JPLAY 導入編 |
PCオーディオにおける再生ソフトの音質に対する影響力は大変高く、PC本体とほぼ同様の影響力があります。 PCオーディオを生かすも殺すも再生ソフト次第と言っても良いと思います。 現時点での最高音質再生ソフトは「JPLAY」だと思いますが、初期導入からセッティングまでがやや難しく 気軽に始めるには敷居が高いです。 ですが、これほどの高音質再生ソフトがあるのに使わないのはあまりにも勿体ないです。 今回はこの「JPLAY」をたくさんの方に体験していただくために「JPLAY」の導入から 設定までを可能な限り分かりやすく解説させていただきます。 今まで、難しそうだからとチャレンジ出来なかった方もぜひ挑戦してみてください。 新しいオーディオの可能性を感じる事が出来ると思います。 JPLAY導入には大きく分けて2段階ありまして、1段階目までは特に難しくありませんし 2段階目と再生クオリティの差はほとんどありません。 ですので、1段階目で使用するだけであれば特に苦労することもありませんから あえて、2段階目まで行く必要はございません。 まずは、その1段目の導入を行います。 JPLAYを最高音質で導入の際の条件は以下になります。 OS Windows8.1 もしくは Windows10 のPCを持っている。 これだけです。 誤解しないようにしていただきたいのですが、JPLAYは Windows7 でも動作します。 ですが、今回はJPLAYを最高音質で再生する事を目的としておりますので Windows8.1 Windows10 限定で お話しさせていただきます。 JPLAYで再生する場合Windows7よりWindows10の方が高音質です。 Windows8.1をお持ちの方は、Windows10へバージョンアップを行っているでしょうから 以下、Windows10マシン使用との前提で解説させていただきます。 まずは、以下リンク先(JPLAY日本語公式ページ)をご覧ください。 https://www.jplay.info/ JPLAYの購入、設定から疑問解決まで全てがこのサイトから出来るようになっています。 JPLAYの購入はこの日本語公式ページ以外からも可能ですが、日本語での公式サポートを受けることが出来るのは このページから購入した方だけです。 販売価格も同じですので、余程特殊な理由が無い限りここで購入されることをおすすめします。 また、このサイトから購入するとフォーラムから高音質化に関する貴重な情報を得ることが出来るようになり メリットが大きいです。 これは、このサイトから購入した方限定の特典ですので吉田苑で発表することはありません。 効果の大きな音質改善方法が載っていますので、このサイトで購入した方は覗いてみることをおすすめします。 吉田苑はJPLAYを紹介したことによるマージンを一切得ておりません。 単純に音質の良い再生ソフトを紹介しているだけです。 ですので、当店でDACかPCをご購入いただいた方以外へのJPLAYサポートは行っておりません。 当店で機材をご購入いただいた方以外のお客様は、JPLAYの方へ直接お問い合わせください。 それでは、実際にやってみましょう。 JPLAY日本語公式ページの「PCオーディオ経験者・JPLAYユーザー」 をクリックしてください。 次に少し下にスクロールしていただき「お知らせ」をご覧ください。 少し長文ですが重要な項目(フォーラムへの参加方法等)が書いてありますので、一通り目を通してください。 また、ここに書いてあるように正確で確実な情報は全てこの日本語サイト上に掲載されます。 今から私が記載する導入方法も絶対ではありません。 もし、私の記述と日本語サイトの記述に矛盾がある場合は私が間違えているとお考えいただき 日本語サイトの情報を優先してください。 「お知らせ」を読んだら、画面上部まで戻ってください。 一番上部に「JPLAY」「ホーム」「JPLAYとは」等のタグ一覧が並んでいます。 これはクリックしてもリンク先に飛びません。カーソルを合わせると下に文字列が出ますので それをクリックして目的のページへ移動します。 カーソルを「設定マニュアル」へ合わせてください。 下に文字が出ます(プルダウンメニューと言います)ので「(トップ)」をクリックしてください。 設定マニュアル が表示されます。 