店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。

2018/06/01 吉田苑から歩いて行けるグルメシリーズ   創作和食 料理屋takanabe  

今年最初のグルメコーナーは創作和食の takanabe さんです。
町中にひっそりと佇むまさに隠れ家的雰囲気で、全12席の小さなお店です。
お一人で全ての料理を作っているのでこの席数くらいが適正なのだと思います。
昼、夜、共に完全予約制ですので必ず予約してからお出かけください。

創作和食 料理屋takanabe

 

お店の外観です。
びわの木がお迎えしてくれます。
古民家を改装していて、はじめて外観を見たときは驚くかもしれませんが、店内はおしゃれで大変きれいです。

ランチタイムは 花籠御前 1,800円(税込) のみになります。

 
 

左上はホワイトアスパラのお餅風豆腐
右下は合馬のタケノコ
左下は春菊のチーズ和えになります。
メニューは季節や仕入れにより変動します。

 


カンパチと水蛸のお刺身
水蛸のプリプリの歯ごたえと甘みがたまりません。

 

青梅タレの茶碗蒸し
梅の香りが爽やかな一品です。

 

ズッキーニと稚鮎の天ぷら。
稚鮎は放流する物だと思っていたので、はじめて食べました。
大きく育った鮎より美味しいと思います。
お腹の苦みと身の甘みが絶妙です。

 

五島鯖の西京焼き
サツマイモのレモン煮添

 

デザートのドラゴンフルーツチーズケーキ
そして、コーヒーか紅茶が選べます。


全ての料理に細かな手が加えられていて、手抜きがありません。
目で楽しみ、食べて感動出来る素晴らしい料理が堪能出来ます。
夜は3,000円、4,000円、5,000円のコースがあります。
まずはランチをお試しいただき夜にも行ってみてください。感動出来ると思います。
5,000円コースは料理だけでお腹いっぱいになるので、お酒も一緒に楽しみたい場合は4,000円コースがおすすめです。

新しいオーディオ機器を手に入れたお祝いにいかがですか。

 
2018/05/31 東京出張所開催のお知らせ 

6月13日(水)から6月17日(日)までの5日間、東京出張所をオープンいたします。
6月13日(水) に東京入りするため、13日は15時頃からのオープンとなる予定です。
14日から17日までは11時開店で19時閉店(土日は18時まで)となります。
場所はいつもの on and on さんをお借りします。

〒104-0041
東京都中央区新富1-16-12 新富アネックスビル 1F
on and on

ありがたいことに回を重ねるごとにご来店いただけるお客様が増えており、かなりの長時間お待たせする場合がございます。
ある程度時間に余裕を見てご来店ください。
特に土曜日はかなり混み合います。
もし可能でしたら土曜日を外してご来店いただけると、お待たせする時間が短くなるかもしれません。

ご来店いただいたお客様の順番通りに、お一人お一人のリクエストに合わせてご試聴いただいておりますので
どうしても時間が掛かります。
先に来ているお客様のリクエストを一緒にお聞きいただけるので、待ち時間もお楽しみいただけると思いますが
待ち時間が長すぎるとのお怒りの声を毎回いただきます。
ですが、この方法が吉田苑の接客方ですので、誠に申し訳ございませんがご了承ください。

持込予定機材は以下になります。

DYNAUDIO SPECIAL 40
DYNAUDIO Confidence C1
DIATONE DS-4NB70
Nmode X-PM100-10th anniversary
Nmode X-PM7
Nmode X-DP10
CAMBRIDGE AUDIO CD10
CAMBRIDGE AUDIO AM10
CAMBRIDGE AUDIO CXC 改 (仮名)
Antelope Audio 10MX
Antelope Audio OCXHD
SOtM tx-USBultra12V/10M
エスプレッシーボサウンドPC改良版
日本テレガートナー M12 Switch GLOD
SOULNOTE A-2
SOULNOTE D-1

ご予約は必要ございません。
ご希望の機材の組合せでご試聴いただけます。
演歌からアニソンまで、どのようなジャンルの音楽でも大丈夫ですので遠慮無くお好みの音源をお持ちください。

ご来店お待ちしております。

 
 
2018/05/26 USBT (USBターミネーター) 2,000円(税込) 

PCにはUSBポートがたくさん付いています。
ノートPCでしたら2個〜4個、デスクトップ型でしたら8個くらいは普通に付いています。
この開いたままのUSBポートはノイズ源になりますので、可能ならばターミネータを接続して塞いでしまいたいです。
ですが、市販のターミネータは高価で複数の開きポートを塞ぐとかなりの金額が必要となります。
USBターミネータの中身は単純ですので、見た目さえ気にしなければかなり安価に製作可能です。
実は、店頭のPCにはかなり前から自作USBターミネータで開きポートを全て塞いでおりました。
ご来店いただいたお客様がそれを見つけて、試しにと1個購入して帰り、次の日に8個買いに来たりしておりました。
サービス品という位置づけで、表立って販売しておりませんでしたが遠方からのお問い合わせが増えて参りましたので
通信販売にも対応する事にしました。
安く製作するために、見た目には拘っておりませんがターミネータとしての性能は必要十分です。

 

手元にある材料で製作するため、仕様(見た目)が変化する事がございます。

使用方法は簡単です。
使っていないUSBポートに差し込むだけです。

 

このように開きポートを塞いでください。


安く作るために見た目は貧弱になっていますが、実はすごいメリットがあるのです。
上記画像の様に、全てのポートに一気に接続可能です。
何を言っているのか分からないかもしれませんが、高級USBターミネータを使ったことがある方はこの凄さがお分かりいただけると
思います。
高級USBターミネータは見た目が立派ですので、厚みが有りこのように狭い空間に接続するとその上下の段には挿せなくなります、
このような4段のポートの場合2段ごとに延長ケーブルを使用しないと全てのポートを埋めることが出来ません。

サービス品のため利益がほとんどございません。そのため通信販売ページでの販売は行いません。
ご希望の方はメールにてご依頼ください。
ご希望の個数 X 2,000円(税込) とゆうパケット送料 250円(税込)になります。

