SOULNOTE sa1.0 HPアンプとしての実力は?
トランジスタで10W!!??
拡張性も豊富な、マルチパーパスプリメインアンプ。注目の一台です。
好評発売中! SOULNOTE 新製品 プリメインアンプ sa1.0 定価108,000円 生産完了 メーカー発表資料(PDF) |
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ちょっといじれば簡単に100や200出せる、トランジスタアンプの世界に何を今更10W?。頭をひねるプリメインアンプ
の登場です。いや製作者がプリメインアンプだといっているだけでヘッドフォンアンプみたいです。
きっとヘッドフォンをドライブするために作ったのでは無いかとにらんでます。
ヘッドフォンでは持て余すほどの大出力、ひょっとしたらとスピーカーに繋いでみたら、唖然とするほどのスピード、
直線性。作った本人がびっくりして(笑 急遽、プリメインと言い始めたのかもしれません。(違う! 鈴木談)
SP25が鳴らないわけでも無く、いや十分に違った魅力を引き出してくれました。スピードが速いんです。
圧巻はsm1.0を鳴らした時、小出力アンプの優位性、複雑な回路を使わないフルレンジの相性の良さが爆発します。
わずかな信号に立ち上がるコンプライアンスの高さが音楽の楽しさを思い出させてくれます。
4722(レンズ)では、わずかにスピードが落ちますが、ワイドレンジで緻密な表現力が魅力です。
つい10Wということを忘れてしまいます。5坪以内、小型システムだったら
その中枢を立派に果たしてくれるでしょう。
同じアンプでスピーカー、ヘッドフォンをドライブしますから、両方一度にはなりません。
ヘッドフォンジャックに差し込むとスピーカー出力は切れます。
普通のプリメインアンプの場合ヘッドフォンアンプをおまけで別につけている場合が多いのです、
だからスピーカーから出ている音とヘッドフォンから出てくる音は違っていても当然なわけですが。
sa1.0は、密度の高い同じアンプでスピーカーもヘッドフォンも鳴らそうとするわけです。
さて、オーディオライフも長くなり、低能率なスピーカーに買い換えたり、やリスニングルームを拡大した場合もsa1.0には
更なる秘密が隠されていました。下の写真右側に注目です、なんとプリアンプ出力が二つ、そうです、パワーアンプの買い足し
まで考慮されています。
音楽ファンで幸せになるか、オーディオマニアの不幸せを甘んじて受けたいのか決心がつかない方には嬉しい選択肢が
できました。
次回より一月かけてヘッドホンアンプとしての実力、プリアンプとしての実力をじっくり検証、掲載していきます。
ヘッドフォン試聴記by吉田
7/30 更新
最近のプリメインアンプのヘッドフォン出力はスピーカー出力とは別回路で、ICチップ1個だけで済ませた
ような簡易的な物がほとんどを占めている中、このsa1.0はパワーアンプ出力をそのままヘッドフォン出力
としています。
そのため、sa1.0のヘッドフォン出力の実力を知る意味でメーカーにヘッドホンの貸し出し依頼をし、
SONY、KOSS、beyerdainamicの三メーカーの商品を試聴した。
すべてsa1.0との相性を書いたもので、他のアンプでは同様の評価になるとは限りません。
SONY
*MDR-CD900ST 立ち上がりは今回試聴した三社のヘッドホンの中では最も速く、分解能は一番出ていた。
やや高域にシフトした音で、低域はタイトでやや控えめ、階調もはっきり聞こえソフトの細部まで分かりやすかった。
録音の質も非常にはっきり出してくるし、質の悪いソフトはすぐ分かる。
曖昧さは少ないので、ソフトの良し悪しは明確に出る。
KOSS
*PRO4/AA 大昔からあるKOSSの代表的なモニターヘッドホン。
中低域方向にエネルギーがシフトしている。高域はナローで少し足りず、抜けないのですっきりとした
感じにならない。解像度も中よりもやや落ちる。音量を上げた場合には煩さが無いことがメリットにも。
*PRO4/AAAT PRO4/AAよりもややワイドレンジになり、解像度も上がるが立ち上がりがやや鈍い感じ。
高域の抜けもPRO4/AAよりもよくなるものの、MDR-CD900STと比べるとこもった感じに聞こえる。
Beyerdynamic
*DT250 ローコストモデルだが、帯域バランスは良好でややかまぼこ型、解像度は普通、強調された
音域は無いので聴きやすい。
*DT770 帯域バランスはあまり良くない。山谷が激しく、DT250より上位のモデルなのだが、解像度も悪く
いまひとつ。
*DT860 スピーカーで言えばsm2.0的な音の出方で、モニター的で解像度も高く立ち上がりも
速い。MDR-CD900STに比べると低域方向に厚みがあり、録音の質感を出して来るところも似ているが、
やや低域方向の量感が多い分ある分聞き易くはなっている。
*DT880Pro 帯域バランスが良好で、レンジも広く適度に中音域の厚みもある。
立ち上がり、解像度ではDT860、MDR-CD900STよりもやや劣る感もあるが、落ち着いて聴ける音なので、
扱いやすい、厳しさは無い。
今回とは別機種、別メーカーの試聴記も予定しております。
乞うご期待!!
