お待たせしました!
M-CR502Ref登場

Marantz M-CR502Ref    定価 59,850円(税込) 

オプションとしてLclock XO3(+¥20,000)選択可能

SYSTEM 0.8MC
M-CR502Ref + Marantz LS702Ref

セット合計価格 84,800円(税込) 

マランツ推奨のセットをスピーカーもリファインしてみました。
我々も意外だったのですが実にハイバランスに鳴ります。
SYSTEM 1.2MC
M-CR502Ref + B&W CM1

セット合計価格129,800円(税込) 

ポップスロックを楽しく聞けるシステムです。
SYSTEM 1.9MC
M-CR502Ref+AMM LAB AM-105i 

セット合計価格198,000円(税込) 

少しマニアックな組合せですが、意外と楽しく鳴ります。


お待たせしました。M-CR502Ref(Refine)発進です。

さてM-CR502をご紹介してから約一カ月が経ちますが、今回の改造は実に難産でありました。

当店はフルデジタルアンプを過去、それなりの数を試聴しております。
上はTactやソニーから下は松下のAVアンプまで。

試聴した中で、過去SD05はご紹介致しましたが、その他の機種は取り立てて悪い訳でもありませんが
フルデジタルの技術的優位性(そんな物があるかどうかはおいといて)を特に感じる程ではありませんでした。
技術的に情報のロスは無いはずですが、時間軸のわずかな狂いとデジタルボリュームの問題(?)からか
トライパス系や1bit系のアナログ→デジタル方式に対して、音質的に
・音数が少ない
・音像定位が綺麗に決まらない。
・音のヌケが良くない。特に高域。
・低音の押し出し感がイマイチ。

もちろん、SD05というまっとうな製品もありますから、フルデジタル方式が悪いと決めつける訳にはいきません。
(またトライパス系や1bit系にもそれほど良くない製品もありますし。当店は方式にこだわるつもりもございませんが)
それに低価格帯の機種などは、コストパフォーマンスを考えれば、悪い選択ではないと思います。

今回のM-CR502も例外と言えるほど、音質的にフルデジタルの優れた部分を感じるまでには至りませんでした。
しかしながら、吉田苑ではフルデジタルアンプの改造をした事が無いので、技術的チャレンジを含めて
今回の改造に着手した経緯であります。




さて、肝心の改造ですがCR-D2で培ったノウハウを投入すれば簡単に仕上がるだろうと
当店のスタッフ全員が思っておりましたが、蓋を開けてビックリ。
「クロックが4つある・・・」
恐らくCD部D/A、デジタルアンプ用、アナログ入力A/D、出力用D/A用の4つだと思いますが、
4つもクロック換装してたら、誰も買わない高額商品になります。

クロックは取りあえず置いて、小手調べに、CR-D2でもやっているCD部のマウント強化をやってみたところ
CR-D2はかなり改善されるがM-CR502ではサッパリといって良い程音が変わらない。

次にCD部D/A用クロック換装。これは中々利きます。音像定位が良くなった。
そして入力段のコンデンサー交換。これはCR-D2程の改善は見れないものの音の厚みは増した。

この時点で特に高域のヌケ悪さが納得行かないが、内部配線と呼べるものが無いので配線交換は出来ない。
トランスのマウント強化もあまり意味が無い。

入力段では出来ることはやった。ここまでやれば今までのアンプは激変するのだが、コイツは手強い。
後は出力段のチューンに望みを託す。

出力段のコンデンサーとローパスフィルターの交換に着手。
地道に数種類の素子を試しながらヒアリングで最適な素子を見つけていきました。

結果的に、ノーマルに比べ、1ランク解像度が高くヌケの良い製品になったと思います。

チューン内容はコンデンサー+ローパスフィルター+インシュレータの変更を行います。
クロックはオプションです。

 さて、ご質問のほとんどは「CR-D2XRとどっちが良いんだよ!?」と言うことになると思います。
オーディオ的にはXRで間違いないとおもいます、しかしながらBGM風に鳴らす(これはお奨めです!)
優れたデザイン、USBの対応(AACには対応してないのでご注意下さい)、FM/AMチューナー搭載などを
考えると十分魅力的な選択肢だと思います。
特にSYSTEM0,8MCは、10万円を大きく下回りながら、部屋に音楽を満たす機能は自信を持ってお奨めできます。