申し訳ございませんが、お支払い方法は銀行振込のみでお願いします。

お振り込み先   
西日本シティ銀行 長尾支店 普通預金
口座番号 0703462
口座名義 吉田苑株式会社 (ヨシダエンカブシキカイシャ)


2018/05/20 近況のご報告です。 

その一

当店でおすすめしております DAC の Nmode X-DP10 は一点だけ残念な点がございました。
DELAさんのNASとUSBケーブルによる直接再生が出来ない点です。
音質、機能共に文句の無い優秀なDACであっただけに、DELAさんとの直接接続が出来ない点だけが残念でした。
これは X-DP10 側の問題では無いため、Nmodeさんでは対策しようがありませんでした。

ですが、今回発表されたDELA さんの新ファームウェアにより、ついに対応しました。
X-DP10 と DELA さんをお持ちの方は、DELAのファームウェアを最新の物へアップデートしていただければ
直接接続しての再生が可能となります。

その二

お問い合わせの多い CAMBRIDGE AUDIO CXC ベース改造機の CDトランスポートは間もなく発売です。
販売価格は 148,000円(税込)で クロックはオプションとなります。
CXC は無操作時10分ほどで自動的に電源が落ちるため、クロックが暖まることが出来ません。
そのため、クロックのみ常時通電とします。
そうなると、発売後10年以上経過した中古クロックを使用するのは不安ですので新品を搭載することにしました。
本国(デンマーク)より直接輸入する事になりますので、クロック搭載モデルは少し(2週間ほど)お時間が掛かります。
ここまで書いて気が付きましたが、クロックを搭載しなくても改造は私が空き時間にコツコツ作るので、ご注文後お渡しまで
2週間は掛かりそうです。
改造箇所が多岐に渡るため、その作業だけに集中しても丸一日かかると思います。
お渡しまでお待たせすると思いますので、ご了承ください。

クロック搭載費用は
吉田苑オリジナル電源 + Neutrino2 34,000円(税込)
吉田苑オリジナル電源 + Neutron Star2 75,000円(税込) となります。
為替変動により安くなったり高くなったりする事があるかもしれませんので、ご了承ください。

 

Neutrino2
D-Clockの後継機種という位置付けです。

 

Neutron Star 2
その名の通りneutronstar の後継モデルです。

その三

IO DATA RAHF-S1 (SSDモデル)が入荷しました。HDDモデルも月末頃入荷予定です。
USB/DACと直接接続しての感想しか書いていませんが、NASとしても普通に優秀なモデルです。
オーディオグレードNASをご検討中の方へもおすすめです。

その四

私事ですが、先日ついにLDプレーヤーとLDソフトの山を処分しました。
もう「LDって何?」という時代かもしれませんね。
PIONEERが元気だった頃に販売していた、30cmの両面再生可能な絵の出るレコードの事です。
片面1時間両面で2時間の記録が出来、VHSより高画質だったため極一部のマニアに受けてそれなりの売上があったようです。
最大2時間のため、2時間を超える映画の場合2枚組となり、高価で重たいのが欠点でした。
ですが、当時の最高画質を目指した場合LDへ行き着くような時代でしたので、私もプレーヤーを購入してソフトを大量にコレクションしておりました。

LDプレーヤーはLD-X1という重量級モデルで、購入当時は最高の画質を誇るモデルでした。
しかし、今となっては9,800円で購入できるDVDプレーヤーレベルの画質で、存在意義はほぼ無くなってしまいました。
本体も大きく重く邪魔ですが、それ以上にLDソフトコレクションが邪魔で家族からの不評を耐え忍んできたのですが
自転車を購入してしまい、その置き場を確保するために泣く泣く処分することになってしまいました。
レコードは、差し上げますと言うと、業者が喜んで取りに来てくれますがLDソフトは1円にもならないので見向きもされません。
泣く泣く燃えるゴミとして去って行きました。
最後の別れの際に一通り眺めましたが、やはり30cmサイズジャケットは魅力です。
今は物理メディアではなく、配信の時代になりつつありますが、手で触れることが出来ない事は少し寂しいですね。
ブックレットを眺めながら、音楽の背景を想像する楽しみが減ってしまい残念です。

レコードが現在も生き残っているように、CDも数十年先まで残ると思いますが、20年後のCDプレーヤーの中に入っている
CDピックアップは一体どのような物になるのか・・・大変興味深いです。

 
 
2018/05/14 音楽再生の新しい形  TIDAL

私がPCオーディオに取り組みはじめてから10年以上経過しました。
当時はWindows XP が主流の時代でした。懐かしいですね。
あの頃はPCオーディオ黎明期で、全てが手探り状態で辛うじて音が出ても安定せず、音も悪いという時代でした。
それから、10年ほどでピュアオーディオとしての地位を確立し、さらに進化を続けています。

想像してみて下さい。
自宅にCD が 450万枚置いてあり、検索機能が付いていて気軽に聞きたい音楽が聞ける環境を。
音楽好きとしてこれ以上の幸せは無いと思います。
この環境が実現できる時代になったのです。

現在の主流は音源をPC内部や、外付け記憶装置(NAS)に記録して、それをネットワークプレーヤーや
PCを使用して再生するスタイルです。
日本ではまだまだこのスタイルが主流ですが、世界では新しい流れが育ち始めており
音源はダウンロードして手元に保存するのでは無く、ストリーミング再生が主流になりつつあります。

ストリーミング再生とは、データの保存場所は配信サイト側に置いてあり、リアルタイムにネット上から再生する方法です。
この方法ですと、データを保存する必要がありませんので手元にデータベースを構築する必要がありません。
今まで家庭内に保存していた音源データが、配信元へ移動したとお考えください。
そして、何よりこの方法が魅力的なのは数千万曲というライブラリへアクセスする事が出来るようになる点です。

国際レコード産業連盟の発表によると、2015年にデジタルデータでの売上がCDなどの物理メディアの売上を上回り
2016年には音楽全体の売上の半分を配信が占め、その内の半分以上はストリーミング再生での売上となっています。
ストリーミング再生はこれからも音楽配信の主流として飛躍的に普及していくと思います。

