注目製品 販売開始
sa2.0発売記念 ソウルノート製RCAケーブルプレゼント中
(ソウルノート製品の内部配線の一部に使われているケーブルです。音はかなり良いです。)
http://www.kcsr.co.jp/soulnote/new/index.html
SoulNote sa2.0 定価 126,000円(税込)
sa2.0 パワーアンプ 実力と性格
9月22日(月)更新 吉田
sa2.0に最近実験中の光ボリュームをバラックで組み立てて試聴してみた。
まずsa2.0のノーマル入力でボリュームを前回にする。
ボリュームの良さもあるが、本当に微少な音からハイパワーまで音痩せせずに
見事な出来である。
20万から40万ペアくらいの、小型2ウェイやちょっとしたトールボーイを鳴らすには非常に
良いアンプである。
ただ、最初の下記インプレションで「SP25でも物足りないとさえいえそうな、ドライブ力である。」と
岡島が書いているが、これはちょっと褒めすぎだと思う。
もちろんSP25でも非常に綺麗に鳴ってくれくれるが、SP25の低域をしっかりグリップするには
もうひとつ物足りない。
やはりこのクラスを無理に鳴らすよりは、実際にはFOCUS220くらいまでのスピーカーを想定した方が
間違いはない。
(FOCUS220の方がトールボーイでSP25より難しそうだが、実は遙かに簡単に鳴ってくれる。)
そうすれば、確かに最初のインプレションと同じ印象が得られる。
ハイエンドモデルではウーファーの動きが軽いConfidenceC1の方がSp25よりも鳴りやすいだろう。
次に光ボリュームでダイレクト入力をテストした。
光ボリュームにバッファが内蔵していないので、出力的には15Wくらいになるようだが、
クオリティはノーマル入力時より格段にアップ、同じFOCUSを鳴らしても、本当に同じアンプかと
言うくらい透明度が高い。
細部の表現力も一段上がるし、S/N感が一段また上がる。
かなりの小音量で高精細な音を作ろうと思うと、これはこれで馬力があるとは言えないが、かなり
魅力的な音が出る。
sa1.0をプリにしてグレードアップも手軽だし、単体パワーアンプとしても使い勝手の良い
SOULNOTEの製品らしい元気の良い音が楽しめます。
本日よりご予約開始いたします。お問い合わせください。
8月31日(日)岡島
sa1.0は、普通の音楽鑑賞に充分なパワーを提供する。さてその上でsa2.0の存在意義は
あるのだろうか、そのデザインから考えてみよう。今回はツマミが大きく変更された。
鈴木グループが過去に発表した名パワーアンプPA02を思い出す方も多いだろう。
間違って操作されることのない、パネルに沈み込み、しかも出力レベルが一目でわかる
あの操作系である。つまり煩雑に回すことを前提としていない、パワーアンプなのである。
もちろんセレクターもヘッドフォン出力もない。あるわけがない。純然たるパワーアンプの
風貌なのである。それでも貧乏性の吉田苑は、これにCDPを繋ごうとする。(笑
sa1.0より元気に頼もしく鳴る、元気と言っても腰高ではない。SoulNoteサウンドが炸裂する。
そして素晴らしいS/N比、スピードとエネルギー、エリッククラプトンのギターは弦とピックの当たる
感触さえ伝えてくる。SP25でも物足りないとさえいえそうな、ドライブ力である。
こういう使い方をする場合は、ノーマル入力を使用する。
sa1.0をプリとして接続する、この場合、ダイレクト接続を選ぶと、sa1.0のバッファーを介して
素性の良いsa2.0のパワーアンプが実力を発揮する。何よりも4Ωの出力が保証されているので
Dynaudioを元とする低インピーダンスのスピーカーも安心してドライブすることが出来る。
どのくらいの効果を期待できるのか不明だが、例えば、プリ出力をそのままにsa1.0のSp出力を
使えばバイアンプ、バイワイアリングも、いや、パワーアンプ出力は2個あるので、2台のsa2.0を
用意すればトリプルアンプ、トリプルワイアリングまで可能だ。ここにいたって、sa1.0の多機能が
目を引く。
つまり、多機能なsa1.0を前提とした、純粋なパワーアンプ、まさにお互いを補完しあう、祝福された
ペアという構図が見えてくる。
セパレートアンプは、高級品だからと勝手に、しかもむやみに価格を上げてしまった、
このようなオーディオ的な楽しみを、ユーザーから奪ってしまったようだ。
もう一度、セパレート故の楽しみを思い出すには大変手頃で、先ほど述べたむやみに価格が
上がってしまったセパレートよりも素性の良さを感じさせてくれるうれしい新製品である。