hina CDプレーヤー HC07 販売価格 79,800円(税込)
*HC07開発コンセプト
過去に吉田苑が、最も数を販売させていただいたCDプレーヤーは、フィリップスのLHH200R、LHH200RX、LHH-300R
などです。部品供給期間も過ぎて、状態の悪い物は修理出来ない物が出てきました。替わりになる商品が無いのだろうか
とのご要望も多く、安心して使える手頃で音の良いCDプレーヤーということで、最近おなじみのONKYOさんのご協力を得
て試作に入りました。
目標は8万前後を目指して原型を、ONKYOのC-773に決定しました。C-773のオリジナルモデルの音の素性が良く、基本
的な回路構成がC-1VLを継承しHT01シリーズで得たノウハウも導入しやすかったのが理由です。
オリジナルモデルの価格は39,900円(税込)とかなり凝った改造をしても、目標販売金額80,000円を越えることがなさそう
です。
*改造箇所
1.上の写真が真っ先に交換されるパーツ群(後ろの基盤は交換前の状態)です。他にケーブル類などを含めると50品目
近くを換装、見た目は同じでも電気的には別物と言っていいかもしれません。最も多いコンデンサー類は、DACの前、
ピックアップからの信号をいかに低ノイズで送るかを課題に、低インピーダンスでノイズ吸収率の高い物を要所に使用、
その他は一般的な物ですが安定度の高い物に変更しました。
2.ケーブル類もSM-SX10 SEU等で 定評のある通称SE線カプトン皮膜ケー ブルを要所に使用し、情報エネルギーの ロスを防ぎます。 3.更にLCAUDIO社のXO3を搭載。 マスタークロックも旧型ながら定評のある XO3タイプを使用しジッター(歪)を軽減し ました。 4.小さい所ですが、左に見えるメカニズム の下部分、白いフラットケーブルが見えます。 この部分はピックアップの動きに合わせ基盤 に接触した状態でスライドします。 この部分の摩擦を減らし、ピックアップの動き をよりスムーズに行うため、フラットケーブル と基盤の間にテフロンシートを配置しました。 5.電源トランスも点設置で取り付け、 アースポイントも明確にしました。 6.アナログ回路は基盤裏のグランドに特に 注意し、ヒヤリングしながら通称SE線、カプトン 皮膜ケーブルで補強し低インピーダンスとし、 情報量をアップしました。 |
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7.上級機種と比べると機械強度が今ひとつで、重量も軽いため、メカニズム部分の補強、シャーシ補強も兼ね、質量の重い
鉄系合金のT字バーを底面に装着。
その上からおなじみの痛そうなスパイクをつけることによってメカニカルアースの効果を増大させます。音の立ち上がりや低域の
安定感に大きく影響しています。
ステンレススパイクは着脱式になっております。状況によって着脱も可能です。
*音質
昨年の東京OFF会でHT01Ver2.0に比べ厳しいご意見をお寄せくださった方がいらっしゃいました。(笑
結果的にHT01も満足のいく音になり、派生機種としてHC07が出来上がりました。
スタッフ一同感謝をしながらHC07の音質を解説しましょう。
情報量、レンジ感ではやはりHT01Ver2.0+dc1.0には一、二歩譲るかもしれませんが、このクラスとしてはS/N比も高く定位と
空間の表現は大きく改善を見ました。総合的に見て十分に満足の行く仕上がりになりました。
レンジも欲張らなかった分、帯域バランスも扱いやすく、このクラスでは通常出にくい中低域に腰の据わった張りを持たせました。
*hina CDプレーヤー HC07 販売価格79,800円(税込) 販売完了
*L-Clock-XO3レス(非搭載)モデルの販売も可能です。販売価格59,800円(税込) 販売完了
仕様
・周波数特性:4Hz〜20,000Hz
・S/N:106dB ・消費電力:14W
・最大外形寸法:W435xH81xD315mm ・質量5.2Kg
・出力端子:アナログRCAx1、デジタル2(同軸1、光1)
・再生可能ディスク:CD、CD-R/RW、MP3CD
・ACインレット、電源ケーブルの着脱が可能。