今まで、ストリーミング再生は圧縮音源しか配信されていなかったため、便利だけど音質はそれなりという
位置付けでしたが、最近は高音質化が図られるようになり、ついにCDと同等の 16bit 44.1KHz での配信を行うところも出てきました。
それが今回ご紹介する 「TIDAL」です。
「TIDAL」というとドイツのスピーカーメーカーが思い出されますが、全く関係の無い会社です。

残念ながら、複雑な日本の音楽権利関係の影響から日本での正式サービスは未定ですが、ある方法を使い契約さえしてしまえば
それ以後は普通に日本から接続可能になります。

料金は契約する国によって変化しますが、アメリカですと高音質版(16bit/44.1Khz)で月々19.99USD(2,400円ほど)です。
私は香港で契約したので月々 96HKD (1,400円ほど)でした。
契約する国によって、権利の影響で聞ける曲に多少の影響があるそうですので、聞きたいアーティストがいる国で契約するのが
良いかもしれません。
月々2,000円ほどで、数千万曲のCDクオリティ音源データベースへアクセスし放題になるという、音楽好きに取って夢のようなサービスです。

肝心の音質ですが、検証のために段階を踏みつつ試聴してみました。
使用システムは以下になります。
PC エスプレッシーボサウンド改良版
DAC Nmode X-DP10

第一段階
Internet Explorer 上で「TIDAL」のサイトへ直接接続しての再生。
この方法では、PCで設定してある規定の再生デバイスを使用して再生されます。
今回の場合は規定のデバイスとしてある Nmode X-DP10 へデータが送り出されて、DA変換されます。

実はあまり期待していなかったので、はじめて音が出た瞬間は驚きました。
十分に良い音が(期待以上)出てきています。
もちろんじっくり聞けば、解像度の甘さや低域方向の甘さ等不満はありますが、あまり期待していなかった分
驚きが勝りました。
特別な再生ソフトを使ったわけで無く、単純にネット接続してブラウザ上から音を出しているだけで、このクオリティです。
BGM用途でしたら何の不満も無いと思います。

第二段階
「TIDAL」には専用再生ソフトが用意してありますので、それをダウンロードしての再生です。
先ほどと同じで、出力先は規定のデバイスとなります。
ブラウザ再生と比較すると2ランクほどクオリティアップします。
すでにオーデイォクオリティといって良いレベルまでになっています。

第三段階
「TIDAL」は何と「JPLAY」を使用しての再生が可能です。
正確には「JPLAY」の機能の一つである「JPLAY Streamer 」が「TIDAL」に対応しているのです。
操作のためにアンドロイド専用アプリである「BubbleUPnP」が必須ですので、アンドロイドタブレットが必要です。
アンドロイドスマホでも良いのですが、せっかくですので大画面タブレットの導入をおすすめします。
「TIDAL」を「JPLAY」経由で再生すると、「TIDAL」専用ソフトからさらに一歩進んだ再生が可能です。
ほぼ、CDクオリティといって良いのではないでしょうか。
CDプレーヤーと比較試聴しても一長一短で優劣付けるのは難しいです。

もう一点「TIDAL+JPLAY」再生の良い点がございます。
「JPLAY」を再生ソフトとして使用すると、複雑怪奇で困難な設定作業が必要ですが、「TIDAL」再生に使用する分には
ほぼ何もしなくて大丈夫です。
「JPLAY」をインストールして、最初に一度だけ設定画面で送り出すDACを指定し
お好みに合わせて出力設定を変更するだけ(難しければこれも行う必要はありません)です。
一度設定してしまえば、以後は全て自動起動ですので何らかの不具合が起こらない限り設定画面を開く必要はございません。
最も簡単に「JPLAY」の高音質再生を手に入れる方法だと思います。
「JPLAY」日本語サポートは、日本での正式サービスが始まっていないため「TIDAL」に関してはサポートを
行わないと明言してありますので、この点はご注意下さい。

最後に、オーディオ的な対応を一切行っていない普通のWindows10 ノートPCで再生してみました。
「JPLAY+TIDAL」での再生ですが、十分に高音質です。
気軽に始めるネットオーディオ入門としてもおすすめです。

「TIDAL」は日本での正式サービスが始まっていないため J-POP をメインで聞く方には物足りないかもしれませんが
海外で人気のアーティスト きゃりーぱみゅぱみゅ / MIYAVI / L’Arc-en-Ciel / MAN WITH A MISSION / Perfume 等
は完璧に網羅されていますし、
洋楽ならば無いものを探すのが難しいほどの充実ぶりです。

私は、ミュージカルが好きなのですが同一演目で ブロードウェイキャストとウィーンキャストの両方が聞けることに
歓喜しました。
また、フルアルバムは出していないですが、多数のアルバムに出演しているような人の曲を検索する事も可能です。
ですので、アルバムの中に欲しい曲が1曲しか無くて、購入を躊躇するようなことも無くなりますし、ありとあらゆるジャンルの音楽が
無尽蔵に存在するので、新しい出会いにも困りません。
これは、新しい音楽再生の形だと思います。

なお、日本語に対応していないため検索の際はローマ字での検索となります。
例えば 「宇多田ヒカル」の場合は「utada hikaru」もしくは「hikaru utada」 で検索します。

注意点がございます。
このサービスは日本で正式にサービスされておりません。
雑誌等でも普通に紹介されていますので、紹介することは問題無いと思いますが実際に契約することに関しては
個人の責任において行って下さい。
吉田苑として契約方法をお伝えすることはありません。

音楽がお好きな方にとって、このサービスは夢のようなシステムです。
日本での正式サービスは始まっていませんが、個人の責任において契約する事は可能ですので
ぜひ試してみてください。
一度体験してしまうと、後戻りできないと思います。

 
 
 
 
2018/04/27 Antelope Audio 10MX (定価 786,240円(税込)) 

