映画館や音楽喫茶に 鎮座していた姿は、音楽ファンには垂涎の的でした。 果たして、あの頃の映画館や音楽喫茶は良い音を出していたのでしょうか? 最近「STAR TREK」を見てきました。画質にはあまり拘りを持ちませんが 音は音楽を聴くには絶えない物でした。既に大音量以外は映画館や音楽喫茶 を超える性能を家庭に置けます。ひょっとしたら映画館音楽喫茶を夢見ていたのが オーディオマニアであれば、演奏会、ホール(PA無し)に目的を持ったのが 音楽ファンなのかも知れません。 |
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5/17 第五回 本年も、半分が過ぎようとしています。ほんでCDの整理をしていたら 近頃聴いているCDにある偏りを感じてしまいました。 バッハのオーボエ協奏曲 コバの アコーディオン あるいはタンゴのバンドネオン 古い弦楽四重奏、(どうもヴィオラパート) ま、その他クラシックを外すと民族音楽が増えています。 ウーゴのハーモニカなどは、かなりの頻度で回しています。 ダブルリードでマニア度が高いオーボエ、演奏者が楽器の一部を コンサートの前に自作せねばならないというマニア心くすぐる 特殊な楽器でリード作製装置もお店で売っています。 楽器はキーを変えることも難しいらしく、オーケストラの音合わせ で最初ピェーと鳴るあれである。 サックスほどお仕着せがましくなく、クラリネットほど明るく 強くもなく、なんだかなぁと哀愁がたまらないのである。ちなみに 関東で夜泣きそばとして馴染みがあった、チャルメラも同じ属性 だとかで、夜泣き=哀愁と同意を得たいところだ。 バンドネオンは演奏者に不用意なテクニックを要求する店では スチールギターと同格、それを自由自在に膝でリズムをとる奏法は 酒が進んで仕様がない程。近頃は生演奏とは巡り会っていないもの 昔はタンゴが流行りと言うこともあって、民音等呼び屋さんがメイ ンにしていたおかげで良く聴きに行きました。 ウーゴ・ディアスはご存じ異音を発するハモニカ吹きで興が乗る と豚の鳴き声のような演奏が魂を揺さぶっちゃいます。 これだけは生で聴いてみたい。というわけでまとめますと 全体にくすんだ音色に惹かれているようです。だって弦楽四重奏で ビオラ聴くこたないとおもうがですよ。キーワードは既出の哀愁。 どうも毒舌が売りの私目も老境に、、と思いにふけっていたら 「ビタミンレス」の紙ジャケット、アニソン、、、、(汗) 今年も元気でいけそうです。(笑 |
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4/25 第四回 変なもん作ってます! そもそもあの国が悪い。材料もないのにオリンピック始めちゃうから 金属が高騰を続け、至高のスピーカースタンド”THE BASE”が生産 完了に追い込まれてしまった。吉田苑は商品が無くなると力一杯褒める スタンスが基本。売ってる最中に褒めるのは趣味が悪いから歯に衣を着せて お奨めしている。あの価格にも関わらずご購入におよんだ方は幸せである。 多分最高のスタンドである。とはいえ、この後SP25のような怪物ブックシェルフ が出たら、スタンドは何を奨めればいいのか?というわけで2代目の 至高のスタンドの開発が春もまだ浅い頃から進んでいる、いや進んでいない(汗 既に試作2号機が完全ボツを食らったのが先月末。ほんじゃ何を報告しようかと しているのか?そう今日試作3号が上がってきた、見た目があんまかっこいいので 画像だけでも紹介しようかと。。。。音はまだ期待できない(涙 やっと金属価格が落ち着いたから”THE BASE”作ればいいじゃんという開発中止派 の私が言うのも何だがすげぇメカニックなのだ。 まず支持機構がワンポイント これが今回の目玉である。”THE BASE”において成功を見た点支持を極端な 形にまで極めようとしている。現在3号機で、主柱の様に見えているのは筒型 で中にスパイクが内包して、筒型の天井をスパイクで支持している。 村田のパクリ?と思われた方は、かなり鋭い。でも認めない(笑 オリジナルです。ええうちで思いついたんです。んで作り始めたらなんだか 似て来ちゃったんです。ええそうですとも。もっぺん言います、オリジナルです。 さて筒型をぐらぐらさせないようにするのはどうしよう、そこで磁気コントロール。 おわかりでしょうか。主柱の根本にマグネットでコントロールした振動抑制子 が見えます。ワンポイントはアナログアームでよく使われていました。 音は良いんです。オーディオクラフトのAC3000、4000は名器でした。 