生を楽しくする行動なんですね。 僅かな差異をあげつらいけなしていった時、あ、これってオーディオがまだ全盛だったころやってた楽しみじゃんと思 いました。これも喫茶という楽しみを余計なことをして次ぎに買うお茶が異常な価格になり、果たして個人の生活を更 なる貧窮へ追い詰める結果になるわけです。しかしながら、お茶は単品、せいぜい菓子を考える程度。ワインだった ら食い物と相性がちょこっと有るレベル。オーディオは最低でも空気振動器、エネルギー変換増幅機、そしてメディア 再生機の三つが必要で、しかもそれぞれ相性が。。。これがマルチアンプ、マルチスピーカーになると。。。 は全身黒のヘアラインに変更されたのと、SX100よりも若干だが奥行きが深くなっている。仕様は今後発売されるAV プリの絡みでシンクロスイッチが付いた。このスイッチを切り替えることで、AVと質を落とさず2chのアンプとして SX200単体での使用がすぐに出来るように切り替えられる。AVと兼用すると2chの音が悪くなり、使用が出来ず分離 しているマニアも多いが、このシステムなら高度のAVと従来のステレオ再生が兼用できるメリットがある。最もAVで 使用する場合、SX200を3台とAVプリ、今後出てくるコンパチブルプレーヤー で600万位にはなるそうなので、いった い誰が買うのか考えてはしまうが。 大きく上回りはっきり言ってかなりいい出来になっている。SX100が出たときに感じた、正確な音と浮かび上がる様に 定位しながら音が飛んでくるあの印象はそのままだが、更に増した厚みとSX100よりも格段に上がった低域の音切 れの良さ、スピード感といい、サンプリングが2.8Mhzから5.6Mhzに変更されたのが、別のアンプかと思うほど効いて いる。 今年の4月にもSX100を5.6Mhzにしたプロトタイプを聴いているが、その時よりも 随分進化した感じ。ともかく全 帯域の自然さと開放感もすごく良いし、しっかりドライブしていて、DYNAUDIO TEMPTATIONが朗々と鳴る。 SX100 の時は正確さと自然さは優れていたが、アナログアンプのFMアコースティックのような厚みが今ひとつ足りず、クロッ ク交換して精度を上げ厚みや情報量を増していた。しかしSX200はもうクロックは必要ないと思えるくらいの完成度の 高い音である。SX200を持って来られたシャープの布村さんも私に「マスタークロックが要らないでしょう。」そう言って いたが、私はこのアンプのクロックを変えると、どのくらい怖い音になるのかに逆に関心を持ってしまった。ボリューム 音量の上げ下げの滑らかさも従来のSX100同様で、かなりの小音量から左右の誤差も無いし使い勝手は良い。欲を 言えばリモコンが欲しいところだが、2chのアンプとして使用する場合、どうしても 音質上今のボリュームでなければ 駄目という事でSX100と同じボリュームに落ち着いた ようである。 確かにリモコンは欲しいのだが、この音を聴くと納 得という感じである。肝心の発売予定だが、受注受付は12月よりとの事。正確な価格は未定だが150万円くらいの 予定で、早めの受注に対しては年内何とか間に合わせたいとの事。従来のSX100も併売でSX100を持っている方に は5.6Mhzのバージョンアップも来年から行う予定だそうだ。 いい新型アンプが出てくるのは、非常に良い事だし、他のメーカーにももっとがんばって欲しい。 -- -- に関してのコメントも少し混ぜて書く事にする。 まず使用してみてよく分かったのはPA01、02供に、ケーブルに関して は非常に相性が厳しい。テストしていると高級ケーブルで使えないものが続出。 鈴木氏の話でも、開発している時に 内部配線を縒ったものをラインで使用しているし、スピーカーケーブルも簡単な縒線のものをしている。 ケーブルの構 造がシンプルなほど結果が良いというのが彼(製作者)の言。 実際店頭でも同じケーブルでも試してみたが、無難に このアンプの特徴を出していた。 