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6月11日(月曜日)
SOUL NOTE の鈴木氏が本日新商品を持って遊びに来てくれました。
吉田は最初ヘッドホンアンプだろと言ってましたが、
鈴木氏はプリメインアンプと言い張って聞かない。
とは言え今日、持ってきてくれた物は結局小出力プリメインアンプという
位置づけに落ち着きました。
10W+10Wの出力という、現代トランジスターアンプとしては異例とも言える小出力設計で、
ヘッドフォンアンプやプリアンプとしても使用出来る優れものです。
実際に音を出してみました。使用機材は
CDプレーヤー hina HC07
アンプ SOUL NOTE sa1.0
スピーカー SOUL NOTE sm1.0
普通の家庭で使用する音量で視聴してみました。
音がスゥーと、なんのストレスも無く出てきます。
特に細かい音のリニアリティは抜群に良く、弦楽器の余韻や、
ピアノのペダルの操作音等がリアルに再現されます。
さらにボリュームを絞って深夜の集合住宅レベルの極小音量で再生してみました。
驚くべき事にここまで絞っても音が潰れたり、空間が狭くなったりしません。
sm1.0のリニアリティーの良さもありますが、このアンプ以外では再現出来ない世界だと思います。
普通の方が自宅で現実的な音量で音楽を楽しむには十二分な能力を持った
お勧め出来るアンプになりそうです。
ただし、極端に低能率、低インピーダンスなスピーカーと組み合わせる事は
お勧めしません。
実験的にDYNAUDIO FOCUS110 (4Ω 85dB) を鳴らしてみましたが、現実的な音量
では問題なく鳴っていました。音質的にもDYNAUDIOのツィーターの良さが際立つ
大変魅力的な再生音でした。
普通に音楽を楽しむには十分かも知れません。
それからこれに合わせたCDプレーヤーも企画中で、例によって来年のいつになるかは
分かりませんが、出そうと努力はしているようです。
フロントパネルはdc1.0等と同じ物を流用しているようです。 このモデルはプロトタイプのためデザインは変更されます。 ヘッドフォン用のジャックが2箇所ありますが、製品版は1箇所 になる予定です。 |
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奥行きは20センチしかありません。 見慣れるまでは違和感があります・・・ |
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バックパネルも大きく変更されるようです。 バランス入力1系統、ライン入力3系統、プリアウト2系統、の予定です。 バランススルーアウトは廃止されます。 |
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左から電源トランス、電源部、放熱板を挟んでパワーアンプ部 右端がプリ部になります。 全てが1枚の基板にレイアウトされていますから、無駄な配線等が無く 大変シンプルに設計されています。 パワートランジスターは、通常ドライバー段で使用する小型の物を 使用しています。そのため、大出力は取り出せませんが小音量域の リニアリティー、スピードは大型トランジスターでは困難な領域です。 |
ライン入力も十分、左にはお約束のXLR、インプットゲインはda1.0譲りの使い勝手の良さを保証しています。PRE OUTの文字!?
なんと高性能なプリアンプとしても使用可能。
消費電力も27Wとアナログアンプなのに地球に優しい省電力。