2013.2.28発売!

Nmode DAコンバーター

X−DU1

定価 89,800円(税込)

3/1掲載!

Nmodeの最新型DAC X-DU1がようやく入荷しました。
年末から伸びに伸びて、やっとの発売です。
10万前後の主力で販売していました、SOULNOTE sd1.0 が製造完了となり、
替わりをさがしていたところに、比較的お手頃価格で強力なDACの登場です。

最近流行りのDSDが再生できるDACという事で、先に借りた製品試作版と同じく、
まずはDSD再生をやってみました。
前回同様、店頭のWindows7、Windows8を使い、再生ソフトはFoober2000で、
DSDネイティブ再生で5.6Mhzまで再生してみました。
DSDネイティブ再生はDopを推奨しているようで、ASIOはサポート外とのことでしたが、
Windows7、Windows8ともに普通に再生は出来るようです。

前回の製品試作と同じく、ハイレゾ音源やDSD音源イメージは大きくは変わりませんが、
より練られて中々良い再現性です。
製品試作より、静かな空間がより出てきます。
S/Nも良くなっているようです。
高域に詰まりが無く、非常にスムーズな鳴り方です。
それからアンプ同様、最近のNmodeの商品の特徴ですが、中低域から低域にかけての量感とスピード、
質感が上がっています。

次に、普通にUSBより44.1の音源とCDの再生音を確認しましたが、試作版よりもかなり良くなっています。
製品試作版同様、sd1.0とは音色は違いますが、滑らかな質感を持つ粒子の細かな再生音、
CD再生の場合でもDSD再生と同じく、従来のNmodeに通じるクールな部分も残しながら、
中低域から低域にかけての量感とスピード感、躍動感が程よくあって、従来から得意な奥行き方向だけでなく、
前に出る音は音としてしっかり展開するようになってます。
とここまでは前回と同じですが、DSD再生同様、CDやUSBの44.1再生でもS/Nが良くなって滑らかになっています。
DSDも確かに面白いと思うのですが、やはり手持ちのCDやPC音源をより良く楽しむには、
普通にDACとしての音質、性能も大事だと思うのですが、ハイテクな部分ばかりが強調されて、
意外と適当な音のするDACも多い中で、CD音源でも普通に良い音が聴けるのは結構貴重なDACかもしれません。

機能面では、リアパネルに固定と可変出力の切替があり、可変出力にすればDACプリとしても機能します。
バランス出力、RCA出力どちらでも可変が可能で、パワーアンプX-PW1を繋げばコンパクトなシステムで
細かな音量調整も可能ですし、デスクトップオーディオから、単体DACとしても十分な能力を持っていますので、
汎用性の高い機種に仕上がっています。


見た目に大手製品に比べると仕方ないところはありますが、地味にMade in japanですし、
音の完成度は高いので、今のところ10万前後のDACとしては、最も良く出来たDACと言っていいでしょう。

すでに初回ロットの50台は、完売で次回3月の二週から三週目の生産分の入荷待ちとなっております。