今回は高価なマスタークロックのご紹介です。
以前も説明させていただきましたが、おさらいです。
オーディオ用のクロックには2種類ございます。
44.1Khz 系や48KHz系のクロック信号を発信する「クロック」
そして、その「クロック」の基準信号を発信する「マスタークロック」です。
Nmode X-DP10のように、クロック入力のある機材に接続する場合は「クロック」を接続します。
「マスタークロック」を接続しても効果ありません。
時々
「クロックを接続したのですがロックしません。」
というお問い合わせをいただきますが、間違えて「マスタークロック」を接続している事が多いです。

「マスタークロック」は「クロック」へ接続する機器で、DACやCDプレーヤーへ接続する物ではございませんので
お間違いなきようお願いします。

少数ですが、マスタークロックが直接接続出来るCDプレーヤーやDACもございますので
クロック入力がある機材をお持ちの方は、その機器へ接続可能なクロックの種類をご確認ください。

今回は「マスタークロック」である Antelope Audio 10MX のご紹介です。

実は、以前にもメーカーさんよりデモ機をお借りして、少しだけ試聴したことがあったのですが
その時は時間が無く(クロックは電源投入後24時間以上経過しないと本領発揮しません)
実力の片鱗を感じるだけでした。
それ以来ずっと気になっていたのですが、ついに展示導入する事が出来ました。

 
 

上段が「マスタークロック」の 10MX
下段は「クロック」のOCXHD となります。

10MX には「クロック」信号の出力も付いていますが、あくまでもおまけ機能です。
まずは、単純な「クロック」であるOCXHDをご購入いただき、10MXはその次となります。
クロックシステムとして OCXHD + 10MX で定価総額 967,680円(税込) という超高額システムとなります。

これはただの信号発信器で、これ自体では音を出す事が出来ません。
クロックがなくても普通に音楽は楽しめますので、ジャンルとしては、アクセサリーの範疇に入ると思います。
その、無くても困らない物に 100万円近い出費!!
これだけの物をご紹介する以上は、余程大きな効果が無い限りは紹介出来ません。

試聴はCDで行いました。

PsAudio PWT
Nmode X-DP10
Nmode X-PM100-10th anniversary
DIATONE DS-4NB70

このシステムのDAC X-DP10 へのクロック入力有りと無しでの比較試聴です。

まずは、クロック無しでの試聴です。

バッハ トランペットとオルガン アラン&トゥーヴロン

いつも通りの聞き慣れた音で、響きの豊かな魅力的な再生です。この時点でほぼ不満はありません。
時々トランペットがやかましく感じることもありますが、このような録音だと思っていました。

次にクロックとマスタークロックを接続しての試聴です。
音が出る前に違います。
クロックなしでも演奏が始まる直前の気配は伝わるのですが、それは奏者の気配です。
クロック接続後は気配に教会の空気まで含まれるようになります。
深夜の山奥の静けさと言ったら良いのでしょうか、山奥で一人でテント泊をしていると、音はしていませんが
空気が見えるように感じます。
それと同じで、演奏開始前の教会の空気が見えるのです。

演奏が始まると、先ほどと同じ演奏とは思えないほどの違いがあります。
トランペットのエネルギー密度が上がり音量が上がっているように感じますが、先ほどの様にうるさくはありません。
レンジが広がる(特に低域方向)とか解像度が上がるとか細かなこともたくさんありますが
何より空気が違いいます。
クロック接続の効果はS/N比の改善という形で現れる場合が多いですが、極限までクロック精度を
上げていくと演奏時の空気を感じることが出来るようになるようです。
分かりやすく言うとリアリティの向上ということになるのでしょうが、この変化はそんな簡単な言葉には収まりません。

マーカスミラー M2

このCDも試聴でよく使う定番で、何百回と聞いていますが始めて聞いたように新鮮に感じます。
低域方向の沈み込みがずっと深い所までナチュラルに伸びるようになり、個々の楽器の実在感が向上します。

宇多田ヒカル 花束を君に

ヴォーカルとエコー成分の分離が明確になり、口のサイズが実物大へ収斂します。

クラシックからジャズ、ヴォーカルまで全てのジャンルで明確な向上が得られる大変効果の大きなアクセサリーです。
極端な表現となりますが、このクロックを真っ先に購入して、余った予算でアンプやスピーカーをそろえても良いくらいです。
少しの無理で購入できるのであれば何よりも優先してご購入なさることをおすすめします。
音色の変化では無く、クオリティの向上ですので好き嫌いの入り込む余地は少なく、全ての音楽好きの方へおすすめします。
100万円の予算があれば、スピーカーやアンプ等も良い物が購入できますが、何よりも優先されるべきだと思います。

使いこなしに注意点がございます。

クロックの接続インピーダンスには50Ωと75Ωの2種類があります。
50Ωと75Ωを適当なBNCケーブルで接続してもロックして動作しますが、動作するだけです。
クロックのインピーダンスマッチングは大変重要で音質に多大な影響を及ぼします。

Antelope Audio は75Ωですので、75ΩのBNCケーブルで接続すれば問題ありませんが
試しに50ΩのBNCケーブルで接続してみました。
すると、高域が強調された派手な音へと変化しました。瞬間的には面白いとは思いましたが
良く聞くと音がバラバラで天井も低くなっています。
SOtM tx-USBultra のような50Ωの機材と接続する場合は、75Ω-50Ωインピーダンス変換器が必要です。

 

抵抗型とトランス型がありますが、損失の少ないトランス型がおすすめです。

 
せっかく高価なクロックを購入してもインピーダンスマッチングが取れていないと実力発揮出来ませんので
この点はご注意下さい。

2018/04/14 DENON PMA-60 定価 75,600円(税込) 

CR-N765 の代わりになる低価格システム第二弾です。

その前になぜCR-N775という後継機種があるにも関わらず、他の機材を探しているのかをそろそろはっきりさせておこうと思います。
吉田苑では、CR-D1という初代機から12年間に渡ってこのCRシリーズを改造して販売し続けて参りました。

それだけに思い入れも強く、音さえ良ければこれからも継続的に販売したかったのですが
絶対条件である「音が良い」部分を新製品の CR-N775 はクリア出来ませんでした。
そのため、吉田苑としてはCRシリーズはCR-N765までで終了と考えております。
CR-N775が使えないと分かったと同時に、CR-N765を大量に仕入れましたので当分はCR-N765を継続販売する予定です。

