SOUL NOTE 発進!
お待たせしました。いや、本当に吉田苑も待ってました。あの鈴木グループが新ブランドで復活です。
株式会社CSR(神奈川県座間市 社長 中澤矩長)が新しいフィールドです。
ブランド名はソウルノート。そして第一号の製品はDACです。

dc1.0
D/Aコンバーター

メーカー希望小売価格 252,000円(税込)

受注完了

(カタログ抜粋)
この命題に対して、プレーヤーと
リスナーのリンクを標榜するSOULNOTEのひとつの
回答が、この「dc1.0」
44.1kHz専用D/A
コンバーターユニットです。
お手持ちのCDトランスポートや
CDプレーヤー
をつなぐだけで、演奏現場の
空気までもがよみがえり、プレーヤー
が眼前に現れます。
既知のディスクの音楽観すら
変えてしまうような新鮮な音楽体験
を約束いたします。
詳しくはソウルノートでどうぞ



D-Clock搭載につきまして。当社の結論でました。

12月25日(月)

dc1.0にD-Clock搭載の結論をお待ちしていた方も多いと思います。当社としましては取り付け方法
を含めまして検討してまいりましたが、dc1.0に対して現状ではD-Clockの必要性を感じないという結論に達しました。
搭載モデル、ノーマルと両モデルエージングを進めてきまして、両モデルともかなり良くなりました。
しかしながら、エージングを進めてきても、当初得た印象が拭いきれた分けではありません。
D-Clockの性能は認めざる得ないものだと思っておりますが、当社としましては今回dc1.0をより生かすために製作された
HT01Ver2.0には標準搭載し、dc1.0には無搭載でdc1.0の性能を100%出せるようにがんばっていきたいと思っております。

D-Clock搭載完了、テストスタートしました。

12月4日(月)

お問い合わせの多かったD-Clockの搭載が完了しました。SM-SX10SE、SEUで好評を得ました、特殊線材を使用して配線、
現在テストに入りました。まだ半日のエージングなので、第一印象のみですが、音量的にはノーマルよりも上がって聞こえます。
FAKiEの「To The Limit」の二曲目ギターのハーモニクスはノーマルの方がまだ綺麗です。音像も絞れてます。
ややクロックを搭載した方が平面的でもあります。
今回クロックをかなり調整したという鈴木氏の言葉もうなずけます。
とはいえ、まだエージングを始めたばかりですので、実際どんどん変わってくると思いますし、数日かけて評価します。
現状では他の機材のように載せて絶対に良くなると言うほどの効果は確認できていません。
載せてもいいし、載せなくてもいいしと言ったところです。
SEシリーズとして載せるのであれば、より効果的な材料等の選択も必要かと思いますので、極力納得がいく形での搭載に
したいと思っております。
搭載ご希望の方はもうしばらくお待ちください。

D-Clock搭載につきまして。

11月24日(金)

dc1.0へのD-Clockの搭載お問い合わせが多くなってきております。
現在のデモ機がメーカーからの預かり品のため、実際に搭載しての音質の評価がまだ出来ておりません。
今回、鈴木グループはかなりクロック周りも気を使った設計のため、実際に搭載してよくなるかどうかまだ不明です。
D-Clock搭載は可能ですので、後日の当社の音質評価の有無に拘らず、搭載ご希望の方はご連絡ください。
搭載費用等ご連絡させていただきます。
評価後に搭載ご希望の方はその旨、お問い合わせもしくはご予約の際にご連絡ください。
今回D-Clockの搭載に関しましては、SM-SX10SE(U)と同じ、当社独自の線材にて配線し確認したいと思っております。
12月の上旬には評価が終わると思いますので、よろしくお願いいたします。

試聴レポート第二弾アップ

11月18日(土)

