2017.4.1
Nmode
1bit ヘッドフォンアンプ搭載 D/Aコンバーター
X-DP10
メーカー希望小売価格 356,400円(税込)
ご購入特典有
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2018.2.1より
常時ご購入特典をご用意しました。
Fundamental 電源ケーブル RCP10(定価 16,200円(税込))、XLR、RCAショートピンサービス。
2017/04/29 音源等追記しました。
X-DP10にはクロック入力端子がありますので Antelope Audio OCXHD を接続してみました。
全域の密度が向上し透明度(空気の再現性)が上がります。
特に効果が大きい部分は、低域の表現力です。
この効果は大きく、ベースがより低域まで伸び階調の再現性も大幅に向上しました。
販売価格17万円と、大変高価なアクセサリーですが投資以上の改善効果が得られると思います。
もう一点特筆すべき事は、アップサンプリングが使えるようになることです。
もちろん、クロックを接続しなくてもアップサンプリング機能は使用出来ますが、使えるというだけで
音質上のメリットはほとんど感じませんでした。
表現が変化するので、音色を変化させて楽しむ事は出来ましたが、音質向上とは違う物だと感じていました。
これは、X-DP10に限定された話では無く、今までに試聴したアップサンプリング可能な全ての機材に言えることでした。
そのため、アップサンプリングは音色の変化を楽しむ物であって、音質向上を狙って行う物では無いと
考えておりましたが、それは間違いだったようです。
アップサンプリングされれば、クロックに対する要求はより高度な物になるため、良質なクロックを供給してあげないと
本来の性能を発揮することは出来なかったようです。
外部クロックを接続してアップサンプリングを行うと、CD音源がまるでハイレゾ音源のようになります。
今まで何も無かった空間に音の粒子が現れたような、独特の空気感はいかにもハイレゾ再生というイメージです。
音源アップしました。
使用機材は以下になります。
CDトランスポート PsAudio PWT
DAC Nmode X-DP10
アンプ Nmode X-PM100-SE
スピーカー DYNAUDIO Confidence C1
クロック Antelope Audio OCXHD
クロック接続していない状態です。
X-DP10.wav へのリンク
PCM 705.6kHz へのアップサンプリングです。
X-DP10 UP PCM.wav へのリンク
DSD 5.6MHz へのアップサンプリングです。
X-DP10 UP DSD.wav へのリンク
クロック接続有りです。
X-DP10+クロック.wav へのリンク
クロック接続有り+PCM 705.6kHz へのアップサンプリングです。
X-DP10+クロック UP PCM.wav へのリンク
クロック接続有り+DSD 5.6MHz へのアップサンプリングです。
X-DP10+クロック UP DSD.wav へのリンク
2017.4.6更新
WORDSYNCとヘッドホンアンプを試してみました。
・WORDSYNC
手持ちのマスタークロックは、アンテロープ OCX HDとSoundWarriorのSWD-CL10CXで、当社デジタルケーブル「閃風」のBNCタイプで接続。
PCからの44.1Hz音源とPCMハイレゾ音源及びCD(同軸デジタル)からの入力を確認しました。
まずは、アンテロープ OCX HDでアップサンプリング無しで、マスタークロックの有りと無しをテストしました。
そのままでもクリアーな再生音が魅力の同機ですが、マスタークロック有りの場合、明らかに音像が絞れて空間が綺麗になります。
清涼感がより増して気持ちの良い鳴り方です。
現象としては、44.1kHz音源もPCMハイレゾ音源も共通です。
更にアップサンプリング機能を使い、PCM信号のアップサンプリングのオン/オフ、DSD信号にアップサンプリングした場合の違いを確認しました。
通常の機器だと、アップサンプリングした場合、音粒は細かく滑らかになるのですがスピード感が落ちますが、X-DP10は、そのままアップサンプリングしてもあまり落ちた感じがしません。
元々内蔵されているクロック回路も悪くないと認識していましたが、それでもマスタークロックを入れると外部クロックの効果をはっきりと認識します。音粒は細かく滑らかになりますし、アップサンプリングしても輪郭がクリアーで、無しでもスピードがあまり落ちない感じでしたが、それが更に明確に落ちません。
楽曲によっての使い分けも可能になります。これなら十分にアップサンプリング機能も使えます。
吉田苑的には過去使った機器の感じで、アップサンプリングはスピード感が落ちると思っていましたが勘違いしていた様です。
当然と言えば当然のことなのですが、アップサンプリングした場合、クロックの精度がそのまま増幅されてしまいます。
悪ければ悪いほど大きく増幅されてしまいます。
その為、クロックの精度が悪ければ、周波数が高ければ高いほど音がにじむし歪が大きくなります。