このような状況ですので、CRシリーズに代わるシステムをいくつか見つけました。
前回おすすめしたCAMBRIDGE AUDIO AM10 + CD10 システムも大変良く出来ていますが、フルサイズモデルのため
大きいです。
今回はコンパクトなモデルとして DENON PMA-60 をご紹介です。

 
 
残念ながら単体でのCD再生が出来ませんが、これも時代の流れでしょうか。
ですが、入力端子は充実していて以下の入力が付いています。

Bluetooth
USB-B (PCやSoundgenicが直接接続可能)
光デジタル 2系統
同軸デジタル
RCA

RCA入力が付いていますので、CDプレーヤーを接続することも可能です。
ただし、一点注意点がございます。
このRCA入力は入力可能電圧範囲が狭く、少し出力の強いメーカー(NmodeやSOULNOTE)のDACやCDプレーヤーを接続すると
音が歪みます。
出力レベルが2Vまでの機材でしたら大丈夫ですので、この点はご注意下さい。

 
 
Bluetooth接続可能で、USB/DAC機能と同軸デジタル入力もあるのでCDプレーヤーとデジタル接続も可能です。

後はPCが1台とスピーカーを用意していただければ、PCオーディオを始める方にもぴったりな機材だと思います。

さらに、こういう使い方も出来ます。
 

IO DATA Soundgenic と組み合わせるとこれだけで完結システムが完成です。
この組合せが最もおすすめかもしれません。
ここへUSB接続可能なドライブユニットを組み合わせればCDも聞くことが出来るようになるので
CDネットワークプレーヤーの完成です。

 
 
 
立派なリモコンも付属します。

音質は、正統派です。
色付け少なく、ストレートに音源の音を出してくるタイプで、やや薄く高域にアクセントを載せてはいますが
ドンシャリというほどでもありません。
軽量級ゆえに低域方向の押し出しや厚みは物足りなく感じるかもしれませんが、その分透明度の高いクリアーな質感が
楽しめます。
解像度も高く、位相特性も良好ですので見通しの良い空間表現力も持っています。

高いポテンシャルを持っているため、質の良いスピーカーと組み合わせてあげたくなります。
価格的に多少アンバランスでも、良いスピーカーを組み合わせてあげるとシステム総額以上の
クオリティを出せるアンプだと思います。

おすすめスピーカーは DALI OPTICON1 との組合せです。

 
 
価格のこなれた実売価格以上の能力を持つ DALI OPTICON1( 実売価格 74,300円(税込)) との組合せは
システム総額が信じられない充実した空間表現力を持ちます。
左右だけで無く、奥行き高さまで表現出来る実力を持ち曖昧さの無い、実在感ある再生はピュアオーディオとしての風格十分です。

 
 
ネットワークプレーヤーシステムを組めばハイレゾ、DSD音源も再生可能です。
ハイレゾ入門にもおすすめです。

Bluetooth接続可能で、ネットワークプレーヤー機能も有り、USB/DACとしてPCと直接接続も出来る
多機能コンパクトシステムとなります。

組み合わせるSoundgenicは理想を言えばSSDモデルが良いですが、HDDモデルでも十分に楽しめます。
価格を考えるとHDDモデルの方が現実的ですね。実際にHDDタイプと組み合わせて試聴しましたが
PMA60との相性も良く、やや透明度が落ちる物の普通に良い音で鳴っています。

通信販売も行っております。

DENON PMA-60

2018/04/05 IODATA Soundgenic RAHF-S1 追記 初めての方は下の記事から先に目を通してください。 

Soundgenicの日誌を載せてから、色々な反響をいただきました。
かなり大きな反響でしたので、やはりこの価格帯でのフルオートに近いネットワークプレーヤーは皆様待ちわびていたようです。

その中にかなり気になる内容の声を複数いただきました。
「HDDタイプを購入したけど、あまり音が良くないですよ。」
という声です。
1人2人ならば「そう感じる人もいるだろうな。」で済んだのですが、この報告を上げてくれた人はもう少し多かったです。
こうなると、気になって仕方がありません。
ネット上を検索してみても、微妙なレビューが多く心配になりました。
吉田苑へのHDDタイプの入荷は5月末ですので、これから2ヶ月近くもの間にこのページを見てHDDタイプを購入する方が
いるかもしれません。
そして、2ヶ月後に入荷したHDDタイプが微妙な音質だった場合申し訳がありません。

これは緊急事態だと思いましたので、お客様にお願いしてHDDタイプを貸していただきました。

 
 

HDDタイプとSSDタイプの2台のSoundgenicです。
持った感じは、HDDタイプの方がかなり重いです。


早速試聴しました。
HDDタイプは電源を入れた直後は音質が良く、SSDタイプと比較してもそこまで大きな差異を感じませんでした。
しかし、複数の方から満足できないとの声をいただいていますから、こんなはずは無いとしばらく鳴らしてみました。
すると、電源投入後15分後くらいからS/N比が悪化し始め、ベールをかぶったような音質に変化して行きました。
最終的には中域から低域に掛けての抜けが悪い、ややもっさりとした音色で安定しました。
SSDとHDDはクオリティに差は無く、音色の違いだけがあると経験的に感じていましたが
このシリーズに関してはこの音色の違いが悪い方に出てしまったようです。
SSDタイプも中域から低域にかけてややもっさりとしたところがありますが、それほど気になりません。
この音色にHDD特有の中低域の分厚さが乗ってしまい、結果としてもっさりとしたイメージになっているようです。

誤解の無いようにしていただきたいですが、HDDタイプ HDL-RA2HF は34,800円で購入できる機材として
価格なりのクオリティを持っていると思います。価格以上の物を求めると少しがっかりするかもしれませんが
決して悪いモデルではございません。ネットワークオーディオ入門機としての機能とクオリティは備えています。
期待が大きかった分、反応が少しオーバーに出ているようにも感じます。

