大変お待たせしました
cd1.0SE-D
販売価格 388,000円(税込) 



 今回のD-clockは、なにせ改造を受け入れないことで定評のSOULNOTE フラッグシップcd1.0。
テーマはそのSOULNOTEの個性を殺さずに更にグレードを上げることに注力しました。
というわけで比較試聴しながらチューニングに時間と手間を取られてしまい、発売が遅れてしまいました。


*左は作業途中の電源部と右はクロック用出力端子を取り付けられた電源部のリアパネル。

結局クロック用電源回路もcd1.0電源部本体に搭載し、電源部とD-Clockを完全分離して取り付けしました。
端子はかっちりとしたコネクター部を選定。
これで、強力な別電源のcd1.0のパワー部にも、トランスポート部に影響を与えません。
欠点は電源コネクター線を2本繋がなくてはいけませんが、最上を目指しました。
配線はもちろんSE線ですが、こちらも通常使用しているものよりも更に太いプレミアム線を使用しています。

筐体には、ヒアリングによって、大きさとポイントを決めた
定評の防振材を使用。
その上で更に細かく調整されたメカニズムへの防振処理を行いました。
筐体からメカニズムまで防振処理を初めて施されました。

本体部及び電源部も振動のコントロールには最大限の注意を払いました。
防振材は超高密度充填の複合樹脂材で、十分に重く、
内部損失も高くとられています。しかも電波、電磁系には無色で
干渉や遮断、導通をしません。

内部配線は、貴重なAWG16タイプのプレミアム・カプトンケーブルを使用、エネルギー損失を最小限まで落としました。
結果は、cd1.0の明るく力強いエネルギーの上にD-Clockの持つ緻密な表現力と正確な諧調、ステレオイメージを
実現したと思います。
更に適度な振動対策により、より細かく情報をピックアップします。

納品について
大変、手間のかかる改造になってしまいました。ご注文台数によっては少々納期が遅れることをご了承ください。

ついに発表!高級CDプレーヤー
Soulnote CDプレーヤーcd1.0

12月25日発売

定価 357,000円(税込)    

 矢継ぎ早のCDプレーヤー2機種発表は、実にうれしい年末のプレゼントになりました。
何度も言ってますが、旧P社のCDプレーヤーが無くなってからは、吉田苑的にお客様に
売るものが無く、dc1.0の発売を機に手前でトランスポートを作る羽目に陥ってた吉田苑です。
DACにしてもdc1.0の発売までは、店頭試聴で販売できないProjectD-1を
後生大事に使っていたほどですから、いかに吉田苑的に満足のいくCDプレーヤーが
無かったかを物語っています。





以下にsc1.0も含めcd1.0の簡単な試聴レポートです。

 手軽な価格帯のsc1.0は実にコストパフォーマンスに優れた完成度を誇ります。
さすがに旧P社のCDを作っていた頃から、このクラスのプレーヤーのまとめ方は非常に
うまいです。
一体型のCDプレーヤーの中堅機としては、旧P社のこのクラスのCDをお使いのお客様には
十分買い換えていただいて満足の行く内容になっております。
レンジはそれほど欲張ってはいませんが、中音域の厚み、解像度は旧P社のCDを軽く
凌駕しております。上級機とも結構良い勝負をしそうです。
もう一つの特徴はトランスポートモードを持っています。
当然dc1.0を意識した機能ですが、チョークコイルレスのダイレクトなデジタルアウトを装備
しています。
メカはCEC製のCD/CD−Rメカを採用しています。
ややTOCの読み込みに時間はかかりますが、TOC読み出し後の操作性も良好です。
音域のバランスはsc1.0単体に近いですが、dc1.0を使用する事で、よりパワフルで情報量の
多いSoulnoteサウンドを楽しめます。





cd1.0はまだ、慣らし運転でノーマルのまま聴き始めました。
低域の量が一般的なCDプレーヤーと比べても多目なので、この部分はやはりモニターがss1.0
であるからかもしれませんが、とにかく速く、切れ込むエネルギーが大きい。
中音域の厚み解像度は当然ですが、より上下のレンジも広くS/Nが良いのが大きな特徴です。
内に秘めたポテンシャルはこのままでは終わらない何かを感じ始めています。





 当店のHT01Ver1.4、今回の新製品sc1.0 cd1.0 の単体使いとHT01Ver2.0を含めた
dc1.0を組み合わせた7種類。
これにSE線やケーブルやクロックの組み合わせを考えると、かなり自由度の高い音を演出する
ことが出来ると思われます。嬉しい悩みが増えそうです。





例えばフルSoulnoteの場合は当然ですが、sc1.0、sa1.0、sm1.0で高解像度のモニターとしても
使用できますし、cd1.0、ma1.0、ss1.0の従来には無い音場の組み合わせが堪能できます。
もちろん高能率タイプのスピーカーには合わせやすいでしょう。
cd1.0に切れ込みは一歩譲るものの1ビットのユーザーにはHT01Ver2.0とdc1.0の方が
合っていそうです。
SP25、DYNAUDIO系、1bitにはdc1.0とHTシリーズの方がバランス的にはフラットですし、
dc1.0とHTシリーズにda1.0Adancedと低能率のスピーカーも考えられます。


 


 クロックももちろんですが、HTシリーズで蓄えたSE線、新防振材や、金属材料の
使用ノウハウも含めSE処理でどう変わってくれるか楽しみです。
年末の発売ですので、これらの実験結果の発表は1月か2月の上旬になると思いますが、
結果の良し悪しに関わらず、当社でご購入の場合はフォローは行いますので、ご安心して
ご予約くださいませ。