抑制子は、オイルダンプでしたが、やはり不安定さが残りました。といって 固定すると意味がない。非接触型ダンパーが磁気コントロール。凄いでしょ? 天板は共振を嫌って高剛性の構造と素材でがっちり極めて、面を持ちません。 そしておなじみ、前後グリップです。スピーカーは、コーン紙が前後に動くことで 空気の粗密波を生成します。この反作用を抑える事が出来れば、エネルギーロスが 少なくなる、スピードが速くなる、地震でも安心(笑 横から抑えても大丈夫なんですが、え?他社様の誹謗と誤解されるおそれがある? だってこ 以下6行削除。 というわけで理論的には凄いんですが、音がminibaseに競り負けます。 安定性を追いかけて大きくした底板の共振、シース構造特有の固有振動の 残響がわずかに聞こえる。というわけで試作4号機は、MG34の放熱カバーにしようか というアイデアが出ました。次は栄光のラインメタル社を標榜するのかぁ? どこまで行くのだスピーカースタンド 型番は「MG34」(仮名(冗談)) 先は長そうだ。 |
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4/16 第三回 オーディオと音楽の狭間 昔、オーディオシステムを通じてウィーンフィルハーモニー(ベーム) を我が家に呼んでやろうという意識でやっていた。馬鹿である。 オーケストラのエネルギーはピークで20kwを超えるとか(根拠はないらしい(笑) 実際オーケストラ(九響)を聴くとその放出されるエネルギーを我が家の貧相 な部屋に持ってこれないことが分かる。もちろん70人のガタイの大き いゲルマン人が60人どこに入れたらいいんだ?弁当は和食で済むのか? 考えたらバニックになった。あきらめは悪い方なのでコンセルトヘボウ の渋い奴を買い込んで、「うーん、いいねぇこのホールトーンが」 となるわけですが、 つまり録音がオーケストラから離れたマイクセッティング、オフマイク を選ぶとホールの2階席で聴いているような感じになって我が家でも それらしくなってくれる訳です。ん?ここで疑問がわきます。 音楽ファンならこれで満足できるアムステルダムのホールトーンが オーディオマニアにはどうも納得できないわけです。そう、我が家は 決してデッドではないのです。つまり奥ゆかしいホールトーンに 我が家のわけのわからん残響も乗っているわけです。これで良いのだろうか? いや、音楽を聴いて満足しているわけですから悪いことは無いんですが、、 英語もドイツ語も出来ないわが身としてはジョンウイリアムスとかアサドは 置いといて、いらっしゃいました日本にも世界に誇れるギタリストが。 山下和仁さんを我が家にお呼びして演奏してもらうとしましょう。 あ、誤解の無いように仮定の話ですよ。これは間違いなく原音再生なわけです。 ではCDで録音された音源はどうなのでしょう?わずかながらスタジオエコーや ブラックノイズが聞き取れます。 整理しましょう、オーディオ鑑賞室は無響室であるべきでしょうか? CD録音は無響室であるべきなのでしょうか?それとも音楽を再生する部屋と 録音された音源の決まったバランスがあるのでしょうか? そんな話をどうでもよくないか?と思ったあなたは音楽ファンです安心して 音楽聴いてましょう。でも録音する側は、責任はないんでしょうか? 製作する側にはそこまで考慮しているのでしょうか?オーディオ機器の 再生側が高度な環境を持てるようになった今、製作側が問われています。 3,000分の仕事を。 新しいパッケージメディアがこれから飛躍的によくなるでしょう。 SPがお猪口ならLPは欠けた茶碗、CDはヒビいりのどんぶり、そしてSACDは たらいほどの情報を収納できるとして、それが高性能であればあるほど、 その入れ方にポリシーが無いと何にもならないと思うのです。 私なんか、ブルーレイオーディオ(そんなものが合ったら)にグレングールド 全集とか西田佐知子(誰だそりゃ?)全曲集とかを1枚でやって欲しいのですが デジタルメディアの良さって、質を諦めればいくらでも情報が入るってのも 考え方によってはありだと思うのですが。 |