ピュアオーディオ用途としては物足りませんが 34,800円 でこのクオリティならば十分だと思います。
ピュアオーディオ用途の場合はSSDタイプのRAHF-S1をおすすめします。
付属のACアダプターをしっかりとした電源に変更すると、12万円ほどで購入できるプレーヤーとして十分に楽しめます。




ここから先は夢(プラシーボ??)です。
真に受けないようにお願いします。
そんな事もあるんだな〜くらいに受け流してください。

最初にSoundgenic(SSD) を試聴しているときに、すごく良い音がしてこれは凄い新製品が出たと喜んでいました。
視聴中にお客様が来店されたので、一度機材を全て外してお帰りになった後に、また接続しました。
すると先ほどの様な音がしないのです。
先ほどと何が違うのか、接続方法を見てみると一カ所繋がっていない物がありました。
前回は接続していたのですが、必要無い物なので今回は繋がなかったのです。
まさかと思いながらもそれを接続すると、グッとS/N比が上がりました。

接続方法は以下のようになっていました。

無線ハブ---Soundgenic ---USBケーブル---DAC

これでシステムは完結するので問題無く使用可能です。
ですが、ここにある物を接続すると音が良くなってしまいました。

M12 Switch GLOD---無線ハブ---Soundgenic---USBケーブル---DAC

M12はただ末端に繋がっているだけで、データを通しているわけではありません。
しかしその差は無視出来ないほど大きいです。
M12 Switch GLOD ユーザー様から
「M12を接続するとテレビの音が良くなった。」
との報告もいただいていましたので、同じ原理なんだろうなと考えています。
M12 はLAN接続されている全ての機材にメリットがあるように感じます。
お持ちの方は色々試してみてください。


2018/03/31 IO DATA Soundgenic HDL-RA2HF オープン価格 (34,800円(税込)ほど)
                                            RAHF-S1 オープン価格 (89,000円(税込)ほど) 
 
やっと、本当にやっと発売になりました。
このような機材をずっと待ち焦がれていたのです。
PCオーディオは音は良いですが、PCの知識が必須で使いこなすにはかなりの努力が必要です。
これでは、せっかく素晴らしいフォーマット(ハイレゾ)があっても、楽しむ事が出来る人はほんの一握りになってしまいます。

そのため、PCを使用すること無く、簡単にかつ安く(これが重要です)ハイレゾ音源を楽しめる機材の登場を
切望していました。
DELAやFidataブランドで同様の機能を持ったモデルが発売されておりましたが20万円ほどします。
今回ご紹介する IO DATA HDL-RA2HF は何と 34,800円(税込)!!
ハイレゾ入門に最適な機材だと思います。

 

横幅 168mm とコンパクトです。

必要な機材は以下になります。

IO DATA  HDL-RA2HF もしくは RAHF-S1
USB接続可能な外付けドライブ
USB/DAC
操作用のスマートホンかタブレット(Wi-Fiで家庭内ネットワークに接続可能なことが条件です)
接続用のUSBケーブル1本とネットワーク接続用のLANケーブル1本

これだけです。
PCを接続する必要はございません。

さらに機械が苦手な方にも簡単に接続、操作出来るお手軽自動設定で、ほぼ自動化されています。

CDリッピング(CDの取り込み)の方法ですが、外付けドライブにCDを入れて本体のボタンを
一回押すだけです。
後は機材が全て自動で読み込んでくれ、読込完了するとトレーが開いてディスクが出てきます。

再生は家庭内ネットワークに接続した、スマホやタブレットで操作アプリを起動して再生します。

この操作アプリはクセがあるので、慣れが必要ですがそれほど難しくはないと思います。

 

左が本体で、右側が操作用のスマホとCDリッピング用のDVDドライブです。
後は、お好みのDACへ接続すれば使用可能です。

ハイレゾ音源を聞きたい場合は 「e-onkyo」という配信サイトと同期させることにより、購入した音源が自動で本体内部に格納
されるようになっています。
これらの操作も全てスマホ上で可能ですので、PCは必要ございません。

ここまで徹底してPCを必要としないシステムは、この価格帯では今までありませんでしたので
PCは苦手でハイレゾを楽しむ事が出来なかった方にもおすすめできるシステムです。

 

重ねて設置すれば場所も取りません。

試聴はSSDタイプの RAHF-S1 で行いました。
ハードディスクタイプの HDL-RA2HF は品薄(次回入荷は5月予定です)で全く物がありません。
そのため、まだ試聴出来ておりません。
この両者はハードディスクかSSDかという違いだけだと思うのですが、その割には価格差が大き過ぎるようにも思いますので
他に違いがあるのかもしれません。
こればかりは実際に試聴してみないと分かりませんので、5月の入荷次第ご報告させていただきます。

RAHF-S1(SSDタイプ) から USBケーブルで Nmode X-DP10 へ接続してネットワークプレーヤーとして試聴しました。

肝心の音質ですが、かなり良いです。
もちろん接続するDAC次第ではありますが、9万円のCDトランスポートと考えるとかなりのハイコストパフォーマンスです。
素直でストレートな音質で、透明度もこのクラスとしては十分です。
音源の質にストレートに反応し、質の良い音源は高音質に、微妙な音源は微妙な再生にと誤魔化すことなく
きっちりと描き分ける能力を持っています。

ネットワークオーディオ入門や、お気軽なサブシステムとしておすすめできる良い機材だと思います。



本体とDACの間はUSBケーブルで接続します。
ですので、間に SOtM tx-USBultra が接続可能です。
かなりの改善効果がありますので、ステップアップの際にご検討ください。

2018/03/17 intime(アンティーム) 煌(キラ) 販売価格 12,960円(税込)kira購入
                     轟(ゴウ)販売価格 12,960円(税込)
GO購入

14年ほどこの日誌を書き続けてきましたが、今までイヤホンをご紹介したことは一度もございません。
色々と試聴はしていたのですが、おすすめするには抵抗のある物が多く結果としてイヤホンを
ご紹介する事無くここまで来てしまいました。
ですが、ついに「これならおすすめしても良いかな。」と思えるイヤホンに出会うことが出来ましたのでご紹介です。

intime(アンティーム)最初は「インタイム」と読むと思っていたのですが、どうやらフランス語らしく
「アンティーム」と読むそうです。

 
 

