定格出力 150W+150W(8Ω負荷、1KHz時)
200W+200W(4Ω負荷、1KHz時)
周波数特性 5〜100KHz(+1dB、-3dB)
 金型を変えずに、色だけ変えたのはSX200と同じ手法である。
今回は、ガンメタリックというか、シルバーグレーの精悍な面構えである。
優れた筐体デザインを引き継ぐのはコスト面でもイメージを大事にする上でも大変好感が持てる。カタログ上での変更点に目立つところも無く、更なる回路密集度がを熟成を予想させる。
 音の印象は、SX100の音の延長線上にあり完成度を高めている。
しかし、スピードやエネルギー感滑らかさは完全にクリアしている。
下手に音作りをせずに、サンプリングを上げる手法は、成功している。
11.2MHは、滑らかといえるほど情報量を提供しているしドライバビリティは格違いである。SP25では、不満を感じさせないファントムも大型(例えばテンプテーションやJBLモニター)では若干の線の細さを出してしまうが、 SX300では余裕を残して大きな空気を駆動してしまうのは驚かされる。
 細かい点では、問題の多かったデジタル入力端子の質もかなり改善されている、シンプルな構成の癖の無い音は、半端なDACより薦められる。ただ本当に蒸留水のような、DACの評価に使えるほどの透明感は、面白みが無いかもしれないが、一度は聞く価値がある。
 高級デジタルアンプの最前線はまた一歩進んだと思える。


SM-SX300



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