電源ケーブルも同様で、下手なものよりも付属ケーブルの方が良かったりするので 注意が必要。 考え方によってはケーブル関係にお金のかからない、リーズナブルな商品と言える。 ケーブルを実験 していて面白かったのは、当社がお勧めしているAC DESGIN(以下AC)Conclusionライン、WTCスピーカーケーブル がシングルではボケて使い物にならなかった事で、これはACのアースの取り方が特殊で、この辺に関係があると思 う。 ただ二台使用のBTLではACの各ケーブルの良さもしっかり出たので、ACを使うならバランスのBTLに限る事であ る。 他のケーブルを使用する場合もできるだけ凝った構造のケーブルは避けた方が 無難なようである。 ピードが若干だが中高域より後れる傾向が見られる。 小型のハイインピーダンス2ウェイモデルや軽めのウーファー のスピーカー、フルレンジでは気になる程では無いが、もう少し低域のスピードが欲しい。ベースラインやドラムが量 感的に少し物足りない。 最も一般的なこのクラスのアンプからすれば、格段に高域方向の抜けも良く、小気味よい。 それからギターやボーカル等の楽器の突き抜けるような音の伸びと、ぱっと散るような生っぽい音場の広さは独特 で、01、02供に共通。これは国内外通してもなかなか見当たらない音と言えるし、何より聴いて楽しいアンプであ る。 スピードもシャープまでは無いにしても、私の知る限りアナログアンプではFMやスペクトラルに匹敵するスピード と言える。 ダイナミックレンジも非常に広く、聴感上のS/Nも非常に高い。 他社の同クラスやP?シリーズとはS/Nだ け取ってもえらい違いである。 問題のPA01の低域に関してはスピーカーケーブルを極力短く使えばかなり改善され るので、一般的な小型スピーカーやMZ-S01、CONTOUR1.3SEを限られたスペースで使用するには問題無い。 ドがあり01と同じ。基本的に同じ音調ながら一台でも不満は出ない。 ベースやドラムもしっかり出ているし、これ一台 で十分なパフォーマンスがある。 しかし、こちらもシングルで使用した場合、MZ-S01クラスやCONTOUR1.3SEは十 分だが、当社の現在のリファレンスであるEVIDENCE TEMPTATIONを使用すると、全体としてはPA01程では無いに しても、まだ少し軽めの音になってしまうのが残念。 最もこのクラスのスピーカーにPA02をシングルで合わせる事は 無いとは思うが。 接続)はシングル時の欠点をかなり克服してしまう。 スピーカーに対してアースフローになるBTLの良さを確認でき る。 低域もカチッと締まりベースやドラムの音もしっかり出てくる、階調も良く分かる。 EVIDENCE TEMPTATIONは無 理にしてもCONTOUR1.3SEや3.0クラスは大丈夫で、しっかりした音が出てくる。 PA02のBTLではEVIDENCE TEMPTATIONもしっかりドライブしてしまうし、この価格で購入できるアンプとしては相当なドライブ能力と言っていい だろう。 こうなるとPA02一台かPA01二台か価格が近いだけに相当悩ましいレベルになる。 今後の発展性とスピー カーによる使い分けがいいかも知れない。もちろんPA01のシングルでも相当お買い得な音質のアンプであることは間 違い無いので念のため。 に貸し出しも行っているのでご希望の方はお気軽にご相談ください。 聴会を行うのだが、ここで更にPA01と02をパワーアップする為の強力なプリアンプのプロトタイプの試聴も行う予定で ある。これでPA01、02がどう化けるかが更なる楽しみである。 お近くでお時間がある方は是非ご来店ください。 に店頭でようやくテスト。近々アップ、こちらもご期待ください。 JABに挿げる た。それは木の床にベタで置かれていた。セッティングと言うにはあまりにも無造作に、壁からの距離も20センチあま り。狭い。