1~4までありますが、3番と4番は今回行いませんので1番と2番を読んでください。 まずはここの1番 「まずは単体PCでJPLAYminiを動かしてみましょう。」 が目標です。 「準備」「インストール」「単体PCモードでのJPLAY設定」「JPLAY miniを使う」の順番に進めます。 それでは「設定マニュアル」のプルダウンメニューから「準備」をクリックしてください。 専門用語が多く目が回りそうになるかもしれませんが、頑張って全部読んでください。 今は理解出来なくても、PCオーディオを続ける上で必要な情報が記載されています。 なんとなくで良いので、大枠のイメージだけでもつかんでおいてください。 2番の 「USBオーディオ・デバイス: Kernel Streaming対応のものを推奨」 のUSBオーディオデバイスとは USB対応DACの事です。 つまり「Kernel Streaming対応DACを準備してください。」と言うことですね。 Kernel Streaming(カーネルストリーミング、以下KSと略します)とは何だ?という方のために 簡単に説明します。 簡単にするためにイメージ的に分かるように説明しますので、正確ではありません。 正確な情報を知りたい場合は「Kernel Streaming」で検索してください。 Windowsが音を出す際には、音の交通整理をする「カーネルミキサー」という部分を通過します。 この「カーネルミキサー」の音質が悪いため、この機能を使わないで済むように高音質な代わりの物が開発されました。 それが「KS」になります。 同様の機能を持つ物に「ASIO」と「WASAPI」があり、現在普及しているDACは概ねこの3種類のAPI (また専門用語が出ましたね。正確には違いますがアプリケーションと理解してください。) に対応しています。 まれに、「ASIO」だけにしか対応していない等の珍しいモデルもありますので、DAC購入の際は 「KS」対応かどうかをご確認ください。 「準備」ページの要点は以下になります。 Windows10 64bit 推奨 DACは「KS」対応の物を推奨 この2点ですので、まとめると簡単ですね。 次に行きましょう。 「設定マニュアル」プルダウンメニューより「インストール」をクリックしてください。 これからは実際の作業が入りますので、頑張ってください。 まずは1番~5番まで読んでいただき、作業の流れをつかんでください。 今回はお試しと言うことで試用版をインストールしますが、製品版を購入しても工程は同じです。 試用版から製品版へ移行する場合は、5番の行程に従いアンインストール後に製品版をインストールしてください。 1番の「JPLAY試用版」をクリックしてください。 「こちら」よりダウンロードします。の「こちら」をクリックしてインストールを開始します。 |
「保存」をクリックしてください。 |
下部の「ファイルを開く」から「開く」をクリックしてください。 |
「許可する」をクリックしてください。 |
setupJPLAY.exe をダブルクリックしてください。 |
「Next」をクリックしてください。 |
「I accept the agreement」 にチェックを入れてから 「Next」をクリックします。 |
何も触らずに「Next」をクリックしてください。 |
「Optimize JPLAY for ~~~」 にチェックを入れてから「Next」をクリックしてください。 |
「Install」をクリックしてください。 |
「Next」をクリックしてください。 |
「Finish」をクリックすると、PCが再起動されます。 「Finish」をクリックして再起動されるのをお待ちください。 |
これで JPLAY のインストールは完了です。 JPLAYは左下のWindowsマークをクリックすると出てくるリストの「J」の項目に入っています。 |
このままだと不便ですので 「JPLAYmini」と「JPLAYSettings」の2つをドラッグアンドドロップでデスクトップへコピーしましょう。 |
