は6畳〜8畳の一般的部屋です。
完全なオーディオルームにするのであれば、家具を廃して吸音・反射パネル等使用すべきですが
生活空間にオーディオセット入れた場合、上記のレイアウトな感じでセッティングしてみると良いかもしれません。


■ スピーカーの位置

図で使われているスピーカーはFOCUS220です。
バックポートバスレフの場合
無責任なことを言えば「部屋の真ん中に置く」位がちょうど良い場合もありますが先ずは壁から可能な限り離してみましょう。その後自分のことも(あるいは家族のことも)考えて押し込んで行きましょう。住環境か音環境かのバランスはご自身の決断です。

■ スピーカー間距離

あまり小さい音量だとそんなに要らないかもしれませんが、スピーカーにもよります、)6畳では120cm 150cmくらいが一般的でしょう。


■ スピーカーの角度

図では当店がよくやる極端な内振りになっています。
正しい振り角というものはありませんのでお好みでどうぞ。

参考までに当店のDYNAUDIOのスピーカーのセッティングではリスニングポイントの少し前面でフォーカスするぐらいの超内振りでセットしています。邪道なセッティングにも思えますが、意外と音場の広さ、音像の輪郭、定在波には効果的なセッティングです。部屋から来る状況をかなり抑えることが出来るので悪環境においても結構立体的な再生を可能にできます。
是非一度試して見る価値はあります。

■ 家具の配置

背の高い家具は平行面部分を大きくとらないのが原則です。
何も置いていない平行面の多い壁は定在波に悩まされるでしょう。
背の高い家具は(たんす、本棚)壁面の平行面を抑えるのに重宝します。

■ 微調整

さて上部右側の空間がなんだか中低域に荒されそうなレイアウトです。
中低域(100Hz±1OCT)を吸収しやすい、ソファ、重ね座布団、大きなぬいぐるみ等を飾ってみましょう。

残響が多いと感じたら、友人に色々部屋のいろいろな部分押さえてもらって反射面を確かめましょう。タペストリ、E.YAZAWAの大きなバスタオル、ルノワール等を架けると抑えられます。
それでもまだ残響がキツイ場合、ガッチリした本棚に本を沢山つめて置いてください。良い吸音材になります。
SPが内振りなのでどの位置でも構いませんが、左右におく場合、対象位置に置くと良いでしょう。

逆に音が篭るようでしたら、床を硬くすると言うのは普通は無理でしょうから
「壁からSPを離す」、「SP足元はスパイクを使う」または「ハード系のインシュレーターを使用」「固めのオーディオボードを使用」等となるでしょうか。