こんなん待っとたんよ。
FOCUSシリーズ誕生!
新製品導入から3週間経ちました。
3モデルとも初期のエージングが終わり、ようやくご紹介できるようになりました。
想像以上のパーフォマンスと仕上げです。
*ツィーター 特徴的な各ツィーター左からSP25(比較用)、FOCUS140、 110。真中FOCUS140、220に採用のT-380、SP25やC1と 同じネオジウムが採用されている。 バックチェンバー部は上級モデルと違いプラスティク整形で 簡易化コストダウンされている。 110は52SEと同じ定番D280タイプ。 |
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*ウーファー 上はFOCUS140、220に採用のウーファー17W-75、よりレスポンスを追求した透明の軽量プラスティクを使用した新世代75mmのボイスコイル搭載のウーファー。 ショートストロークでトランジェントの良さはSP25や上級モデルのやConfidenceシリーズでも実証されている。 下はFOCUS110のウーファー15W-75、こちらは定番で定評のあるの75mmアルミボイスコイルを採用。口径の割には巨大なボイスコイルが良く弾む。 |
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*ネットワーク 写真はFOCUS110。 ご存知ネットワークマジック。 このネットワークあっての音作り、2wayとは思えない懲りようである。 良質のパーツとはいえ、もっと単純にして欲しいような気がしないでもない(苦笑)。 旧Contourシリーズと同様に側板の補強も巧みでうまく箱鳴きもコントロールされている。140は110とほぼ同じ構成のネットワーク。220ではウーファーが多い分より補正の大きなネットワークになっている。 |
*背面部 SP端子も大きく扱いやすい。Yラグ、バナナ、裸線にも対応したタイプ。 わずかな傾斜をつけたバスレフポートは各機種同一の設計である。 えらく縦長に見えるのは後ろを絞り込んだエンクロージャー形状の為。 |
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*総評
全機種すばらしいコストパフォーマンスである。
旧コンターシリーズが別名シリーズで発表されたといっていいし、パーツ的にも同等かグレード
アップしているので、事実上の値下げの感覚さえする。
音楽的にも昔のディナウディオに戻った作りで安心して聴けるのがありがたい。
エンクロージャーが外注でちょっと心配していたが、かなりしっかりしていて仕上げも悪くないし、
コスト的に有利になった部分も含め完成度を落とさずに全機種、非常に扱いのいいスピーカーに
仕上がっている。
*FOCUS110 199,500円(税込・ペア)
その小ささから来る確かな定位、コンパクトなウーファーから小気味良い低域が出てきます。
サイズからは意外なほどのダイナミックレンジと帯域の広さは音楽を聴く上で必要にして充分
です。
あのContour1.1の正当な継承モデルと思えまず。
あるいはそれを凌駕するほどの音楽再生力を有します。
ポートも小さいのでセッティングに伴う苦労は少なく、シャープのSM-SX10やHA10で充分歌い
ます。いやONKYOのA-905FXでも調子よく鳴ることには笑ってしまいました。
大変ドライブしやすい、質の高いモデルです。
*FOCUS140 262,500円(税込・ペア)
Dynaudioの得意技17p2way、110と比べても価格差がわずかなのですが、110の小気味
よさとは違い、より正確さと情報量の多さを有したモデルです。
音場も一回り大きく音離れもいい、素直な標準機です。
*FOCUS220 399,000円(税込・ペア)
楽々となる低音が欲しい、スタンドを考慮しなくて良い等、フロアタイプのメリットを充分
感じさせます。サイズの割には鳴らしやすく、このクラスのトールボーイタイプの中でも程よい
量感と膨らまない低域は比較的省スペースの部屋でも強みが発揮されるでしょう。
ニュアンスの細かさは上級機に迫る内容で、新しいユニットの良さが出ています。
位相の良さに加え「FOCUS」(焦点)の名に恥じない作りです。
CONTOUR1.8の再来とも言えます。