ASCENT 20
(アセント20)


定価 140,400円(ペア/税込)
販売価格
119,300円(ペア/税込)



仕様
入力:定格入力60W/最大入力90W
周波数特性(Hz):40〜46,000Hz
クロスオーバー周波数(Hz):2,700Hz
音圧レベル(dB/1W/1m):86dB
インピーダンス:4〜8Ω

ユニット構成
ツィーター:25mmALUドームツィーター
ウーファー:135mm Titanium−PP

サイズ(WxHxD):177mmX309mmX270mm
重量:5.15Kg

25mmALUドームツィーター

好評だった、QUADRAL(クアドラル)のROHDIUM20の後継モデルとなります。
前作ROHDIUM20詳しくはこちら。
http://www.yoshidaen.com/rhodium20.html

非常に良い意味で、前作のROHDIUM20を更に進化さたモデルになっています。
ユニットはROHDIUM20と同じと思われますが、キャビネットの作りは前作と変わり、ラウンドを付けたキャビネット構造になっています。これはキャビネット内の輻射を抑え、前面からの音の反射も押さえられますので、音のにじみや定位の向上に効果的な手法です。



ラウンド構造のキャビネット。


アルミ製のスピーカーターミナルカバー

次に概観上で変わったのは、リアのスピーカーターミナルのところです。
前作では通常よく見るプラスチック製のターミナルカバーでしたが、
今回は、アルミのターミナルカバーが使用されています。
これは、当社がDYNAUDIOのFOCUSをOberon化する際にも気をつけた部分ですが、
プラスチックのスピーカーターミナルカバーは、不要共振が大きく、
意外と音に影響の有る部分で、この部分をしっかりしたボードに交換するだけで、
全体のS/Nや音のにじみが変わってきます。
今回この部分がしっかりしてますので、ラウンド構造のキャビネットと相まって、
設計上かなりキャビネットの不要な鳴きに気をつけてるのが分かります。

そして今回大きく変わった部分としては、前作のバイワイヤリング対応のスピーカーターミナルから
シングルワイヤーの普通のターミナルに変わった事です。
ネットワークを設計、組む際に通常はシングルで設計しますが、
昨今の流行で、実際に商品化する際にバイワイヤリング仕様で商品を出す事が各社多いようです。
バイワイヤリングのメリットとしては、高低でケーブルが選べ、ケーブルも組み合わせられる為、
音の変化が楽しめる、聴感上のS/Nが上がった様に聴こえる等のメリットがあります。
デメリットとしては、高低のケーブルが同じ、もしくは違う場合でも位相の整合性がとりにくい。
シングルワイヤーで使う場合に、ジャンパー線やジャンパープレートが必要で、
この部分の質に左右されやすいと言ったデメリットがあります。

ではシングルワイヤーのメリットはと言うと、シンプルなので設計者の音の意図を伝えやすい。
バイワイヤリングの様にケーブル、ジャンパー線、ジャンパープレートによるレンジや位相の変化、
影響を受けにくいといったメリットがあります。

前置きが長くなりましたが、肝心の音質です。
前作以上に高域の伸びが自然で素直です。下から上まで、引っかかりなくスムーズに伸びています。
その為、下から上まで均一な音色感でうるささを全く感じさせません。
RHODIUM20同様おとなしい感じではありますが、ROHODIUM20の少し地味な感じから
ややHOTな温かみのある音になっています。
音数の極端に多いタイプではありませんが、これは、計算された精緻な音作りで、
よく整理されていて必要な音はしっかりと出しながら、
刺激的で聴いてうるさい音は極力出さないように設計されているのがよく分かります。
それでいて、低域が膨らんだりボアついたりもなく、立ち上がりも早くスムーズな音の出方をしますので、
基本設計のしっかりしたスピーカーと言えます。


この価格帯には、競合商品として、当社お奨めのDYNAUDIOのExcite X12もありますが、
Excite X12や上級モデルのFOCUS110辺りと比較しても十分なクオリティを確保されてますし、
前作のROHODIUM20以上に、オーケストラ、弦楽、ボーカルと暖かく気持ちよく聴ける
スピーカーの登場です。



保証の方ですが、日本輸入代理店ネットワークジャパンさんにて1年保証です。
当社の延長保証もお選びいただけます。



好評のCR-N755のシステムコンポセットも
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