ランニングも二週間を越えてかなりエージングも進みました。DACの印象は試聴レポート第一弾とさほど変わりませんが、
より明確にD1との差を感じてしまいます。D1は中域の厚みと音が前によく張り出し、一種の勢いみたいなものが特徴でも
ありましたが、音が前に来るものは来る、引っ込むものはより明瞭に引っ込むといった具合で、dc1.0ではかなりの奥行き感
音の陰影が明瞭で、非常に生々しく歌い上げます。これは実際には難しい事で、音源はあるべき位置(スピーカーの後方)に
定位しながら明確で、そこからすっと音が前面に立ち上がって飛んできます。
現在かなりのDAC、CDPがある中で、どれだけの数の物がこれが実現できてるかというと、現行機種の中でもほんの一握りと
思います。
さて肝心のトランスポートでの音の差ですが、現在フィリップス系メカのものを数機種(LHH-800R、300R、500R、CD-16SE)と
CDM4、CDM9メカ、マークレビンソン No.37L(CDM12)、CEC CD3300、3300R、5300、TEAC VRDS25X、25Xs、ONKYO C-1VL、
MARANTZ、SA-11S1、SA-14(Vr2)、47研究所の信楽トランスポート、フラットフィシュ、DENON DCD-1650AE、DCD-S10VL
まで試聴が完了しました。
どれを繋いでもおおむね良好ですが、差が出ないということはありません。少なからずトランスポートでの差は出るようで、
元々のトランスポートの読み出しの能力、性能にはある程度振られてしまうようです。
ただし、変化量はD1や他のDACと比べるとかなり小さいと言ってよい結果が出てきました。
まず音数ですが、この中で最も音数の少なかったのがDCD-1650AEで、次にC-1VL、中間的なものとしては、SA-11S1、
DCD-S10S10VL、CECの3300R、5300、47研究所でした。
VRDS25X(Xs)とフィリップス系のメカはおおむね音数も多く取れています。
帯域のバランス面ではC-1VL、5300、フィリップス系、47研が良好です。音の帯域バランスにおいては、本来のトランスポートの
持ち味がしっかり出てきます。
分かりやすくD1で聞いたときの音数を、下の方を0(ゼロ)とし中間クラスを5、10は実際には12くらいに上がっているのですが、
最も多いものを10を10として表記すると、0のトランスポートが5くらいの水準に聞こえます。5くらすが7くらいに聞こえるという
感じでしょうか。
今回のトランスポートとの非同期の効果は十分に出ていると思われます。
ただし、先にも書きましたが音の帯域バランスにおいては、本来のトランスポートの帯域バランスもしっかり出ますので一概に
音数が多いから良いトランスポートとは限らないという事は言っておきます。

当社の場合やはりスピードがひとつのキーワードになりますし、その中で帯域バランス、音数、位相面も含めトータルで現在
トランスポートを開発中です。と言うか、CSRではございませんが、このDAC dc1.0に合わせるために、某メーカーの全面的な
協力のもと、まもなく12月に発表となります。
このトランスポートはdc1.0との相性を考えて作りましたが、SM-SX10SEUにも非常に相性の良いもとのなっています。
ご期待ください。

試聴会は定員に達しました。ありがとうございました。

試聴レポート第一弾アップ


11月4日(土)

ようやくこのDACを本格的にエージングを始めて2日目に入りました。初日最初の印象は前マランツで彼が携わった
Project D1を最初に聴いた時もそうでしたが、この機械は大丈夫かと思うほど音にまとまりがなく、ばらばらな音が出てきます。
新品ですので、当然ですがまだまだこなれていないし、システムにも馴染んでいなかったようです。
これは少し鳴らしこんでからと、その場を離れて、数時間鳴らしておりました。
そのうちに離れて仕事ををしていても、時たまはっとするくらい、明瞭な音がしっかり飛んできます。
本領発揮とまではいかないまでも潜在能力が徐々に発揮されてきたようです。

さて一晩電源を入れっぱなしで2日目に突入です。
もちろん朝からかけっぱなしですが、ようやく時間が取れてProject D1と簡単な比較試聴を開始しました。
機材はアンプにSM-SX300改(まだXO3です。)トランスポートは47研究所のピットレーサーが出張中の為、同じ47の信楽トランス
ポートを使用。スピーカーはDYNAUDIO SP25改です。早い話いつもの試聴パターンです。

まず馴染んだD1を試聴し次にdc1.0に移します。
鳴らし始めてたった2日ですが、比較第一印象、透明感が全く違います。D1も十分速いと思いますが、立ち上がり、音の消え際
のスピードが全く違います。
高域のニュアンスも解像度の高さも手伝って微細な音もしっかり出ています。
ピットレーサーを持ってしてD1で得られたスピード感があっさりと信楽トランスポートで出てしまいます。
というよりもすでに凌駕しています。
ボーカル、楽器の音はD1よりも更に絞られたピンポイントで音声がすっと出てきます。

次にD1の特徴、鈴木サウンドの代名詞的な中域の厚みエネルギー感ですが、D1に負けてません。というよりこの部分も
あっさり圧勝です。密度感もD1以上です。
そして中音域の密度が高く分離が良いため聴感上のS/Nが非常に良いです。
このS/N感、透明感は最近ではオルフェウスのDAC、ONE SEでも感じましたが、同等かそれ以上、音数では負けてないところか
それ以上かもしれません。・・・・・
音の雰囲気は違いますから単純な比較は難しいですが、このレベル、グレードの他社のDACと比較しても負けない実力は
持っていそうです。
低域はD1の駆動力は引継ぎつつ更に強化されています。D1ではトランスポートでピットレーサーを使い取っていた低域の
解像度も新方式の威力か、そうでなければD1以上の出力回路で信楽トランスポートであっさり出してしまいます。

まだトランスポートもピットレーサーで、その他トランスポート、ケーブル等での変化は試してはいませんが、
今のところ同一条件でD1がdc1.0に勝っている部分は今のところ見当たらないという状況です。
正直D1がぬるい。

今回の方式ではトランスポートの差異がかなり従来のDACよりも小さくなると言われています。
次回は、鳴らしこみの進み具合でどう変わっていくか、トランスポート、デジタルケーブルでの差がどの程度でるかを
時間的にできれば試してみます。

レポート吉田でした。