最近の機器は、クロックには気を使った機器が多かったので、あまり気にしなくなった部分ではありましたが、ハイレゾ、高サンプリングな音源が多くなって、改めて外部のマスタークロックを繋げる機器の優位性を感じました。
ちなみに、アンテロープ OCX HDを基準にするとSoundWarriorのSWD-CL10CXで80点くらいの感じです。
価格を考えるとSoundWarrior SWD-CL10CXは、アンテロープ OCX HDの半分くらいで買えますのでコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
それからアンテロープ OCX HD、SoundWarriorのSWD-CL10CXどちらも10Mクロックの入力端子を持っています。
ですが、10Mのクロックは最低でも30万以上、普通70万、80万という所ですから、繋ぐとどんな音になるか大変興味はありますが、33万のDACに繋ぐには、10Mクロックは本末転倒の様な気もしますので、クロックとしては上記の2モデルくらいがお勧めです。
販売しておりますのでお問い合わせください。
・ヘッドホンアンプ
11.2MHzの1bitヘッドホンアンプを内装しています。
Nmodeのヘッドホンアンプですが、現行モデルでX-HA1、過去モデルではX-DP1にヘッドホンアンプが搭載されていましたが、これらとは全く次元違いのヘッドホンアンプが搭載されています。
X-PM10の時代に限定販売品でX-HA10/350,000円(X-PM10のヘッドホンアンプ版)がありましたが、X-HA10を更にブラッシュアップしたヘッドホンアンプを搭載しているそうです。
まず一番気になっているのは残留ノイズかと思いますが、かなり高能率なヘッドホンもしくはイヤホンでバランス/ハイゲインのポジションでなければ残留ノイズはほぼゼロと言っていいでしょう。
SENNHEISER HD650のシングルエンド、バランス変換ケーブル、ベイヤー DT-990のシングルで試しましたが、ローゲインでは残留ノイズはゼロです。HD-650のバランスのハイゲインの時に若干載りますが、X-HA1の半分以下、ニ〜三割の感じになっています。少なくとも私には、バランス/ハイゲインのポジションでなければ、残留ノイズは聴こえないレベルになってしまいました。
何よりX-HA1やX-DP1に比べて出力が数倍アップされていて、ローゲインで使用してもうるさい領域まで音量が十分取れますから、よほどガンガン鳴らしたい時以外はハイゲインを使用しなくてもいいくらいです。
それからサンプリングが11.2Mhz になり、従来の5.6Mhz からもアップしています。
聴いた感じそれ以上の滑らかさの違いとパワーの違いを感じます。ちなみに遊びでスピーカー(ZENSOR PICO)を繋いでみましたが普通に鳴りました。
2017.4.1
かなり多機能な高性能D/Aコンバーターです。
Nmode 新型D/Aコンバーター X-DP10です。
多彩な機能と特徴。
・プリアンプとしても使用可能な高音質ラダー型電子ボリュームを搭載。
・リモコン装備でボリューム操作、入力切り替え、アップサンプリング操作が可能。
・USBや同軸、光等のデジタル入力の他にアナログ入力(XLR x 2、RCA x 2)も装備しているので、総合的なプリアンプとしても使用可能。デジタル入力(USB
x 1、OPTICAL x 2、同軸デジタルx 2、AES/EBU x 1)、外部クロック入力も装備。
アナログ出力は、RCA出力とXLR(バランス)出力を装備。アナログ出力の他にデジタル出力(同軸、OPTICAL、AES/EBU)を装備。
・1bitヘッドフォンアンプ搭載。バランスヘッドフォン出力に対応。ゲイン切り替え付き。
・プリアンプとして使用しない場合は、ボリュームを介さない固定出力も選択可能。
・DACのI-V変換部を含むアナログ部分をデジタル回路から完全に分離してアナログ基盤に搭載。
・信号のカップリングコンデンサーに高性能PML CAP(薄膜高分子積層コンデンサ)を使用。その他の信号回路にも、高音質のポリプロピレンコンデンサーを使用。
・DACチップにESS9028を使用。
・DSDは11.2Mhz に対応。Dop、ASIO2.0に対応。PCMは32Bit、768kHzに対応。アップサンプリング機能付。
・JPLAYのDAC Link設定は最高スペックの700Hzに対応。
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ボリュームは-60dBまで絞り込み可能 |
グリーンに光る高性能PML CAP(薄膜高分子積層コンデンサ) |
音質について
Nmodeも徐々に製品作りが上手くなって来ているようです。
従来のNnmodeのDACは空間表現は得意で、X-DU1も10万未満のDACとしてはいいDACでしたが、当社メインのPS AUDIOやSOULNOTEのDACに比べて馬力に関しては及ばない感じではありました。
この手の多機能型は2機種目ですが、初代のX-DP1やX-DU1と比べるとD/Aコンバータ部、ヘッドフォンアンプ部、アナログ出力と各パートともに大きく音質がアップしています。特に注目したのは実際のアナログ出力時の力感と実体感で、従来のNnmodeのDACには無かった力強さが出ています。
