NmodeとFundamentalのコラボ製品第二弾です。 今回はMQA対応のCDプレーヤーとなっています。 この時期にCDプレーヤーと思う方も多いとは思いますが、まだまだ資産としてのCDをお持ちの方も多く、 SACDでCDを再生するよりもCD専用機でCDを再生した方が、ピックアップの波長もあって、 吉田苑では、まだまだ専用機の方が有利だなと思っています。 今回のX-CD3ですが、モデルとしてはX-3シリーズのハーフサイズ仕様です。ACアダプター駆動となっています。 このモデルの特徴ですが、MQAのフルでコードに対応しています。 MQAとは、メリディアンが開発した新しい圧縮技術で、通常のCD盤にハイレゾデータを入れることが可能で、 普通のCDプレーヤーで再生すると、普通のCDとして再生しますが、MQA対応プレーヤーで再生するとハイレゾでの再生が可能になります。 ハイレゾを聞いてみたいけど、どうすれば良いか分からないとお困りの方も、MQA対応CDソフトを購入し、 普通のCDと同じ感覚でハイレゾ音源を再生する事が可能です。 気軽にハイレゾを聞くことが出来るメリットは大きいと思います。 次にクロック入力が付いています。 クロックは44.1KHz〜192KHz、更に 11.2MHz〜49.1MHz までというスーパークロック帯まで受けることが出来ます。 外部クロックを入力すると、更に音質の向上が見込めます。 さて音質ですが、流石にプリメインアンプ X-PM3-FT というFundamental社とのコラボモデルの音質を引き継いでいます。 X-PM3FTは、Nmodeの清涼感のある透明度の高い空間に、Fundamentalのエネルギーをプラスした見事なアンプに仕上がっていましたが、今回のCDプレーヤーも同じくこのサイズとは思えないくらい、見事な情報量と空間表現、パワーを実現しています。 ハーフサイズとは思えない、下手なフルサイズのCDプレーヤーよりも立派な音が出ています。 クロック無し通常CDでの試聴でも、情報量が多くS/N比も良好です。解像度が高く、位相特性も良好で、楽器の配置や前後の重なりも正確です。ここまでは、Nmodeの得意とするところですが、そこへFundamentalの躍動感がプラスされ信じられない音を出しています。 ACアダプター駆動である事が信じられません。 音の粒子一粒一粒にエネルギーが詰まった、エネルギーを伴った広い空間が再現されます。 次に、MQA CDでの試聴です。 更にハイレゾらしい音数の多さと、レンジの拡大が楽しく、CDとはまた違ったイメージ通りのハイレゾサウンドです。 MQA CD限定ですが、Nmode製品としては、ほんの少し脚色がされており華やかな高域が特徴です。 更に、外部クロック Nmode X-CL3 を追加しました。 ベースラインがより明瞭となり、ベースが滲んでいたことに気が付かされました。 全域で、滲みが減りさらに空間が広がり定位も向上します。 入力する周波数により空間の出方や、解像度が変化するので好みの音質を探すのにも使えます。 CDを再生させれば、現行CDプレーヤー中でもトップクラスの再生が可能で、MQAフルデコード対応でクロック入力付きと、 迷ったらとりあえずこれを買っておけば間違いないと言って良い、ハイコストパフォーマンスCDプレーヤーだと思います。 X-CD3 音源です。 使用機材は スピーカー DIATONE DS-4NB70 アンプ Nmode X-PM100mk2 です。 X-CD3 FAKiE X-CD3 + X-CL3 FAKiE X-CD3 JAZZ X-CD3 + X-CL3 JAZZ
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