2016年8月新製品
Fundamental Monitor Speaker SM10Z
メーカー希望小売価格 194,400円(1ペア税込)
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SM10の進化系Zが登場!より上級モデルのRM10に近づいた。
夏場ネタ切れの感が強かった吉田苑ですが、久しぶりにFundamentalの新型SM10Zが入荷しました。
シリアルNo1608000(2016年8月0号機)量産モデルですが、何故か0号機です。
さて旧SM10からZへの変更点ですが、過渡特性の良い新ネットワーク、RM10同様、低(定)インピーダンスのロジウムメッキスピーカー端子、RM10同様のアルミ削り出しターミナルボード、今回のターミナルボードの使用で変化したエンクロージャーの内容積の最適化となっています。
特に旧SM10でも十分な音質だと思いますが、より細かく部品に拘った製品となっています。
いよいよ試聴ですが、相変わらずと言っていいでしょう。
RM10同様、上手く鳴り始めるまでお時間がかかります。最初の数時間まともに鳴らず壊れてるるのかと思うほどです。何を聴いても変な音です、得意なはずのギターも変ですし声も変です。中域に変な音が乗ってしまいます。それでも少しずつまとまりも出てきたのですが、鳴らし始めてその日の内には無理の様です。
初日ホームページを書くのを諦めて数日鳴らしこんでの試聴となりました。
鳴らし始めて4日めくらいからかなり良くなり始めてきました。
中域のもやもやも取れて随分スッキリしてきました。旧SM10よりも上下、特に下のレンジが出てきました。
上の抜けも当初からは随分よくなって、明らかにSM10よりもレンジの拡大が感じられます。
上位モデルのRM10に近いレンジ感になっています。
音の出方もよりRM10に近くなり、3次元的な音場も広くなりましたし静寂感も更に出るようになりました。
全体的にクールな鳴り方ですが、モニターとしての完成度は高くなっています。
このSM10Zは攻める感じもありながら緻密な感じも兼ね備えたスピーカーです。
DynaudioのEcciteX14やX18の様に中庸でバランスの取れたスピーカーも魅力的ですが、攻めのスピーカーも聴いてて楽しいです。
*旧SM10からSM10Zへのバージョンアップも当店で承ります。(2016年期間限定)
費用は43,200円(ペア税込/工賃込)です。詳細はメールにてお問い合わせください。
常時店頭でご試聴可能です。
是非、機会がございましたら、ご自分の耳で確認してみてください。
ご来店お待ちしております。
再生音を、試聴位置に設置した「TASCAM DR-40」で録音しております。
SM10Z.wav へのリンク
使用機材
CDT: PS Audio PerfectWave Transport
DAC: PS Audio NuWave DSD
AMP: Nmode X-PM100
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SM10Z スペック
インピーダンス:8Ω
能率:88dB
定格入力:25W
最大入力:40W
周波数特性:39Hz〜25KHz(±6dB)
質量:4.2kg
サイズ:W175XH268XD270mm |
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