これは出力固定のDACとし使用した場合もプリアンプとして使用した場合も同じ傾向で、X-DP10をプリアンプ、X-PM100をパワーアンプと使用した場合でも遜色無く使用が可能です。今回CDメインで試聴していますが、その辺の不得意だった部分は完全に払拭され十分なクオリティを得ています。
アップサンプリングに関しては好き嫌いが出るところかもしれませんが、CDのデジタル入力でPCM 32bit 768kHzとDSD5.6Mhzを試したところ、OFF(PCM 44.1kHz)とPCM 32bit
768kHzとDSD11.2Mhzの違いがよく出ています。アップサンプリングしてもスピードが落ちる感じもしません。滑らかになって行きますが、エッジの立ち方は好みの分かれるところかと思いますので、曲によって使い分けるのがいい感じです。
CD(同軸デジタル入力)の音質に関しては、新人小櫻のスタッフコラム「新人君奮闘記」も御覧ください。
PC(USB)入力時の音質、機能評価は、竹田店長のスタッフコラム「大後悔日誌」を御覧ください。)
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DACとヘッドフォンアンプと分離されたトランスが2個並ぶ。 |
X-DP10のリアパネル。
デジタル入力
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USB×1、OPTICAL×2、COAXIAL×2、AES/EBU×1、CLOCK×1
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アナログ入力
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RCA×2、XLR×2
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アナログ出力
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RCA×1、XLR×1
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PCM
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24、32bit /32 、44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、705.6、768kHz
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1bit(DSD)
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2.8224、5.6448、11.2876MHz (DoP、ASIO2.2に対応)
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OS
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Windows7、8、8.1、10
Mac OS X 10.8、OS X
10.9、OS X 10.10、OS X 10.11、macOS 10.12
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USB
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USB2.0
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ヘッドフォン出力
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XLR×1、6.3mmステレオジャック×1
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ヘッドフォンアンプサンプリング
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1bit (11.2MHz)
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サイズ
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W420mm x H68mm x D320mm (突起物除く)
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重量
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約7.5kg
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付属品
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電源ケーブル、リモコン
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