2012.12.09
輸入元の輸入完了に伴い販売終了いたしました。

 HINA 光ボリュームプリアンプ
      (パッシブプリ方式)
  HOP-1

標準タイプ
セレクターレス


10/30 補足

「本機の使用電源は何か?」と言う御質問を頂きました。

記載するのを忘れておりました。申し訳ありません。

電源自体は
「DEXAクロック専用電源LowNoiseタイプ」を流用して使用しております。
トランス電源タイプでノイズが少ないのが特徴です。
実際、スイッチング電源タイプの試作機と比較しても十分な違いがありましたので、こちらを標準搭載しております。


去年夏にはモックアップが出来ておりましたが、とうとう1年も経ってしまいました。
やっと完成しました。長くお待たせしまして大変申し訳ありません。

<光ボリュームとは>
既に御存知かもしれませんが、光ボリュームとは
CdS(*1)というセンサー素子をICによって光量を制御し可変抵抗器化したものです。
音声信号はたった一つの無接点抵抗器を通るだけです。光量を可変する事は音質に
何の(音量以外は)影響も与えません。だからリモートコントロールに於いても劣化はゼロ!
一般のボリュームと違うポイントとしては、接点が存在しない為、理論的に接触抵抗によるロスが無いと言う事です。

(*1) 光を当てることで半導体内に光量に比例した自由電子が発生し、電流の流れに変化が生じます。セルに当たる光が多ければ抵抗値が下がる特性を持っています。


<音質>
あっと驚く高S/N比、滲みのない解像度、他の機材の個性が理解できるほどの透明感。
ハイエンドプリと比較してもあっさり勝ってしまう程のS/N比。実際、音を出すと相当驚きます。
ボリューム回路から発生するノイズは皆無。
CDに入っている、普通では再生不可能な微少な信号すら再生していまいます。
ライブ物のCDを掛けると、客席の観客の気配のようなものまで感じれてしまうほどです。
まさに、ソースの中の情報をそのまま増幅すると言っても過言では無いでしょう。
今まで再生した音を疑う程の質感の確かさ、普及機に使用されているボリュームの
個性が明解に聞き取れる癖のない音色、高級機でも歴然とわかります。


<使い勝手>
普通にパワーアンプのコントロールアンプとして使用するのも勿論ですが
邪道と採られるかもしれませんが、SOULNOTEやNmodeのプリメインデジタルアンプの上流に持ってきても、その効果を十分確認できます。プリメインアンプとは言え、デジタルアンプの場合、ボリューム付きパワーアンプと言って良い代物ですので、やはり最大ボリューム位置がもっとも効率が良いです。

しかも音量調整リモコンが付いていますので、使いやすいです。
(リモコンには入力ソースセレクトボタンもありますが、本製品は対応していません。)

<標準タイプとセレクターレスの違い>
標準タイプは3系統のRCA入力セレクトが可能です。
そのほかにセレクターレスタイプも御用意しました。
これは、入力を1系統しか持ちませんが、セレクターの接点が無くなるので、僅かでも音が良い方には、セレクターレスをお奨めします。
ちなみに、セレクターレスでも安価なセレクターユニットとツマミは取り付けて出荷します。
但し、セレクターに結線はしておりませんので、セレクターはダミーとなります。


<スペック>
サイズ: W195mm×D220mm×H80mm
重量: 2kg
出力 : RCA 1系統
入力 : RCA 3系統(標準タイプ)
RCA 1系統(セレクターレス)
付属品: 音量調整用リモコン、スパイク、電源ケーブル



<注意>

写真の「57」は音量値ですが、光ボリュームの特性上、温度変化による抵抗値の変化が大きいです。
したがって、同じ音量値であっても、環境によって音量が変わってしまいます。
常に正確な音量をお望みの場合、本製品はお奨め致しません。
御了承下さい。


<今後>

HOP-1はRCA入出力専用となります。
バランス入力対応機も作製予定です。
但し、光ボリュームユニットをもう一つ増設するのと、それを納める大き目の筺体を作製しなければなりませんので、プラス10万円ぐらい掛りそうです。