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3/29 第二回 最近またまた、携帯アーディオプレーヤを変えました。何買ったか 書き込むとおしかりを受けそうなのでもうしませんが。そこはそれ オーディオ関係者らしく、HPも別あつらえに音にこだわったのですが。 やっぱ音はそれなりでして(笑 実は、岡島はコンピュータゲームにもこだわった時期がありました。 その頃の友人達から顰蹙を買った「岡島の○そゲ理論」の話から始めましょう。 赤い筐体のニンテンド頃から白ファミまで、京都の花札屋の全盛期 とんでもない「く○ゲ」が出回りました。当時、まだおもしろかった コメディアンのタイトルを被せたゲームだとか、異様に低いところから 落ちただけで即死するアクションゲーム(名作との評価もあり) その頃が実はとんでもない名作が飛び出す土壌だったのではないか という理論(どこにも理は無く、論のかけらも無い) 塩化ビニールのでこぼこに音声信号を刻み付けるレコードは、 ただ一つの音楽を普及、販売させるメディアだった頃、というのも まだ30年前です。それから、コンパクトカセットテープの出現それに伴う FM放送の隆盛 CDの発表、DVD、衛星放送、SACD、ブルーレイ、 コンピュータ通信等、媒体が増えました。再生もラジカセ、 携帯カセットプレーヤ、ミニコンポ、から超大型ハイファイシステム 等、なにがなんだか分からなくなっています。一つの音楽が、MP3になり 携帯電話から18ミリのユニットで鳴らしてる人も音楽を楽しんでいます。 貴重なアナログディスクを500万を優に超えたシステムで音楽を 悩んでいる人もいます。 もはや収拾の付かない混沌とも言えるこの状態は、あの頃の「○○ゲ」 ファミコン時代に似ているような気がします。 ご自身で最先端のオーディオを実践してらっしゃる人は、あんなん音じゃない! とか言いたいでしょう。でも、そんな信じられない劣悪な音楽再生状態でさえ 存在することが、より正しいのだと、今日思いつきました。 良いんです、音楽さえ残っていれば。さて音楽は生き残っているんでしょうか? |
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3/22 第一回 吉田苑の岡島です。 吉田苑が新製品を出そうとする度に安い価格設定を 出して嫌がられているあの岡島でございます。 さて今回は吉田苑の本体からもはじき出されてこのようなページに 追い込まれてしまいました。まぁめったな更新もないでしょうから 宛てになされず長ーい目でごらん頂ければ幸いです。 なお、本ページに書いてあることは、吉田苑が日頃言っていることと 食い違う場合がございます。飽くまで岡島の独り言としてお受け取りください。 と、挨拶だけ書いてしまって記事がゼロでは格好が付きませんので なにか一ネタと考えて居りましたら。 。。。 。。。 。。。 ! 今、思いつきました。「貧乏オーディオの奨め」 さて、オーディオアクセサリで問題になることの多いスピーカースタンドから お話ししていきましょう。 最近、30p3wayだとか、15インチ人をびっくり転かそうシステムなどの 大きいスピーカーより、20p2wayのコンパクトスピーカーが良く売れています。 コンパクトスピーカーで困るのがスタンドです。高さ30センチくらいの オウディエンス42を床に置いて聴くのは無理が有りすぎます。 でも買うとすると結構高いんですよね。吉田苑でお奨めしているので6万円くらい スピーカーより高く付きそうです。かといって訳の分からないスピーカースタンドを 買うと一生後悔する羽目になります。つまり中々買い換えることもありませんし 邪魔にはなるし、、 そこで極力安くスピーカースタンドを作ってみようと言うことです。 製品名はSS0 愛称「ブラックミスト」の制作方法をご紹介しましょう。 材料 一升瓶6本 ひも適当(5m程度) 海岸の砂 粒状が揃っていて丸い物 鉄製フライパン テフロンなどの場合剥がれる場合が有ります。 以上 もうおわかりですね。高さ40pほどの3点支持型スピーカースタンドが 出来ます。高さが足りない場合は下に台を置きましょう。 なお。貼付のコルク栓は外しておきましょう。栓を付けると音がなまるようです 趣味ですから聞き比べてみても良いでしょう。 SS30 は4合瓶で作製できます。超高級スピーカーをお使いの場合は、 バカラのボトルを用意するとおしゃれかも知れません。レミーマルタン ルイ16世 6本は迫力有ると思います。 なお、栓をせずに乾いた砂を入れておくわけですから転ぶと少し悲惨です。 家人からどのような白い目が向くか想像が付きます。私目は液体の実験中にこの 自己に合いました。3リットルの水が畳に吸い込まれるのを悲しい目で 追いかけておりました。そこでBB弾 0.35g研磨済みという手もありますが これはこれで球がどこまで転んでいくかわかりません。汚れない物のさらなる 悲惨な結果、あるいは遺失分の回収など苦難が予想されます。 色々工夫してお使いください。 |
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