煌(KIRA)12,960円(税込)です。

比較的手ごろな価格で極端な音がしない、聞きやすいイヤホンです。
私には、イヤホン達の音はどうしても極端(低音多過ぎや高音多過ぎ、もしくは両方)に感じて
敬遠していたのですが、この「煌」はやや高域がキツいように感じますが、今までに聞いたイヤホン達
の中では、バランスが整っているように感じます。

同価格で 轟(GO)というモデルもあります。

 
 
こちらは、低域を盛ったタイプで低音好きの方用だと思います。

しかし、この「煌」や「轟」というネーミングセンスは、吉田苑ケーブルのネーミングセンスに
通ずる物を感じて他人とは思えません・・・

イヤホンは商品数も多く、全てを試聴した訳ではございませんが試聴出来た中ではバランスの取れた
良いイヤホンだと思います。

 
2018/03/09 新型トランスポート進捗状況です。3/10 追記 

CAMBRIDGE AUDIO CXC ベース改造機のプロトタイプが完成しました。

変更点は以下になります。

オリジナルの電源トランスは後部のトロイダルトランスで右側にRコアトランスを追加しました。
100V/200V変更用のスイッチは必要無いので回路から切り離しています。
CDドライブユニットのリジット化、及びメカフレームの制震。
底板をオリジナルの1mm厚から6mm厚で新調。
デジタル信号ラインケーブルを変更。
デジタル信号出力用アンプに専用電源を追加。
デジタル信号ラインに直列に入るパーツ類の交換。
不要回路の電気的な遮断。
他にも細かな修正を加えています。

 

 

少し見にくいですが、底板が厚くなっています。
底板の変更と電源トランスの追加により、重量は4.7kgから10kgへ倍増しております。

プロトタイプ一号機で早速試聴しました。

低重心で華やかなベースモデルの良さを残しつつ、さらにワイドレンジになり情報量も増えています。
特に低域方向の充実度が高く、ピアノのアタック音等のスピードとエネルギーの双方を求められる
部分でも破綻する事無く再生出来るようになりました。

ほぼ狙い通りの音質になり、大幅なクオリティアップが果たせました。
しかし・・・どうして人間とはここまで欲深いのでしょうか。
どうしても考えてしまうのです。
「ここまで良くなったのならばクロック換装を行うと、間違いなくさらに良くなる。」

標準モデルはクロック非搭載で販売して、オプションでクロック搭載モデルも作ろうと考えております。
以前使用していたDEXAのクロックは輸入が終了してしまいましたが、国内在庫がある程度確保できそうです。



3/10 追記

我慢出来ずにクロックを搭載してしまいました。
左側メイン基板上にクロック(緑色の基板です)を搭載しました。クロック用に専用電源を搭載したので、電源だらけになってしまいました。
CDトランスポートとしては異例の電源強化モデルとなりました。

 

最近のCDプレーヤーで、ある程度高価なモデルはクロック周りにもしっかりとコストをかけた作りになっている場合が多く
クロックを換装しても効果が薄い場合がありましたが、このモデルは入門クラスですのでクロック周りの設計は
昔ながらのオーソドックスな作りでした。
そのため、クロック交換の効果が大きくS/N比の向上、解像度アップ、情報量の増大、レンジの拡大等
大きな改善効果が得られました。
 
 
 
2018/02/24 CAMBRIDGE AUDIO CXC 定価 68,040円(税込) 

最近の新製品開発状況を見ているとCDプレーヤー(SACDプレーヤーではありません)に真剣に
取り組んでいるメーカーさんはほとんど無くなってしまい、ごく少数のメーカーさんが頑張ってくれている
状況です。 
ましてや、CDトランスポートとなると、絶滅危惧種に近い状況でほとんど市場に流通しなくなりつつあります。
吉田苑でリファレンスCDトランスポートとして使用していた PsAudio PWT もついに製造完了となり
いよいよ後が無くなってきた所へ、救世主のように現れたのが CAMBRIDGE AUDIO さんの CXC です。
今では貴重なCDトランスポートで、その上信じられないほど安い、なんと68,040円(税込)なのです!!!

早速仕入れて試聴したところ、十分に信頼出来る良いトランスポートでした。
ですが、さすがにコストダウンの影響が各所に見られ、メインで使用するにはいささか心許ない所もございます。
こうなると、久しぶりに徹底的に改造して、メインでの使用に耐えることが出来る物を作ってみたくなりました。

せっかくですので、どのように改造していくのかを少しだけお見せします。

 

届いてすぐに試聴して、そのまま分解してしまったため完成品状態の画像がありません・・・
それほど、この機材が素材としての魅力に溢れていたとお考えください。

天板、リアパネル、CDドライブユニット、制御基板、電源基板、フロントパネル、操作基板、底板、トロイダルトランス
に分かれており、価格を考えると、丁寧に良く設計されています。

この画像には底板が含まれておりません。
底板は現在、箱物製作業者様にお渡ししてあり、一から作り直します。
底板は全てのパーツが搭載される重要な土台ですが、コストの関係から0.8mmの薄い鉄板が使用されていましたので
6mmの鉄板で試作しているところです。完成が楽しみです。

 
 
大変重要なパーツであるCDドライブユニットです。
見た瞬間に「おおっ!」と声を出してしまいました。
0.8mm厚の鉄板(画像の白い部分です)でベースが製作されています。
ハイエンドモデルでさえこの部分はプラスチック製がほとんどですので、価格が信じられなく、間違えて付けたのではないかと
思えるほどです。
ピックアップ部は振動対策のためにフローティングされていますが、吉田苑ではこのフローティングを止めて
リジッドに固定します。
外部震度に弱くなるという弱点がございますが、情報量が増えエッジが立ちますので
ピックアップのリジッド化は吉田苑の定番メニューです。
音楽を聞きながらCDプレーヤーの横で飛び跳ねたりしない限りは悪影響はございません。

 

