Dynaudio Excite X12 吉田苑 フルチューンモデル
Excite X12 Oberon
Dynaudioの吉田苑フルチューンモデルです。
Excite X12吉田苑フルチューンバージョン
X12 Oberon
(本体販売終了につき、
X12のチューニングのみ受付ています。)
チューニング費用
84,000円
(税込)
■ オプション
スピーカースタンド (セット販売時特価)
THE BASE mini2 +128,000円
スピーカーターミナル
WBT-0710(Ag)銀 +30,000円
WBT-0710(Cu)銅 +20,000円
H25.3.22
Oberonシリーズ4弾、Excite X12 Oberonの登場です。
Dynaudioのこのサイズの小型機は、過去にContour1.1、FOCUS110と、非常に日本の家庭環境には使いやすいモデルがありましたが、生産完了してしまいました。
現在お勧めできそうなモデルとしては、ExciteX12のみとなっています。
ただExciteX12が、いくら初期型より良くなったと言っても、やはりかつてのFOCUS110の下位モデルのイメージが強く、それではFOCUS160まで一気にと言えば、FOCUS160ではややサイズが大きく、価格も上がる為、もう少しコンパクトで良い音をと言うご要望も多くいただきましたので、今回ExciteX12をOberon化する事にいたしました。
チューニングメニュー
は過去のFOCUSシリーズのOberon化とほぼ同じですが、
今回も試聴に試聴を重ねExciteX12に吉田苑流のファインチューニングを施しております。
目指したのは、FOCUS110以上の低域のレスポンス、躍動感。
上級機に負けないバランスの良さ鳴りの良さに加え中高域の透明度です。
結果手に入れたものは、それ以上と言っていいでしょう。
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改造その1 : ツイーターボード交換
旧Contour時代からレギュラー改造メニューで行っているA7075ツイーターボード交換、ユニットのパッキン外し、低域の制動・高域の透明感を徹底的に上げています。。
Excite X12 Oberon用
専用A7075ジュラルミンボード
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改造その2 : リアにあるバスレフダクトの鳴き止め。
バスレフダクトを一旦取り外し、高分子系振動吸収素材と鉛シートによるバスレフダクトの鳴きを止めています。ダクト鳴きによる低域方向のよごれを取り除いています。
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改造その3 : ネットワーク
次はクロスオーバーネットワークの見直しです。
パーツを一点一点見直し、特に音に関して大きな影響が出ると考えられる部品は良質な部品を使用しました。旧Oberonシリーズ同様、低域側に関してはあまり変化がありませんが、高域側は明確に中高域の透明度が上がり、音全体の見晴らしが更に良くなっています。
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改造その4 : ツィーターのバックチェンバーの鳴き止め。
意外なところですが、バックチェンバーからの内部の音漏れの防止にもなっています。
特殊な鳴き止め材によりツィーターのバックチェンバーの鳴き止めと音漏れを同時に防止しています。
これにより高域の歪み感が抜け、艶と伸びのある高域を実現しています。
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改造その5 : ダイレクト接点 (全機種)
内部配線とユニットはコネクターを介して接続されていますが、僅かでもダイレクト化する為に
コネクターを外し、直接ユニットにハンダ付けしました。
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改造その6 : バックボード交換 (全機種)
FOCUSシリーズに限らず最近のディナウディオのバックパネルはプラスティック製です。(なんとサファイヤもFOCUSのバックプレートと同じです。)
やはりこの部分の鳴きが気になりました。
そこでA7075で剛性アップと鳴き防止の目的でバックパネルを作成しました。
これが効果ありました。特にS/Nが向上し、キツさがとれた落ち着いた音になります。
純正バックパネル
Oberonバックパネル
(オプションのWBT装着時)
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改造その7 : 吸音材
最後に1〜6のチューンを行ったことで、バランスをとる為に吸音材の量も再調整。
ヒアリングで絶妙なバランスになるよう調整しています。
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オプション : WBT社製スピーカーターミナル
純正スピーカーターミナルの透明プラスティックカバーも少し気に入らないので変更してみました。
WBT製ターミナルに変更することにより、コンタクト面同士で発生する不要共振を排除。
実際、音を聴いてみても奥行き感が出たりレンジ感があがったりと、かなり効果があります。
また、銀製ターミナルの場合、華やか音をお楽しみ頂けます。
WBT nextgen WBT-0710(Ag銀)とWBT-0710(Cu銅)を御選択頂けます。見えないオシャレ、使い勝手の気持よさを含めてお勧めです。
(その他のモデルのWBTターミナルも変更可能ですので他モデルを選択されたい場合、ご相談下さい)
*今回のExcite X12 Oberonの発売を機に、旧FOCUS110、140、220、220mk2のOberon化を再開いたします。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。