それらがどのような音で歌ったかはもう知る由もない。聞きたかった。主の穏やかな顔と、言葉を選ぶゆっく りとしたおしゃべり。多分そのバックに、彼らは朗々と、あるいはひっそりと歌っていただろう。趣味の事になると興が のり、少し早口になる。コーヒーにもカメラにも人生を楽しむための物。ライツのM3は、氏の丸い手に馴染んでいただ ろう。晩年手に入れたM3、その付き合いの短さを覚えない長年の撮影行を共にしてきたかのような貫禄で辺りをはら っていた。 の商品に過ぎない彼らに詩を作り続けた、死の直前まで。ステレオサウンド誌はあたかも彼の詩集のようだった。や や感傷的に過ぎる文体に技術論を裏打ちし、オーディオの特殊性を文章にし得た。いや、レンズの味、シャッターリリ ースの落ち等機械が絡んだ文章は、高いデザインセンス、博覧強記の技術歴史細部にまで及ぶ機能の理解で語り 尽くされていた。技術と感性の狭間に住んでいた巨人。瀬川冬樹はそんな人であった。 た。大学2年の時その店を知り、3年の頃には京都大阪のジャズ喫茶を回り結局シアンクレールや十字屋、ビッグボ ーイにも心惹かれず奇しくも店名の音が似ていたザボにちょっと感動し、福岡に帰ってきてあの丸い確信に溢れた顔 を見ると「やっぱここの音だよねぇ」と安っぽいTVCMで使われたコピーのようなせりふを吐き、ジャズ喫茶とは思えな いちゃんと香るのコーヒーに我が身を休めた物だった。まだオーディオ担当者だった頃、ポケットに純銀のリードを隠し て「マスター音がちょいと濁り始めてる」なぞとシェルを借りてこっそり標準の貧しいリードと取り替え、びっくりさせて オーディオ担当者様の偉大なる力(本当はリード線の力)を認めさせてやろうと画策するも、びっくりしたのは当方。な んにも音が変わらない!?よくよく聞いてみると、更に驚いた。なんとSPコードは5C2V内外線ひっくるめて2本つな ぎ。あんたコンデンサー効果を知らないの?プリとパワーの接続になんと1500ミリ貧相コード、なにをかいわんやであ る。ところが穏やかな悪意に満ちたその笑顔が長口上。色々やってこれにしたとの由。結局彼の求めた音はJBLで はなかった。JBLで彼の音を作ったに過ぎない。私の嫌いなアンプがそこでは私の心休まる音でなっている。吉田苑 が勧めるHispeedの絶対値と同等の極北がある。 CDMシリーズの上級機として登場。 と思う。低域は欲張らず、中低域に比べると量的には多くなく程々といった感じで、バスレフ臭さも無いので鳴ってい る感じは良い。従来のこのシリーズの中ではちょっと違う感じで、JAZZやロックの元気の良い音楽を聴いても違和感 ない音に仕上がっているのが特徴。逆にすっきりくっきりしている分、空気感や雰囲気は希薄になるので、聴くものに よってはシステムの中で調整する必要があると思うが、B&Wとしては比較的良く出来たスピーカー。鳴らし易く一般 的に分かり易い音なので、これを機会にこの路線に変わって行くのだろうか? る。10cmのアルミダイキャストフレームにパルウコーンウーファー、高性能なドームツィーターの組み合わせたバスレ フ型。防磁設計で大変コンパクトにまとめられ、見た目にも綺麗で使い勝手の良いスピーカーに出来ている。音の方 はこのサイズからは想像できないレンジと立ち上がりの速い小気味良い音が聴ける。高域も良く伸びているし、低域 もサイズからしてはがんばっているが、ちょっと欲張りすぎか。その分中域に若干薄い部分があるのだが、曲による ので実際には殆ど気にならない。歪み感も少なく、ユニットが良いのか小音量でもエネルギーが落ちずに空気感や 雰囲気も十分伝わる。このクラスの小型スピーカーとしては、入門用や小さなサブシステムを組むには合わせやすく よく出来た商品。 型と言うよりは中型に近いサイズのスピーカー。デザインも今風ではなくエレクトロボイスを思い出すオーソドックスな 雰囲気で、ツィーターもウーファーこれも今時国内メーカーでは珍しい紙コーンを使用。