電源部です。
こちらも価格が信じられない贅沢な構成です。
電源トランスには、トロイダルトランスが使われています。
電源基板上の右半分はスイッチング電源が組んで有り、左半分にトランスからのアナログ電源回路が組んであります。
スイッチング電源は、電源オフ時のリモコン回路用(待機電力)ですので音に影響しない部分でのみの使用です。

左半分のアナログ電源はフロントパネルの表示基板と、操作基板を動作させるためだけの専用電源になっており
CDドライブユニットを動作させる電源とその制御系用にはさらに別途アナログ電源が組んであります。

電源オフ時用のスイッチング電源
フロント表示部と操作部用電源
CDドライブユニットと制御系電源
と贅沢な電源構成になっています。

左奥の四角い黒いパーツは100V/220Vの切替スイッチです。
日本で使用する場合、100V固定で問題ありませんから、この部分は回路から切り離して直結します。
電源ラインの余計な接点が減りますので、音質向上に有効な部分です。

 
 
こちらは出力部です。
表から見ると何も付いていないように見えますが、裏側に回路が組んであります。

 
 
右側三分の一がデジタル出力部です。
右側の中央手前の黒いICがバッファーアンプです。
CDドライブユニットで読み出されたデータがここで増幅(安定化)されて送り出されますので、重要な部分です。
このIC動作用電源はCDドライブユニット電源と共用ですので、この部分は切り離して別途電源を組むことにしました。
せっかくですので、トランスまで別にした完全な独立電源を組み込みます。
最終的に2トランス構成という贅沢なCDトランスポートとなります。

デジタル出力部から左側は全て音とは関係ない外部機器との連動操作を行うための回路です。
この部分は音質上マイナス効果しか生まない部分ですので、電源ラインを遮断して動作しないようにしてしまいます。

 
 
CDドライブの制御と読み出したデータの処理を行うメイン基板です。
手前の赤、白、黒の3色ケーブルがメイン基板からデジタル出力基板までデータを送るケーブルで
赤はデジタル信号、白はIC駆動用3.3V電源、黒がグランド(シールド)です。
なんと、デジタル信号と3.3V電源をひとまとめにして送っているのです。
さすがにこれはまずいので、ラインを新たに作り直して信号ラインと電源ラインを分離します。

 
 
メイン基板心臓部のオーディオデコーダチップ周辺です。
16.9344MHzの水晶発振器も見えますが、今回はクロックには触らない予定です。
この細いパターンを追っていく作業は根気がいります。この基板は2層基板ですのでまだ何とかなりますが
最近は4層基板等、多層基板が多くなってきましたので目で追いかけることが出来なくなりつつあります。

改造の楽しみが無くなるので、無理に集積度を上げなくても良いのに・・・と愚痴を言いたくなります。

というところで、まだ頭の中で改造案を練っている段階ですが、大体このような改造になると思います。
デジタル信号経路に直列に入る抵抗やコンデンサーは、音質を聞きながら良い物へ交換出来たら良いなと考えて
パーツ候補を色々と物色中です。

2007年に発売した HT01 Ver2.0 以来の徹底改造CDトランスポートとなります。
発売時期や、販売価格はまだ未定ですが底板が完成すれば、ある程度見えてくると思いますので
形が見えた時点で再度お知らせいたします。


 
2018/01/21 CAMBRIDGE AUDIO AM10 売価 24,800円(税込)AM10購入
                      CD10 売価 24,800円(税込)CD10購入 

CAMBRIDGE AUDIO はイギリスの老舗(1968年創設)オーディオメーカーです。
入門クラスからミドルクラスまでのラインナップを持つ、日本で言うとDENONさんのようなイメージのメーカーですね。

入門クラスとしておすすめしておりました ONKYO CR-N765 が製造完了となったため、代わりになる
低価格で音の良いシステムを探していたのですが、おすすめできる良質モデルの第一弾です。

プリメインアンプ CAMBRIDGE AUDIO AM10 24,800円(税込)
お手頃価格ながら、メリハリの効いた明快で厚みのある再生音を聞かせてくれます。
駆動力もあり、余程の低能率スピーカーでもない限り馬力不足を感じることはないと思います。
位相特性も良好で、スピードもこの価格帯のアンプでは最速の1台です。
リモコン操作にも対応しており、立派なリモコンが付属します。

CDプレーヤー CAMBRIDGE AUDIO CD10 24,800円(税込)
アンプと同様の音作りで、優秀なCDプレーヤーです。
一点残念な部分は、同一シリーズなのですが電源入力部の形状がアンプと違います。
アンプは3Pインレットですので、オーディオグレードの電源ケーブルが使用可能ですが、なぜかCDプレーヤーは
めがね型インレットとなっています。
これは悲しいので、手元にあっためがね型→3Pインレット変換アダプターを使用して、電源ケーブルを交換してみました。
使用する電源ケーブルに合わせて、きちんと音質が変化します。
このプレーヤーを使用する際はめがね→3Pインレット変換アダプターを使用して良質な電源ケーブルを使ってあげたいです。

 

上段が CD10
下段が AM10
になります。

 
価格としてはアンバランスですがスピーカーに DIATONE DS-4NB70 定価 1,296,000円(税込)を接続して視聴しました。
アンプとCDプレーヤーセットで5万円の機材で130万円のスピーカーを鳴らすという、普通に考えるとおかしな組合せですが
全く問題無く鳴ります。
入門クラスらしいドンシャリサウンドではありますが、位相特性が良好でスピードも速いのでいやな音がしません。
楽しく音楽を聴く事が出来ますので、スピーカーに予算のほぼ全額を注ぎ込むスピーカー一点豪華主義システムとして
十分にありだと感じました。

より現実的な DALI Zensor1 定価 47,304円(税込)でも試聴しましたが、弾けるような元気の良い音でスピーカーを完全に
ドライブしていました。
入門用、セカンドシステム用として、文句なしにおすすめできる楽しいセットです。

通信販売コーナーにも掲載しました。

AM10 には特製RCAケーブルサービスいたします。
CD10 にはめがね→3Pインレット変換アダプターと電源ケーブルをサービスいたします。
AM10とCD10にDALI Zensor1-ref を組み合わせたセットも作りました。