次は動作確認のための設定です。 再度 JPLAY日本語公式ページへ戻り「設定マニュアル」から「単体PCモード」をクリックしてください。 各設定内容が記載してありますので、こちらも一通り目を通してください。 各項目について説明しても良いのですが、長くなりますし音を出すだけの場合は設定値さえ分かれば良いので 今回は設定値のみお伝えします。 PCとお使いのDACは接続してあり、DAC用ドライバーもインストール済みの前提で続けます。 先ほどデスクトップ上に移動した「JPLAYSettings」をダブルクリックしてください。 設定画面が表示されますので、まずは下記画像と同様の設定をお願いします。 最初に設定を変更する部分は一番上の「Playing via」だけです。 「KS」対応DACを接続してあれば、ここに「KS:お使いのDACもしくはメーカー名」が出るまで 下記画像ですと「KS:iFi(by AMR)HD USB Audio」の部分をクリックしてください。 動作確認のための設定ですので「Playing via」以外は初期設定のままです。 |
「Playing via」の設定が完了したら下部の「OK」をクリックして設定画面を閉じてください。 |
さあ、いよいよ音出しです。 「設定マニュアル」から「JPLAYmini」をクリックしてください。 再生方法が書いてありますので、読んでおいてください。 要点は以下になります。 mp3 は再生出来ません。 聞きたい曲をコピー(右クリックしてコピー)する。 スペースキーで再生開始、もう一度スペースキーを押すと次の曲へ 「M」で停止 「Enter」で一時停止 聞きたい曲をコピーする際はフォルダーごとでも、複数選択でも可能です。 では実際に再生してみましょう。 デスクトップ上にコピーした「JPLAYmini」をダブルクリックします。 |
味気ない画面ですが、音質のみを追求した優秀な再生ソフトです。 |
次に聞きたい曲を選択します。 お使いのPCやネットワークデータベースから希望の曲を選択してください。 |
今回は 小倉 唯 Baby Sweet Berry Love を選択します。 クリックして反転させたあと右クリックでコピーを選択します。 コピーしたら起動した「JPLAY mini」をクリックしてアクティブにしてからスペースキーを押します。 |
数秒の読み込み後に再生が始まります。 もし音が出ない場合は「JPLAYSettings」を確認して「Playing via」欄にお使いのDACが設定されているかを再度確認してください。 きちんと設定されたWindows10マシンならば、これで音が出るはずです。 |
1階層下に音源データあればフォルダーごとコピーして、一気に選択する事も可能です。 2階層下の場合は音が出ません。 |
もしくはこのように全選択しても大丈夫です。 |
音が出ることが確認出来ましたね。 では次の段階に進みます。 高音質再生を目指した設定の変更です。 以下は目標とする設定です。 |
動作テスト時との違いは以下の3カ所になります。 左の欄 Engine ULTRAstream 右の欄 DAC Link 170Hz PC Buffer 0.01 seconds |
この設定でもう一度先ほど掛けた曲を再生してみてください。 音が出れば、もう何も心配はいりません。 このまま音楽をお楽しみください。 音が出ない方も相当数いらっしゃる設定ですので、少しずつ設定を変えて音が出る設定を探っていきます。 最も可能性が高いのが DAC Link の設定です。 170Hzで動作するDACはそう多くありませんので、この設定を一段階ずつ下げて音が出るかどうか確認します。 まずは 85Hz それでもダメな場合は 40Hz まで下げてみてください。 40Hzまで下げれば、ほぼ音が出るようになるはずです。 これでも音が出ない場合は次は PC Buffer をあげていきます。 まずは 0.1 seconds で試してください。 ここまでするとほぼ全ての環境で音が出ると思います。 |
今までお使いの再生ソフトと比較試聴してみてください。 大きな音質向上が感じられたのではないでしょうか。 これで第一段階は完了です。 第二段階は少し難しくなりますので、画面にジャケット写真やタイトルが出てこなくても良い場合はこのままで全く問題ございません。 ここから先は利便性と見た目の向上が目的で、音質上のメリットはそれほどありませんので、無理に導入する必要はないと思います。 次回へ続く。 以下、予告です。 |
上記画像のように、普通の再生ソフトと同様の操作感で操作できるようになります。 少し難しいところもありますが頑張りましょう。 JPLAY 導入編後編 |