バッフルは24mm厚のMDFで、 ツィーターはバッフル面より奥に配置されウーファーとの立ち上がりの時間軸を合わせたリニアフェーズ構造で、位相 も良く揃っている。防磁型で置き方は縦置き横置きリバーシブルに使え、天井吊り下げにも別売り金具で対応する。 紙コーンを上下に使っているせいか、乾いた感じで一種聴き馴染んだ懐かしい音で、かつてのJBLの4301や4311の 様な小型でも鳴りの良かった頃の、開放的な雰囲気を思い出してしまう今時珍しい音の鳴るスピーカー。今の20代く らいの方はあまり聴いた事が無い音かもしれない。音の繋がりも良くフルレンジ的なのだが、このサイズからみると 本格的で厚みのある音。特に中域、中低域の躍動感や楽器の質感もそれっぽくて、ライブやアコースティク物にはこ のクラスとしてはめっぽう強い。聴いていて楽しいスピーカーで変な癖や脚色も無いので、機器や楽器のモニターとし て使用するのもいいかもしれない。価格が安く見た目や作りよりも音のみの実質主義的なスピーカーで、作り的にス ピーカーターミナルが押し込み式になっている等嫌な部分もあるが、実売が一本3万そこそこのスピーカーなので改 造するなり手を入れるなりして、ベースにして自分なりに遊んでみるにも手頃なスピーカーだと思う。 聴版がある分、クラシック、 ジャズ、ポピュラーと続けて試聴。取ってつけたような高域。SACDだから高域を強調した い気持ちも分かるが、聴いていてわざとらしく、バランスが悪い。何を聴いてもうるさく感じられる。これがSACDの音 か?と思うと正直なところがっかりである。これはソフトの方にも問題が多いと思うが、それにしても今一歩である。SA -14を聴きながら、SACDに関してはまだSONYのDVP-S900ESの方が鳴り方はましだな、と思った次第である。 再生を行ってみると、これは非常によく出来ているのである。CDを聴きながら、これが悲惨なSACDの音を聴かせた 機種と同一とは思えないほどの音がする。中低域にもしっかりとした張りがあるし、躍動感もエネルギー感も見通しも 悪くない。難を言えば、高域に若干のうるささは感じるが十分楽しめる音で、ケーブルやセッティング、クロック(まだ 搭載可能か確認してないが)等他の部分で改善できそうである。CDとしてはPHILIPSの旧LHHといい勝負が出来る だけのポテンシャルが確認できた。クロックを載せ変えてみたい機種である。 聴いてびっくりである。1.3SEがちゃんと鳴るのである。それもその辺の国産10万クラスのメジャーなアナログアンプよ りよほどしっかり鳴るのである。 もとがミニコンだけに、低域は量が若干多めで少し派手なチューニングだが、低域の 制 動も良く効いている。欲を言えばもう少し中域の分離が欲しいが、価格からして文句は言えない。 内蔵のCDとの 相性も含めて、一般的にはこれでも十分過ぎるくらいの音ではある。 両機種とも外部入力も装備しているので、試し にDR-17-XOを繋いで試聴してみ たが、ちゃんとCDの音の差も良く出るし、情報量、分離ともCDが良くなった分違 いは出てくる。 CX1とNX10の違いは出力に差がある。音の傾向はどちらも同じだが、音量での 飽和点が違うので大 きく音を出したい場合はNX10の方が有利。 それから、パワーアンプが独立している為、コントロール系とパワーの間 の ラインケーブルを変えて楽しむ事が出来る。 それにしても単品コンポのSM-SX1やSX100ほどは高解像度ではな いし、明 らかにクオリティ差があるがあるのは致し方ないが、国産メジャーどころの10万クラ スのアンプを買う事を考 えれば、このミニコンのアンプ部分の情報量や音離れのよさ は結構魅力的ではないのだろうか。 残念ながら4Ωの スピーカーを繋ぐと音がふやけてしまった。 繋ぎ変えて遊ぶなら6Ω以上のスピーカーを推奨します
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