ZENSOR-REF、SEシリーズのご購入ページはこちら。 Zensor1-REFとZensor Pico-SEの試聴用音源です。 使用機材:Nmode アンプ X-PM7 PS AUDIO トランスポート PWT、PS AUDIO DAC NuWaveDSD Zensor1-ref+X-PM7.wav へのリンク PICO-SE+X-PM7.wav へのリンク 通販ページはこちら。 http://yoshidaen.jp/shopbrand/ct95/ *ZENSOR-REF/SE(吉田苑リファインモデル)について。 非常にお求めやすい価格のZENSORシリーズですが、吉田苑なりに気になる部分をチューニングしております。 ベースモデルのオリジナル ZENSORにつきましては、このページの中段以降をご覧ください。 @ウーファーのユニットフレームのダンピングを行い、フレームの強化と鳴き止めを行いました。 鉄板のプレスフレームで曲げ等をうまく使ったユニットフレームですが、上級モデルの様にアルミダイカスト等とは 違い、どうしても上級機に比べ弱い部分があります。 高分子ポリマー系の超高密度充填の複合制振材をユニットフレームに張り付け、フレームの強化と鳴き止めを行いました。 よりレスポンスの良い中低域、低域の再生が可能になりました。 Aネットワークの部品交換を行いました。 電解コンデンサーから、少し高級なフィルムコンデンサーへの交換、抵抗も同様に耐圧の高い酸化被膜型抵抗に 交換しております。部品の変更で、音のバランスも変わりますので、全体の音のバランスを取るために、 若干ですがネットワークの定数変更も行っています。 より滑らかで解像度、S/Nの改善になりました。 Bバスレフポートのダンピングを行いました。 プラスチックのポート鳴きを抑えることで、中低域から低域にかけての音の濁りが少なくなりました。 C吸音材の調整を行いました。 上記@〜Bの変更によるバランスの調整を、吸音材の量の加減で細かく行いました。 DSEモデル(PICOのみ)は、よりデスクトップオーディオに合うようにチューニングしております。 ポートのダンピング、ネットワークの定数調整も、よりデスクトップ向きにしております。 以上の様に、電気的にも物理的にも気になる部分をチューンすることで、 元々コストパフォーマンスの高いZENSORシリーズが更にパワーアップいたしました。 少々音量を入れても音像が崩れませんし、滲みも無くなりました。 手をかけることで、他社の上級モデルと比較しても、かなり引けを取らない音質に仕上がっています。 是非、REF/SEお試しください。) 以下、ベースモデルを代表して ノーマル ZENSOR1のページです。 ZENSORシリーズの基本的な作りは共通ですので、参考にしていただければと思います。 DALI スピーカー ZENSOR 1(ライトウォールナット)(ブラック) デンマーク DALI社のZENSORシリーズのお手軽なコンパクト2ウェイモデルです。 古い話で申し訳ありませんが、吉田苑的には、かつて輸入ハイコストパフォーマンス・スピーカーで 一世を風靡した、英国セレッション3の再来的なイメージを持ったスピーカーです。 生産国は中国ですが、DALIのノウハウがしっかりと入ったスピーカーで、価格と内容を考えると、 かなりのCPと言えます。 ともかく安くて良いスピーカーと言えます。 *ZENSOR シリーズの特徴@ 一般的に商品カタログをつくる場合、特徴の記載は、まずは各ユニットの紹介からが常套手段ですが、 今回このスピーカーで、当社が最も注目したのは、価格の割にしっかりした箱の作りです。 最近の比較的低価格の輸入スピーカーの中には、物によっては箱が段ボール並みのひ弱な箱で作られてる物も見かけます。 少し年配の方ならご存知かと思いますが、雨ざらしでふやけたスピーカーを見たことがないでしょうか。 現代のスピーカーでも、箱にコストをかけて無く、結構湿気に弱そうな箱を使用しているスピーカーが見かけられます。 実際修理で入った時には箱がふやけてた物もあります。 ご時世かもしれませんが、見えないところには手をかけないと言った風潮はあるかもしれません。 その点、このスピーカーは、箱がしっかりしています。 MDFの圧縮率も高く,サイズの割に重たい箱になっており、フロントバッフルも厚みのある黒の光沢仕上げで、 箱による音の滲みも少なくなっています。 バッフル以外の仕上げは、塩ビシートのブラックかウォールナットになりますが、板厚15mmで 上級モデルのIKONシリーズと同等の箱強度になっています。
*ZENSOR1の特徴A ウーファーには上級機と同じ13cmウッドファイバーコーンを採用しています。 ウーファーツィーターともに比較的このクラスとしては大型のマグネットも採用され、コンプライアンスの高いウーファーと、 かなり軽量の振動板を持ったツィーターの組み合わせで、このクラスでは非常に高いレスポンスを得ています。 ウーファーのフレームはプレスなのでやや弱い感じですが、ウーファーは、画像右の様に振動板を支えるエッジとフレームの 防振を一体化したり、ツィーターはプラスチックのベースに化粧板も兼ね、アルミパネルの補強を入れる等の工夫がなされています。 制約の中でよく考えられたユニットになっています。 *ZENSOR 1の特徴B ネットワークのクロスオーバーは公表2.9KHzで、6dB/12dBの標準的なネットワークに見えます。 コンデンサーは電解、コイルはウーファーが鉄芯入り、高域は空芯と小型の部品で、このクラスとしては標準的なローコスト部品が 組み合わせられています。しかし、このネットワークもヒヤリングでよく練られているのでしょう。 小さなコイルと抵抗が別に入っていて、ユニットカーブが滑らかになる様に調整されています。 その為か、ユニット間の繋がりも良く、違和感のないスムーズな中音域を再生します。 *ZENSOR 1その他の特徴 *ウーファーの固定ねじが7本としっかりと固定されています。 *ネットワークからユニットまでのケーブルが最短で繋がる様に配線も考えられています。 *内部配線材もそのままでなく、鳴き止めがされています。 *音質 まずこのクラスとしては十分すぎる情報量があります。 低域は、さすがに低いところまで良く伸びてるとは言えませんし、量もたっぷりとは言えません。 しかし、中音域の滑らかさと、タイトでレスポンスの良い中低域はこの価格帯のスピーカーの中では 非常に良い方でしょうし、高域は分離の良さを持ちながら、やや緩やかな高域にすることで、 全体のバランスの良さをうまく保っています。 聴きやすさは上級機のMentorMenuet譲りと言っていいでしょう。 耳障りにならず、適度に弾む中低域、繋がりの良い中音域はジャンルを問わず、入門用としても高性能ですし、 PCのデスクトップ用や、セカンドスピーカーとしても楽しめるスピーカーです。 インピーダンス特性が滑らかで、インピーダンス6Ω、能率86.5dBとアンプにやさしい設計となっています。 SOULNOTEのsa1.0やNmodeのX-PM2と小出力ですが、細かく良い音の出るアンプで、 小音量二アフィールド再生にも最適です。 |